都立本所高校に合格したい|偏差値・倍率・内申の目安と通学【江戸川区の中学生向け】

都立本所高校に合格したい|偏差値・倍率・内申の目安と通学【江戸川区の中学生向け】学校別 合格対策

最終更新:2026年9月/倍率は令和8年度(2026年春)の実績です。令和9年度の募集人員は2026年9月時点で未公表です。

結論:本所は「推薦は狭き門、本命は一般の当日点」と考えて準備します

都立本所高校の偏差値の目安は52〜53(民間サイト)です。令和8年度は推薦の応募倍率が2.90倍で、応募した人のおよそ3人に2人は推薦では合格できませんでした。

一般入試の受検倍率は1.40倍です。今からやることは、中3の2学期の評定を1つでも上げることと、5教科の共通問題で取りこぼしを減らすことの2つです。推薦を受ける人も、一般の準備を止めないことが大切です。

都立本所高校は、墨田区向島にある共学の普通科高校です。東京スカイツリーのある押上駅から歩いて通えます。江戸川区の中学校の進路先一覧にも名前がある、隣の区の都立高校です。

この記事では、東京都教育委員会の公表資料と学校の公式情報をもとに、本所高校の倍率・合格の目安・通学・進路状況を整理しました。都立入試の共通のルール(日程・7:3・ESAT-Jのしくみ)は都立高校入試2027の記事にまとめています。

この記事でわかること
  • 本所高校の基本データ(所在地・最寄り駅・募集人員)
  • 令和8年度と令和7年度の倍率(推薦・一般)と、その読み方
  • 偏差値の目安と、7:3で当日点をどう考えるか
  • 江戸川区の中学生にとっての本所高校の位置づけ
  • 学校の特色と、令和7年度卒業生の大学合格実績
  • 中1・中2と中3、それぞれ今やること

都立本所高校はどんな学校?まずは基本データ

本所高校は、墨田区にある全日制・普通科の共学校です。まずは数字と場所を表で確認しましょう。

項目内容
正式名称東京都立本所高等学校(全日制・普通科・共学)
所在地東京都墨田区向島3-37-25
最寄り駅押上駅(半蔵門線・京成線・都営浅草線)徒歩7分/曳舟駅・とうきょうスカイツリー駅(東武線)徒歩10分
都の指定進学指導重点校・特別推進校・推進校には入っていません
募集人員(令和8年度)推薦48人/一般(第一次募集)189人

※出典:東京都立本所高等学校 公式サイト(アクセスマップ)、東京都教育委員会「令和8年度 都立高校入学者選抜 応募状況・受検状況」。令和9年度の募集人員は例年10月下旬ごろに公表されます。

学校は「探究の本所 2030年を見据えた挑戦」というテーマをかかげています。入試問題は都の共通問題で、学校独自の問題(自校作成)はありません。

本所高校の倍率|推薦は約3倍、一般は1.4倍前後

答えから言うと、本所高校は推薦の倍率がとても高く、一般は1.4倍前後で安定しています。2年分を並べると、その特徴がよくわかります。

入試(年度)募集人員応募・受検人員倍率
推薦(令和8年度)48人応募139人応募倍率2.90倍
推薦(令和7年度)48人応募122人2.54倍
一般(令和8年度)189人受検265人受検倍率1.40倍
一般(令和7年度)189人受検276人受検倍率1.46倍

※出典:東京都教育委員会「令和8年度 推薦応募状況(普通科)」「令和8年度・令和7年度 受検状況(普通科)」。令和7年度の推薦は民間サイト(都立高のトリセツ)の前年比の欄による数字です。

推薦:応募者のおよそ3人に2人が不合格になる

令和8年度の推薦は、48人の枠に139人が応募しました。単純に計算すると、合格できるのは応募者のおよそ3人に1人です。前の年の2.54倍から、さらに上がっています。

推薦は学力検査がなく、調査書(内申)と面接・作文などで決まります。本所高校の推薦の配点は、この記事の調査では確認できませんでした。学校の公式サイトに「推薦の各検査の得点分布」の資料があるので、受ける人は必ず目を通してください。

一般:受検者の約7割が合格の枠に入る

一般入試は、令和8年度に189人の枠を265人が受けました。単純計算では、受けた人のおよそ7割が合格の枠に入ります。前の年(1.46倍)とほぼ同じ水準です。

POINT:倍率は「推薦」と「一般」を分けて見る

推薦の2.90倍を見て「本所は難しい」とあきらめる必要はありません。一般の倍率は1.4倍前後です。推薦は「受かればラッキー」、本命は一般と考えて、当日点の準備を続けることが合格への近道です。

合格の目安|偏差値52〜53の位置と、当日点の考え方

本所高校の偏差値の目安は52〜53です。民間の模試・情報サイトによる目安で、サイトによって1〜2ちがいます。

学校所在区偏差値の目安
都立小岩江戸川区50〜51
都立本所墨田区52〜53
都立東江東区53〜54
都立江戸川江戸川区57
都立深川江東区57〜58

※出典:家庭教師のトライ「東京都 高校の偏差値一覧」、みんなの高校情報(区別の高校一覧)。どちらも民間の目安で、年度の表記はありません。模試によって数値は変わります。

内申(調査書点)の目安は、信頼できる出典の数字を確認できなかったため、この記事では書きません。そのかわり、自分の点数がどのくらいになるかを計算する方法を紹介します。

7:3の計算例(1つだけ)

都立の一般入試は、当日の学力検査700点と調査書点300点、ESAT-J(英語スピーキング)20点の合計1020点で決まります。調査書点は「換算内申÷65×300」で出します。くわしい計算は都立高校の内申点の計算の記事で確認できます。

項目例点数
調査書点換算内申45(65点満点)45÷65×300=約208点
学力検査5教科の合計300点(500点満点)300÷500×700=420点
ESAT-JC評価12点
合計―約640点(1020点満点)

※計算の式は東京都教育委員会「令和9年度 入学者選抜実施要綱」と河合塾Wingsの解説によります。この例は計算のしかたを示すもので、本所高校の合格点を示すものではありません。

この表からわかるのは、当日の5教科で1教科10点上がると、合計が14点上がるということです。内申を1上げるより、当日点で取り返すほうが早い場面もあります。反対に、内申が低いと当日点で埋める量が大きくなります。両方をバランスよく上げることが大切です。

押上駅から徒歩7分|江戸川区の中学生にとっての本所高校

本所高校の最寄りは押上駅(半蔵門線・都営浅草線・京成線)で、東武線の曳舟駅・とうきょうスカイツリー駅も使えます。江戸川区から通う場合、住んでいる場所によって使う路線が変わります。通学時間は、乗換案内で「最寄り駅→押上駅」を朝の時間で調べて確かめてください。

江戸川区の中学校で、進路先一覧に本所高校の名前が載っている例があります(上一色中「令和3年度 進路報告」)。また、足立区の中学校の資料でも、30校中14校が主な進学先に本所高校を挙げています。区をまたいで受ける人が多い学校だとわかります。

江戸川区の中学生へ:比べたい学校

中学校ごとの情報は、松江第一中、小岩第一中、鹿骨中などのページにまとめています。

探究とICT、部活動|本所高校の特色と大学合格実績

本所高校は「ICTを使った学び」と「人と直接かかわる学び」を組み合わせる学校です。一人1台の端末を使い、生徒が自分で学び方を決められるようにすることを目指しています。

  • 教育目標は「人格の完成を目指し、優れた社会人としての資質を形成する」。豊かな人間性・次代を担う力・社会に貢献する精神の3つを育てる
  • 部活動には全生徒の約90%が参加。受験生は顧問の先生に電話で相談して体験入部ができる
  • 昼食はお弁当が基本で、食堂ではパンやおにぎりも売っている

※出典:東京都立本所高等学校 公式サイト(教育目標・カリキュラム、Q&A)。

令和7年度卒業生(2026年3月卒業)の進路

卒業生の78.1%が大学に進学しています。専門学校は10.0%、短大は2.6%です。主な大学の現役合格者数は次のとおりです。

区分大学(現役合格者数)
国公立電気通信大1、東京海洋大1、琉球大1
早稲田・理科大早稲田大1、東京理科大2
GMARCH学習院大6、明治大2、青山学院大1、立教大9、中央大3、法政大4
日東駒専日本大23、東洋大22、駒澤大17、専修大9
その他千葉工業大39、拓殖大22、獨協大18 など

※出典:東京都立本所高等学校「令和7年度卒業生の進路状況」(公式PDF)。人数は現役合格者数で、進学者数ではありません。

日東駒専クラスの大学に多くの合格者が出ています。高校に入ってからも、学校の授業と課題をこなすことが大学受験の土台になります。

学年別・時期別に本所高校を目指す計画

本所高校を目指すなら、中1・中2は内申、中3は当日点に重心を移していきます。

中1・中2:実技4教科も含めて内申を育てる

都立の換算内申は、5教科はそのまま、実技4教科(音楽・美術・保健体育・技術家庭)は2倍で計算します。実技の「3」を「4」にすると、換算内申は2上がります。提出物を期限どおりに出し、授業中の発言やノートを丁寧にすることから始めましょう。

内申の上げ方は高校受験の内申点の上げ方でくわしく説明しています。

中3:9月から2月までの計画

時期やること
9〜10月2学期の定期テストに全力。数学・英語は中1〜中2の苦手単元を1つずつつぶす
11月ESAT-J本番。終わったら共通問題の過去問を始める(社会・理科は1年分ずつ)
12月調査書に書かれる評定が決まる時期。私立の併願校を決める
1月推薦を受ける人は面接・作文の練習。受けない人も過去問を週2回
2月学力検査の直前期。新しい問題集は増やさず、まちがえた問題を解き直す

※入試の日程は都立高校入試2027の記事にまとめています。

月ごとのくわしい計画は中3秋の学習計画と都立合格ロードマップも参考にしてください。

私立の併願校も早めに決める

都立が第一志望でも、私立の併願校は必要です。東京都の私立には「併願優遇」という制度があり、内申の基準を満たせば合格の見通しが立ちやすくなります。しくみは東京の私立の併願優遇で確認できます。江戸川区の周りでは、関東第一高校、共栄学園高校、修徳高校などの記事もあります。

保護者の方へ:推薦の結果で家の空気を変えない

推薦の倍率が3倍近いと、不合格になる人のほうが多くなります。推薦の結果が出たあとも、2月下旬の学力検査まで勉強を続ける時間があります。結果にかかわらず、翌日からいつもどおり勉強できるように、前もって「推薦がだめでも一般で行く」と家族で話しておきましょう。

この時期にやりがちなNG
  • 倍率の数字だけを見て志望校を下げる。一般の倍率は例年1.4倍前後です
  • 推薦の準備(面接・作文)だけに時間を使い、5教科の勉強が止まる
  • 内申が決まる前の12月までに、実技教科の提出物を後回しにする

本所を目指すなら「推薦に頼りすぎない」準備を

本所高校の合格に必要なのは、内申をこれ以上下げないことと、共通問題で取れる問題を落とさないことです。どちらも、今の答案を見れば何をすればよいかがはっきりします。

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まとめ

  • 本所高校は墨田区向島の共学・普通科。押上駅から徒歩7分
  • 偏差値の目安は52〜53(民間サイト。サイトによってちがう)
  • 令和8年度の推薦は応募倍率2.90倍、一般は受検倍率1.40倍
  • 推薦はきびしい。一般の当日点を本命として準備する
  • 令和7年度卒業生の78.1%が大学へ。日東駒専などに多くの合格者
  • 中1・中2は実技も含めた内申、中3は共通問題の過去問を中心に
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