市川高校の単願推薦は、内申(中3の評定)の条件が決まっています。ただし、条件を満たしても推薦でも一般入試と同じ5教科の筆記試験を受けます。「内申が足りていれば受かる」入試ではありません。この記事では、市川学園が公表している2027年度 生徒募集要項と2026年度 入試結果概要をもとに、推薦で出すか一般で受けるかの判断材料を整理します。
先に結論です
✓ 推薦の条件は中3の9教科の評定合計が38.0以上(スポーツ・文化で実績がある場合は36.0以上)
✓ 中3の欠席・遅刻・早退の合計が出願日までに7回以内。回数に遅刻・早退も入ります
✓ 推薦でも国・数・英・社・理の5教科(各100点)を一般と同じ問題で受けます
✓ 2026年度の推薦は受験95人・合格40人。条件を満たした人どうしでも半分以上が不合格です
✓ 一般入試の合格最低点は500点中267点(2026年度)。事前の入試相談会はありません
📌 市川高校の単願推薦の出願条件(2027年度)
募集要項では、次の①〜④をすべて満たす人が出願できます。募集定員は30名です(一般・帰国生入試は合わせて90名)。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| ① | 2027年3月に中学校を卒業見込み |
| ② | 市川高校が第一志望で、合格したら必ず入学する |
| ③ | 中3の欠席・遅刻・早退の合計が、出願日までに7回以内 |
| ④ | 次のA・B・Cのどれかにあてはまる |
| 区分 | 評定の条件 | ほかの条件 |
|---|---|---|
| A | 中3の9教科5段階評定の合計38.0以上 | なし |
| B | 同じく36.0以上 | スポーツで都道府県大会ベスト8以上など |
| C | 同じく36.0以上 | 科学・芸術・文化で全国大会で活躍、または都道府県大会で優秀な成績 |
B・Cの団体競技・団体活動では、その成績の中での本人の役割を推薦書に具体的に書くよう求められています。推薦書は学校指定の用紙です。
「中3の評定」はどの数字を使う?
要項では、次のア・イのうち高いほうを使うと書かれています。
| 使う数字 | |
|---|---|
| ア | 調査書に書かれた中3の評定 |
| イ | 3学期制なら1学期と2学期の教科ごとの平均、2学期制なら前期の評定 |
イの平均は、小数を切り上げ・切り捨てせずに計算して合計します。つまり1学期が4、2学期が5の教科は「4.5」として足し算します。
💡 38.0は「オール4」より少し上
9教科で38.0は、1教科あたり約4.2です。オール4(36)ではA区分に2足りません。5を2つ以上そろえる必要があります。
⚠️ 欠席日数ではなく「回数の合計」
条件③は欠席だけでなく遅刻・早退も合わせた回数です。中3の春から出願日まで積み重なるので、秋以降に1回ずつ増えるのが一番危険です。
📝 推薦でも「5教科の筆記」で合否が決まる
要項では、単願推薦も一般入試と同じ問題で、次の5教科を受けると定められています。各教科100点、合計500点です。
| 時限 | 教科 | 時間 |
|---|---|---|
| 1 | 国語 | 50分 |
| 2 | 数学 | 50分 |
| 3 | 英語(リスニングあり) | 60分 |
| 4 | 社会 | 50分 |
| 5 | 理科 | 50分 |
2026年度の単願推薦は受験95人に対して合格40人でした(男子59人中28人、女子36人中12人)。出願条件を満たした人の中でも、半分以上が不合格になっています。学校は推薦の合格点を公表していません。
ここからはエスペランサの見方(推測を含みます)
推薦の条件(評定38など)は「受験できる資格」で、合否を決めるのは当日の5教科と考えるのが安全です。推薦を選ぶメリットは、第一志望の意思を示せることと、1月17日の1回で進路が決まる可能性があることです。一方で、推薦で出すと延納ができない(後述)ので、公立高校と両方受けたい人には向きません。
推薦で出すか、一般で受けるか、一緒に決めませんか
通知表の数字と模試の結果を見ながら、市川高校の推薦・一般それぞれの見込みと、残り期間の5教科の配分をお出しします。初回のご相談・体験授業は無料です。
📊 2026年度の入試結果(市川高校)
| 区分 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 一般 | 1,048人 | 1,046人 | 624人 | 約1.7倍 |
| 帰国生 | 63人 | 63人 | 38人 | 約1.7倍 |
| 単願推薦 | 95人 | 95人 | 40人 | 約2.4倍 |
実質倍率は「受験者÷合格者」で当サイトが計算したものです。
一般入試の平均点と合格最低点
| 教科 | 受験者平均 |
|---|---|
| 国語 | 55.2点 |
| 数学 | 41.4点 |
| 英語 | 56.9点 |
| 社会 | 55.8点 |
| 理科 | 67.7点 |
| 合計(500点) | 277.0点 |
| 項目 | 点数 |
|---|---|
| 合格最低点 | 267点(男女とも) |
| 合格最高点 | 402点 |
合格最低点267点は、受験者の平均点277.0点より10点低い数字です。5教科の中で数学の平均点が一番低く(41.4点)、理科が一番高い(67.7点)年でした。
ここからはエスペランサの見方(推測を含みます)
平均点が低い教科ほど、1問の差が合否に響きやすくなります。数学で平均を大きく割ると他の4教科で取り返すのは大変なので、数学は「落とさない問題を確実に取る」練習を秋から優先するのがおすすめです。平均点は年によって変わるので、過去問は複数年分で確かめてください。
🤝 公立高校と併願するときの延納ルール
| 区分 | 延納 |
|---|---|
| 一般・帰国生 | 入学金のうち5万円を手続期間内に納めれば、残りは3月3日15時まで延納できる |
| 公立の発表が3月4日以降 | 手続期間内に5万円を納め、申請書を出せば、公立高校の発表日の14時まで残金(23万円)を延納できる(2次募集は対象外) |
| 単願推薦 | 延納はできない |
市川高校は事前の入試相談会を行っていないと公式サイトで案内しています。いわゆる「確約」をもらって受ける入試ではありません。
🗓️ 2027年度入試の日程
| 項目 | 日程・金額 |
|---|---|
| 出願 | 2026年12月21日(月)12時〜2027年1月12日(火)15時(インターネット出願) |
| 試験日 | 2027年1月17日(日)(一般・帰国生・単願推薦とも同じ日) |
| 合格発表 | 1月19日(火)12時 |
| 入学手続 | 1月21日(木)15時まで |
| 受験料 | 26,000円 |
| 入学金 | 280,000円 |
調査書は公立高校の出願様式か出身中学校の様式を厳封し、簡易書留で送ります。紙の募集要項はありません。
✅ 推薦と一般、どちらで受けるかの目安
| こんな人 | 向いている受け方 |
|---|---|
| 中3の評定が38以上で、市川が第一志望。公立は受けない | 単願推薦(5教科の対策は一般と同じ) |
| 評定は38以上だが、公立高校も受けたい | 一般(延納ができる) |
| 評定が38に届かない | 一般。当日の点数だけで勝負できる |
| スポーツ・文化で都道府県上位の実績がある | B・C区分の推薦も検討(評定36以上) |
どちらを選んでも、当日の5教科で合格点を取る力が必要なのは同じです。推薦を「保険」と考えず、一般と同じ準備を続けてください。
※ 2026年9月27日時点の情報です。条件・日程・金額は年度で変わります。出願前に必ず最新の募集要項をご確認ください。


