静岡県の内申と併願の考え方|1校1学科の出願・学校裁量枠・共通枠と私立の組み方【令和9年度】

最終更新:2026年11月/日付・点数・割合は、静岡県教育委員会が公表した「令和9年度静岡県公立高等学校入学者選抜実施要領」「公立高校をめざすあなたへ2」などの原文にもとづきます(記事末の出典)。私立高校の日程や基準は、各校の募集要項で確認してください。

結論:静岡県の公立は「1校1学科」への出願です。内申は第3学年の評定9教科の合計、当日点は5教科250点で、順番に使われます

静岡県の公立高校(全日制)は、1つの学校の1つの学科(科)にだけ志願できます。2つ以上の学科がある学校では、志望順位を付けて学科を併願できますが、複数の学校を同時に受けることはできません。

共通枠の第1段階は、調査書の「9教科の評定合計」が上位から共通枠定員までの人を対象にして、その中から学力検査5教科の合計が上位の人を共通枠定員の75%程度、合格にします。内申と当日点を足し算するのではなく、内申で対象を絞ってから、当日点で順番を付けるしくみです。

出願後に変えられるのは1回だけです(志願変更:2月24日・25日正午まで)。私立高校の受験は、この公立の日程と並べて、家庭で組み立てます。

この記事でわかること
  • 静岡県で「併願」と呼ぶものは何か(公立と私立の分かれ道)
  • 内申(調査書の評定)のしくみと、評定合計の見方
  • 共通枠の第1〜第3段階を、例で計算する
  • 学校裁量枠を選ぶかどうか
  • 志願変更・追検査・再募集の使い方
  • 令和9年度の日程と、学力検査の時間割
  • 倍率の見方(令和6〜8年度)と、令和8年度の志願者数一覧
  • タイプ別の考え方と、中3の月別の進め方
  • よくある質問(7問)

静岡県で「併願」と呼ぶものは何か(公立と私立の分かれ道)

「併願」という言葉は、静岡県の公立では次の2つの意味で使われます。ひとつは、同じ学校の中で複数の学科(科)を志望順位をつけて受ける「学科(科)の併願」です。もうひとつは、公立のほかに私立高校を受ける、家庭の「受験の組み合わせ」です。前者は要領で決まっており、後者は私立高校ごとの募集要項で決まります。

分かれ道決めること決まりの出どころ
①公立で出願する学校・学科1校の1学科(県内のどの県立高校にも志願できる。市立は市の定めを中学校で確認)公立高校をめざすあなたへ2(p.1)
②学科の併願をするか学科が2つ以上ある学校のみ。志望順位を付けて、第2志望(学校によっては第3・第4志望)まで付属資料1(併願できる学科数は学校ごと)
③学校裁量枠のどの段階を希望するか希望者を対象とする段階は、入学願書に希望する段階を書く選抜Q&A(Q4・Q5・Q7)
④出願後に変えるか志願した学校・学科と併願の志望順位を1回だけ変更実施要領「志願変更」
⑤私立高校の受験をどう組むか単願か併願か、試験日、合格発表日、入学手続の期限各私立高校の募集要項(このページでは数字を載せません)
特別選抜と一般選抜は、併願できません
一般選抜と特別選抜は、同じ日程で行われ、一般選抜との併願はできません。海外帰国生徒選抜、外国人生徒選抜、長期欠席生徒選抜、連携型選抜、県外生徒特色選抜は、一般選抜と同じ日に行われ、一般選抜との併願はできないと「選抜Q&A」(Q12)にあります。

私立高校の併願の組み方(単願・併願のちがい、試験日、入学手続の期限)は、当サイトの『静岡県の私立高校入試2027』にまとめています。この記事では、公立の決まりのうち、内申と当日点の使われ方と、出願後に動かせるところに絞って整理します。

内申(調査書の評定)のしくみと、評定合計の見方

静岡県の公立高校で使う「内申」は、調査書の学習の記録にある「評定」です。実施要領の調査書の記入の決まりには、中学校卒業見込みの者について「第3学年における第2学期末(12月末)までの学習状況」を5段階で記入する、と書かれています。選抜の第1段階で使う評定は「9教科の評定合計」です。9教科は、国語・社会・数学・理科・英語・音楽・美術・保健体育・技術・家庭です。

項目決まり満点
評定の学年第3学年(卒業見込みの者は、第2学期末(12月末)までの学習状況)評定の合計は下の行
評定の教科9教科を5段階で記入(共通枠では傾斜配点の学科を除き、9教科を同じ重みで合計)5×9=45点
学力検査国語・社会・数学・理科・英語(各50点・各50分)5×50=250点
面接志願者全員(3月4日)。特色ある面接を行う学校もある点数は公表されていません

評定の合計は、9教科が同じ平均だった場合は「平均×9」です。次の表は、評定合計の見方です。

9教科の評定合計1教科あたりの平均見方
27点3.0オール3
30点約3.33が6教科・4が3教科のとき
33点約3.73が3教科・4が6教科のとき
36点4.0オール4
39点約4.34が6教科・5が3教科のとき
42点約4.74が3教科・5が6教科のとき
45点5.0オール5
県は、学校ごとの「評定の合格ライン」を公表していません
今回確認した実施要領・選抜資料には、学校ごとの評定合計の合格基準や、合格最低点は載っていません。評定の使い方は「上位から共通枠定員までの人」という順位で決まるため、同じ評定合計でも、その年の出願者の顔ぶれで位置が変わります。

計算方法の詳しい表(学年ごとの内申の出し方)は、当サイトの『静岡県公立高校の内申点の計算方法』にあります。ここでは、評定がどの段階でどう使われるかに話を絞ります。

共通枠の第1〜第3段階を、例で計算する

一般選抜は、1回の選抜の中に「学校裁量枠」と「共通枠」の2つがあります。最初に学校裁量枠の合格者を決め、続いて、その合格者を除いたすべての受検者(共通枠対象者)から、共通枠の合格者を決めます。共通枠は次の3段階です。

段階対象合格者を決める方法(実施要領)共通枠定員に対する割合
第1段階調査書の学習の記録の「9教科の評定合計」が上位から共通枠定員までの人学力検査5教科の得点合計の上位から合格75%程度
第2段階第1段階の合格者を除いた共通枠対象者調査書の学習の記録以外の記載事項と、面接の結果10%程度
第3段階第1・第2段階の合格者を除いた共通枠対象者調査書の記載事項・学力検査・面接の結果などを総合的に審査15%程度
静岡県の共通枠の第1〜第3段階の割合
図1 共通枠の第1〜第3段階の割合(共通枠定員を100%としたとき)

3つの割合を足すと100%です。ただし実施要領には、第1〜第3段階の割合は「共通枠定員の規模や学力検査の結果等により、前後10%の範囲内において、各高等学校の裁量とする」とあります。また、共通枠倍率(共通枠対象者数を共通枠定員で割った値)が1.1倍以下の学校・学科では、第1段階の「共通枠定員までの者」が「共通枠対象者数の90%までの者」に読み替えられます。

計算例①:共通枠定員280人、対象者300人(1.07倍)のとき
共通枠倍率は300÷280=約1.07倍で、1.1倍以下です。そのため、第1段階の対象は「対象者数の90%」の270人(300×0.9)になります。
第1段階の合格は、その270人のうち学力検査の上位から280×0.75=210人。第2段階は280×0.10=28人、第3段階は280×0.15=42人。合計は210+28+42=280人です。
(この数字は読み方を示す例で、実際の学校の人数ではありません。)
計算例②:共通枠定員280人、対象者336人(1.2倍)のとき
共通枠倍率は336÷280=1.2倍で、1.1倍を超えます。第1段階の対象は、評定合計の上位から280人です。評定合計の順位が281位以下の56人は、第1段階の対象になりません。
第1段階の合格は、その280人のうち学力検査の上位210人(280×0.75)。第2段階28人、第3段階42人は、第1段階で合格しなかった人(評定が281位以下の56人を含む)から決めます。
(読み方を示す例で、実際の学校の人数ではありません。)

この2つの例からわかるのは、次の2点です。評定の順位は、第1段階に入る「入口」の役割をします。そして、評定の順位が入口の外でも、第2段階(調査書の記載事項と面接)と第3段階(総合審査)で合格する道が、制度の上では残されています。ただし、第2・第3段階の人数は、それぞれ定員の10%程度・15%程度です。

第2志望以下の学科は、どの段階で選ばれるか

学科を併願した場合、第2志望以下の学科の選抜は、共通枠の第3段階で行う学校と、第1段階から扱う学校があります(付属資料1の表の「学科(科)の併願における選抜方法」)。併願できる学科の数も、学校ごとに決まっています。たとえば沼津西・清水南・浜松江之島の学科間の併願は、芸術科を第1志望とする場合だけです。富士市立は、スポーツ探究科を第1志望とする場合と、ビジネス探究科・総合探究科の間で併願する場合に行われます。天竜は、福祉科を第1志望とする場合と、森林・環境科と総合学科の間で併願する場合に行われます。

傾斜配点がある学校

専門学科などでは、共通枠で、調査書の評定や学力検査の特定の教科を重くする「傾斜配点」があります。重くできる倍率は2倍までと定められています。令和9年度は、下田・韮山・沼津東・富士・清水東・静岡市立・榛原・掛川西・磐田南・浜松南の理数科、静岡城北のグローバル科(1.3倍)、浜松湖南の英語科、浜松江之島の芸術科(2.0倍)に傾斜配点があります。理数科は、多くが1.5倍です。教科ごとの倍率は、付属資料2で確認できます。

学校裁量枠を選ぶかどうか

学校裁量枠は、学校が自分たちで基準を決める枠です。調査書・学力検査・面接に加えて、必要に応じて作文・小論文・実技検査などの「学校独自選抜資料」を使います。学校裁量枠には、全員を対象とする段階と、希望者を対象とする段階があります。

種類手順(選抜Q&A Q4・Q5)出願のとき
全員を対象とする段階一般選抜に志願すれば自動的に選抜の対象。例:定員280人で30%なら、全受検者から84人を合格にし、共通枠は残りの全受検者から196人特別な手続は不要
希望者を対象とする段階例:定員280人で10%なら、希望者から28人を合格にし、共通枠は残りの全受検者から252人入学願書に希望する選抜段階を記入。学校独自選抜資料がある(「中学校における学習」の段階を除く)

県の「選抜Q&A」(Q7)には、「中学校における学習」の段階は、調査書の学習の記録に主眼を置く選抜で、誰でも希望できる、とあります。「文化的・体育的活動」「特別活動等」「学科への適性」「探究活動」「地域貢献」などを第1志望にした場合は、「中学校における学習」を第2志望として希望することもできます。

希望者を対象とする学校裁量枠の志願状況は、志願締切時に県が公表します(Q4)。令和9年度の学校ごとの選抜割合(選抜段階)は、県が募集計画とあわせて公表しています。代表的な学校の数字は、次の表のとおりです。

学校学科募集定員学校裁量枠の選抜割合(選抜段階)
静岡普通320人3%程度(Ⅰ)
静岡城北普通200人10%程度(Ⅰ)
静岡城北グローバル40人20%程度(Ⅰ)
静岡東普通280人7%程度(Ⅰ)、10%程度(Ⅱ)
清水東普通240人6%程度(Ⅰ)
沼津東普通240人7%程度(Ⅰ)、18%程度(Ⅱ)
韮山普通240人20%程度(Ⅰ)
富士普通200人8%程度(Ⅰ)
静岡市立普通280人10%程度(Ⅰ)

学校裁量枠の割合が小さい学校は、ほとんどが共通枠での選抜です。割合が大きい学校では、学校裁量枠の観点(何を重視するか)が合格に関わります。観点と選抜方法の概要は、県の「学校裁量枠において重視する観点及び選抜方法の概要等」で、学校ごとに確認できます。

志願変更・追検査・再募集の使い方

出願後に動かせる手続は、次の3つです。それぞれ要領に条件があります。

手続いつ内容(要領)
志願変更2月24日(水)〜2月25日(木)正午志願した学校・課程・学科(科)と、併願した学科の志望順位を、1回に限り変更できる。一般選抜と特別選抜の間の変更、希望者対象の学校裁量枠の段階の変更も含む。Web出願システムで行う
追検査3月9日(火)病気などやむを得ない理由で学力検査・面接を受けられなかった人が対象。3月4日(木)午後3時までに手続が必要。学力検査・面接・募集定員のすべてを学校裁量枠で選抜する学校では、学校独自選抜資料を実施
再募集願書受付3月16日(火)・17日(水)午後2時まで/面接・作文など3月23日(火)/合格発表3月25日(木)正午以降一般選抜・特別選抜の結果、合格者が募集定員に満たなかった学校・学科(科)で実施。一般選抜・特別選抜のいずれかに合格した人は志願できない。県内全域の再募集実施校に、1校の1学科(科)に限り志願できる

志願変更で、入学検定料の差額が出る場合があります。県立どうしの全日制の課程の間では、新たに納める必要はありません。定時制の課程から全日制の課程に変更するときは、差額1,250円を納めます。市立から県立に変更するときは、新たに所定の入学検定料を納めます。県立から市立に変更するときは、その市の定めによります。

志願変更をするときの注意
志願変更のできる回数は1回だけです。志願変更で新しい学校の調査書が必要になる場合は、中学校長が新しい志願先の高校へ提出します。変更の前に、中学校の先生と、変更後の学校・学科で必要な書類を確認してください。

静岡県の公立高校入試を控える中3の保護者の方へ

評定合計から見た共通枠の位置、学校裁量枠を希望するかどうか、私立との組み合わせを、今の成績をもとに一緒に整理します。保護者の方だけのご相談もできます。

中3の学習相談をする(無料)LINEで聞く →

令和9年度の日程と、学力検査の時間割

区分内容日にち(2027年)
一般選抜願書受付(Web出願システム)2月16日(火)〜2月18日(木)正午
一般選抜志願変更2月24日(水)〜2月25日(木)正午
一般選抜学力検査(5教科)3月3日(水)
一般選抜面接(全員)、学校独自選抜資料3月4日(木)。学校独自選抜資料は3月3日・4日のいずれか、または両日
一般選抜追検査3月9日(火)
一般選抜合格者発表(Web出願システム上で確認)3月12日(金)正午以降
再募集実施校・募集定員の発表3月12日(金)午後4時以降
再募集願書受付3月16日(火)・3月17日(水)午後2時まで
再募集面接・作文など3月23日(火)
再募集合格者発表3月25日(木)正午以降
時間教科時間(分)
9:05〜9:55国語50
10:10〜11:00数学50
11:15〜12:05英語(放送による問題を含む)50
12:55〜13:45社会50
14:00〜14:50理科50

合格通知書は、合格者が直接、高等学校に受け取りに行きます。私立高校の受験日、合格発表日、入学手続の期限は、この表の日付と並べてカレンダーに書き込んでおくと、重なりがすぐにわかります。

倍率の見方(令和6〜8年度)と、令和8年度の志願者数一覧

県が公表している「入学者選抜結果の概要」では、全日制の一般選抜の実質倍率(受検者数÷合格者数)は、次のとおりです。

年度募集定員志願者数受検者数合格者数実質倍率
令和6年度17,699人18,594人18,523人17,283人1.07倍
令和7年度17,084人18,066人18,007人16,884人1.07倍
令和8年度16,954人16,787人16,718人15,980人1.05倍
静岡県の全日制一般選抜の実質倍率(令和6〜8年度)
図3 全日制の一般選抜の実質倍率(令和6〜8年度)

令和8年度の志願者数は、令和7年度より1,279人少なく、約7.1%の減少です。ただし、全体の倍率が低くても、学校・学科によって差があります。令和8年度に実質倍率が高かった学科は、磐田南の理数科(1.79倍)、科学技術の情報システム科(1.73倍)、浜松南の理数科(1.69倍)、韮山の理数科(1.63倍)、天竜の福祉科(1.50倍)でした。令和7年度は、磐田南の理数科(1.86倍)、韮山の理数科(1.83倍)、天竜の福祉科(1.67倍)などでした。

次の表は、県が公表した令和8年度の志願者数一覧にある、普通科の募集定員、志願者数、志願倍率(志願者数÷募集定員)です。志願者数は、各学校・学科の全体の人数で、学校裁量枠の志願を含みます。実質倍率(受検者数÷合格者数)とは計算の仕方が異なります。

学校(普通科)募集定員志願者数(令和8年度)志願倍率
静岡320人431人1.35倍
浜松北320人408人1.27倍
浜松南280人378人1.35倍
三島北280人336人1.20倍
藤枝東280人331人1.18倍
掛川西280人313人1.12倍
静岡東280人310人1.11倍
掛川東200人259人1.29倍
浜松湖南280人259人0.93倍
富士200人226人1.13倍
沼津東240人227人0.95倍
清水東240人228人0.95倍
韮山240人221人0.92倍
静岡城北200人182人0.91倍
磐田南280人285人1.02倍
静岡県の普通科の志願倍率(令和8年度)
図2 主な普通科の志願倍率(令和8年度・志願者数÷募集定員)

同じ県内でも、志願倍率が1.3倍を超える学校と、1倍を下回る学校があります。県が公表する志願倍率は、出願したときの人数の割合であり、そのまま合否の確率を表すものではありません。学校ごとの志願状況は、志願変更の前後でも動くことがあるため、最新の数字は県の公表で確認してください。

学校別の偏差値と難しさの比較は、当サイトの『静岡県の難関公立高校8校の偏差値と倍率』にあります。

タイプ別の考え方と、中3の月別の進め方

タイプ見方考えること
評定は高いが、当日点に不安がある評定の順位が入口の第1段階では有利。ただし第1段階の合格は学力検査の順位で決まる5教科の基本問題の正答率を上げる。1教科50点なので、苦手教科の落ち込みが合計に響く
当日点は伸びたが、評定は中くらい第1段階の対象(評定上位から共通枠定員まで)に入るかが、まず問題になる2学期末(12月末)までの学習状況が評定に入る。提出物・定期テストを、12月まで続ける
評定の順位が不安第2段階(記載事項と面接)・第3段階(総合審査)の道が制度の上では残る。人数は定員の10%程度・15%程度特別活動・行動の記録・面接の準備を、調査書の記載と合わせて整理する
学校裁量枠を考える希望する段階は願書に書く。段階ごとに学校独自選抜資料がある作文・小論文・実技などの準備は、1月までに済ませる。「中学校における学習」を第2志望にできるか、Q7で確認
学科が複数ある学校を受ける第2志望以下の学科の選抜は、第3段階で行う学校と、第1段階から扱う学校がある併願できる学科の数と、選抜方法を付属資料1で確認する
時期内申(評定)に向けて当日点・出願に向けて
中1・中2定期テストと提出物を安定させる。9教科は同じ重みなので、実技教科も手を抜かない基礎計算と英語の基本文をそろえる
中3の1学期評定の最終年。定期テスト対策を最優先5教科の復習計画を立てる。学校裁量枠の観点を、志望校のページで確認
中3の夏2学期の評定の見通しを立てる弱点単元の復習。1教科50点の5教科をまんべんなく
中3の9月〜11月2学期の定期テストと提出物。評定は12月末までの学習状況が記入される過去問と学力検査の形式(各50分)に慣れる。私立の説明会・個別相談の日程を整理
12月12月末までの学習状況が評定に入る。最後まで提出物・小テストを落とさない三者面談で、志望校・学科の併願・学校裁量枠の希望を相談する
1月学校裁量枠の準備(作文・小論文・実技の練習)私立の出願・受験。結果の日程を公立の日程と並べる
2月評定は12月末までの学習状況が調査書に記入される。2月は出願の手続と体調管理を優先願書(2月16日〜18日)、志願変更(2月24日・25日)。学校ごとの志願状況を確認
3月発表後に再募集があることを頭に入れておく学力検査3月3日、面接3月4日。合格発表3月12日。結果の発表後の動き方を家族で共有

保護者の方が確認しておくこと

  • お子さんの第3学年の評定9教科を並べ、評定合計を出してみる(満点45)。
  • 志望校の学科数と、付属資料1の「併願できる学科数」を確認する。
  • 学校裁量枠を希望するかどうか、中学校の先生と相談する。
  • 私立の試験日・合格発表日・入学手続の期限を、公立の出願日(2月16日〜18日)、志願変更(2月24日・25日)、学力検査(3月3日)と同じカレンダーに書く。
  • 合格発表3月12日の後に再募集があること、再募集は一般選抜・特別選抜に合格した人は出願できないことを、あらかじめ家庭で共有する。

静岡県の内申と併願の組み立てで迷っていませんか

中1からの評定と、これからの5教科の学習計画を一緒に整理します。まずは無料の学習相談をご利用ください。

中3の学習相談をする(無料)LINEで聞く →

よくある質問

Q. 静岡県の公立高校は、複数の学校を併願できますか。
できません。公立(全日制)は、1つの学校の1つの学科(科)にだけ志願できます。2つ以上の学科がある学校では、志望順位を付けて学科を併願でき、併願できる学科の数は学校ごとに付属資料1で定められています。私立高校との受験の組み合わせは、各私立高校の募集要項で確認します。
Q. 内申は、何年生の成績が使われますか。
調査書の学習の記録にある評定は、中学校卒業見込みの者について、第3学年における第2学期末(12月末)までの学習状況を5段階で記入します。共通枠の第1段階では、9教科の評定合計(満点45)を使います。
Q. 内申と当日点は、何対何で評価されますか。
静岡県の共通枠には、内申と当日点の比率はありません。第1段階は、評定合計が上位から共通枠定員までの人を対象にして、その中から学力検査5教科の合計が上位の人を共通枠定員の75%程度、合格にします。第2・第3段階は、調査書の記載事項・面接・総合審査です。学校裁量枠は、学校ごとに基準が違います。
Q. 学校裁量枠は、希望すると有利になりますか。
学校裁量枠は、希望者を対象とする段階では、その学校が重視する観点(例:探究活動、部活動など)に合う人を選ぶ枠です。有利・不利を一概には言えません。県は、「中学校における学習」の段階は誰でも希望でき、ほかの観点を第1志望にした場合に第2志望で希望することもできる、と説明しています。
Q. 合格最低点は公表されていますか。
今回確認した県の資料には、学校ごとの合格最低点は載っていません。県は、学力検査の教科別の平均点を公表しています。令和8年度の全日制の平均点(50点満点)は、国語32.61、数学24.66、英語32.95、社会31.60、理科23.26で、合計145.08点(参考)でした。
Q. 志願変更はいつまでにできますか。
2月24日(水)から2月25日(木)正午までです。1回に限り、志願した学校・課程・学科(科)と、併願した学科の志望順位を変更できます。Web出願システムで行います。
Q. 病気で学力検査を受けられなかったときは。
やむを得ない理由で学力検査・面接を受けられなかった場合は、3月4日(木)午後3時までに手続をして、3月9日(火)の追検査を受けられます。手続は中学校長等を経由して、志願先の高等学校へ提出します。

まとめ:1校1学科の出願で、内申は入口・当日点は順位、動かせるのは1回だけ

静岡県の公立は、「1校1学科」への出願が前提です。内申(第3学年の評定9教科の合計、満点45)は、共通枠の第1段階に入る「入口」の順位として使われ、その中で学力検査5教科(250点)の順位が合格を決めます。第2・第3段階では、調査書の記載事項や面接も使われます。

日程は、願書受付が2月16日〜18日、志願変更が2月24日・25日、学力検査が3月3日、面接が3月4日、合格発表が3月12日です。まず、お子さんの第3学年の評定から評定合計を出し、志望校の学科数・学校裁量枠の有無・私立の日程を、同じカレンダーに並べるところから始めてください。

出典(公式資料)

LINEで無料相談無料体験に申込
タイトルとURLをコピーしました