「定期テストで何点取れば、内申が上がりますか」。中学生の保護者から、いちばん多くいただくご質問です。
結論から言うと、点数だけでは決まりません。ただし、決まり方には仕組みがあります。仕組みが分かれば、いま何をすべきかがはっきりします。
① 内申(評定)はテストの点だけでなく、3つの観点で決まります。
② それでもテストの点は土台です。点が低いまま評定だけ上げることはできません。
③ 学年によって、やるべきことが変わります。中3の2学期が最後の勝負です。
内申は「テストの点」だけでは決まらない
いまの中学校の評定は、3つの観点を組み合わせて付けられます。テストはそのうちの一部です。
つまり、テストが90点でも提出物を出していなければ評定は上がりません。逆に、提出物が完璧でもテストが40点なら、やはり上がりません。両方が要ります。
※評定の付け方は学校・自治体によって異なります。詳しい基準は通っている中学校の説明資料でご確認ください。都立高校の換算内申の出し方は都立高校の内申点の仕組みと計算方法で解説しています。
それでも点数の目安は知っておきたい
評定は学校ごとに基準が違うため、「何点で5」と一律には言えません。ただし、多くの中学校で共通している傾向はあります。
※あくまで一般的な傾向であり、実際の基準は学校によって異なります。必ず学校の説明資料をご確認ください。
90点を95点にするより、70点を85点にするほうが簡単です。取りこぼしている問題の種類がはっきりしているからです。上位層より、真ん中の層のほうが短期間で動きます。
学年別|いま何をすべきか
※どの学年の成績が調査書に使われるかは自治体によって異なります。東京都の場合は都立高校の内申点の仕組みと計算方法をご覧ください。
この時点で調査書はすでに出来上がっています。秋以降にやるべきは、当日点を1点でも増やすことです。時期を間違えると、努力が点に変わりません。
点を上げるために、次のテストでやること
点が動かない生徒には、共通したつまずき方があります。勉強量ではなく、順番と時期の問題です。
① 14日前〜10日前:ワークを1周終わらせる
② 9日前〜5日前:間違えた問題だけ2周目
③ 4日前〜2日前:3周目と暗記教科
④ 前日:新しいことをやらない
分かれ目は「10日前に1周終わっているか」です。1周目が3日前になると、その時点で今回の点数は決まってしまいます。詳しい進め方は中学生の定期テスト対策|2週間前からの勉強法にまとめています。
① 期限に1日でも遅れる
② 答えを写しただけで、間違い直しがない
③ 空欄が残っている
提出したかどうかではなく、中身が見られています。
よくいただく質問
Q. 実技教科も内申に入りますか?
入ります。都立高校では実技教科の評定が2倍で計算されます。主要5教科だけ頑張っても、換算内申は伸びません。
Q. テストの点が良いのに評定が上がりません。
提出物か、授業中の取り組みで差がついている可能性があります。担任や教科担当に、何が足りないか直接聞くのがいちばん早いです。聞けば具体的に教えてもらえます。
Q. 苦手教科は捨てて、得意教科を伸ばすべきですか?
逆です。評定は9教科の合計で見られるため、5を6にはできませんが、2を3にすることはできます。捨てるほど損をします。
Q. 定期テストの過去問はありますか?
学年別の練習問題を無料で公開しています。中1〜中3 定期テスト問題集から学年を選んでお使いください。
まとめ
・内申は3つの観点で決まり、テストの点はその土台
・70点台の人がいちばん短期間で伸びる
・中3の2学期で内申は確定する。3学期は当日点に切り替える
・実技教科は都立では2倍で計算される。捨てない
・テスト2週間前の使い方で、点はほぼ決まる
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次のテストで何点まで上げられるか
ご存じですか?
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・答案を見て、つまずいている単元まで戻って指摘します
・次のテストまでの日数から逆算して、日割りの計画を出します
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