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学年末テストが終わると、「1年間の総復習をしたほうがいいのかな」と考える人がいます。ただ、全部をやり直そうとすると、終わらないまま春休みが過ぎてしまいます。
この記事では、返ってきたテストを材料にして、1年間の総復習を小さく進める方法を、手順と1週間の例でまとめました。
結論:総復習は「全部やり直す」のではなく「間違えた所から土台を固める」
返ってきたテストとワークから、間違えた問題を集めるところが出発点です。
教科ごとに、次の学年で土台になる単元を先に決めます。
1日30分から1時間など、続けられる量にして、最後は自分で説明して確かめます。
学年末テストのあとに、総復習をする理由
学年末テストの範囲は、学校によって違います。3学期に習った内容だけの学校もあれば、1年間の内容が入る学校もあります。どちらの場合も、テストのあとは、1年間の学習を見直す良いタイミングです。
次の学年の勉強は、今の学年の内容の上に積み上がる教科があります。たとえば数学では、啓林館の教科書で、中1の「文字の式」「方程式」のあとに、中2の最初の章「式の計算」があります。中1の文字の式の扱いに自信がないと、中2の最初でつまずきやすくなります。
教科書の並び方は、出版社や学校によって違います。使っている教科書の目次を開いて、確認してみてください。
ポイント:総復習は、新学年の最初の1か月のための準備です
春休みで全部を完成させる必要はありません。「新学年の最初で困らない」ことを目標にします。
総復習の4つの手順

1間違えた所を、集める
返ってきたテスト、ワーク、学校のプリントから、間違えた問題を集めます。ミスノートがあれば、それが出発点です。
2教科ごとに、土台の単元を決める
1年間の内容をすべて見直すと、時間が足りません。次の学年で使う内容と、間違いが集まっている単元を先に選びます。
31日の量を決めて、進める
1日30分から1時間など、続けられる量にします。量は目安なので、自分の生活に合わせて変えてください。
4自分で説明して、確かめる
解き直したあと、答えを見ずに、人に説明するつもりで話してみます。説明できない所が、まだ固まっていない所です。
教科ごとの、優先順位の考え方
総復習で何を優先するかは、教科によって違います。次の表は、一般的な考え方の例です。使っている教科書や、学校の進み方で変わります。
| 教科 | 優先して見直す内容の例 | 進め方 |
|---|---|---|
| 数学 | 計算、文字式、方程式、関数など、次の学年の土台になる単元 | 間違えた問題を解き直し、解き方を1行ずつ書く |
| 英語 | 単語、習った文法のまとめ | 文法ごとに、例文を声に出して書き直す |
| 国語 | 漢字、文法、文章を読むときの解き方 | 間違えた漢字を書き直し、文章問題は、答えの根拠に線を引く |
| 理科 | 用語、習った分野の整理 | 用語を書き出し、図や表にまとめる |
| 社会 | 学んだ分野(地理・歴史・公民)の用語と流れ | 年表や地図に整理し、用語を説明できるようにする |
どの教科から始めるか迷うときは、点数がいちばん下がった教科か、次の学年で積み上がる数学と英語から始めると、決めやすくなります。
総復習1週間の例
春休みの最初の1週間に、総復習の「準備」を済ませると、そのあとが楽になります。次の表は、1日30分から1時間で進める例です。
| 日 | やること | 時間の目安 |
|---|---|---|
| 1日目 | 返却されたテストとワークから、間違えた問題を集める | 40分 |
| 2日目 | 数学の間違いを解き直す | 40分 |
| 3日目 | 英語の間違いを解き直す | 40分 |
| 4日目 | 国語の漢字と文法を見直す | 30分 |
| 5日目 | 理科の用語を整理する | 30分 |
| 6日目 | 社会の用語を整理する | 30分 |
| 7日目 | 1週間で解き直した問題から、もう一度間違えたものを確認する | 40分 |
時間は目安です。部活動や予定がある日は、30分に減らしても構いません。
総復習でやりがちな失敗
全部をやり直そうとする
1年間の内容をすべて解き直すと、続かなくなります。間違えた問題と、土台になる単元だけに絞ります。
答えを写しただけで、終わりにする
解答を写すと、勉強した気持ちになります。解いたあとで、答えを隠してもう一度解いて、確かめます。
新しい問題集に、手を出す
新しい問題集に進む前に、今あるワークの間違いを直します。手元のワークの間違いを直すほうが、時間を使う効果が出やすくなります。
総復習チェックリスト
☑ 間違えた問題を、集めた
☑ 教科ごとに、土台の単元を決めた
☑ 1日の量を決めた
☑ 解き直した問題を、自分で説明できた
☑ もう一度間違えた問題に、印をつけた
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よくあるご質問
Q. 総復習は、いつから始めればいいですか?
A. 学年末テストが返ってきた週に、間違いを集めるところから始めるのがおすすめです。本格的な復習は、春休みに入ってからでも構いません。
Q. 何教科を、同時に進めればいいですか?
A. 1日に、1教科か2教科までにすると、続けやすくなります。1週間で、すべての教科を一周する形にします。
Q. 中3の総復習は、どう進めればいいですか?
A. 中3は、中1・中2の内容も、高校入試の土台になります。学校の進み方や、入試の時期は都道府県や志望校で違うため、学校からの案内も確認しながら進めてください。
Q. 総復習の量が多すぎて、終わりません。
A. 全部をやり直す必要はありません。間違えた問題と、土台になる単元に絞って、量を減らしてください。
まとめ
この記事のまとめ
総復習は、間違えた問題を集めるところから始める。
教科ごとに、土台になる単元を先に決める。
1日の量を決めて、最後は自分で説明して確かめる。


