プロ家庭教師が作成・監修 エスペランサアカデミー
テストが返ってきたら、最後の大問がまるごと空欄。「時間があれば解けたのに」。この悔しさは、勉強量ではなく「解き方の順番」で解決できることが多いです。中学生の定期テストで時間が足りなくなる原因と、解く順番・見直しの型をプロ家庭教師がまとめました。
結論:「最初の5分で全体を見る」「3分考えて手が止まったら次へ」の2つを決めてください
時間が足りない子の多くは、前から順番に、わからない問題でも止まって考え続けています。
解ける問題を先に全部取り、残った時間で難しい問題に戻る。この順番だけで、点数が変わることがあります。
時間が足りなくなる4つの原因
| 原因 | よくある様子 | 直し方 |
|---|---|---|
| 1問で止まる | わからない問題を10分考えて、後半に手がつかない | 3分考えて手が止まったら、印をつけて次へ |
| 全体を見ていない | 最後に配点の大きい問題があったことに、残り5分で気づく | 最初の5分で全ページをめくる |
| 途中式が長すぎる/汚い | 計算の見直しで自分の字が読めない | 途中式は縦に1行ずつ書く |
| 見直しの時間を取っていない | 最後まで解いてチャイムが鳴る | 見直し用に最後の5分をあけておく |
解く順番の型(50分テストの例)
STEP1最初の5分:全体を見て、解く順番を決める
名前を書いたら、全ページをめくります。配点が大きい問題と、すぐ解ける問題に印をつけます。
STEP2〜30分:すぐ解ける問題を全部解く
計算問題、用語、基本問題を先に終わらせます。3分考えて手が止まった問題は、問題番号に印をつけて飛ばします。
STEP3〜45分:印をつけた問題に戻る
配点の大きい問題から戻ります。部分点がある問題は、途中まででも書きます。
STEP4最後の5分:見直し
名前、解答欄のずれ、単位、符号を確認します。全部を見直す時間はないので、自分がよくやるミスの場所だけを見ます。
ポイント:時間は目安です
テストの時間や問題数は学校・教科で違います。自分のテストに合わせて、「全体を見る」「すぐ解ける問題」「戻る」「見直し」の4つの配分を決めてください。
教科別|時間が足りなくなりやすいところ
| 教科 | 足りなくなる原因 | コツ |
|---|---|---|
| 数学 | 大問の最後の応用問題で止まる | (1)(2)は取り、最後の小問は後回し |
| 国語 | 長文を最初から丁寧に読みすぎる | 設問を先に読んでから本文を読む |
| 英語 | 英作文・長文読解が最後にある | 最初の5分で英作文の問題を読んでおく |
| 理科 | 計算問題で止まる | 用語問題を先に取り、計算は後で |
| 社会 | 資料の読み取り問題で考えこむ | 知っている用語から先に埋める |
見直しの型|5分で見る場所を決めておく
5分見直しチェックリスト
☑ 名前と受験番号
☑ 解答欄が1つずれていないか
☑ 単位(cm・g・%など)
☑ 符号(マイナス)と、かっこの外し方
☑ 英語の三単現のs・複数形のs
☑ 漢字の送り仮名
自分がよくやるミスは、返ってきた答案に全部書いてあります。答案の見直し方は 定期テストの解き直しで+20点を狙う方法 をご覧ください。
家での練習方法
解く順番は、本番で急にできるものではありません。ワークの1ページをタイマーで時間を計って解く練習をしてください。「3分で手が止まったら次へ」も、家で練習しておくと本番で迷いません。高校入試でも同じ力が必要になるので、中1・中2のうちに身につけておくと入試で大きな差になります。
よくあるご質問
Q. 飛ばした問題に戻るのを忘れてしまいます。
A. 飛ばした問題の番号に、大きく印をつけてください。問題用紙の余白に「戻る:3(2)、5(3)」と書いておくと忘れません。
Q. 見直しをしてもミスが見つかりません。
A. 全部を見直そうとすると、見ているだけになります。自分がよくやるミスの場所だけを見るほうが、見つかりやすいです。
Q. そもそも問題が難しくて時間が足りません。
A. その場合は、解き方ではなく理解の問題かもしれません。基本問題を時間内に解けるかをワークで確かめてみてください。
まとめ
この記事のまとめ
最初の5分で全体を見て、解く順番を決める。
3分考えて手が止まったら、印をつけて次へ。最後の5分は見直し。
見直しは自分がよくやるミスの場所だけ。家でタイマーを使って練習する。

