プロ家庭教師が作成・監修 エスペランサアカデミー
期末テストでは、社会や理科の用語、英単語、古文の単語など、暗記が必要な場面が多くなります。「覚えたはずなのに、テストで出てこない」という悩みは、中学生に多い声です。
この記事では、暗記を定着させるための5つの手順と、教科ごとの使い方を、プロ家庭教師が整理しました。
結論:見て覚えるのではなく、「隠して思い出す」練習を中心にしてください
覚える量は小さく区切り、書いたり声に出したりしながら進めます。
翌日、3日後、1週間後のように、間をあけてくり返すと忘れにくくなります。
見るだけの暗記が、忘れやすい理由
教科書やノートを何度も眺めると、「見たことがある」感覚だけが強くなります。その結果、「わかったつもり」になりやすいのが、見るだけの暗記の弱点です。
テストでは、答えを「思い出して書く」ことが求められます。そのため、練習のときも、思い出す作業を入れるほうが、本番に近い練習になります。
ポイント:暗記には個人差があります
覚え方が合う・合わないは、人によって違います。ここで紹介する方法は一般的な手順の例です。自分に合うものを選んで試してください。
暗記を定着させる5つの手順

手順1覚える範囲を、小さく区切る
一度に覚える量は、10個〜15個くらいを目安にします。多すぎると、途中で飽きてしまいます。
手順2声に出して読み、書いて覚える
目で見るだけでなく、声に出す、書く、という動きを加えます。用語は、漢字や綴りも一緒に確認します。
手順3隠して、思い出す練習をする
赤シートや、折ったノートで答えを隠し、思い出せるかを確かめます。思い出せなかったものに印をつけます。
手順4間をあけて、くり返す
覚えた翌日、3日後、1週間後のように、間をあけて復習します。テストの日から逆算して、日程を決めます。
手順5間違えたものだけをリストにする
何度も間違えるものだけを、別の紙に書きます。テスト前日は、その紙だけを見れば済みます。
教科別の暗記の進め方
教科ごとに、暗記する内容と、おすすめの練習を表にまとめました。範囲は学校によって違うので、お手元の範囲表と照らし合わせて使ってください。
| 教科 | 暗記する内容の例 | 練習のしかた |
|---|---|---|
| 社会 | 歴史の出来事と年代、地名、用語 | 年表を白紙に書く。地図に名前を書き込む |
| 理科 | 用語、実験の手順、記号や単位 | 実験の流れを図にして書く。用語は漢字で書く |
| 英語 | 単語、熟語、文のパターン | 日本語から英語を書く。声に出して、つづりを言う |
| 国語 | 漢字、古文単語、文法の用語 | 漢字は書き取り。古文単語は意味を隠して確認する |
| 数学 | 公式、定理 | 公式を白紙に書き出し、問題で使ってみる |
覚えたかどうかは、白紙に書き出せるかで確認できます。
暗記が続かないときの工夫
語呂合わせや図は、自分で作る
市販の語呂合わせも使えますが、自分で作ったものは記憶に残りやすいです。図にまとめるときも、教科書の図を写すだけでなく、自分の言葉を書き足します。
すきま時間を使う
通学の時間や、休み時間などに、単語カードを数枚見るだけでも続けられます。ただし、移動中はスマホの使い方に気をつけて、安全に配慮してください。
眠る前の復習と、睡眠時間を大切にする
寝る前に10分だけ復習し、十分に眠ると、次の日に思い出しやすくなると言われています。テスト前こそ、睡眠時間を削りすぎないようにしてください。
暗記チェックリスト
☑ 覚える範囲を、10〜15個に区切った
☑ 書く・声に出す、を取り入れた
☑ 赤シートなどで隠して、思い出す練習をした
☑ 翌日・3日後・1週間後の復習を予定に入れた
☑ 間違えたものだけのリストを作った
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よくあるご質問
Q. 暗記は、いつやるのがいいですか?
A. 覚えるのは、集中できる時間帯に。復習は寝る前や、翌朝に短く行うとよい、と言われています。自分が続けやすい時間を決めてください。
Q. 何回書けば覚えられますか?
A. 回数は人や内容によって違います。同じ回数を書くより、書いたあとで隠して思い出せるかを確かめるほうが、定着の目安になります。
Q. 語呂合わせは、使ってもいいですか?
A. 使って構いません。自分で作ると記憶に残りやすいです。ただし、語呂合わせだけに頼らず、意味もあわせて確認しておくと応用がききます。
Q. 暗記が苦手です。
A. 覚える量を少なく区切り、間をあけて何回かくり返してください。覚えにくいものだけを別のリストにすると、短い時間でも進められます。
まとめ
この記事のまとめ
見て覚えるのではなく、隠して思い出す練習を中心にする。
翌日・3日後・1週間後のように、間をあけてくり返す。
間違えたものだけをリストにして、前日の見直しに使う。


