最終更新:2026年11月/日程と選抜方法は、大分県教育委員会の「令和9年度大分県立高等学校入学者選抜実施要項」の原文にもとづきます(記事末の出典)。学校ごとの募集人員は令和9年2月1日に県教委が発表するため、この記事では令和7・8年度の実績を使います。私立高校の日程や基準は各校の募集要項で確認してください。
令和9年度の大分県立高校は、推薦入試の出願が1月18日(月)〜21日(木)、検査が1月28日(木)・29日(金)、一般入試の第一志願の出願が2月4日(木)〜10日(水)、学力検査が3月3日(水)、合格者の発表が3月12日(金)午前9時頃です。推薦入試や連携型入試で内定した人は、一般入試に出願できません。
一般入試の第一志願は、出願が1校1学科で、他の都道府県の公立高校との併願はできません。出願後の志願変更は1回に限って、2月15日(月)〜18日(木)にできます。さらに、第一志願で出願した人に限り、第二志願・第三志願(出願2月22日〜26日、面接・適性検査は第二が3月5日、第三が3月8日)に出願できます。第一志願で合格した人は、第二・第三の対象になりません。
選抜は、調査書の教科学習成績(3年分で最大180点)と学力検査(5教科各60点)を、学校ごとの比率で合わせて行います。比率は表で学校ごとに決まっていて、ほとんどの学校は3:7、日出総合などは4:6です。私立との日程調整の決まりは、要項には書かれていません。3月12日の公立の発表と、私立の入学手続の期限を、同じカレンダーに書き込んでから志望校を決めてください。
- 大分県の入試の全体像と令和9年度の日程
- 内申と併願を決める「4つの分かれ道」
- 推薦入試:枠と選抜資料、内定したら一般には出せない
- 一般入試(第一志願):調査書と学力検査の比率
- 調査書は何を見るのか(1〜3年の評定と最大180点)
- 倍率の見方(令和7・8年度の志願状況)
- 志願変更・第二志願・第三志願・特例選抜と私立の組み方
- 中1から入試までの準備カレンダーと保護者のチェックリスト
大分県の入試の全体像と令和9年度の日程
大分県の県立高校(全日制・定時制)の入学者選抜は、「推薦入試」「連携型入試」「帰国・外国人生徒特別入試」「一般入試」に分かれています。多くの人が受けるのは、推薦入試と一般入試です。一般入試は、第一志願の選抜が先に行われ、そのあとに、第二志願・第三志願の選抜が行われます。令和9年度の日程は、要項の主な日程から、次のとおりです。
| 区分 | 事項 | 期日(令和9年) |
|---|---|---|
| 推薦入試 | 出願(Web出願システム) | 1月18日(月)〜1月21日(木) |
| 検査 | 1月28日(木)・1月29日(金) | |
| 合格内定者の発表 | 2月1日(月) | |
| 募集人員の発表(一般入試の募集人員) | 2月1日(月)県教育委員会が発表 | |
| 一般入試(第一志願) | 出願 | 2月4日(木)9時 〜 2月10日(水)正午 |
| 志願変更(1回限り) | 2月15日(月)9時 〜 2月18日(木)正午 | |
| 学力検査 | 3月3日(水) | |
| 面接・適性検査(実施する学校のみ) | 3月4日(木) | |
| 第二・第三志願 | 募集する学校・学科の発表 | 2月18日(木)県教育委員会が発表 |
| 出願 | 2月22日(月)9時 〜 2月26日(金)正午 | |
| 面接・適性検査(実施する学校のみ) | 第二志願 3月5日(金)/第三志願 3月8日(月) | |
| 全選抜 | 合格者の発表(Web出願システム) | 3月12日(金)午前9時頃(予定) |
要項によれば、推薦入試・連携型入試・帰国外国人生徒特別入試・一般入試の第一・第二・第三志願の合格者は、3月12日(金)午前9時頃に、Web出願システムでまとめて発表されます。推薦入試の「内定」は2月1日に分かりますが、正式な合格者の発表は、一般入試と同じ3月12日です。
内申と併願を決める「4つの分かれ道」
大分県の入試で、内申(調査書)と併願の考え方を決める分かれ道は、次の4つに整理できます。
| 分かれ道 | 選択肢 | 要項から分かること |
|---|---|---|
| (1) 推薦入試を受けるか | 推薦に出す/一般だけにする | 推薦・連携型・帰国外国人の内定者は、一般入試に出願できない。推薦の枠は学科の入学定員の割合で決まる |
| (2) 一般で何を第一志願にするか | 第一志願の1校1学科/同じ高校の別学科を第2志望以降 | 出願は1校1学科。他の都道府県の公立高校との併願はできない。2つ以上の学科がある高校は、学科の数まで第2志望以降にできる |
| (3) 第一志願のあとの機会 | 志願変更(1回)/第二・第三志願 | 志願変更は2月15日〜18日に1回限り。第二志願は第一志願に出願した人、第三志願は第一・第二に出願した人に限る |
| (4) 私立との組み方 | 私立を先に受ける/公立の結果を見て決める | 要項に私立との日程調整の決まりは書かれていない。私立の日程は各校の募集要項で確認 |
この4つのうち、(3)の「あとの機会」があることが、大分県の特徴です。第一志願で合格できなかった人が、第二志願・第三志願で別の高校・学科を受けられます。ただし、第二志願の募集は、第一志願の選考の結果で定員に達した学科では行われません。募集する学校・学科は、2月18日に発表されるため、第二・第三志願を前提にして、第一志願の志望校を下げる、という考え方には、注意が必要です。
推薦入試:枠と選抜資料、内定したら一般には出せない
推薦入試は、「学校推薦型」と「自己推薦型」があります。学校推薦型の枠は、普通科と専門学科は入学定員の25%以内、総合学科は30%以内とされています(大分市・別府市の全日制普通科など、細かい条件は要項の表で確認)。別府翔青のグローバルコミュニケーション科、舞鶴の理数科、芸術緑丘は、30〜100%の範囲です。推薦の要件は、【活動指定あり】【活動指定なし】【志望学科】の3つに分かれ、学校ごとに決まっています。
選抜資料は、学校推薦型では、調査書と推薦書に加え、小論文と、集団討論・集団面接・個人面接のうち1つ以上です。適性検査は、別府翔青のグローバルコミュニケーション科、舞鶴の理数科、芸術緑丘の音楽科・美術科で実施されます。自己推薦型は、調査書と志願理由書に加え、小論文・学力検査・適性検査のうち1つ以上と、面接等1つ以上です。入学考査料は、全日制が2,200円、定時制が950円で、納付後の返還はありません。
令和9年度の学校別の推薦の募集人員は、要項の表にあります。たとえば、大分上野丘は普通科の【活動指定あり】15人・【活動指定なし】5人、舞鶴は普通科の【活動指定あり】39人・【活動指定なし】5人と理数科(志望学科)12人、別府翔青はクロスアカデミアが【活動指定あり】8人・【活動指定なし】4人、グローバルコミュニケーション科(志望学科)35人、ビジネスイノベーションが【活動指定あり】17人・【活動指定なし】7人です。日出総合は農業経営7人、機械電子8人、総合学科18人です。
一般入試(第一志願):調査書と学力検査の比率
一般入試の第一志願の募集人員は、各学校の入学定員から、推薦入試と連携型入試の内定者数を引いた数で、令和9年2月1日に県教育委員会が発表します。選抜の資料は、調査書、学力検査、そして必要に応じて適性検査と面接です。出願は1校1学科に限られ、全日制と定時制を併設する学校は、それぞれの課程を1校とみなします。分校も1校とみなされます。
学力検査は、令和9年3月3日(水)に、5教科で行われます。時間割は次のとおりで、各50分、英語(外国語)にはリスニングが含まれます。
| 時間 | 教科 |
|---|---|
| 9:30 | 理科 |
| 10:40 | 国語 |
| 11:50 | 外国語(英語) |
| 13:40 | 社会 |
| 14:50 | 数学 |
配点は、各教科60点です。出題する教科は、3〜5教科の範囲で、学校ごとに決まります。5教科を課す学校は、傾斜配点(特定の教科の配点を増やす方法)を行うことができ、倍率の上限は2倍です。別府翔青は、要項の表3に「英語1.5倍」と書かれています。外国語で、英語以外を履修した人は、換算点で扱われます。学力検査を実施しない教科の成績は、調査書の換算点として、調査書の合計点に含まれます。
出願の手続き(Web出願システム)と、選抜の資料
一般入試の出願は、Web出願システムで行います。志願者は、中学校から配られる資料の二次元コードをスマートフォンやタブレットで読み取り、氏名・住所・パスワードなどの基本情報を登録して、中学校へ申請します。次に、発行された登録番号でログインし、志願する高校・学科を登録して、もう一度中学校へ申請します。入学考査料(全日制は2,200円)は、クレジットカード・コンビニ・ペイジーのいずれかで電子納付します。出願は、初日の午前9時から最終日の正午までです。受験票は、志願変更の期間が終わって志願者が確定したあと、志願先の高校から交付され、2月24日(水)10時から印刷できます。
中学校長は、出願の内容と入学考査料の納付状況を確認して承認し、大分県内の市町村立中学校を卒業する見込みの人については、校務支援システムで作成した調査書の電子データを、志願先の高校長に提出します。過年度の卒業者や、県外・国立・私立の中学校を卒業する見込みの人は、Web出願システムから様式をダウンロードして、調査書を作成します。高等専門学校や高校に在籍したまま志願する人は、在籍校が作成する任意様式の志願承諾書を添付します。出願の手続は、本人と保護者だけではなく、中学校の先生の確認を通す流れなので、締切の直前ではなく、余裕をもって先生に相談することが大切です。
| 選抜の資料 | 一般入試(第一志願)での扱い |
|---|---|
| 調査書 | ○(教科学習成績と、学力検査を実施しない教科の換算点の合計点。そのほかの記載事項も資料) |
| 学力検査 | ○(5教科のうち学校が指定する教科。各60点) |
| 適性検査 | △(必要に応じて実施。3月4日) |
| 面接 | △(必要に応じて実施。3月4日) |
調査書と学力検査の比率は、学校ごとに決まる
要項の表3で、調査書の合計点と学力検査の総合計点の比率が、学校ごとに示されています。全日制のほとんどの学校は3:7(調査書3、学力検査7)です。中津南の耶馬溪校と日出総合は4:6、久住高原農業は5:5、芸術緑丘は4:6(国語・社会・英語のみ)と書かれています。別府翔青は3:7で、英語に1.5倍の傾斜がかかります。大分上野丘は、3:7に分類されます。

図1は、3:7と4:6の2つの比率を、調査書と学力検査の比重として並べたものです。要項には、比率を点数に換算する式は書かれていません。このため、「調査書が何点、学力検査が何点」という具体的な換算は、当サイトでは載せません。分かるのは、3:7の学校では学力検査の比重が7割で、4:6の日出総合などでは調査書の比重が4割だということです。
大分県の高校入試を控える中3の保護者の方へ
推薦に出すか、一般だけにするか、評定と5教科の学力検査をどう整えるか、今の成績をもとに一緒に整理します。保護者の方だけのご相談もできます。
調査書は何を見るのか(1〜3年の評定と最大180点)
調査書の「教科学習成績」は、1年・2年が5段階の評定、3年は5段階の評定を2倍にして記入します。3年の評定は、令和8年12月末日までの学習成績を総合して決まります。9教科(国語・社会・数学・理科・音楽・美術・保健体育・技術家庭・外国語)それぞれが、1年の評定(最大5)+2年の評定(最大5)+3年の評定の2倍(最大10)=最大20点です。したがって、9教科の合計は、最大で9×20=180点です。この計算は、調査書の様式の仕組みから出した、当サイトの確認です。
| 学年 | 調査書の書き方 | 1教科あたりの最大 |
|---|---|---|
| 1年 | 5段階の評定 | 5点 |
| 2年 | 5段階の評定 | 5点 |
| 3年 | 5段階の評定を2倍にして記入 | 10点 |
| 合計 | 20点(9教科で最大180点) |
要項には、中学校長が県に提出する「教科学習成績一覧表」の様式があり、調査書の合計欄の数値(最大180点)による「教科概評」の区分が、A(180〜152)、B(151〜123)、C(122〜94)、D(93〜65)、E(64以下)と示されています。この区分は、中学校が成績の分布を県に報告する様式に載っているもので、要項には、合否の基準だとは書かれていません。自分の調査書の合計点が、180点満点のどのあたりにあるかを知る目安として見てください。
3年の評定が2倍で入ることから、中学3年の評定が、1年・2年に比べて、2倍の重みを持ちます。1年・2年の評定は、すでに決まっている部分が多いため、中3の2学期末までの評定を、どこまで上げられるかが、調査書の点数を左右します。評定のほかに、調査書の「その他の記載事項」が、選抜の資料として使われます。面接や適性検査は、実施する学校だけ、必要に応じて資料になります。
倍率の見方(令和7・8年度の志願状況)
大分県教育委員会は、一般入試(第一志願)の最終志願状況を公表しています。表の列は、入学定員、募集人員、当初志願者数、取下げ(−)、志願変更の提出(+)、最終志願者数です。募集人員は、入学定員から推薦入試等の内定者数を引いた数です。令和8年度の主な学校を並べます。倍率は、最終志願者数÷募集人員で、当サイトの計算です。
| 学校・学科 | 入学定員 | 募集人員 | 当初志願 | 取下げ | 変更提出 | 最終志願 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 舞鶴(普通・理数のくくり) | 320 | 264 | 381 | 33 | 28 | 376 | 1.42倍 |
| 上野丘(普通) | 320 | 300 | 432 | 34 | 0 | 398 | 1.33倍 |
| 雄城台(普通) | 240 | 210 | 263 | 18 | 33 | 278 | 1.32倍 |
| 別府翔青(3学科の計) | 240 | 179 | 231 | 10 | 16 | 237 | 1.32倍 |
| 別府鶴見丘(普通) | 240 | 216 | 288 | 10 | 4 | 282 | 1.31倍 |
| 大分南(普通) | 120 | 93 | 122 | 10 | 7 | 119 | 1.28倍 |
| 鶴崎(普通) | 280 | 238 | 298 | 18 | 11 | 291 | 1.22倍 |
| 大分西(総合) | 280 | 210 | 243 | 14 | 16 | 245 | 1.17倍 |
| 杵築(普通) | 200 | 175 | 156 | 2 | 4 | 158 | 0.90倍 |
| 日出総合(3学科の計) | 140 | 129 | 73 | 1 | 2 | 74 | 0.57倍 |

図2は、令和8年度の一般入試(第一志願)の、10校の倍率を並べたものです。大分市・別府市の普通科は1.3倍前後、杵築は0.90倍、日出総合は0.57倍でした。同じ県でも、学校によって倍率が大きく違うことが分かります。
令和7年度と比べると、倍率は学校によって動いています。大分上野丘は、令和7年度が募集301人に対して最終志願365人(1.21倍)、令和8年度が募集300人に対して最終志願398人(1.33倍)でした。別府翔青は、令和7年度が募集163人に対して最終志願209人(1.28倍)、令和8年度が募集179人に対して237人(1.32倍)です。日出総合は、令和7年度が募集126人に対して64人(0.51倍)、令和8年度が募集129人に対して74人(0.57倍)でした。別府翔青は、令和7年度と令和8年度で、学科の構成が異なります。

志願変更・第二志願・第三志願・特例選抜と私立の組み方
志願変更は1回だけ(2月15日〜18日)
第一志願の志願変更は、1回に限り、志願先の高校、分校、課程、同じ高校の中の学科(と、爽風館高校定時制の部)を変えられます。期間は、令和9年2月15日(月)9時から2月18日(木)正午までです。第2志望以降の学科の順番も、同じ期間に変更できます。全国募集の志願者は、志願変更ができません。
手続は、志願者が中学校に口頭で申し出て許可を得る→志願変更先の高校・学科をWeb出願システムに登録して中学校へ申請→中学校が許可・承認して、調査書の電子データなどを変更先の高校に提出、という順です。全日制から全日制への変更は、入学考査料の追加は不要です。定時制から全日制へ変える場合は、差額を納付します。令和8年度は、最終の志願者数が、当初の志願者数から動いています。たとえば、上野丘は当初432人から取下げ34人で最終398人、雄城台は当初263人から、取下げ18人と変更提出33人で、最終278人でした。
第二志願・第三志願は、「第一志願に出願した人」だけ
第二志願は、一般入試の第一志願に出願した人に限り、第三志願は、第一志願と第二志願に出願した人に限ります。募集する学校・学科は、第一志願の志願者が確定したあとの、2月18日(木)に県教委が発表します。出願は2月22日(月)9時〜26日(金)正午で、1校1学科です。第二・第三志願の学力検査の点数は、第一志願の学力検査の点数が使われます。面接や適性検査は、実施する学校だけが、第二志願3月5日、第三志願3月8日に行います。入学考査料は、第二・第三志願では必要ありません(第一志願が定時制で、第二志願以降が全日制の場合は差額を納付)。
第二志願で出願できる全日制の普通科は、出身中学校の所在地で決まっています。たとえば、国東市・姫島村・杵築市・日出町・別府市の中学校の人は、国東(普通)、杵築(普通)、別府鶴見丘(普通)、別府翔青(クロスアカデミア)です。大分市・由布市の中学校の人は、県内のすべての高校に出願できます。第三志願の全日制普通科は、県内すべての高校です。専門学科・総合学科・定時制は、第二・第三志願とも県内すべての高校に出願できます。
令和8年度の第二志願の公表では、日出総合の募集は、農業経営が29人で志願0人、機械電子が10人で志願0人、総合学科が21人で志願5人でした。全日制の合計では、募集594人に対して、志願は91人でした。第二志願の募集数は、第一志願の結果で決まるため、年度ごとに大きく変わります。令和9年度の第二・第三志願の募集校は、2月18日の発表を見る必要があります。
感染症などで受けられない人の「特例選抜」
検査日当日、インフルエンザなどにかかっていても、別室検査室などで受験できます。ただし、学校保健安全法施行規則で指定された感染症などで、高熱などによって受験できずに欠席した人や、月経随伴症状などで受験できずに欠席した人は、特例選抜の受験を申請できます。一般入試の第一志願については「特例選抜B」で、中学校長が3月4日(木)午後3時までに、受験願を提出します。検査日は3月8日(月)で、合格者は、第一志願の合格者と合わせて、3月12日に発表されます。特例選抜Bで合格にならなかった人は、第二志願・第三志願の対象になります。なお、対象となる選抜を一部でも受験した人は、原則として特例選抜の対象外です。
私立高校との組み方
大分県の要項には、私立高校の日程や基準は、書かれていません。私立高校の入試日程、合格の通知時期、入学手続の期限は、各校の募集要項で決まります。公立の推薦入試の内定は2月1日、一般入試の合格者の発表は3月12日です。私立の入学手続の期限が、これらの日より前か後かを、先に確認してください。私立の日程と基準は、当サイトの既存の記事(大分県の私立高校入試2027など)で整理しています。
| 組み方の例 | 考え方 | 確認する項目 |
|---|---|---|
| 推薦に出さず、一般の第一志願を中心にして、私立を併願 | 一般は調査書と学力検査の合計で準備できる。第二・第三志願の機会もある | 私立の入学手続の期限が、3月12日(合格者の発表日)より後か |
| 推薦に出して、不合格なら一般に出願 | 推薦の結果(2月1日)を見て、一般の第一志願(2月4日〜10日)を決められる | 推薦の内定者は一般に出願できない。一般の募集人員は2月1日に発表 |
| 第一志願を決めたうえで、志願変更を2月15日〜18日に検討 | 出願後の志願状況を見て、1回だけ変更できる | 志願変更は1回限り。変更の手続は中学校の許可から始まる |
中1から入試までの準備カレンダーと保護者のチェックリスト
| 時期 | 準備の例 | 理由 |
|---|---|---|
| 中1・中2 | 定期テストの勉強法を固める。提出物と授業中の取り組みを安定させる | 1年・2年の評定は調査書の合計に入る(各教科最大5点ずつ) |
| 中3の1学期・夏休み | 全教科の評定を安定させる。5教科の中1・中2の範囲の穴を埋める。志望校の候補を3校ほどに絞る | 3年の評定は2倍で入る(各教科最大10点)。評定は12月末日までの成績を総合 |
| 中3の2学期(10月〜12月) | 志望校の推薦の有無と、一般の比率(3:7か、4:6か)を確認。推薦に出すか、一般だけにするかを中学校の先生と相談 | 推薦の内定者は一般に出願できない |
| 1月中旬 | 推薦に出す場合、志願理由書・小論文・面接の準備。出願は1月18日〜21日 | 検査は1月28日・29日 |
| 2月上旬 | 2月1日の推薦の内定と、一般の募集人員を確認。第一志願の出願は2月4日〜10日正午 | 一般の募集人員は2月1日に発表 |
| 2月中旬 | 志願変更を検討(2月15日〜18日正午、1回限り)。2月18日の第二・第三志願の募集校の発表を確認 | 第二志願は第一志願に出願した人だけ |
| 3月上旬 | 3月3日の時間割に合わせて、5教科を通しで解く | 理科9:30、国語10:40、外国語11:50、社会13:40、数学14:50の開始 |
| 3月中旬 | 3月12日午前9時頃の発表と、私立の入学手続の期限を確認する | 合格者は3月12日に一括して発表 |
評定を上げる中3の動き方
評定は、学習指導要領にそって、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点から評価されます。テストの点だけでなく、提出物や授業中の取り組みも、評価の材料になります。大分県の調査書は、3年の評定が2倍で入るため、中3の1学期から、提出物の期限と未提出がないかを確認する、授業ノートを1教科ずつ見直して分からない箇所を先生に質問する、テスト範囲の問題集を2周する、の3つを軸に動くと、評定に結びつきやすくなります。
一般入試は、調査書と学力検査を比率で合わせて選ばれます。ほとんどの学校は3:7で、学力検査の比重が大きくなっています。評定が少し足りない場合は、学力検査の得点で補える可能性があります。いっぽう、学力検査が足りない場合は、評定が高くても、合計が伸びません。どちらか一方に偏らず、評定と5教科の学力検査の両方の準備を進めてください。
保護者のためのチェックリスト
- 志望校が、推薦入試を実施しているか、要項の表(推薦の募集人員)で確認した。
- 推薦で内定をもらうと、一般入試に出願できないことを、家族で共有した。
- 一般の志望校の「調査書と学力検査の比率」(3:7、4:6など)を、要項の表3で確認した。
- 2月1日の一般の募集人員の発表と、2月4日〜10日の第一志願の出願を、カレンダーに書き込んだ。
- 志願変更が1回限り(2月15日〜18日正午)であることと、2月18日に第二・第三志願の募集校が発表されることを確認した。
- 私立の日程と入学手続の期限を、3月12日の公立の発表日と同じカレンダーに書き込んだ。
よくある質問(7問)
まとめ:推薦は「内定したら進学」、一般は「評定と学力検査の合計」と「あとの機会」を意識する
大分県の令和9年度の公立高校入試は、推薦入試の検査が1月28日・29日、一般入試の第一志願の出願が2月4日〜10日、学力検査が3月3日、合格者の発表が3月12日です。推薦で内定すると、一般入試には出願できません。推薦に出す学校は、「合格したら、そこに進学する」ことを前提に決めてください。
一般入試は、調査書(最大180点)と学力検査(5教科各60点)を、学校ごとの比率で合わせて選びます。志願変更は1回、そのあとに第二・第三志願という機会があります。まずは、志望校の推薦の有無と、一般の比率を、要項の表で確認し、私立の日程と同じカレンダーに書き込むところから始めてください。分からないところは、中学校の先生に相談してください。


