最終更新:2026年9月/内容は鹿骨中学校と江戸川区の公表資料(2026年9月26日確認)によります。日程は変わることがあるため、最新の情報は学校からのお知らせでご確認ください。
鹿骨中学校は、令和8年度の学力向上アクションプランで、前年度の課題を「生徒の取り組み方にまだ差があり、正答率の向上につながっていない」と自ら書いています。
そのうえで、1年は読む力、2年は家庭学習習慣、3年は習熟度に応じた総合問題の演習と、学年ごとに違う目標を立てています。
「取り組み方」は、家での毎日の過ごし方で大きく変わる部分です。学校の目標と同じ方向で家庭学習を組めば、授業の効果がそのまま点数に表れやすくなります。
「花の街鹿骨」と呼ばれる地域にある鹿骨中学校は、園芸や農業で知られる土地柄の中で、昭和53年に開校しました。校長先生は「みんなが幸せになれる学校」を目指すと語り、運動会と学芸発表会には全校で取り組んでいます。
一方で、勉強については、学校がとても率直に課題を公表しています。この記事では、その公表資料を「学校からの宿題」のように読みといて、家で何をすればよいかに置きかえます。
ほかの中学校の記事と同じ内容を並べるのではなく、鹿骨中の資料に書かれていることだけを土台にしました。確認が取れなかった日程は、あえて載せていません。
- 鹿骨中の基本データと、学校選択制の結果
- 定期テストの日程の確かめ方と、2週間前からの動き方
- アクションプランに書かれた課題と、学年別の目標
- 「取り組み方の差」を家庭で縮める3つの習慣
- 鹿骨中から都立高校をめざすときの学年別の準備
鹿骨中を数字で見る(令和8年度)
鹿骨中は各学年4学級、全体で12学級の学校です。1学年あたりの人数がそろっているのが特徴です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都江戸川区鹿骨2-12-1 |
| 最寄り駅 | 都営新宿線「篠崎駅」徒歩15分 |
| 生徒数・学級数 | 379名・12学級(1年121/2年129/3年129名、各学年4学級)※令和8年5月1日現在 |
| 学期制 | 公式サイトの記載をこの記事では確認できていません |
| 学校選択制(令和8年4月入学) | 受入可能数30/希望者34/抽選なし |
| 学校選択制(令和9年4月入学) | 通学区域外からの受入れ可能数「30人程度」 |
※出典:鹿骨中学校公式サイト「所在地・アクセス」「学校基本情報」、江戸川区教育委員会「中学校 生徒・学級数現況(R8.5.1)」、江戸川区「令和8年4月入学 中学校選択制実施結果について」「令和9年度入学 中学校選択制 通学区域外からの受入れ可能数一覧表」。
令和8年4月入学では、希望者(34人)が受入可能数(30)を上回りましたが、抽選は行われていません。その理由は公表されていません。区は、兄姉が在籍しているなど指定校変更許可基準に当たる人は抽選の対象から除かれる、と説明しています。
鹿骨中の公式サイトによると、9月5日(土)の学校説明会はすでに終了しています。入学説明会は令和9年2月12日(金)15時、入学式は4月7日(水)の予定です。学校選択制のしくみ全体は江戸川区の中学校 定期テスト・高校受験ガイドで説明しています。
バスを使う場合は、JR小岩駅から京成バス小73系統「小岩消防署前」下車徒歩4分、JR新小岩駅から京成バス新小71系統「前沼橋」下車徒歩5分と、学校が案内しています。
定期テストの日程の確かめ方と、2週間前からの動き方
先に大事なことを言います。鹿骨中の今年度の考査日程は、学校の年間行事予定に載っていますが、この記事では原本での確認が取れなかったため日付を書いていません。10月以降の日程は、学校の月行事予定で必ず確認してください。
日付が決まったら、テスト初日から逆算して計画を立てます。次の表は、鹿骨中の学年別の目標に合わせた2週間の使い方です。
| 時期 | 1・2年生 | 3年生 |
|---|---|---|
| 14〜8日前 | ワークを1周。教科書の本文を声に出して読む | ワークを1周。できない問題に印 |
| 7〜3日前 | 印の問題を解き直す。毎日同じ時刻に始める | 印の問題と、単元をまたぐ総合問題を1日1題 |
| 2〜1日前 | 翌日の教科の用語と計算だけ | 翌日の教科と、時間を計った見直し |
※表の内容は(目安)です。学年の区分は、鹿骨中の令和8年度アクションプランの学年別目標に合わせています。
勉強の中身そのものは中学生の定期テスト対策|2週間前からの勉強法でくわしく書いています。鹿骨中の生徒に特に意識してほしいのは、「何をやるか」よりも「毎日同じようにやれるか」です。理由は次の章で説明します。
鹿骨中は運動会や学芸発表会に全校で取り組む学校です。練習で帰りが遅くなる時期に勉強時間がゼロの日が続くと、テスト前に取り戻すのが大変です。忙しい日は「15分だけ・1教科だけ」と決めて、ゼロの日を作らないようにしましょう。
鹿骨中の学力向上アクションプランを読む:学校が書いた課題と学年別の目標
鹿骨中は公式サイトで「R8 学力向上アクションプラン」を公表しています。学校の公表資料によると、令和7年度の成果と課題は次のとおりです(原文のまま)。
| 区分 | 学校が書いた内容(令和7年度) |
|---|---|
| 成果 | 基本の定着について取組を行うことができた |
| 成果 | 授業規律について繰り返し指導し、落ち着いて取り組める生徒が増えた |
| 課題 | 定着について取り組みを行ったが、生徒の取り組み方にまだ差があり、正答率の向上につながっていない |
※出典:鹿骨中学校公式サイト「学力向上プラン」掲載の「R8 学力向上アクションプラン」(PDF)。資料には全国との差などの数値も載っていますが、この記事では原本での確認が取れていないため数値は載せていません。
授業が落ち着いてきたという成果と、それでも生徒の間で取り組み方に差があるという課題。学校はこれを受けて、令和8年度は全学年で「全国学力調査・江戸川区学力調査において、前年度より全国との差を少なくする」ことを目標にしています。そして学年ごとに、次のような取組を書いています。
1年生:「読む力」をのばす
学校の目標は「読むYOMUワークシートなどを活用して、読む力の伸長を図る」です。家庭では、教科書の本文を1日1ページ、声に出して読むことから始めましょう。国語だけでなく、理科や社会の本文でもかまいません。読み終えたら「何が書いてあったか」を一言で言ってもらいます。問題文を正しく読めるようになると、全教科の失点が減ります。
2年生:家庭学習の習慣をつくる
学校の目標は「基礎基本の定着へ向けて、授業中の丁寧な説明を充実し、家庭にも呼び掛けて家庭学習習慣の定着を図る」です。3つの学年目標のうち、「家庭にも呼び掛けて」と書かれているのは2年生の目標です。夕食前の30分を毎日の勉強時間に固定するなど、時刻を決めてしまうのが近道です。中身はその日の授業の復習で十分です。
3年生:習熟度に応じた総合問題で実践力をつける
学校の目標は「習熟度別指導を生かし、習熟度に応じた総合問題などの演習による実践力の充実を図る」です。家では、学校で使った問題の中から、1日1題だけ「単元をまたぐ問題」を解き直すのがおすすめです。難しすぎる問題に手を広げるより、今の自分の段階の問題を確実に解けるようにするほうが、入試の点につながります。
「取り組み方の差」を家庭で縮める3つの習慣
答えから言うと、差を縮めるのは「量」より「毎日の型」です。学校が書いた「取り組み方の差」を家庭の言葉に直すと、次の3つになります。
「宿題が終わったら遊ぶ」ではなく、「19時になったら机に向かう」のように時刻で決めます。迷う時間がなくなるだけで、取りかかりの差が縮まります。
問題を解いて終わりにせず、その場で丸つけをし、×の問題に印をつけるところまでを1回分とします。印のついた問題が、テスト前にやるべきことのリストになります。
日曜に5分、その週にできるようになった問題を1つ親に説明します。説明できれば本当にわかっている証拠です。できなければ翌週の最初に解き直します。
学校が課題にしているのは、正答率そのものより、その手前の「取り組み方」です。テストの点が出る前に、「今週は5日続いたね」と続いた日数をほめてください。取り組みが安定すると、点数はあとからついてきます。定期テストと内申の関係は定期テストで何点取れば内申は上がる?で解説しています。
学級経営方針・ICTルール・行事を勉強にいかす
鹿骨中の令和8年度学校経営方針には、勉強に直結する取組がいくつか書かれています。家庭で知っておくと役に立つものを取り上げます。
- 学級経営方針の公表:担任の先生が学級経営方針を作成し、公表するとしています。学期のはじめに内容を親子で読み、クラスで大事にしていることを家でも話題にしましょう。
- ICT授業規律とSNSルール:学校はICT授業規律やSNSルールを策定し、生徒・保護者と共有するとしています。家でも同じルールで端末を使えば、勉強中の脱線を防げます。
- 外部の人材を生かした授業:外部教育資源(人材等)を活用した研究授業にも取り組むとしています。
| 区分 | 部活動(公式サイト掲載) |
|---|---|
| 運動部 | サッカー、ソフトボール、バドミントン、バレーボール、ハンドボール、野球、陸上 |
| 文化部 | 家庭科、吹奏楽、パソコン、美術、文芸 |
※出典:鹿骨中学校公式サイト「部活動・生徒会活動」「校長挨拶・学校経営方針」、令和8年度鹿骨中学校経営方針(PDF)。
公式サイトには、多くの部が区大会や都大会で優秀な成績を収め、関東大会や全国大会に出場する部もあると書かれています。部活に力を入れる生徒ほど、平日は「帰宅後すぐ20分」の短い勉強を毎日続けるのが合っています。
鹿骨中から都立高校へ:学年別の準備
高校受験の準備は、学年によってやることがはっきり違います。都立高校入試の仕組みは都立高校入試2027の日程と仕組みに、内申の計算は都立高校の内申点の計算方法にまとめています。
| 学年 | 今からやること |
|---|---|
| 中3 | 11月22日のESAT-Jに向けて英語を声に出す練習。志願者情報の入力は12月18日から。推薦は1月26日・27日、学力検査は2月21日 |
| 中2 | 毎日の家庭学習の時刻を固定する。冬休みに1年からの苦手単元を2つだけ復習 |
| 中1 | 教科書の音読を毎日続ける。問題文を最後まで読んでから解く練習 |
※出典:東京都教育委員会「令和9年度東京都立高等学校入学者選抜実施要綱」ほか公表資料、東京都教育委員会「ESAT-J」ページ。
鹿骨中から近い都立高校には、篠崎高校(東篠崎1丁目)や小岩高校(本一色3丁目)があります。区内・周辺の都立高校の一覧はまとめ記事をご覧ください。中3の秋からの計画は中3秋の学習計画も参考になります。
鹿骨中の生徒の「毎日の型」づくりを、オンラインで支えます
鹿骨中が課題にしている「取り組み方の差」は、一人で直すのが難しい部分です。週に一度でも、決まった時間に誰かと勉強の進み具合を確かめる機会があると、家庭学習は安定します。
エスペランサアカデミーは完全オンラインのプロ家庭教師による1対1指導です。江戸川区の受験に強い講師が在籍しており、鹿骨中の学年別の目標に合わせた家庭学習の計画づくりから、都立高校の受験対策までお手伝いします。オンラインなので、江戸川区のどこからでも受講できます。
今の家庭学習の様子とテストの答案を見せていただければ、毎日の勉強の時刻と中身をその場で一緒に決めます。無理な勧誘はいたしません。
まとめ
- 鹿骨中は各学年4学級・379名(令和8年5月1日現在)。令和8年4月入学は抽選なし
- 学校は令和7年度の課題を「生徒の取り組み方にまだ差がある」と公表している
- 令和8年度の目標は、1年が読む力、2年が家庭学習習慣、3年が総合問題の演習
- 家庭では「始める時刻」「丸つけまで1セット」「週末に説明」の3つの習慣を
- 考査の日付は学校の月行事予定で確認し、初日から逆算して2週間の計画を立てる


