最終更新:2026年9月/倍率は東京都教育委員会の公表資料、偏差値は民間サイトの目安です。令和9年度の募集人員は例年10月下旬ごろ公表されます。
都立深沢高校は、世田谷区深沢にある単位制の普通科です。令和8年度の一般入試では、「7:3」と、調査書点を使わない「10:0」の両方で計算して高い方を使う方式を、都立で深沢だけが取り入れました。内申に自信がなくても、当日の点数で挽回できるしくみです。
令和8年度の倍率は、推薦が応募倍率0.84倍、一般が最終応募倍率0.63倍で、どちらも募集人員を下回りました。偏差値の目安は民間サイトで39〜41です。倍率は年によって変わるので、5教科の基本問題を落とさないことを目標にしてください。
- 深沢高校の基本データ(所在地・最寄り駅・都の指定・募集人員)
- 令和8年度と令和7年度の倍率と、その読み方
- 「7:3」と「10:0」の高い方を使う入試方式
- 偏差値の目安と、当日点の考え方
- 桜新町駅からの通学と、世田谷区の中学生にとっての位置づけ
- 進路の内訳と、学年別の対策
都立深沢高校の基本データ
深沢高校は、世田谷区深沢にある全日制・単位制の普通科の共学校です。東京都教育委員会からは、DXハイスクールや理数研究校など、ICTや新しい学び方に関する指定を多くを受けています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 東京都立深沢高等学校 |
| 所在地 | 世田谷区深沢7-3-14 |
| 最寄り駅 | 東急田園都市線 桜新町駅 徒歩15分 |
| 学科 | 普通科(全日制・単位制)・共学 |
| 都の指定 | 理数研究校/DXハイスクール/デジタルを活用したこれからの学びパイロット校/新たな教育のスタイル研究校/スキルアップ推進校 など |
| 募集人員(令和8年度) | 156人(うち推薦32人) |
※出典:東京都教育委員会「だから都立高」深沢高等学校、同「令和8年度 募集人員」(公式)。令和9年度の募集人員は未公表です。
深沢高校の倍率:令和8年度は推薦・一般とも1倍未満
深沢の令和8年度の倍率は、推薦・一般とも募集人員を下回りました。推薦は32人の枠に27人、一般は130人の枠に最終応募82人でした。
| 区分 | 令和8年度 募集人員 | 令和8年度 倍率 | 令和7年度 倍率 |
|---|---|---|---|
| 推薦(応募倍率) | 32人 | 0.84倍 | 1.75倍 |
| 一般(最終応募倍率) | 130人 | 0.63倍 | 0.87倍 |
| 一般(受検倍率) | 130人 | 0.55倍 | 未確認 |
※出典:東京都教育委員会「令和8年度/令和7年度 東京都立高等学校入学者選抜 応募状況(推薦応募)」「同(最終応募状況)」「令和8年度 第一次募集・分割前期募集 受検状況」(公式)。受検倍率の一部は創英ゼミナール「令和8年度 東京都 高校入試 倍率速報」の集計(民間)。令和7年度の募集人員は推薦40人・一般142人でした。
令和7年度の推薦は1.75倍で、応募者の4割ほどが不合格でした。1年で倍率がここまで動くこともあります。令和9年度も1倍を下回るとは限らないので、「受ければ入れる」とは考えないでください。
倍率は年によって大きく変わります。令和7年度の推薦は1.75倍でした。また、入学後は単位制の授業についていく学力が要ります。中3の2月まで、5教科の基本の復習は続けましょう。
深沢高校の入試の特徴:「7:3」と「10:0」の高い方を使う
深沢高校の一般入試の一番の特徴は、学力検査と調査書点を7:3で合わせた点と、学力検査だけ(10:0)の点の両方を出し、高い方を使うことです。令和8年度にこの方式を取り入れた都立高校は、深沢だけでした。
| 方式 | 使う点 | 有利になりやすい人 |
|---|---|---|
| 7:3 | 学力検査+調査書点(内申) | 内申が高い人 |
| 10:0 | 学力検査のみ(内申を使わない) | 内申は低めでも、当日の点が取れる人 |
※出典:塾選ジャーナル(令和8年度の変更点の解説。民間)、東京都教育委員会「令和9年度 入学者選抜実施要綱」の報道発表(公式)。
令和9年度は、この方式を北園高校と武蔵野北高校にも広げると発表され、報道では「3校へ拡大」と伝えられています。ここからは推測ですが、この見出しから見ると深沢も令和9年度に続ける見込みです。ただし、公式の学校一覧(実施要綱の別表)は確認できていないので、募集要項で必ず確かめてください。都立入試の全体のしくみは都立高校入試2027のしくみで説明しています。
10:0の計算では内申は使われません。中1・中2で内申が伸びなかった人でも、中3の秋から5教科の基本を固めれば、当日の点で勝負できます。もちろん、内申が高ければ7:3の計算で有利になるので、内申をあきらめる必要はありません。
深沢高校の合格の目安:偏差値39〜41
偏差値の目安は39〜41です。偏差値は民間の模試・情報サイトによる目安です。サイトによって2〜3違うことがあります。
| 目安の種類 | 数値 | 出典(民間) |
|---|---|---|
| 偏差値 | 39 | みんなの高校情報(2026年度版) |
| 偏差値 | 41 | 家庭教師のトライ |
| 換算内申(65点満点) | 未確認 | 調べた範囲では掲載なし |
※出典:みんなの高校情報、家庭教師のトライ「東京都 高校の偏差値一覧」(いずれも民間)。
7:3の計算例(仮の点数)
参考に、7:3の計算例を1つだけ示します。換算内申の計算方法は都立高校の内申点の計算で説明しています。
| 項目 | 計算 | 点数 |
|---|---|---|
| 調査書点 | 換算内申30÷65×300 | 約138点 |
| 学力検査 | 5教科200点÷500×700 | 280点 |
| 合計(ESAT-Jを除く) | 138+280 | 約418点 |
※仮の点数による計算例です。合格点を示すものではありません。10:0の点数の出し方は募集要項で確認してください。
5教科で200点は、1教科40点です。都立の共通問題は、各教科のはじめに基本の問題が並んでいます。計算問題・漢字・英単語・理社の用語を確実に取れば、この点数に近づけます。
桜新町駅から通う深沢高校:世田谷区の中学生にとっての位置づけ
深沢高校の最寄りは、東急田園都市線の桜新町駅で、徒歩15分です。深沢中の最寄りも桜新町駅なので、同じ駅を使う位置関係です。東深沢中は、自由が丘駅・等々力駅・駒沢大学駅から歩くかバスを使う場所にあります。所要時間は公式の数字がないため書きません。
深沢・東深沢・用賀の各中学校にとって、深沢高校は近くにある都立高校です。なお、中学校が公開している進路一覧で深沢高校の名前を確かめることは、この記事の調査ではできませんでした。
深沢中、東深沢中、用賀中の記事で、学校ごとの定期テスト・内申の話を書いています。区全体は世田谷区の中学生の受験対策にまとめています。
同じ桜新町駅が最寄りの一つである都立桜町高校(偏差値の目安49〜50)や、区内の都立千歳丘高校(同43)と比べて考える人もいます。
深沢高校の特色と進路:体験型の授業、進路決定率は9割
深沢高校は、「体験型・実践型の授業」を大切にしている学校です。日本の伝統文化を学ぶ授業や、少人数・習熟度別の授業、タブレットなどの端末を使った授業を行っています。
- 行事:体育祭、文化祭(深高祭)、合唱祭の3つが生徒中心で行われる
- 部活動:バレーボール、バスケットボール、ダンス、水泳、吹奏楽、軽音楽、和太鼓、演劇、茶道など
- 英語:「AIを活用した英語教育の充実事業」の実施校
※出典:東京都教育委員会「だから都立高」深沢高等学校(公式)。
| 進路(令和7年度) | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 4年制大学 | 53名 | 38% |
| 短期大学 | 2名 | 1% |
| 専門学校 | 57名 | 41% |
| 就職 | 9名 | 7% |
| その他 | 4名 | 3% |
※出典:東京都立深沢高等学校「R7年度進路決定の状況」(公式)。割合は学校資料の表記のまま。
令和7年度の進路決定率は90%でした。「だから都立高」では、過去5年の平均で95%を超える進路決定率と紹介されています。進学先の例として、和光大学・玉川大学・国士舘大学などの名前が挙がっています。
4年制大学と専門学校がほぼ同じくらいの割合です。学校説明会では、大学進学を目指す生徒への支援や、専門学校・就職の指導がどう行われているかを聞いておくと、入学後のイメージがつかみやすくなります。
深沢高校をめざす学年別・時期別の対策
中1・中2:内申と「基本の積み上げ」
10:0の方式があっても、内申が高ければ7:3の計算で有利になります。中1・中2のうちは、評定「1」「2」をなくし、全教科「3」を目標にしましょう。
- 授業のノートを毎回とり、提出物を必ず出す
- 定期テストの前は、学校のワークを1回は最後まで解く
- わからない単元は、その週のうちに質問して解決する
くわしくは高校受験の内申点の上げ方にまとめています。
中3:9月から2月までの計画
| 時期 | やること |
|---|---|
| 9〜10月 | 数学の計算、英単語、漢字、理社の用語を毎日20分ずつくり返す |
| 11月 | ESAT-Jを受ける。私立の併願校の個別相談へ行く |
| 12月 | 三者面談で受験校を決める。都立の過去問で、各教科のはじめの基本問題を解く |
| 1月 | 過去問を5教科そろえて時間を計って解く。推薦を受ける場合は面接の練習 |
| 2月 | 間違えた基本問題の解き直し。体調を整える |
※日程の正確な日付は都立高校入試2027でご確認ください。
私立の併願校は東京の私立の併願優遇、秋の学習の進め方は中3秋の学習計画が参考になります。
深沢高校をめざす世田谷区の中学生へ
深沢高校は、当日の点数でも勝負できる入試方式をとっています。「内申が足りないから都立は無理」とあきらめる前に、今から基本を固めれば届く可能性があります。エスペランサアカデミーは完全オンラインのプロ家庭教師による1対1指導です。苦手な単元を一緒に見つけ、2月までの計画を立てます。
まとめ
- 深沢高校は世田谷区深沢の単位制の普通科。最寄りは田園都市線 桜新町駅(徒歩15分)
- 令和8年度は推薦の応募倍率0.84倍、一般の最終応募倍率0.63倍(受検倍率0.55倍)
- 令和7年度は推薦1.75倍、一般の最終応募倍率0.87倍。倍率は年によって動く
- 一般入試は「7:3」と「10:0」の高い方を使う方式(令和8年度から)
- 偏差値の目安は39〜41(民間の目安)。令和7年度の進路は4年制大学38%・専門学校41%


