最終更新:2026年11月8日|入試の日程・検査・手続は、千葉県教育委員会が公開している「令和9年度(令和8年度実施)千葉県県立中学校入学者決定実施要項」「同 入学者募集要項」「同 第一学年入学者決定要項」のページを照合してまとめています。応募状況と結果は、同じ県教育委員会が発表した令和6年度から令和8年度の「入学志願者数等について」「二次検査結果」の発表資料によります。学校の教育目標・沿革・カリキュラム・施設・一日の流れは、千葉県立千葉中学校の公式サイトの各ページの記載です。千葉県立千葉中学校の募集要項と実施要項は、千葉県立東葛飾中学校と共通の冊子です。この記事は千葉中学校の分だけを取り出しています。二次情報は使っていません。出典は記事の最後にまとめました。
千葉県立千葉中学校は、千葉市中央区にある県立の併設型中高一貫校で、千葉県立千葉高等学校に併設されています。平成20年(2008年)4月に開校し、募集定員は1学年80名です。令和9年度(2027年度入学)の入学者決定は、一次検査(適性検査)と二次検査(適性検査と面接等)の2段階で行われます。
令和9年度入試の主な日程は、出願登録が2026年10月27日(火)から11月9日(月)まで、書類の郵送が11月16日(月)から18日(水)まで、一次検査が12月5日(土)、一次検査の結果発表が12月16日(水)、二次検査が2027年1月24日(日)、二次検査の結果発表が2月1日(月)です。この記事を書いている2026年11月8日は、出願登録の締切の前日にあたります。
県教育委員会の発表では、千葉中学校の志願者は令和6年度入学者が550名、令和7年度入学者が497名、令和8年度入学者が440名でした。この記事では、日程と手続、一次・二次検査の時間割と持ち物、公式の応募状況と結果、学校の教育目標、沿革、カリキュラム、施設、一日の流れまでを、公式の記載に沿って整理します。
- 千葉県立千葉中学校の基本情報
- 令和9年度入試の全体像
- 応募資格と募集定員
- 入試の日程
- 出願の手続と提出書類
- 一次検査の内容と時間割
- 二次検査の内容と時間割
- 受検者心得と持ち物
- 合格発表・入学確約書・繰上げ
- 公式の応募状況と結果(令和6〜8年度入学者)
- 過去問の入手と、対策を考えるときの整理
- 学校の教育目標
- 沿革
- カリキュラムと学びの特色
- キャンパスと施設
- 千葉中生の一日
- 説明会
- 保護者が確認しておきたいこと
- よくある質問
千葉県立千葉中学校は、140年以上の歴史を持つ千葉高等学校に併設された、県立の中高一貫校です。受験を考えるご家庭からは、「私立の中学受験と何が違うのか」「試験は何回あるのか」「報告書(内申にあたるもの)はいつ出すのか」「応募者は何倍くらいなのか」といった質問が多く聞かれます。この記事では、公式の資料で確認できたことと、確認できなかったことを分けて書きます。
千葉県の県立中学校は、千葉中学校と東葛飾中学校の2校です。入学者決定の要項や出願の流れは、2校共通の冊子で定められています。そのため、この記事の日程や手続の説明は、東葛飾中学校を志願する場合にも、ほぼそのまま当てはまります。ただし、検査の内容の細部、結果の数字、学校の特色は、学校ごとに異なります。この記事は、千葉中学校の分だけを扱います。
千葉県立千葉中学校の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | 千葉県立千葉中学校(千葉県立千葉高等学校に併設) |
| 所在地 | 千葉市中央区葛城1-5-2 |
| 設置 | 明治11年(1878年)に千葉師範学校構内に創立された千葉中学校が母体。平成20年(2008年)4月に県立中学校が開校し、第1期生が入学(定員80名) |
| 形態 | 併設型中高一貫教育校(公立・共学) |
| 募集定員 | 80名(令和9年度) |
| 入学検査料 | 2,200円 |
| 問い合わせ(県の統一ダイヤル) | 0120-23-1008(平日8:30〜17:15、年末年始を除く) |
県教育委員会の要項では、千葉県県立中学校は、小学校の校長が作成した報告書、志願者から提出された志願理由書の書類の審査と、一次検査および二次検査の結果を資料とし、県立中学校で行う学習活動への適性等を総合的に判定して、入学者を決定する、と書かれています。1回の筆記試験の点数だけで決まる入試ではない、という点が、この入試の特徴です。
令和9年度入試の全体像
千葉県の県立中学校の入学者決定は、次の流れです。公式の「入学者決定要項」と「実施要項」「募集要項」の記載を、順に並べました。
受験生が検査を受けるのは、一次検査の1回と、二次検査の1回です。一次検査を通過した人が、二次検査に進みます。二次検査に進めるのは、募集定員の4倍程度、つまり320名前後です。
応募資格と募集定員
千葉県県立中学校の応募資格は、募集要項の第1に、次のように書かれています。次の(1)または(2)のいずれかに該当する者であることが必要です。
- (1)令和9年3月に小学校(特別支援学校の小学部を含む)を卒業見込みの者、または義務教育学校の前期課程を修了見込みの者で、保護者(親権者または後見人)とともに県内に居住する者。
- (2)志願する中学校の校長に、志願の承認を特別に得た者。
(2)には、募集要項の概要のページで、次の例が挙げられています。保護者とともに他の都道府県または海外に居住している者が志願する場合、保護者が県内に居住しているが保護者とともに居住していない者が志願する場合、やむを得ない事情により保護者とともに居住できない場合です。その他の詳細は、実施要項の別記4(10ページ)を参照するよう書かれています。
県外から転居する場合などは、誓約書(様式13または14)や事情説明書(様式15)などの書類を提出して、志願する中学校の校長の承認を得る必要があります。ご自身が(2)に当たる可能性がある場合は、自己判断をせずに、募集要項の原文と学校への問い合わせで、出願の前に確認してください。
募集定員は、千葉中学校が80名、東葛飾中学校が80名です。また、募集要項の「出願上の注意事項」には、他の公立中等教育学校または公立併設型中学校には併願できない、と書かれています。千葉県立の2校どうしも、併願はできません。志望校は、出願の前に1校に決める必要があります。
入試の日程

| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 出願登録・入学検査料の納付 | 2026年10月27日(火)〜11月9日(月) |
| 入学願書など書類の提出(郵送) | 11月16日(月)〜18日(水)。簡易書留の配達日指定郵便とし、できる限り11月16日を指定する。各中学校への持参は不可 |
| 受理完了メール | 11月25日(水)までに、各中学校の校長から送信 |
| 受検票の印刷 | 11月26日(木)午後3時以降に、出願登録サイトのマイページからダウンロード |
| 一次検査 | 12月5日(土) |
| 一次検査の結果発表 | 12月16日(水)午前9時(合否照会サイトと中学校のホームページ) |
| 報告書・志願理由書等の提出 | 2027年1月8日(金)〜12日(火)に届くように郵送(簡易書留。1月12日までの消印有効) |
| 報告書等受理完了メール | 1月18日(月)までに送信 |
| 二次検査 | 1月24日(日) |
| 二次検査の結果発表 | 2月1日(月)午前9時 |
| 入学確約書の提出 | 2月1日(月)〜2月4日(木)9:00〜16:00(持参) |
県教育委員会の「入学者決定の日程について」のページには、令和9年度の日程の一覧が載っています。上の表は、実施要項と募集要項の概要のページの記載を、日付順にまとめたものです。災害や荒天などで検査の時間割や検査日が変わる場合は、県教育委員会のホームページに掲載される、と時間割の注に書かれています。
出願の手続と提出書類
インターネット出願の流れ
千葉県の県立中学校の出願は、インターネットでの登録と、書類の郵送の組み合わせです。実施要項の2ページに、インターネット出願の流れの図があります。家庭にインターネット環境(パソコンやスマートフォン等)がない場合は、千葉県総合教育センター学力調査部(043-276-1298)に問い合わせるよう、書かれています。
二次検査受検候補者が提出する書類
- 報告書(様式1)。小学校の校長が作成し、長形3号の封筒に三つ折りで入れて、志願者の氏名を表書きし、厳封する(開封無効)。
- 志願理由書(様式2)。所定の様式に、所要事項を記入する。
- 自己申告書(様式3)。障害、病気、怪我等の状況について説明しようとする者が、所定の様式で作成する。原則として、志願者が記入する。
報告書と志願理由書は、一次検査の結果が出たあとに、二次検査受検候補者に決まった人だけが提出します。一次検査の前の出願の時点では、提出しません。この点は、都立の中高一貫校などで、出願時に報告書を提出する仕組みとは異なります。志願理由書は、志願者本人の言葉で、志望の理由を整理する書類です。一次検査の結果が出てから提出までの期間は短いため、日頃から、志望の理由を言葉にしておくことが大切です。
一次検査の内容と時間割

一次検査は、適性検査1-1と適性検査1-2の2つです。募集要項には、小学校で学習した内容をもとにして、県立中学校で行われる学習活動への適性をみる、と書かれています。一次検査の結果を資料として、各中学校の校長があらかじめ定めた方法により、二次検査受検候補者が決まります。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 13時00分 | 集合・着席完了 |
| 13時00分〜13時20分 | 出席確認 |
| 13時20分〜13時30分 | 注意事項伝達 |
| 13時35分 | 検査室着席完了 |
| 13時40分〜14時25分 | 適性検査1-1(45分) |
| 14時50分 | 検査室着席完了 |
| 14時55分〜15時40分 | 適性検査1-2(45分) |
一次検査は、午後の検査です。昼食の持ち物は、募集要項の一次検査の受検者心得には書かれていません。検査場所は、千葉中学校を志願する人は、千葉県立千葉中学校および千葉県立千葉高等学校です。各志願者の検査場所は、受検票に表示される、と書かれています。欠席や遅刻をする場合は、保護者が12時30分までに、志願する中学校に連絡する必要があります。
二次検査の内容と時間割
二次検査は、適性検査2-1、適性検査2-2、および面接等です。面接等は、各中学校の校長が別に定める検査です。募集要項には、小学校で学習した内容をもとにし、経験から身に付けたことを踏まえて、県立中学校で行われる教育活動への適性をみる、と書かれています。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 9時30分 | 集合・着席完了 |
| 9時30分〜9時40分 | 出席確認 |
| 9時40分〜9時50分 | 注意事項伝達 |
| 9時55分 | 検査室着席完了 |
| 10時00分〜10時45分 | 適性検査2-1(45分) |
| 11時10分 | 検査室着席完了 |
| 11時15分〜12時00分 | 適性検査2-2(45分) |
| 12時00分〜12時50分 | 昼食・休憩 |
| 12時55分 | 控室着席完了 |
| 13時00分から | 面接等(終了した者から解散) |
二次検査は、午前に適性検査が2つあり、昼食をはさんで、午後に面接等が行われます。面接等が終了した人から、解散になります。欠席や遅刻をする場合は、保護者が午前9時までに、志願する中学校に連絡する必要があります。面接等の具体的な内容(個人か集団か、時間、質問の形式など)は、募集要項の概要のページには書かれていません。詳しくは、学校の公式の案内で確認してください。
入学許可候補者は、小学校の校長が作成した報告書、志願者から提出された志願理由書の書類の審査と、一次検査および二次検査の結果を資料にして、各中学校の校長があらかじめ定めた方法により、各中学校で行う学習活動への適性等を総合的に判定して、内定されます。点数の配分や、報告書の比重は、募集要項の概要のページには書かれていません。この記事でも、数字は載せません。
受検者心得と持ち物
募集要項の「受検者心得」には、一次検査と二次検査の共通のきまりが書かれています。持ち物の書き方に細かい指定があるため、そのまま整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 受検票 | 持参し、検査日以降も保管する |
| 集合 | 一次検査は13時まで、二次検査は9時30分までに、検査場所に集合し着席を完了する |
| 筆記用具 | 鉛筆(シャープペンシル可)、三角定規一組(分度器機能が付いているものは不可)、ものさし(分度器機能が付いているものは不可。長さを測れる目盛り付きの三角定規での代用可)、コンパス、消しゴム |
| 上履き | 持参する |
| 下敷き | 持参しない |
| 昼食 | 二次検査のみ持参する |
| 時計 | 携帯する場合は、時計機能のみのもの。検査室に時計は設置していない |
| 電子機器類 | スマートフォン等は、検査室に持ち込まない |
| 物の貸借 | 検査室内では、しない |
三角定規、ものさし、コンパスの指定は、適性検査で作図や測定が出る可能性を示しています。分度器機能のある定規が使えない点は、前日の持ち物の確認で見落としやすい点です。検査室に時計がないため、時計機能のみの腕時計を持参する準備が必要です。不正行為をした者は、二次検査受検候補者(一次検査)、入学許可候補者(二次検査)としない、と書かれています。
合格発表・入学確約書・繰上げ
一次検査の結果は、12月16日(水)午前9時に、「合否照会サイト」の照会画面で通知され、各中学校のホームページにも掲載されます。二次検査受検候補者に決まった人には二次検査受検候補者通知書(様式4)が、決まらなかった人には一次検査結果通知書(様式5)が、照会画面で通知されます。
二次検査の結果は、2月1日(月)午前9時に、同じく合否照会サイトで通知され、中学校のホームページにも掲載されます。入学許可候補者に内定した人には入学許可候補者内定通知書(様式6)が、内定しなかった人には二次検査結果通知書(様式7)が通知されます。
入学許可候補者に内定した人は、入学確約書(様式8)を、2月1日から2月4日までの間に、持参して提出します。受付時間は、両日とも午前9時から午後4時までです。各中学校の校長は、入学確約書を提出した人を入学許可候補者に決定し、入学許可候補者証明書(様式9)を交付します。入学許可候補者は、速やかに居住地の市町村教育委員会に、この証明書を持参して、県立中学校に就学する旨を届け出ます。指定された日時までに入学確約書の提出がない場合は、入学の意思がないものとして扱われます。
繰上げについては、前年度(令和8年度入学者)の発表資料に、次のような記載がありました。入学確約書の提出者が募集定員に達しない場合は、2月5日までに順次、繰上げ入学許可候補者を決定する。2月6日以降、県外への転居等で急な欠員が生じた場合は、定員を確保するために、繰上げの決定を行うことがある。令和9年度の繰上げの日程は、実施要項の原文で確認してください。
公式の応募状況と結果(令和6〜8年度入学者)
千葉県教育委員会は、毎年、入学志願者数、一次検査の結果、二次検査の結果を発表しています。ここでは、千葉県立千葉中学校の令和6年度入学者(2023年度実施)、令和7年度入学者(2024年度実施)、令和8年度入学者(2025年度実施)の数字を、県教育委員会の発表資料のとおりに整理します。令和9年度入学者の志願者数は、2026年11月8日の時点では、まだ公表されていません。例年、願書の受付を締め切った後に、発表されています。

| 入学者の年度 | 募集定員 | 志願者 | 一次検査受検者 | 二次検査受検候補者 | 二次検査受検者 | 入学許可候補者内定 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 令和8年度(2025年度実施) | 80名 | 440名 | 430名 | 320名 | 302名 | 80名 |
| 令和7年度(2024年度実施) | 80名 | 497名 | 489名 | 321名 | 304名 | 80名 |
| 令和6年度(2023年度実施) | 80名 | 550名 | 540名 | 320名 | 296名 | 80名 |
県教育委員会が示している倍率は、次のとおりです。令和8年度入学者の志願倍率は5.5倍、受検倍率は5.4倍でした。令和7年度入学者は、志願倍率6.2倍、受検倍率6.1倍でした。二次検査受検倍率は、二次検査受検者数を募集定員で割ったもので、令和8年度入学者が3.8倍と発表されています。令和6年度の志願倍率は、550名を80名で割ると約6.9倍ですが、これは当サイトの計算です。県の発表資料に書かれた倍率ではありません。
3年間の数字から、確かに言えることは、志願者が、550名、497名、440名と減ってきたことです。二次検査受検候補者は、3年間とも320名前後で、募集定員の4倍程度という要項の記載と合っています。二次検査の受検者は、296名、304名、302名と、ほぼ横ばいです。ただし、一次検査の合格の線や、点数の配分、報告書の扱いは、公式の資料では確認できません。この記事では、それらを推測で書きません。
県教育委員会の発表資料には、東葛飾中学校の数字も同じ表に載っています。たとえば令和8年度入学者の志願者は624名で、千葉中学校の440名より多くなっています。ただし、2校は検査の内容も校風も異なるため、数字の大小だけで比較することは、この記事では行いません。
過去問の入手と、対策を考えるときの整理
市販の過去問題集
市販の過去問題集として、声の教育社から『千葉県立千葉・千葉県立東葛飾中学校 2027年度用 スーパー過去問』が出ています。千葉中学校と東葛飾中学校の2校分が、1冊にまとめられています。価格は税込2,750円です(声の教育社の書籍案内で確認)。収録の年度や、解説の範囲は、書店または出版社のページで確認してください。
検査の形式から考える準備(当サイトの見解)
ここからは、公式の募集要項に書かれた検査の形式から、準備の方向を整理します。公式の資料では、問題の出題傾向についての学校の解説は、確認できませんでした。以下は当サイトの見解であり、学校の発表ではありません。
- 一次検査は、1-1と1-2の2つの適性検査を、午後に続けて受けます。45分の検査を2つ、休憩をはさんで受ける体力と集中力を、練習の段階から意識しておくことが、検査の時間割から導かれる準備です。
- 二次検査は、午前に適性検査2-1・2-2、午後に面接等という長い1日です。昼食を持参し、控室で過ごす時間もあります。当日の流れを、家庭で一度、時間を測って再現してみることは、公式の時間割から実行できる準備です。
- 募集要項には、二次検査では、小学校で学習した内容をもとにして、経験から身に付けたことを踏まえて適性をみる、と書かれています。日々の学習だけでなく、体験したことを自分の言葉で説明する練習も、この記述から導かれる準備です。
- 定規、ものさし、コンパスの持参が指定されています。普段の学習から、これらの道具を使って作図や測定をする経験を重ねておくことが、公式の持ち物の指定から導かれる準備です。
- 志願理由書は、一次検査の結果が出たあとに、短い期間で提出します。志望の理由を、本人が自分の言葉で話せるように、早めに整理しておくことが大切です。
学校の教育目標
千葉中学校の公式サイトの「校長挨拶」のページには、千葉高等学校の教育目標が、次のように書かれています。千葉中学校も、この目標のもとで教育を行っています。
- 民主的国家社会の有為な形成者として必要な資質を得るため、社会に対する広く深い理解と健全な批判力および一般的教養を養成する。
- 自主的精神に富み、かつ自他の敬愛と協力によって、文化の創造と発展に貢献する円満にして豊かな個性を確立する。
- 平和と人類の福祉に寄与し、真理と正義を愛して勤労と責任を重んずる実践力ならびに健康な身体を育成する。
同じ校長挨拶のページには、学校は明治11年(1878年)に千葉師範学校構内に創立され、平成20年(2008年)に中学校が併設されて併設型中高一貫教育校となったこと、令和11年(2028年)には創立150年を迎えることが書かれています。また、校長は、社会の変化に応じた教育を提供する努力が、学校に継承されている伝統の本質だと述べています。
「学校概要」のページには、中学校としての育てたい力が、3つの言葉で書かれています。
| 育てたい力 | 学校の説明 |
|---|---|
| 高い知性 | 知的欲求に働きかけて不断に学び続ける自主性を伸ばし、揺るぎない学力を基礎とした幅広く深い教養を育成する |
| 豊かな人間性 | 多くの人びととふれ合い協同して互いに高め合う中で、他人のいたみのわかる、うるおいに満ちた人間性を育成する |
| 高い志 | わが国の伝統や文化に対する深い理解と実社会への共感をもとに、社会貢献の志を育み、自己を確立する基盤を育成する |
沿革
「学校沿革」のページには、140年以上の歴史を持つ学校が、中高一貫教育校として新たな道を歩んでいる、と書かれています。主な出来事は、次のとおりです。
| 年 | 主な出来事 |
|---|---|
| 明治11年(1878年)8月 | 千葉師範学校校内に、千葉中学校として創立 |
| 明治19年(1886年)10月 | 千葉尋常中学校と改称し、修業年限を5か年とする |
| 明治32年(1899年)4月 | 千葉県千葉中学校と改称 |
| 明治32年(1899年)7月・11月 | 現在地の葛城に校舎を移転。新築落成式を挙行(創立記念日の由来) |
| 昭和2年(1927年)6月 | 講堂(現存のもの)落成 |
| 昭和23年(1948年)4月 | 学校教育法により高等学校となり、千葉県立千葉高等学校と称する |
| 昭和24年(1949年)4月 | 男女共学制を実施 |
| 昭和36年(1961年)4月 | 千葉県立千葉高等学校と改称(昭和25年の千葉第一高等学校から) |
| 平成16年(2004年)5月 | 県立高等学校再編計画により、千葉高等学校に県立中学校が併設されることになる |
| 平成19年(2007年)4月・6月 | 校名の原案が「千葉県立千葉中学校」に決定。県議会で県立中学校設置条例が可決 |
| 平成20年(2008年)4月 | 千葉県立千葉中学校開校式。第1期生入学(定員80名)。定時制の課程を閉じる |
| 平成22年(2010年)10月 | 中学校棟竣工。中学校棟に太陽光発電設備も竣工 |
| 平成26年(2014年)3月 | 第2運動場(人工芝グラウンド)整備竣工 |
| 平成30年(2018年)11月 | 千葉県立千葉中学校10周年記念式典 |
カリキュラムと学びの特色
公式サイトの「カリキュラム」のページには、中学校の学びの特色が、次のように書かれています。
| 取り組み | 学校の説明 |
|---|---|
| 少人数授業 | 英語と数学(全学年)、技術・家庭(1年)で、20名の少人数授業を行う |
| ティーム・ティーチング | 理科(1年)、国語(2年の国語表現)で、複数の教員によるティーム・ティーチングを行う |
| 社会科校外学習 | 地域の教育資源を活用する。1年は千葉県立中央博物館。2年は千葉市立郷土博物館(千葉城)、国立歴史民俗博物館、佐倉城址公園。3年は都立第五福竜丸展示館、日本銀行貨幣博物館、東京大学 |
| 理科特別授業 | 千葉大学医学部附属病院と連携した授業(新薬の臨床検査・倫理)を行う |
| 学校設定教科「学びのリテラシー」 | 探究的な学びの基礎となる力を育てる。リサーチやプレゼンテーションの能力、話し合う力、話の聞き方、気持ちの伝え方などのコミュニケーション能力。中1から中3まで週1時間 |
| 総合的な学習の時間Ⅰ「ゼミ」 | 高い自己学習力(課題発見・追究・解決力)を育てる。中1・中2は学年混合で16人のゼミ、中3は学年内で20人のゼミを編成。年度末にレポートとポスター・スライドで発表する |
| 総合的な学習の時間Ⅱ「プロジェクト」 | 実社会への共感力、社会貢献の志を育てる。千葉高のOB・OGなどの社会人講演会が年3回程度。地域の企業・事業所など約30か所での職場体験 |
ゼミと「千葉高ノーベル賞」
「ゼミ」について、学校は次のように説明しています。中学校では、個人テーマを追究し、興味関心を広げながら探究力を磨きます。テーマは、現代的で教科横断的なもので、一人ひとりの素朴な疑問から始まります。1年ごとに完結し、3年間で多様なテーマを研究する生徒もいれば、1つのテーマを3年かけて追究する生徒もいます。千葉高校の定評ある総合的な探究の時間と連動させ、「千葉高ノーベル賞」を目指す、と書かれています。高校の1年から3年までは、ゼミ形式で、3年間の個人研究を行っている、とあります。
プロジェクトと社会人講演会
社会人講演会は、生徒たちが準備と運営を行うように指導し、プロジェクトを遂行する力を育てる、と学校は書いています。職場体験は、地域の企業や事業所など約30か所でお世話になる、とあります。講堂は、入学式や卒業式のほか、社会人講演会や合唱祭などの行事に使われます。
キャンパスと施設
公式サイトの「キャンパス紹介」のページには、学校は、「一膳坂」とよばれる急な坂道を登った先にある、と書かれています。名称の由来は、「朝ごはん一膳をしっかり食べないと登れないほど険しい」というものだと、学校が説明しています。
| 施設 | 学校の説明 |
|---|---|
| 中学棟 | 2010年に竣工した新しい校舎。1〜3年生の普通教室、体育室、技術室などの特別教室がある。普通教室には電子黒板機能付きプロジェクターが完備されている。ホールには、中学生用の図書コーナー「千葉中文庫」がある |
| ランチルーム | 中学棟付近にあり、中学生は全員で給食を食べる |
| 人工芝グラウンド | 中学棟の奥に、2014年に完成。体育の授業や部活動で使用 |
| テニスコート | 中学棟に隣接。2018年に改修工事 |
| 特別教室棟(理科棟) | 中学理科室、中学家庭科室、少人数授業や総合学習(ゼミ)で使う特別教室、多目的室、カウンセリングルーム、高校理科の各教室、コンピュータ室 |
| 管理・芸術教室棟 | 音楽、美術、国語の書写の授業が、専門の教室で行われる |
| 講堂・図書館・記念館(美術館) | 独立した建物として、学校の特徴。講堂は1927(昭和2)年に建てられ、学校に現存する建物の中で古い年代の建物で、入学式、卒業式、社会人講演会、合唱祭などに使われる |
中学校の施設については、公式サイトの記載をそのまま整理しました。制服、校章、部活動、中学校の行事の年間予定は、この記事では確認できていません。これらは、学校のホームページや説明会の資料で、直接確認してください。
千葉中生の一日
公式サイトの「中学校での生活」のページには、「千葉中生の一日」が、次のように書かれています。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 〜8:20 | 登校。一膳坂をのぼって登校し、教室に着いた生徒から一日の準備を始める |
| 8:20〜8:30 | 朝読書。朝のSHR前に毎朝行う |
| 8:30〜8:35 | 朝のSHR。健康観察、一日の予定の確認、担任の話 |
| 8:40〜12:30 | 1〜4時間目。50分授業が4時間。話し合いや発表の授業もあり、タブレットPCや電子黒板などのICTも活用 |
| 12:30〜13:15 | 給食・昼休み。ランチルームに中学生が全員集まって食べる |
| 13:20〜15:10 | 5〜6時間目(6時限の日)。金曜日の総合的な学習の時間は、各ゼミに分かれて研究活動を行う |
| 15:15〜15:30 | 清掃(6時限の日) |
| 15:35〜15:45 | 帰りのSHR(6時限の日) |
| 13:20〜16:10 | 5〜7時間目(7時限の日)。帰りのSHRは16:15〜16:25 |
| 放課後 | 委員会活動、部活動、先生への質問、図書館での読書など。完全下校時刻は17時30分 |
午前は50分の授業が4時間で、昼は給食です。7時限の日は、16時10分まで授業があり、完全下校は17時30分です。通学時間に加えて、この時間割での生活が、毎日続きます。志望を決める前に、通学の経路と所要時間を、家庭で確認しておくことも大切です。
説明会
県教育委員会の「令和8年度千葉県県立中学校学校説明会について」のページには、千葉中学校の説明会が、令和8年8月21日(金)に、オンラインで実施されたと書かれています。第1回が午前10時から11時まで(千葉市内居住者向け)、第2回が午後1時から2時まで(千葉市外居住者向け)です。対象は、入学を希望する小学校4・5・6年生とその保護者です。申込は、学校のホームページで受け付けられました。
2026年11月8日の時点で、このあとの説明会や公開行事の予定は、確認できていません。日程は、学校のホームページに掲載されます。変更される場合があるため、最新の情報は、学校のホームページで確認してください。
保護者が確認しておきたいこと
この記事は、2026年11月8日時点の、千葉県教育委員会と学校の公式サイトの記載をもとにしています。日程や条件が変わることがあります。最終的には、県教育委員会が公開する最新の実施要項、募集要項と、学校のホームページで確認してください。
よくある質問
Q.出願登録の締切はいつですか
A.2026年11月9日(月)です。出願登録サイトで志願者情報を登録し、入学検査料2,200円を納付します。書類の郵送は、11月16日から18日です。
Q.試験は何回ありますか
A.一次検査(12月5日)と二次検査(1月24日)の2回です。一次検査は適性検査1-1・1-2、二次検査は適性検査2-1・2-2と面接等です。
Q.募集定員は何名ですか
A.80名です。二次検査に進める受検候補者の人数は、募集定員の4倍程度です。
Q.報告書はいつ提出しますか
A.二次検査受検候補者に決まった人が、2027年1月8日から12日に届くように郵送します。一次検査の前の出願時には提出しません。
Q.入学検査料はいくらですか
A.2,200円です。クレジットカード、コンビニエンスストア、ペイジーのいずれかで納付します。
Q.他の中学校と併願できますか
A.他の公立中等教育学校や公立併設型中学校には併願できません。千葉県立の千葉中学校と東葛飾中学校どうしも、併願できません。
Q.持ち物で注意することは何ですか
A.三角定規一組とものさしは、分度器機能が付いているものは使えません。コンパス、消しゴム、鉛筆(シャープペンシル可)と上履きを持参します。下敷きは持参しません。二次検査では昼食も持参します。
Q.合格発表はいつですか
A.一次検査の結果は12月16日(水)午前9時、二次検査の結果は2月1日(月)午前9時です。合否照会サイトで通知され、中学校のホームページにも掲載されます。
Q.応募倍率はどのくらいですか
A.千葉中学校の志願者は、令和6年度入学者が550名、令和7年度入学者が497名、令和8年度入学者が440名でした。募集定員80名で割ると、約6.9倍、6.2倍、5.5倍です(令和7・8年度は県の発表、令和6年度は当サイトの計算)。
Q.過去問は手に入りますか
A.市販では、声の教育社『千葉県立千葉・千葉県立東葛飾中学校 2027年度用 スーパー過去問』(2校で1冊、税込2,750円)が出ています。
Q.給食はありますか
A.公式サイトに、中学生は全員でランチルームに集まって給食を食べると書かれています。
Q.千葉高校との関係は
A.千葉県立千葉高等学校に併設された、併設型の中高一貫校です。平成20年(2008年)に開校しました。


