最終更新:2026年10月/配点・倍率・作文テーマは、東京都教育委員会の公表資料(記事末の出典)にもとづきます。令和9年度(2027年春)の細かい条件は、必ず学校の募集案内で確認してください。
令和8年度の推薦倍率は約2.1倍、一般(第一次)は受検者÷合格者で約1.53倍でした。
推薦は「合格のチャンスを1回増やすもの」と考え、一般入試(1020点満点)を本命として5教科の当日点を上げるのが、いちばん安全な準備の仕方です。
- 都立北園高校の入試の基本データ
- 推薦の配点(令和9年度)と、どこで点を取るか
- 令和8年度の倍率(推薦・一般)
- 実際に出た推薦小論文のテーマと、家でできる対策
- 一般入試のしくみと、保護者のかかわり方
都立北園高校の入試の基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都板橋区 |
| 学科 | 普通科 |
| 東京都の指定 | 進学指導推進校 |
| 一般入試の問題 | 都の共通問題(5教科) |
| 一般入試の配点 | 学力検査700点+調査書300点+ESAT-J 20点=1020点 (7:3と10:0で計算した高い方を使う) |
| 推薦の枠 | 募集人員の20% |
| 文化・スポーツ等の特別推薦 | 実施しない |
北園高校は板橋区にある都立の普通科の高校で、東京都教育委員会が「進学指導推進校」に指定しています。
推薦の配点(令和9年度):小論文は300点
| 検査 | 配点 | 全体に占める割合 |
|---|---|---|
| 調査書(内申) | 450点 | 50% |
| 個人面接+集団討論 | 150点 | 17% |
| 小論文 | 300点 | 33% |
| 合計 | 900点 | 100% |
北園の推薦は、調査書450点、小論文300点、個人面接と集団討論をあわせて150点の合計900点です。実施要綱の表では、面接と集団討論の欄にまたがって150点と書かれています。
割合は調査書50%・小論文約33%・面接と討論約17%です。小論文の比重が大きいのが北園の特徴で、計算をふくむ7問をこなす準備が欠かせません。
令和8年度の倍率:推薦と一般を並べて見る
| 入試 | 募集 | 応募・受検 | 合格 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 推薦 | 64人 | 応募 137人 | 64人 | 2.14倍(応募÷募集) |
| 一般(第一次) | 253人 | 最終応募 421人/受検 391人 | 256人 | 応募 1.66倍/受検÷合格 1.53倍 |
推薦は募集64人に137人が応募し、約2.1倍でした。
一般は、最終応募の時点で約1.66倍。受検391人に対して合格256人で、約1.53倍です。北園の一般入試は、学力検査と調査書を7:3で計算した点と10:0で計算した点の高い方を使う、特別なしくみです(令和9年度の実施要綱)。
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過去の推薦小論文を分析(令和8年度)
出題の要約
令和8年度は小論文・50分、字数は7つの小問でした(都教委の公表資料を要約)。
- 7つの小問からなる小論文でした。
- 前半(小問1〜4)は、図や説明をもとに森林の面積を求めたり、開発前後で減った割合を式や文で説明したりする問題。さらに、開発による生き物の数の変化や、感染症による増減を資料から考えます。
- 後半(小問5〜7)は、自己評価や価値意識についての文章を読み、最後に「自分との向き合い方」を経験をふまえて350字で述べます。
- 集団討論もあり、令和8年度はリーダーについての資料を読んで「理想のリーダー像」を5〜6人で話し合いました。
この出題で見られている力
- 計算と文章の両方を、時間内に処理する力
- 資料から読み取ったことを、式や短い文で説明する力
- 自分の経験をもとに、考えを350字でまとめる力
小論文対策:家でできる手順
- 数学の「割合」「面積」の問題を、答えだけでなく求め方を文で説明する練習をする
- 理科の資料問題(グラフの増減)を「何が原因で、どう変わったか」と一文で書く
- 後半の作文に備えて、「自分の長所と短所」「大事にしている考え」を経験とセットで書き出しておく
- 集団討論は、家族と5分間「理想のリーダーとは」を話し合い、相手の意見を一度受け止めてから自分の意見を言う練習をする
書いた小論文は、学校や塾の先生、家庭教師など第三者に読んでもらうと、自分では気づかない「伝わらない部分」が見つかります。
一般入試:1020点のうち、当日の学力検査が700点
一般入試(第一次募集)は、学力検査700点+調査書300点+ESAT-J(中学校英語スピーキングテスト)20点の1020点満点です。5教科とも都の共通問題です。
北園高校はここに特別なしくみがあり、受検者ごとに7:3で計算した点と、10:0(学力検査だけ)で計算した点を出し、高い方を選考に使います(令和9年度の実施要綱)。内申に不安があっても、当日点で挽回しやすい入試です。
学力検査の比重が大きいので、中3の秋からは「苦手教科の基本問題で落とさない」ことが合格に直結します。内申の計算方法は都立高校の内申点の仕組みと計算方法で確認できます。
保護者がやりがちな、もったいない関わり方
- 倍率の数字だけを見て「受かる・受からない」を決めつける
- 小論文を親が直しすぎて、本人の言葉ではなくなる(面接で話がかみ合わなくなります)
- 推薦の準備に時間を取りすぎて、一般入試の5教科の勉強が止まる
よくある質問
Q. 北園高校の一般入試の「10:0」とは?
A. 令和9年度の実施要綱では、第一次募集で学力検査と調査書を7:3で計算した点と、10:0(学力検査だけ)で計算した点を出し、高い方を選考に使うとされています。当日点が強い人に有利なしくみです。
Q. 推薦の小論文には計算が出る?
A. 令和8年度は、森林の面積や減った割合を求め、その過程を式や文で述べる問題がありました。
Q. 集団討論はある?
A. あります。令和8年度は「理想のリーダー像」について5〜6人で25〜30分話し合いました。
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出典
- 東京都教育委員会「令和9年度 東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目」(2026年9月17日公表)
- 東京都教育委員会「令和8年度 推薦に基づく選抜の合格者数等」
- 東京都教育委員会「令和8年度 第一次募集の最終応募状況」
- 東京都教育委員会「令和8年度 第一次募集の受検・合格状況」
- 東京都教育委員会「令和8年度 推薦に基づく選抜 小論文・作文等のテーマ」
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