最終更新:2026年9月/倍率は東京都教育委員会の公表資料、偏差値は民間サイトの目安です。令和9年度の募集人員は例年10月下旬ごろ公表されます。
都立芦花高校は、世田谷区粕谷にある単位制の普通科の都立高校です。令和8年度の一般入試は最終応募倍率1.46倍、前年の令和7年度は2.02倍でした。1年で大きく動く学校です。
偏差値の目安は民間サイトで54〜55です。中1・中2は内申を落とさないこと、中3は秋から都立の共通問題で5教科の当日点を固めることが合格への道筋です。倍率が戻る年を想定して準備してください。
- 芦花高校の基本データ(所在地・最寄り駅・都の指定・募集人員)
- 令和8年度と令和7年度の倍率と、倍率が大きく動いた理由の考え方
- 偏差値と内申の目安、7:3の計算例
- 千歳烏山駅からの通学と、世田谷区の中学生にとっての位置づけ
- 単位制の授業・行事などの特色
- 中1・中2・中3の時期別にやること
都立芦花高校はどんな学校か:基本データ
芦花高校は、世田谷区粕谷にある全日制・単位制の普通科の共学校です。学年で決まった科目を全員で受けるのではなく、進路や興味に合わせて科目を選ぶしくみです。東京都教育委員会からは、進学指導研究校などの指定を受けています。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | 東京都立芦花高等学校 |
| 所在地 | 世田谷区粕谷3-8-1 |
| 最寄り駅 | 京王線 千歳烏山駅 徒歩13分 小田急線 成城学園前駅からバス14分 |
| 学科 | 普通科(全日制・単位制)・共学 |
| 都の指定 | 進学指導研究校/エンジョイスポーツプロジェクト指定校/海外学校間交流推進校 |
| 募集人員(令和8年度) | 276人(うち推薦56人) |
※出典:東京都教育委員会「だから都立高」芦花高等学校、同「令和8年度 募集人員」(公式)。令和9年度の募集人員は未公表です。
芦花高校の倍率:令和8年度は一般1.46倍、前年は2.02倍
結論から言うと、芦花は年によって倍率が大きく上下する学校です。令和7年度は一般の最終応募倍率が2倍を超えましたが、令和8年度は1.46倍まで下がりました。推薦も2.89倍から1.88倍に下がっています。
| 区分 | 令和8年度 募集人員 | 令和8年度 倍率 | 令和7年度 倍率 |
|---|---|---|---|
| 推薦(応募倍率) | 56人 | 1.88倍 | 2.89倍 |
| 一般(最終応募倍率) | 220人 | 1.46倍 | 2.02倍 |
| 一般(受検倍率) | 220人 | 1.30倍 | 未確認 |
※出典:東京都教育委員会「令和8年度/令和7年度 東京都立高等学校入学者選抜 応募状況(推薦応募)」「同(最終応募状況)」「令和8年度 第一次募集・分割前期募集 受検状況」(公式)。受検倍率の一部は創英ゼミナール「令和8年度 東京都 高校入試 倍率速報」の集計(民間)。令和7年度の一般は「普通科(単位制の学校)」の表から読み取りました。
最終応募倍率は、出願を締め切った時点の人数で計算します。受検倍率は、実際に試験を受けた人数で計算します。欠席や、推薦・私立で進学先が決まった人がいるので、受検倍率のほうが低くなります。
倍率が高かった翌年は、受験生が「厳しそう」と感じて別の学校へ流れ、倍率が下がることがあります。ここからは推測ですが、令和8年度の低下にはその動きもあったと考えられます。逆に、下がった翌年は受験生が戻りやすくなります。令和9年度に倍率が戻る可能性も考えておきましょう。
受検倍率1.30倍は、受けた人のおよそ4人に1人が不合格になる計算です。倍率の数字だけで「受かりやすい」と判断せず、模試の判定と当日点の伸びで判断してください。
芦花高校の合格の目安:偏差値54〜55、換算内申46が一つの目安
偏差値の目安は54〜55です。偏差値は民間の模試・情報サイトによる目安です。サイトによって2〜3違うことがあります。
| 目安の種類 | 数値 | 出典(民間) |
|---|---|---|
| 偏差値 | 55 | みんなの高校情報(2026年度版) |
| 偏差値 | 54 | 家庭教師のトライ |
| 換算内申(65点満点) | 46 | 市進 高校受験情報ナビ(2027年春入試用) |
※出典:みんなの高校情報、家庭教師のトライ「東京都 高校の偏差値一覧」、市進 高校受験情報ナビ「偏差値・内申合格のめやす 東京都立高校入試」(いずれも民間)。市進の偏差値は尺度が違うため、この表には入れていません。
換算内申は、5教科の評定はそのまま、実技4教科の評定は2倍にして足した65点満点の数字です。計算のしかたは都立高校の内申点の計算で説明しています。
7:3の計算例(仮の点数)
一般入試は原則「学力検査7:調査書3」で、スピーキングテスト(ESAT-J)の点が加わります。しくみの詳しい説明は都立高校入試2027のしくみをご覧ください。ここでは計算例を1つだけ示します。
| 項目 | 計算 | 点数 |
|---|---|---|
| 調査書点 | 換算内申46÷65×300 | 約212点 |
| 学力検査 | 5教科330点÷500×700 | 462点 |
| 合計(ESAT-Jを除く) | 212+462 | 約674点 |
※仮の点数による計算例です。合格点を示すものではありません。
換算内申が46に届かない場合も、あきらめる必要はありません。換算内申が1違うと、調査書点は約4.6点変わります。当日の5教科で10点多く取れば、学力検査の点は14点増えます。内申の不足は当日点で取り返せる、というのが7:3のしくみです
千歳烏山駅から歩ける芦花高校:世田谷区の中学生にとっての位置づけ
芦花高校の最寄りは京王線の千歳烏山駅で、徒歩13分です。京王線の駅が最寄りの中学校からは、乗り換えなしで通えます。たとえば烏山中の最寄りは千歳烏山駅、上祖師谷中の最寄りは京王線の仙川駅です。所要時間は公式の数字がないため、ここでは書きません。
芦花中学校は、芦花高校と同じ粕谷にあります。芦花・烏山・千歳・上祖師谷の各中学校は、芦花高校が近くにある学校です。また、世田谷区の深沢中学校の令和6年度卒業生の進路一覧にも、芦花高校の名前が載っています。
学校ごとの定期テストや内申の話は、芦花中、烏山中、千歳中、上祖師谷中で書いています。区全体のまとめは世田谷区の中学生の定期テスト・高校受験対策です。
同じくらいの偏差値帯の都立高校と比べたいときは、世田谷区内の都立松原高校(偏差値の目安49〜50)や都立桜町高校(同49〜50)の記事も参考になります。芦花より上を目指すなら都立駒場高校も候補になります。
芦花高校の特色:単位制で科目を選べる、行事もさかん
芦花高校の一番の特色は、単位制で、自分の進路に合わせて科目を選べることです。学校の説明では、進路希望や興味に応じた選択科目があり、数学や英語をはじめ多くの教科で習熟度別授業や少人数指導を行っています。
- 選択科目の例:第二外国語、保育基礎、上級体育など(学校案内より)
- キャリア教育と文武両道を重視
- 行事:体育祭、けやき祭(文化祭)、合唱祭
- 部活動:学校案内では運動部14・文化部15
※出典:東京都教育委員会「だから都立高」芦花高等学校、東京都立芦花高等学校「学校案内」(公式)。
大学合格実績は、学校の「進路状況」のページで過去3年分の資料が公開されています。ただし、この記事の調査では最新の資料を確認できませんでした。参考として、2024年に発行された学校案内には、2023年3月卒業生の進路が「4年制大学74.3%、専門学校15.9%」などと載っています。最新の数字は学校公式サイトで確認してください
単位制は、自分で科目を選べる反面、選び方で学ぶ内容が変わります。学校説明会では、どんな選択科目があり、大学進学を目指す生徒がどんな組み合わせを取っているかを聞いておくと安心です。
芦花高校に向けた学年別・時期別の対策
中1・中2:内申の土台を作る
芦花の内申の目安は、65点満点で46(民間の目安)です。5教科が「4」、実技4教科が「3」だと、20+24=44になります。実技を1つ「4」にするだけで、換算内申は2増えます。実技の上げ方は実技4教科で差をつけるにまとめています。
- 定期テストの2週間前から、提出物とワークを先に終わらせる
- テストが返ってきたら、間違えた問題だけをノートに解き直す
- 中2の3学期までに、英語と数学の苦手単元を残さない
内申の上げ方の全体像は高校受験の内申点の上げ方で説明しています。
中3:9月から2月までの計画
| 時期 | やること |
|---|---|
| 9〜10月 | 都立の共通問題の過去問を1年分解き、5教科の弱点を洗い出す。2学期の定期テストで内申を1つでも上げる |
| 11月 | ESAT-Jを受ける。私立の併願校を決め、個別相談で基準を確認する |
| 12月 | 三者面談で受験校を決める。過去問を5教科ずつ時間を計って解く |
| 1月 | 推薦を受けるなら作文・面接の練習。一般の過去問を続ける |
| 2月 | 新しい問題集は増やさず、間違い直しを回す。学力検査に向けて体調を整える |
※日程の正確な日付は都立高校入試2027でご確認ください。
併願する私立は、都立の結果が出る前に決める必要があります。東京の私立の「併願優遇」は東京の私立の併願優遇、個別相談で聞くことは私立高校の個別相談会で何を聞くかにまとめています。併願校の数は併願校は何校受けるべきが参考になります。
芦花は前年2.02倍、令和8年度は1.46倍と大きく動きました。1年分の倍率だけで判断すると、読み違えます。模試の判定と、当日点の伸びを合わせて決めてください。
芦花高校をめざす世田谷区の中学生へ:個別に計画を立てます
芦花のように倍率が年によって動く学校では、「内申がいくつあれば当日何点必要か」を自分の数字で計算しておくことが大切です。エスペランサアカデミーは完全オンラインのプロ家庭教師による1対1指導です。今の内申と模試の結果から、2月までの計画を一緒に組みます。
まとめ
- 芦花高校は世田谷区粕谷の単位制の普通科。最寄りは京王線 千歳烏山駅(徒歩13分)
- 令和8年度の一般は最終応募倍率1.46倍、受検倍率1.30倍。前年は2.02倍と高かった
- 推薦の応募倍率は令和8年度1.88倍、令和7年度2.89倍
- 偏差値の目安は54〜55、換算内申の目安は46(いずれも民間の目安)
- 中1・中2は内申、中3は秋から共通問題で当日点を固める


