最終更新:2026年9月/倍率は東京都教育委員会の公表資料、偏差値は民間サイトの目安です。令和9年度の募集人員は例年10月下旬ごろ公表されます。
都立駒場高校は、目黒区大橋にある進学指導特別推進校です。令和8年度の普通科は、一般入試が受検倍率1.92倍、推薦が応募倍率3.46倍で、受けた人のおよそ半分が不合格になる競争でした。
偏差値の目安は民間サイトで68(普通科)です。駒場の一般入試は自校作成問題ではなく、都の共通問題です。内申を高く保ったうえで、5教科とも高得点で、ミスで落とさない力が合格の条件になります。
- 駒場高校の基本データ(所在地・最寄り駅・都の指定・募集人員)
- 普通科・保健体育科の令和8年度と令和7年度の倍率
- 偏差値と内申の目安、7:3の計算例
- 田園都市線・井の頭線での通学と、世田谷区の中学生にとっての位置づけ
- 文武両道の特色と、令和7年度卒業生の大学合格実績
- 中1から中3までの時期別の対策
都立駒場高校の基本データ
駒場高校は、目黒区大橋にある都立高校です。普通科と保健体育科の2つの学科があります。保健体育科は、1950年に公立高校で全国初の体育科として設置されたと紹介されています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 東京都立駒場高等学校 |
| 所在地 | 目黒区大橋2-18-1 |
| 最寄り駅 | 京王井の頭線 駒場東大前駅 徒歩7分 東急田園都市線 池尻大橋駅 徒歩7分 |
| 学科 | 普通科/保健体育科 |
| 都の指定 | 進学指導特別推進校/DXハイスクール/海外学校間交流推進校/GE-NET(英語教育) |
| 募集人員(令和8年度) | 普通科:推薦56人・一般220人 保健体育科:40人(うち推薦12人) |
※出典:東京都教育委員会「だから都立高」駒場高等学校、同「令和8年度 募集人員」「応募状況」(公式)。令和9年度の募集人員は未公表です。
駒場高校の倍率:普通科は一般1.92倍、推薦3.46倍
駒場の普通科は、推薦・一般とも高い倍率が続いています。令和8年度の一般の最終応募倍率は2.08倍で、前年の1.92倍より上がりました。推薦は前年の4.07倍から3.46倍に下がりましたが、それでも3倍を超えています。
| 区分 | 令和8年度 募集人員 | 令和8年度 倍率 | 令和7年度 倍率 |
|---|---|---|---|
| 普通科 推薦(応募倍率) | 56人 | 3.46倍 | 4.07倍 |
| 普通科 一般(最終応募倍率) | 220人 | 2.08倍 | 1.92倍 |
| 普通科 一般(受検倍率) | 220人 | 1.92倍 | 未確認 |
| 保健体育科 推薦(応募倍率) | 12人 | 3.58倍 | 5.00倍 |
| 保健体育科 一般(最終応募倍率) | 28人 | 1.21倍 | 2.29倍 |
※出典:東京都教育委員会「令和8年度/令和7年度 東京都立高等学校入学者選抜 応募状況(推薦応募)」「同(最終応募状況)」「令和8年度 第一次募集・分割前期募集 受検状況」(公式)。令和8年度の保健体育科の一般の受検倍率は1.14倍(創英ゼミナールの集計・民間)。
普通科の一般の受検倍率1.92倍は、受けた422人に対して募集が220人という数字です。受けた人のおよそ半分が不合格になる計算です。推薦は194人が応募して枠は56人なので、推薦だけで合格を決めるのは難しい学校です。
保健体育科は募集が少ないため、倍率が年によって大きく動きます。令和7年度の一般は2.29倍でしたが、令和8年度は1.21倍でした。
推薦は3倍を超えています。推薦を受ける場合も、不合格なら一般で受け直す前提で、5教科の勉強を1月も止めないようにしてください。
駒場高校の合格の目安:偏差値68、換算内申58
普通科の偏差値の目安は、2つのサイトとも68でした。保健体育科は1サイトのみで58です。偏差値は民間の模試・情報サイトによる目安です。サイトによって2〜3違うことがあります。
| 目安の種類 | 数値 | 出典(民間) |
|---|---|---|
| 偏差値(普通科) | 68 | みんなの高校情報(2026年度版) |
| 偏差値(普通科) | 68 | 家庭教師のトライ |
| 偏差値(保健体育科) | 58 | みんなの高校情報(2026年度版) |
| 換算内申(普通科・65点満点) | 58 | 市進 高校受験情報ナビ(2027年春入試用) |
※出典:みんなの高校情報、家庭教師のトライ「東京都 高校の偏差値一覧」、市進 高校受験情報ナビ「偏差値・内申合格のめやす 東京都立高校入試」(いずれも民間)。
換算内申58は、たとえば5教科の合計24(「5」が4つ・「4」が1つ)と、実技4教科の合計17(2倍して34)の組み合わせです。計算の方法は都立高校の内申点の計算で確認できます。
7:3の計算例(普通科・仮の点数)
普通科の一般入試は原則「学力検査7:調査書3」、保健体育科は体育に関する学科なので「6:4」です。どちらもESAT-Jの点が加わります。しくみのくわしい説明は都立高校入試2027のしくみをご覧ください。
| 項目 | 計算 | 点数 |
|---|---|---|
| 調査書点 | 換算内申58÷65×300 | 約268点 |
| 学力検査 | 5教科400点÷500×700 | 560点 |
| 合計(ESAT-Jを除く) | 268+560 | 約828点 |
※仮の点数による計算例です。合格点を示すものではありません。保健体育科の実技検査の有無・内容は募集要項で確認してください。
5教科で400点は、1教科80点です。駒場の受験生の多くは内申が高いので、内申だけでは差がつきにくくなります。共通問題で高得点をそろえ、ケアレスミスをしないことが分かれ目です。
駒場は自校作成問題ではなく、都の共通問題で受けます。問題が標準的な分、受験生どうしの点数が近くなり、1問のミスが合否に関わります。過去問は時間を計り、見直しの時間まで含めて練習してください。
三軒茶屋から乗り換えなしで通える駒場高校:世田谷区の中学生にとっての位置づけ
駒場高校は目黒区にありますが、世田谷区との区境に近い学校です。最寄りの池尻大橋駅は東急田園都市線の駅で、三軒茶屋駅と同じ路線です。三宿中・駒留中・太子堂中の最寄りは三軒茶屋駅です。もう一つの最寄りの駒場東大前駅は京王井の頭線の駅で、太子堂中のもう一つの最寄りの下北沢駅も井の頭線です。所要時間は公式の数字がないため書きません。
三宿・駒留・太子堂の各中学校にとって、駒場は近くにある上位の都立高校です。また、世田谷区の深沢中学校の令和6年度卒業生の進路一覧や、練馬区の石神井中学校の進路の一覧にも、駒場高校の名前が載っています。
三宿中、駒留中、太子堂中の記事で、学校ごとの定期テスト・内申の話を書いています。区全体は世田谷区の中学生の受験対策にまとめています。
同じ進学指導特別推進校の都立小山台高校や、近い学力帯の都立三田高校、1つ上の都立青山高校の記事も、比較に役立ちます。国立附属を考えている人は学芸大附属もご覧ください。
駒場高校の特色と大学合格実績:文武両道で国公立103人
駒場は、「質の高い文武両道」を掲げる学校です。普通科と保健体育科が「相互に影響を与えている」と紹介されており、部活動もさかんです。
- 保健体育科:陸上競技・体操・水泳・サッカー・武道など、専攻する種目に分かれて学ぶ
- 施設:人工芝のグラウンド、100席以上の自習室など
- 部活動:運動部・文化部ともに多数。全国レベルで活躍する部もある
- 標準服あり(式典などで着用)
※出典:東京都教育委員会「だから都立高」駒場高等学校(公式)。
| 大学(令和7年度卒業生など) | 現役 | 合計(浪人含む) |
|---|---|---|
| 国公立大学 計 | 91人 | 103人 |
| 東京都立大 | 12人 | 15人 |
| 横浜国立大 | 8人 | 10人 |
| 筑波大 | 7人 | 7人 |
| 東京科学大 | 6人 | 6人 |
| 早稲田大 | 41人 | 49人 |
| 慶應義塾大 | 13人 | 15人 |
| 上智大 | 61人 | 64人 |
| 明治大 | 87人 | 109人 |
| 立教大 | 59人 | 70人 |
| 法政大 | 52人 | 62人 |
| 中央大 | 35人 | 37人 |
※出典:東京都立駒場高等学校「令和7年度 大学等合格者数」(公式、令和8年4月1日現在)。合格者数で、進学者数ではありません。
国公立大学に103人、明治大学に109人が合格しています。私立大学の合格者は合計1,080人でした。現役生の合格が多く、高校3年間で大学受験の準備を進めていく学校だとわかります。
駒場は部活動がさかんな学校です。入学後に部活と勉強をどう両立しているか、自習室の使い方や講習の有無などを学校説明会で聞いておくと、お子さまの高校生活を具体的にイメージできます。
駒場高校をめざす学年別・時期別の対策
中1・中2:「オール4」から「5」を増やす
換算内申の目安58は、全教科「4」(5教科20+実技32=52)より6高い数字です。そこから5教科で「5」を2つ、実技で「5」を2つ作ると、ちょうど58になります。中1・中2の定期テストで、5教科は90点前後を安定して取ることを目標にしましょう。
- 定期テストは、学校のワークを3回くり返し、間違えた問題だけを最後にもう一度
- 英語は教科書の本文を音読し、中2までに英検3級レベルの単語を固める
- 実技教科も手を抜かない(評定が2倍で計算される)
くわしくは高校受験の内申点の上げ方と実技4教科で差をつけるにまとめています。
中3:9月から2月までの計画
| 時期 | やること |
|---|---|
| 9〜10月 | 都立の共通問題の過去問を1年分解き、各教科80点に届かない分野を洗い出し、その分野から復習する |
| 11月 | ESAT-Jを受ける。私立の併願校の個別相談へ。推薦を受けるか決める |
| 12月 | 過去問を5年分、時間を計って解く。ミスの種類をノートに記録する |
| 1月 | 推薦を受ける場合は面接・小論文などの準備。私立の入試と並行して過去問の2周目 |
| 2月 | ミスの記録を見直し、見直しの手順を固定する。新しい問題集は増やさない |
※日程の正確な日付は都立高校入試2027でご確認ください。
私立の併願校の決め方は東京の私立の併願優遇、併願校は何校受けるべきが参考になります。秋の学習計画は中3秋の学習計画でも紹介しています。
駒場高校をめざす世田谷区の中学生へ
駒場のように内申の高い受験生が集まる学校では、当日の1問、2問が合否を分けます。エスペランサアカデミーは完全オンラインのプロ家庭教師による1対1指導です。過去問の答案を1問ずつ見て、どこで点を落としているかを一緒に分析し、2月までの計画を組みます。
まとめ
- 駒場高校は目黒区大橋の進学指導特別推進校。最寄りは池尻大橋駅・駒場東大前駅(ともに徒歩7分)
- 令和8年度の普通科は一般の受検倍率1.92倍(最終応募倍率2.08倍)、推薦の応募倍率3.46倍
- 保健体育科は令和8年度の推薦3.58倍、一般の最終応募倍率1.21倍
- 普通科の偏差値の目安は68、換算内申の目安は58(いずれも民間の目安)
- 令和7年度卒業生などの国公立大学合格は103人(公式)


