プロ家庭教師が作成・監修 エスペランサアカデミー
期末テストが終わると、ほっとして勉強から離れたくなります。ところが、テストが返ってきた直後は、2学期分の勉強の中で、次の成績につながる材料がいちばん集まるタイミングです。
この記事では、返却されたテストの見方と、間違い直しの手順、冬休み・3学期につなげる振り返りの方法を、プロ家庭教師が整理しました。
結論:テストは、返ってきたその週に「直す」まで終えてください
点数を見て終わりにせず、間違えた問題を3種類に分けて、原因を確かめます。
ミスノートを作ると、冬休みと3学期のテスト前に、弱点だけを短時間で見直せます。
返却されたら、最初にやること
テストが返ってきた日に、次の3つを済ませます。5〜10分で終わるので、帰宅後すぐに取りかかってください。
1点数ではなく、間違いに印をつける
全体の点数より、どこを間違えたかを見ます。間違いのある問題に、赤ペンで印をつけます。
2正しい答えを書き写す
先生の解答を見て、正しい答えを問題用紙の横に書きます。
3間違えた理由を一言で書く
「公式を忘れた」「漢字のミス」「問題文の読み違い」のように、一言で理由を書きます。
ポイント:叱らず、原因を探す
点数を叱るより、「どこで間違えたか」を一緒に見るほうが、子どもは前向きになりやすいです。
間違いを3種類に分けて直す

| 種類 | 直し方 | 次にやること |
|---|---|---|
| 知らなかった | 教科書やノートで、その内容を確認する | 自分で説明できるように、ノートにまとめる |
| わかっていたのに間違えた | 間違えたところを、赤ペンで丸く囲む | 次のテストの見直しで、そこを必ず確認する |
| 時間が足りなかった | どの問題に時間がかかったかを確認する | 解く順番と、時間配分を決める |
時間配分については、テスト中の時間配分の記事もあわせてご覧ください。
ミスノートの作り方
ミスノートは、間違えた問題を1冊にまとめた、自分だけの問題集です。作り方は簡単です。
1問題を書き写す
間違えた問題を、ノートの左側に書き写します。コピーして貼る方法でも構いません。
2正しい答えと解き方を書く
右側に、正しい答えと、解き方を書きます。
3間違えた理由を書く
「何で間違えたか」を、一言で書きます。
41週間後に解き直す
1週間たってから、もう一度解きます。解けたら、印をつけます。
ミスノートは、冬休みと3学期のテスト前に見直すと、短い時間で弱点を確認できます。
成績表をもらったときの見方
学期末には、通知表(成績表)が渡されます。点数だけでなく、次の点を見てください。
| 見るところ | 確認すること | 次の学期でできること |
|---|---|---|
| 各教科の評定 | どの教科が上がったか、下がったか | 上がった教科は、続けたことを書き出す |
| 観点別の評価 | 知識・技能、思考・判断・表現、主体的に取り組む態度のどれが弱いか | 弱い観点に合わせて、勉強のやり方を変える |
| 所見や先生のコメント | 授業の様子や、期待されていること | 次の学期の目標に入れる |
観点別評価の見方は、内申点の3観点評価の記事で解説しています。
冬休み・3学期につなげる
弱点をひとつに絞る
直す項目が多いと、続かなくなります。「次の学期は、これだけ直す」とひとつに絞ると、行動に移しやすくなります。
冬休みは、2学期の復習に使う
冬休みは、新しい範囲に進むよりも、2学期に習った内容の穴を埋める時間に使うと、3学期が楽になります。
次のテストの日程を、カレンダーに書く
学年末テストの時期は学校によって違います。わかり次第、カレンダーに書いておくと、準備を始める目安になります。
振り返りチェックリスト
☑ 返却当日に、間違いへ印をつけた
☑ 間違いを3種類に分けた
☑ ミスノートを作り始めた
☑ 成績表の観点別評価を確認した
☑ 次の学期に直すことを、ひとつ決めた
テストの振り返りを、一緒にしてみませんか
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よくあるご質問
Q. 点数が悪かったときは、どう声をかければいいですか?
A. 点数への感想より、「どこが難しかった?」と聞くほうが、原因を話してくれやすくなります。まず、できていた所を認めてから、直すことをひとつだけ決めます。
Q. 間違い直しは、何を使えばいいですか?
A. ノートでも、ルーズリーフでも構いません。間違えた問題・正しい答え・間違えた理由の3つが書ければ十分です。
Q. いつまでに間違い直しをすればいいですか?
A. 返却された週のうちに終えるのがおすすめです。時間がたつと、間違えた理由を忘れてしまいます。
Q. テストが終わると、勉強する気が起きません。
A. テスト直後は、疲れが出る時期です。最初は、間違い直しを10分だけにして、少しずつ勉強の時間を戻していくと、続けやすくなります。
まとめ
この記事のまとめ
返却当日に、間違いに印をつけて、理由を一言で書く。
間違いを3種類に分けて、ミスノートにまとめる。
成績表を見て、次の学期に直すことをひとつ決める。


