プロ家庭教師が作成・監修 エスペランサアカデミー
「毎日、机には向かっているのに、点数が上がらない」。期末テストの結果を見て、こう感じる中学生と保護者は少なくありません。勉強時間が足りていても点数が伸びないときは、勉強の中身か、やり方のどこかにずれがあることが多いです。
この記事では、点数が上がらない原因を5つに分けて、チェックと直し方をまとめました。原因がわかれば、次のテストまでの時間の使い方が変わります。
結論:原因は「勉強の量」ではなく、「範囲・解き直し・書く練習・見直し・質問」のどこかにあることが多いです
まず、返ってきたテストを見て、間違いの種類を分けてみてください。
原因がひとつ見つかれば、次のテストでは、その1点だけ直せば十分です。
まず、間違いを3つに分ける
原因を探す第一歩は、間違えた問題を分けることです。返ってきたテストの間違いに、次の印をつけてみます。
| 種類 | 例 | 考えられる原因 |
|---|---|---|
| 知らなかった | 習っていない用語や公式が出た | 範囲の確認不足、勉強の抜け |
| わかっていたのに間違えた | 計算ミス、漢字の書き間違い、選択肢の読み違い | 見直しの不足、書く練習の不足 |
| 時間が足りなかった | 最後の問題まで解けなかった | 解く順番、練習量の不足 |
どの種類が多いかで、直すべき場所が変わります。「知らなかった」が多ければ範囲や理解、「わかっていたのに」が多ければ見直しの習慣がカギです。
点数が上がらない5つの原因

原因1範囲と出題が、ずれている
範囲表を確認せずに、前の学期の内容に時間を使っている場合があります。授業で先生が強調したことも、テストに出やすい所です。
原因2解きっぱなしで、解き直していない
ワークを1周しただけでは、間違えた問題は直っていません。間違えた問題を、もう一度解いて「できた」を確かめることが必要です。
原因3見て覚えるだけで、書いていない
教科書を読むだけだと、「わかったつもり」になりやすいです。用語や公式は、書いたり声に出したりして、思い出す練習をします。
原因4ケアレスミスの見直しをしていない
計算ミスや漢字のミスは、見直しで防げる失点です。テストの最後の数分を、見直しに使う練習をします。
原因5わからない所を、そのままにしている
わからない所が積み重なると、次の単元で困ります。学校の先生や、塾・家庭教師に質問して、その日のうちに解決することが大切です。
原因別の直し方
原因が見つかったら、次の表を参考に、直す方法を決めてください。
| 原因 | 直し方 | 続けやすい形 |
|---|---|---|
| 範囲のずれ | 範囲表を書き出し、授業ノートで先生の話を確認 | テストの3週間前に、範囲表を1回見直す |
| 解き直し不足 | 間違えた問題に印をつけ、解き直す | 1日5問だけでも、解き直しの時間を作る |
| 書く練習の不足 | 覚えたことを白紙に書き出す | 1日10分、白紙に思い出して書く |
| 見直しの不足 | ミスの種類を一覧にして、テストの前に確認 | ミスのノートを1冊作る |
| 質問しない | わからない所を、付箋に書いて残す | 付箋が3枚たまったら、先生に質問 |
ポイント:原因はひとつとは限りません
原因が複数あってもかまいません。まずは、いちばん多かったものを1つだけ直し、次のテストで変化を確かめてください。
次のテストに向けた進め方
テストが返ってきたら、その週のうちに直す
間違えた問題は、返却されたその週に解き直します。時間がたつと、間違えた理由を忘れてしまいます。
ミスのノートを作る
間違えた問題を、「問題・正しい答え・間違えた理由」の3つで1行ずつ書きます。次のテスト前に、ノートを見るだけで弱点を確認できます。
保護者は、点数より「やり方」を聞く
点数を責めるより、「どこが難しかった?」「次はどうする?」と聞くほうが、子どもは原因を話しやすくなります。
点数アップのチェックリスト
☑ 間違いを3つの種類に分けた
☑ いちばん多い原因を1つ決めた
☑ 間違えた問題を、返却後に解き直した
☑ ミスのノートを作った
☑ わからない所を、質問する時間を決めた
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よくあるご質問
Q. 勉強時間を増やせば、点数は上がりますか?
A. 時間を増やすだけでは、点数が上がらないことがあります。原因がやり方にあるときは、同じ勉強を長く続けても結果が変わりにくいので、まず原因を探すことをおすすめします。
Q. ケアレスミスが多くて困っています。
A. ミスの種類を書き出すと、パターンが見えてきます。計算の途中式を省かない、テストの最後に見直す、といった小さな習慣で減らせることがあります。
Q. 何から直せばいいですか?
A. 間違いの種類を分けて、いちばん多いものから直してください。同時に全部を直そうとせず、ひとつずつ進めます。
Q. 家庭では、どうサポートすればいいですか?
A. 点数だけで評価せず、勉強の進め方を一緒に確認してください。ミスのノートを見ながら「次はどうする?」と話すと、子ども自身の気づきにつながります。
まとめ
この記事のまとめ
間違いを「知らなかった」「わかっていたのに」「時間が足りなかった」に分ける。
原因は、範囲・解き直し・書く練習・見直し・質問のどこかにあることが多い。
直すのは、いちばん多い原因をひとつずつ。


