最終更新:2026年10月/配点・倍率・作文テーマは、東京都教育委員会の公表資料(記事末の出典)にもとづきます。令和9年度(2027年春)の細かい条件は、必ず学校の募集案内で確認してください。
令和8年度の推薦倍率は約1.8倍、一般(第一次)は受検者÷合格者で約1.02倍でした。
推薦は「合格のチャンスを1回増やすもの」と考え、一般入試(1020点満点)を本命として5教科の当日点を上げるのが、いちばん安全な準備の仕方です。
- 都立王子総合高校の入試の基本データ
- 推薦の配点(令和9年度)と、どこで点を取るか
- 令和8年度の倍率(推薦・一般)
- 実際に出た推薦作文のテーマと、家でできる対策
- 一般入試のしくみと、保護者のかかわり方
都立王子総合高校の入試の基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都北区 |
| 学科 | 総合学科(単位制) |
| 一般入試の問題 | 都の共通問題(5教科) |
| 一般入試の配点 | 学力検査700点+調査書300点+ESAT-J 20点=1020点 |
| 推薦の枠 | 募集人員の30% |
| 文化・スポーツ等の特別推薦 | 実施する |
王子総合高校は北区滝野川にある都立の総合学科・単位制の高校です。学校の説明では、1年次は共通の科目を学び、2年次からは4つの系列・100以上の選択科目から自分で時間割を組み立てます。「産業社会と人間」という授業で、進路や興味を見つけてから科目を選ぶしくみです。通学は、都電荒川線 西ヶ原四丁目駅から徒歩4分、都営三田線 西巣鴨駅から徒歩6分などです。
推薦の配点(令和9年度):作文は250点
| 検査 | 配点 | 全体に占める割合 |
|---|---|---|
| 調査書(内申) | 500点 | 50% |
| 個人面接 | 250点 | 25% |
| 作文 | 250点 | 25% |
| 合計 | 1000点 | 100% |
王子総合の推薦は1000点満点で、調査書が50%、個人面接が25%、作文が25%です。
当日の検査は面接と作文が250点ずつ同じ配点です。作文で書いた考えを面接でも話せるように準備すると、両方の点が安定します。
令和8年度の倍率:推薦と一般を並べて見る
| 入試 | 募集 | 応募・受検 | 合格 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 推薦 | 72人 | 応募 129人 | 72人 | 1.79倍(応募÷募集) |
| 一般(第一次) | 164人 | 最終応募 175人/受検 170人 | 167人 | 応募 1.07倍/受検÷合格 1.02倍 |
推薦は募集72人に129人が応募し、約1.8倍でした(文化・スポーツ等特別推薦を含む人数)。
一般(第一次)は、最終応募の時点で1.07倍、受検170人に対して合格167人で約1.02倍でした。倍率だけを見ると入りやすく見えますが、年によって変わります。内申と当日点の両方を落とさない準備をしておくのが安全です。
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内申・模試の結果・作文の得意不得意から、推薦に挑戦するか、一般に集中するかを一緒に整理します。保護者の方だけのご相談もできます。
過去の推薦作文を分析(令和8年度)
出題の要約
令和8年度は作文・50分、字数は600字でした(都教委の公表資料を要約)。
- 学校が「期待する生徒の姿」として示している「人間性豊かで他の人を思いやる心があり、良好な人間関係を築いていける生徒」という言葉が示されました。
- そのうえで、この「良好な人間関係」とはどのようなものかを自分の考えとして書き、自分の経験や体験に触れ、将来の目標と結び付けて、高校生活でどのように良好な人間関係を築いていくかを具体的に書く問題でした。
この出題で見られている力
- 「良好な人間関係」という言葉を、自分なりの言葉で定義する力
- 定義を、中学校での具体的な体験1つと結び付けて説明する力
- 体験と将来の目標を、高校生活の行動につなげて書く構成力
作文対策:家でできる手順
- まず「良好な人間関係とは〇〇な関係だ」と、自分の定義を1文で書く(例:意見がちがっても話し合える関係)
- 部活・委員会・クラスでの体験から、その定義が当てはまる場面を1つだけ選び、3〜4文で書く
- 「高校で何を学び、将来何をしたいか」を1文で決め、そのために人とどう関わるかを書く
- 50分で600字(8割以上)を書き切る練習を2〜3回。書き終えたら、定義と体験と高校生活がつながっているか読み直す
書いた作文は、学校や塾の先生、家庭教師など第三者に読んでもらうと、自分では気づかない「伝わらない部分」が見つかります。
一般入試:1020点のうち、当日の学力検査が700点
一般入試(第一次募集)は、学力検査700点+調査書300点+ESAT-J(中学校英語スピーキングテスト)20点の1020点満点です。5教科とも都の共通問題です。
学力検査の比重が大きいので、中3の秋からは「苦手教科の基本問題で落とさない」ことが合格に直結します。内申の計算方法は都立高校の内申点の仕組みと計算方法で確認できます。
保護者がやりがちな、もったいない関わり方
- 倍率の数字だけを見て「受かる・受からない」を決めつける
- 作文を親が直しすぎて、本人の言葉ではなくなる(面接で話がかみ合わなくなります)
- 推薦の準備に時間を取りすぎて、一般入試の5教科の勉強が止まる
よくある質問
Q. 王子総合高校の推薦の作文は、何字ですか?
A. 令和8年度は50分・600字でした。「良好な人間関係とはどのようなものか」を、自分の経験と将来の目標に結び付けて書く問題でした。
Q. 総合学科は、普通科と何がちがいますか?
A. 1年次は共通の科目を学び、2年次から自分で科目を選んで時間割を作ります。王子総合は4つの系列・100以上の選択科目があると学校は説明しています。
Q. 一般入試の倍率は?
A. 令和8年度は最終応募が1.07倍、受検者÷合格者は約1.02倍でした。
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出典
- 東京都教育委員会「令和9年度 東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目」(2026年9月17日公表)
- 東京都教育委員会「令和8年度 推薦に基づく選抜の合格者数等」
- 東京都教育委員会「令和8年度 第一次募集の最終応募状況」
- 東京都教育委員会「令和8年度 第一次募集の受検・合格状況」
- 東京都教育委員会「令和8年度 推薦に基づく選抜 小論文・作文等のテーマ」
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