英単語は、受験英語のすべての土台です。長文読解も英作文もリスニングも、単語が分からなければ前に進めません。でも「覚えてもすぐ忘れる」「単語帳が続かない」という悩みはとても多いもの。
この記事では、英単語を効率よく覚え、忘れにくくするコツを、科学的に正しいやり方と毎日の習慣化の両面から具体的に解説します。中学生から大学受験生まで使える方法です。
- 「覚えてもすぐ忘れる」の本当の原因
- 忘れにくくする「くり返し」の正しい間隔
- 毎日続けるための単語学習の習慣化のコツ
なぜ覚えてもすぐ忘れるのか
原因は記憶のしくみにあります。人は覚えた直後から急速に忘れていき、1日後には大半を忘れます。これは誰でも同じで、あなたのお子さんの記憶力が悪いわけではありません。大切なのは、忘れかけたタイミングで思い出す(復習する)こと。これをくり返すと、記憶は長期記憶として定着していきます。
つまり「1回で完璧に覚えよう」とするより、不完全でもいいから何度も出会う方が、はるかに効率的です。
忘れにくくする「くり返し」のコツ
1回を短く、回数を多く
1単語をじっくり10分かけるより、1単語数秒×何十回の方が定着します。1冊を「薄く何周もする」イメージです。最初の1周は「眺めるだけ」でも構いません。
復習の間隔を少しずつ広げる
「翌日→3日後→1週間後→2週間後」のように、間隔を空けて復習すると忘れにくくなります。覚えた単語にチェックを入れ、あやふやなものだけを次の周で重点的に見直すと効率的です。
「見て意味が言える」を最優先に
受験ではまず「英語を見て日本語の意味が分かる」力が必要です。最初からスペルを完璧に書けるようにする必要はありません。まず意味、次に発音、最後に書ける、の順で負担を分けましょう。
覚え方を助ける工夫
音で覚える。声に出す・音声を聞くと、目だけより記憶に残ります。発音とつづりのつながりも身につきます。
例文で覚える。単語単体より、短い例文の中で覚えると意味のイメージがつかめ、長文でも思い出しやすくなります。
関連づける。似た意味・反対の意味・語源でまとめると、芋づる式に覚えられます。
毎日続けるための習慣化
単語学習は「量」より「毎日触れること」が命です。続けるコツは、時間と場所を固定すること。「朝ごはんの前に10分」「お風呂で音声を聞く」など、生活の中に組み込むと歯みがきのように習慣になります。
また、1日の目標を「新出20個+復習」のように達成できる量に設定するのも大切です。多すぎる目標は続きません。終わったらカレンダーに印をつけ、頑張りを見える化してあげましょう。
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学年・目的別|英単語の覚え方の使い分け
同じ「英単語を覚える」でも、目の前の目標によってやり方は少し変わります。
中学生の定期テスト前は、教科書の本文に出てくる単語が中心です。単語だけを暗記するより、本文の音読と一緒に覚えると、テストの並べかえ問題や英作文にもそのまま使えます。つづりを書く練習は、テストの1週間前から毎日少しずつ行いましょう。
高校受験に向けては、中1〜中3の3年分の単語をもう一度まとめて見直します。1冊の単語帳を決めて、「わからない単語だけに印をつけて、印のある単語をくり返す」方法が効率的です。
大学受験では覚える量が一気に増えるため、1回あたりの時間を短くして、1日に何度も単語帳を開く「回転数」が大切になります。1つの単語について、まずはよく使われる意味を1つ確実に覚えることから始めましょう。
定期テストの対策をしている中学生は、学年別の予想問題もあわせて使ってください。中1英語の2学期中間テスト予想問題/中2英語の2学期中間テスト予想問題/中3英語の2学期中間テスト予想問題
英単語の覚え方|よくある質問
Q. 1日に何個ずつ覚えればいいですか?
A. 個数よりも「毎日続けられる量」を優先してください。新しい単語を少しずつ足しながら、前の日までの単語の復習を必ずセットにするのがコツです。
Q. 書いて覚えるのと、見て覚えるのはどちらがいいですか?
A. 意味を覚える段階では「見る・声に出す」で回数を稼ぎ、つづりが問われる定期テストの前だけ「書く」練習を加える、という使い分けがおすすめです。
Q. 単語帳を1冊終えても、テストで思い出せません。
A. 単語帳の順番で覚えてしまっている可能性があります。順番をばらばらにして確認したり、例文の中で意味を答えたりして、「どこで出会っても思い出せる」状態をめざしましょう。
自分に合う覚え方がわからないときは、プロ講師による無料学習相談で、今の勉強のやり方をいっしょに見直すこともできます。
まとめ
英単語は、不完全でもいいので何度もくり返し、間隔を空けて復習するのが定着のカギです。音や例文を使い、毎日の生活に組み込んで習慣化しましょう。地道な積み重ねが、長文読解や入試本番での大きな力になります。


