最終更新:2026年11月/日程と選抜方法は、三重県教育委員会の「令和9年度三重県立高等学校入学者選抜実施要項」と、その別表の原文にもとづきます(記事末の出典)。学校ごとの募集枠・選抜方法は別表と各校の案内で、私立高校の日程や基準は各校の募集要項で確認してください。
令和9年度の三重県立高校(全日制)は、前期選抜の検査が2月2日(火)・3日(水)、合格内定の通知が2月12日(金)、後期選抜の学力検査が3月9日(火)、合格者発表が3月16日(火)です。前期選抜で不合格だった人も、後期選抜に出願できます。
後期選抜は、調査書の第3学年の「各教科の学習の記録」「特別活動の記録」などで、募集定員とほぼ同じ数の人を選び、同時に、学力検査と実技検査の合計得点で募集定員のおよそ80%を選びます。この2つの両方に入った人が合格者の中心になります。つまり、内申(調査書)と当日点の「両方」が、基準線を越える必要があります。
併願については、前期選抜は1校1学科・コースにしか出願できません。後期選抜は、同じ高校・同じ課程の異なる学科・コースに限り、第2・第3志望にできます。私立高校との日程調整の決まりは要項にありません。3月16日の公立の発表と、私立の入学手続の期限を、同じカレンダーに書き込んでから志望校を決めてください。
- 三重県の入試の全体像と令和9年度の日程
- 内申と併願を決める「4つの分かれ道」
- 前期選抜:学校ごとに調査書を点数化する(例を3つ)
- 後期選抜:調査書と学力検査の「5つの段階」
- 調査書は何学年を見るのか(前期と後期の違い)
- 倍率の見方(令和7・8年度の志願状況)
- 志願変更・私立との組み方と、追検査・再募集
- 中1から入試までの準備カレンダーと保護者のチェックリスト
三重県の入試の全体像と令和9年度の日程
三重県の県立高校(全日制)は、「前期選抜」と「後期選抜」の2回に分けて行われます。令和9年度の日程を、実施日程と要項の原文から整理します。
| 区分 | 事項 | 期日(令和9年) |
|---|---|---|
| 前期選抜 | Web出願システムでの入学願書入力 | 令和8年12月1日(火)9時 〜 令和9年1月14日(木)17時 |
| 調査書等のWeb提出(中学校等) | 1月15日(金)9時 〜 1月21日(木)17時 | |
| 出願書類の受付(全日制) | 1月22日(金)〜 1月26日(火)9時〜16時(締切日は9時〜15時) | |
| 検査 | 2月2日(火)、2月3日(水)(日程の詳細は各高校が指定) | |
| 追検査 | 2月9日(火) | |
| 合格内定の通知 | 2月12日(金)9時30分以降 | |
| 後期選抜 | 後期選抜の募集人数の発表 | 2月12日(金)16時(県のWebページへの掲載は2月13日) |
| Web出願システムでの入学願書入力 | 2月4日(木)9時 〜 2月19日(金)17時 | |
| 出願書類の受付(全日制) | 2月22日(月)〜 2月25日(木)9時〜16時(締切日は9時〜12時) | |
| 志願変更書類の受付 | 3月2日(火)から(締切は3月3日・4日。課程ごとの締切は実施日程で確認) | |
| 学力検査 | 3月9日(火) | |
| 合格者発表 | 3月16日(火)9時30分(前期選抜等の内定者も含む) | |
| 再募集など | 追検査・再募集の出願/検査/発表 | 3月17日(水)〜18日(木)/3月19日(金)・23日(火)/3月25日(木) |
日程の特徴は、前期選抜の合格内定(2月12日)と同じ日の16時に、後期選抜の募集人数が発表されることです。後期選抜の募集人数は、入学定員から前期選抜等の合格内定者を除いた人数になるため、前期の結果が出てから確定します。前期で不合格になった人は、2月12日の夕方に後期の募集人数を確認し、2月22日〜25日の出願書類の受付までの間に、後期の志望校・学科・コースを決めることになります。
前期選抜の入学選抜手数料は、全日制が2,200円、定時制が950円で、Web出願システムでの電子納付か、三重県収入証紙の貼付により納付します。納付した手数料は、事由のいかんを問わず返却されません。出願書類は、受付期間内に必着で提出する必要があります(郵送の場合も同じ)。
内申と併願を決める「4つの分かれ道」
三重県の入試で、内申(調査書)と併願に関わる選択は、次の4つに整理できます。それぞれ、要項に決まりがあります。
| 分かれ道 | 選ぶこと | 要項の決まり |
|---|---|---|
| ①前期選抜に出すか | 前期を実施する学校・学科・コースに出願するか、後期だけにするか | 前期選抜を実施する学校・学科・コースは、別表で決まる。前期は1校の1学科・コースのみ出願でき、前期への志願者は、連携型・特別選抜・フレキシブル特別枠選抜には出願できない。自己推薦書を提出する |
| ②後期の学校・学科・コース | 1校1学科・コース。同じ高校の同じ課程内の異なる学科・コースは、第2・第3志望にできる | 前期・連携型・特別選抜・スポーツ特別枠・フレキシブル特別枠で合格内定となった人は、後期選抜に志願できない |
| ③志願変更をするか | 後期の出願後に、志願する学校・学科・コースを変えるか | 3月2日から志願変更書類を受け付ける。志願校を変える場合と、学科・コースを変える場合で手続が違う。課程を変える場合は、手数料の差額を納付 |
| ④私立・再募集をどう組み合わせるか | 私立の合格・入学手続と、公立の発表(3月16日)の順番 | 要項に私立との併願の規定はない。追検査・再募集は3月17日〜18日の出願。再募集に出願できる人の条件は、要項「第4 再募集・追加募集」で確認 |
ここで、保護者の方が最初に押さえたいのは、①と②の関係です。前期選抜で合格内定をもらうと、後期選抜には出願できません。つまり、前期に出願する学校は、「合格したら、そこに進学する」前提で選ぶ必要があります。前期の志望校が決まっていないのに、「とりあえず出してみる」という使い方は、避けたほうが安全です。
三重県の高校入試を控える中3の保護者の方へ
前期に出すか、後期だけにするか、調査書と学力検査の両方をどう整えるか、今の成績をもとに一緒に整理します。保護者の方だけのご相談もできます。
前期選抜:学校ごとに調査書を点数化する(例を3つ)
前期選抜は、別表2に載る学校・学科・コースだけで実施されます。各高校の「学校の特色」「選抜において重視する要件」「検査内容」「選抜方法」が、別表2に書かれています。令和8年度の全日制は、48校110学科・コースで前期選抜が行われ、募集人数は3,351人でした(県の発表)。令和9年度の実施校は、別表2で確認してください。
要項は、前期選抜の合格内定者の決め方を、次のように定めています。
- 各高校は、募集枠内で合格内定者を決める。
- 合格内定者と甲乙付け難い人がいる場合は、その学科・コースの募集枠の募集人数の10%の範囲(小数点以下は切り上げ)で、合格内定者を増やすことができる。募集人数が80人を超える学科・コースは、8人以内。
- 入学定員を超えて合格内定者を増やすことはできない(全寮制の昴学園高等学校は2人以内)。
- 合格内定者は、合否判定会議の審議に基づき、各高校長が決める。
調査書の使い方は、学校ごとに別表2で決まります。次の3つは、別表2に載っている、令和9年度の桑名市の3校の例です。
| 学校・学科 | 調査書の点数化 | 面接・作文・学力検査 | 選抜方法の概要 |
|---|---|---|---|
| 桑名北高校(普通科) | 評定は第1〜第3学年の各教科の評定を換算して75点満点。評定以外の記載事項は上限25点。合計100点 | 面接(A〜Eの5段階)、作文(A〜Eの5段階)。学力検査の記載なし | 調査書得点、面接と作文の評価、調査書と自己推薦書の記載事項を考慮して総合的に選抜 |
| 桑名工業高校(機械科・材料技術科・電気科・電子科) | 評定は第3学年の各教科の評定の合計45点満点。評定以外の記載事項は上限20点。合計65点 | 面接(集団面接20分程度。項目ごとに点数化)、学力検査(数学) | 別表2の選抜方法に従って総合的に選抜 |
| 桑名高校(衛生看護科) | 評定は第3学年の各教科の評定の合計45点満点 | 面接(A・B・Cの3段階)、小論文(10点満点)、学力検査100点(数学50点・英語50点) | 第1段階:調査書得点の順位が募集人数のおよそ100%以内で、かつ学力検査と小論文の合計の順位がおよそ80%以内で、面接がB以上の人。第2段階:第1段階で合格となった人を除く全ての受検者 |
前期選抜で、調査書が「評定の点数+評定以外の記載事項の点数」と書かれている学校があることに注意してください。桑名北高校(普通科)の例では、評定75点とは別に、評定以外の記載事項(特別活動、部活動、ボランティア活動などが該当すると考えられます。詳細は別表と各校の案内で確認)が上限25点あります。つまり、評定だけでなく、中学校での活動の記録も、点数に含まれる場合があります。調査書の「評定以外の記載事項」を、中学校の先生に確認しておくと、準備がしやすくなります。

後期選抜:調査書と学力検査の「5つの段階」
後期選抜の学力検査は、令和9年3月9日(火)に行われます。国語・数学・社会・英語・理科の5教科で、日程は次のとおりです。各教科の配点は50点が標準で、傾斜配点を行う学科・コースがあります。検査教科を減らす高校でも、学力検査の日程は変わりません。
| 検査教科等 | 時間 | 検査時間 |
|---|---|---|
| 点呼・諸注意 | 9:00〜9:20 | 20分 |
| 1 国語 | 9:30〜10:15 | 45分 |
| 2 数学 | 10:30〜11:15 | 45分 |
| 3 社会 | 11:30〜12:15 | 45分 |
| 昼食・休憩 | 12:15〜13:15 | 60分 |
| 4 英語 | 13:15〜14:00 | 45分 |
| 5 理科 | 14:15〜15:00 | 45分 |
後期選抜の合格者は、要項の「選抜方法」に書かれた5つの段階で決まります。要項の原文を、わかりやすく整理します。
| 段階 | 要項の内容 |
|---|---|
| (1) 調査書 | 調査書(様式4)の第3学年における「各教科の学習の記録」「特別活動の記録」等により、およそ募集定員に当たる数の人を選ぶ。高校によっては、この人数を募集定員のおよそ110%または120%にあらかじめ設定できる(別表3) |
| (2) 学力検査等 | 受検者全員について、学力検査と実技検査の得点合計(学力検査等得点)により、募集定員のおよそ80%に当たる人を、高い得点の人から順に選ぶ。各高校の特色に応じて必要な教科の成績が著しく下位にある人などを、保留者として除外できる |
| (3) 両方に入った人 | (1)と(2)の両方に含まれている人を合格者とする。面接または「自己表現」、作文または小論文を選抜の資料にする高校は、その資料に基づき慎重審議が必要と考えられる人を保留者として除外できる |
| (4) 差の2分の1 | (3)の合格者の数と募集定員との差の2分の1に相当する人数は、(1)で選ばれた人の中から、学力検査等得点の高い人から順に選び、合格者とする |
| (5) 残りの枠 | (3)と(4)の合格者の合計数と募集定員との差に当たる人は、保留者を含めた残りの受検者の中から、高校ごとに別表4で示す「特に重視する選抜資料等」を踏まえて決める |
この5段階で大切なのは、(1)の調査書による選抜と、(2)の学力検査等による選抜が、別々に行われることです。(1)は調査書の評価で、およそ募集定員分の人を選びます。(2)は、学力検査等得点の高い人から、募集定員のおよそ80%分の人を選びます。この2つの「ふるい」の両方を通った人が、(3)で合格者になります。どちらか一方だけの人は、(4)と(5)で残りの枠を競います。
別表3:調査書で選ぶ人数が110%・120%の学校
別表3は、学力検査の結果を重視して選抜する趣旨から、(1)で調査書により選ぶ人数を、募集定員の110%または120%に設定している高校・学科・コースの一覧です。(1)で選ばれる人数が多いほど、調査書の基準が緩やかになり、(2)の学力検査等で選ばれた人が(3)で多く合格者になります。別表3の原文には、たとえば、桑名高校の普通科が110%、桑名高校の理数科が120%と書かれています。そのほか、四日市南高校の普通科、川越高校の探究科、神戸高校の普通科、津西高校の普通科、松阪高校の普通科が110%です。理数科や国際科学コース、数理科学コース、国際探究科などは120%の設定が多くなっています。志望校が別表3に載っているかどうかは、原文で確認してください。
別表4:最終段階で「特に重視する選抜資料等」
(5)の最終段階で、何を特に重視するかは、別表4に、高校・学科・コースごとに示されています。別表4は、「学力検査の結果」「調査書の内容」「面接の状況」「作文の結果」「実技検査の結果」の5つの選抜資料について、該当するものに○、特に重視するものに◎を付けた表と、補足の説明文で構成されています。補足の説明文には、たとえば次のような書き方があります。
- 「最終段階で決定する合格者は、学力検査の結果の上位の者から調査書の内容を考慮して決定する。」
- 「最終段階では、面接における目的意識、意欲、適性等の評価結果を重視しつつ、学力検査の結果、調査書の内容を考慮して決定する。」
- 「最終段階では、調査書の内容の、特に『各教科の学習の記録』『特別活動の記録』『その他参考となる諸事項』を重視し、面接の状況を考慮して選抜する。」
学校によって、最終段階で何を重視するかが違うことが分かります。志望校の別表4を確認し、学力検査重視なのか、調査書や面接も重視なのかを、早めに知っておくと、準備の配分が決めやすくなります。
調査書は何学年を見るのか(前期と後期の違い)
後期選抜の(1)は、調査書の「第3学年における各教科の学習の記録」と「特別活動の記録」等によります。要項の文言は「第3学年」と明記されていて、中学3年の学習の記録が、後期選抜の基準になります。中学1・2年の評定が、後期の(1)に直接使われるとは、要項には書かれていません。
いっぽう前期選抜は、学校ごとの別表2で決まります。たとえば桑名工業高校と桑名高校(衛生看護科)は「第3学年の各教科の評定の合計(45点満点)」ですが、桑名北高校(普通科)は「第1〜第3学年の各教科の評定を換算して75点満点」です。前期を受ける場合は、志望校が何学年の評定を使うのかを、別表2で確認する必要があります。
| 選抜 | 調査書の見る範囲(要項・別表の原文から) |
|---|---|
| 後期選抜(1) | 第3学年の「各教科の学習の記録」「特別活動の記録」等 |
| 前期(桑名工業、桑名の衛生看護科の例) | 第3学年の各教科の評定の合計(45点満点) |
| 前期(桑名北の普通科の例) | 第1〜第3学年の各教科の評定を換算(75点満点)+評定以外の記載事項(上限25点) |
ここから分かる、準備の優先順位は次のとおりです。第1に、中学3年の1学期から、全教科の学習の記録を安定させること。第2に、前期を考える学校が、中1から3年の評定を使う学校かどうかを確認すること。第3に、特別活動の記録(学級活動、生徒会活動、委員会活動、学校行事など)に、積極的に取り組むことです。特別活動の記録は、後期の(1)でも、調査書の資料になります。
倍率の見方(令和7・8年度の志願状況)
三重県教育委員会は、前期選抜と後期選抜の志願状況を、公表しています。令和7・8年度の全日制課程の倍率は、次のとおりです。
| 選抜 | 年度 | 学校・学科数 | 募集人数 | 志願者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前期選抜 | 令和8年度 | 48校110学科・コース | 3,351人 | 6,867人 | 2.05倍 |
| 令和7年度 | 48校110学科・コース | 3,403人 | 7,252人 | 2.13倍 | |
| 後期選抜(志願状況) | 令和8年度 | 52校118学科・コース | 6,419人 | 6,633人 | 1.03倍 |
| 令和7年度 | 52校118学科・コース | 6,589人 | 7,230人 | 1.10倍 | |
| 後期選抜(受検状況) | 令和8年度 | (最終志願者6,636人) | 6,419人 | 受検者6,566人 | 1.02倍 |
| 令和7年度 | (最終志願者7,230人) | 6,589人 | 受検者7,142人 | 1.08倍 |
前期選抜は、募集人数に対して志願者が約2倍と、倍率が高くなっています。前期は、志望する学科・コースが明確な人が受ける選抜で、募集枠も限られているためです。後期選抜は、令和8年度は1.03倍、令和7年度は1.10倍で、全体の倍率は前期より低くなっています。ただし、これは県全体の数字で、学校・学科・コースによる差が大きくなっています。

令和8年度の後期選抜の志願状況から、普通科と、理数・国際系の学科・コースの倍率を並べます。同じ高校でも、学科・コースによって倍率が大きく違うことが分かります。
| 学校(学科・コース) | 後期の募集人数 | 志願者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 桑名(普通科) | 240 | 257 | 1.07倍 |
| 桑名(理数科) | 40 | 97 | 2.43倍 |
| 四日市(普通科) | 240 | 179 | 0.75倍 |
| 四日市(国際科学コース) | 80 | 203 | 2.54倍 |
| 四日市南(普通科) | 240 | 215 | 0.90倍 |
| 四日市南(数理科学コース) | 80 | 205 | 2.56倍 |
| 川越(探究科) | 200 | 214 | 1.07倍 |
| 川越(国際探究科) | 40 | 84 | 2.10倍 |
| 神戸(普通科) | 200 | 126 | 0.63倍 |
| 津東(普通科) | 178 | 206 | 1.16倍 |
| 久居(普通科) | 107 | 107 | 1.00倍 |
| 松阪(普通科) | 200 | 161 | 0.81倍 |
| 松阪(理数科) | 39 | 96 | 2.46倍 |

図3の5組は、同じ高校の中で、普通科と理数科・国際科学コース・数理科学コースの倍率を比べたものです。普通科は0.75〜1.07倍でしたが、理数科などは2.10〜2.56倍でした。倍率の違いは、募集人数の違いや人気の違いなどが考えられますが、要項や県の資料には、倍率の理由は書かれていません。志望する学科・コースが決まっている場合は、普通科・理数科それぞれの募集人数と、前年度の倍率を、あらかじめ確認しておくことが大切です。
志願変更・私立との組み方と、追検査・再募集
後期選抜の志願変更は、3月2日(火)から書類の受付が始まります。志願校を変更する場合は、①志願者が在学する中学校等の校長に申し出て、志願校変更願(様式6)を提出する、②Web出願システムの入学願書に志願変更先の情報を入力して印刷し、中学校等の校長に提出する、③中学校等の校長が、志願変更先の高校長に調査書のデータなどを提出する、という手続になります。志願変更先の高校長は、書類が適正であれば受理し、受検番号を発行します。志願者は、新しい受検票を印刷して写真を貼ります。
志願する課程や学科・コースを変更する場合は、志願学科等変更願(様式8)を提出します。課程を変更する場合は、入学選抜手数料の差額(定時制から全日制への変更は1,250円、通信制から全日制への変更は2,200円、通信制から定時制への変更は950円)の納付が必要です。第1志望の学科・コースを変えず、第2・第3志望だけを変える場合は、新しい受検番号は発行されません。
三重県の要項には、私立高校との併願について、日程調整の決まりは書かれていません。私立高校の入試日程、合格の発表日、入学手続の期限は、各校の募集要項で決まります。公立の前期選抜の合格内定は2月12日、後期選抜の合格者発表は3月16日です。私立の入学手続の期限が、この日より前か後かを、先に確認してください。私立の日程や基準は、当サイトの既存の記事(三重県の私立高校入試2027など)で整理しています。
| 組み方の例 | 考え方 | 確認する項目 |
|---|---|---|
| 前期に出さず、後期を第1志望にして、私立を併願 | 後期の調査書と学力検査等の両方の基準を意識して準備できる | 私立の入学手続の期限が、3月16日(後期の発表日)より後か |
| 前期に出して、不合格なら後期に出願 | 前期の結果(2月12日)を見て、後期の志望校を決められる | 前期の合格内定者は後期に出願できない。後期の募集人数は2月12日16時に発表 |
| 前期の学校を第1志望にして、私立で先に合格をもらう | 受験の不安を減らして前期に集中できる | 私立の入学手続と、前期の合格内定(2月12日)の前後関係 |
追検査は、前期選抜等については令和9年2月9日(火)に行われ、学力検査を実施する高校で追検査を希望する申し出があれば、各高校長が実施します。後期選抜と再募集の追検査・再募集は、出願が3月17日(水)〜18日(木)、検査が3月19日(金)・23日(火)、合格者発表が3月25日(木)です。再募集の資格や、追検査の対象は、要項の「第4 再募集・追加募集」と、各選抜の「追検査」の項で確認してください。
中1から入試までの準備カレンダーと保護者のチェックリスト
| 時期 | 準備の例 | 理由 |
|---|---|---|
| 中1・中2 | 定期テストの勉強法を固める。提出物と授業中の取り組みを安定させる。学級や委員会の活動に取り組む | 前期の学校によっては、第1〜第3学年の評定を換算する。特別活動の記録は、後期の(1)でも使われる |
| 中3の1学期・夏休み | 全教科の評定を安定させる。5教科の中1・中2の範囲の穴を埋める。志望校の候補を3校ほどに絞る | 後期(1)は第3学年の「各教科の学習の記録」。学力検査等は、5教科の合計で(2)に影響する |
| 中3の2学期(10月〜12月) | 志望校の前期の有無と、別表2・別表3・別表4を確認。前期を受けるか、後期だけにするかを中学校の先生と相談 | 前期で内定すると、後期には出願できない |
| 1月上旬〜中旬 | 前期に出願する場合、自己推薦書、面接・作文・小論文の準備。Web入力は1月14日17時まで | 前期のWeb入力は1月14日、調査書等のWeb提出は1月15日〜21日 |
| 2月上旬 | 前期の検査(2月2日・3日) | 面接・作文・小論文・学力検査は学校ごと |
| 2月12日 | 前期の結果と、後期の募集人数(16時発表)を確認し、後期の出願先を決める | 後期の出願は2月22日〜25日(Web入力は2月4日〜19日) |
| 3月上旬 | 3月9日の時間割に合わせて、5教科を通しで解く | 国語9:30、数学10:30、社会11:30、英語13:15、理科14:15の開始 |
| 3月中旬 | 3月16日の発表と、私立の入学手続の期限を確認する | 追検査・再募集は3月17日〜18日の出願 |
評定を上げる中3の動き方
評定は、学習指導要領にそって、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点から評価されます。テストの点だけでなく、提出物や授業中の取り組みも、評価の材料になります。三重県の後期選抜では、第3学年の「各教科の学習の記録」が基準になるため、中3の1学期から、提出物の期限と未提出がないかを確認する、授業ノートを1教科ずつ見直して分からない箇所を先生に質問する、テスト範囲の問題集を2周する、の3つを軸に動くと、評定に結びつきやすくなります。
後期選抜は、(1)の調査書と(2)の学力検査等の「両方」で基準を超える必要があります。評定が少し足りない場合は、学力検査等の得点で(2)の上位に入り、(4)と(5)の枠を狙う考え方もあります。いっぽう学力検査等が足りない場合は、評定で(1)に入っていても、(3)の合格者にはなれません。どちらか一方に偏らず、評定と学力検査の両方の準備を進めてください。
保護者のためのチェックリスト
- 志望校が、前期選抜を実施しているか、県教委の別表2で確認した。
- 前期を受ける場合、調査書の点数化の方法(何学年を使うか)、面接・作文・小論文・学力検査の組み合わせを、別表2で確認した。
- 前期で合格内定をもらうと、後期に出願できないことを、家族で共有した。
- 後期の志望校が、別表3(調査書で選ぶ人数が110%・120%)と別表4(最終段階で重視する資料)に載っているか確認した。
- 2月12日(金)16時に後期の募集人数が発表されることを、カレンダーに書き込んだ。
- 私立の日程と入学手続の期限を、3月16日の公立の発表日と同じカレンダーに書き込んだ。
よくある質問(7問)
まとめ:前期は「内定したら進学」、後期は「調査書と学力検査の両方」を意識する
三重県の令和9年度の公立高校入試は、前期選抜の検査が2月2日・3日、合格内定が2月12日、後期選抜の学力検査が3月9日、合格者発表が3月16日です。前期選抜で合格内定をもらうと、後期選抜には出願できません。前期に出す学校は、「合格したら、そこに進学する」ことを前提に決めてください。
後期選抜は、(1)調査書の第3学年の記録による選抜と、(2)学力検査等の合計点による選抜の両方に入った人が、合格者の中心になります。評定と学力検査の両方の準備が大切です。まずは、志望校の前期の有無と、別表2・別表3・別表4を県教委のページで確認し、私立の日程と同じカレンダーに書き込むところから始めてください。分からないところは、中学校の先生に相談してください。


