日本大学の付属高校は、東京にいくつもあります。内申(調査書)の点数で受けられる推薦や併願優遇の基準は、学校ごとにちがいます。この記事では、基準の数字がわかる6校を、5科の合計でならべて比べます。
結論です。併願優遇の5科は、20から24までに分かれます。日大第一高校には併願優遇がなく、一般入試の当日の点数で決まります。ただし、基準に届くことは、合格の約束ではありません。
🪜 併願優遇の5科は、20から24まで
5科は、国語・社会・数学・理科・英語の評定を足した数です(満点25)。併願優遇は、ほかの高校が第一志望の人が、一般入試で使う制度です。
| 5科 | 学校(コース) |
|---|---|
| 20 | 日大豊山女子(N進学・理数S) |
| 21 | 日大豊山女子(A特進) |
| 22 | 日大豊山 |
| 23 | 日大鶴ヶ丘(総進)/日大三(普通)/目黒日大(選抜クラス) |
| 24 | 日大鶴ヶ丘(特進)/日大三(特進) |
※日大三は、9科の合計でも基準を示しています(普通41、特進42)。日大第一高校には併願優遇がありません。

📋 日大の付属校に共通する3つのこと
1. 推薦は、その学校が第一志望の人が受けます
日大豊山と日大第一の推薦は、その学校が第一志望(単願)の人が受ける入試です。ほかの高校も受けたい人は、一般入試の併願優遇を使います。日大第一高校だけは、併願優遇がありません。
2. 9教科の条件が、ほぼ共通でついています
5科の合計が足りていても、副教科に低い評定があると使えません。日大豊山は9科に「1」「2」がないこと、日大豊山女子は9教科すべて3以上、日大鶴ヶ丘は3年次の9教科に「2」以下がないこと、日大三は全教科3以上が条件です。日大第一は、3年間の評定に「1」がないことが条件です。
3. 欠席の条件や、加点があります
日大第一は各学年の欠席10日以内、日大三は3年次の欠席10日未満が条件です。加点は、日大豊山の推薦で、英検・漢検・数検の準2級以上が1つにつき+1です。日大豊山女子は推薦と併願優遇で最大3ポイント、日大三の普通クラスの推薦は最大+2です。
🏫 学校別の基準(令和9年度入試)
各校の2027年度の募集要項にのっている数字です。コース名や入試の名前は、学校ごとにちがいます。
| 学校 | 推薦(第一志望) | 併願優遇 | メモ |
|---|---|---|---|
| 日大豊山(文京区・男子校) | 5科20以上、または3科13以上 | 5科22以上 | 9科に「1」「2」がない。推薦は準2級以上の検定で+1 |
| 日大豊山女子(板橋区・女子校) | A特進:5科20か3科12/N進学・理数S:5科19か9科35 | A特進:5科21か3科13/N進学・理数S:5科20か9科36 | 9教科すべて3以上。併願優遇は東京都・神奈川県の生徒が対象 |
| 日大鶴ヶ丘(杉並区) | 総進:5科21か9科35/特進:5科23 | 総進:5科23/特進:5科24 | 3年次の9教科に「2」以下がない。都内の生徒も推薦・併願優遇を使える |
| 日大三(町田市) | 普通:5科22/特進:5科23 | 普通:5科23か9科41/特進:5科24か9科42 | 全教科3以上、3年次の欠席10日未満。普通の推薦は検定などで最大+2 |
| 目黒日大(目黒区) | 選抜クラス:5科22 | 選抜クラス:5科23 | ほかのクラスの基準は、学校別の記事で |
| 日大第一(墨田区) | 5科20以上 | なし | 3年間の評定に「1」がない、各学年の欠席10日以内。一般入試は当日の点数で決まる |
※表の数字は、各校の2027年度(令和9年度)生徒募集要項にもとづきます。日大二高は、数字でなく考え方を別の記事にまとめています。

📅 試験日と、併願のときに見るところ(令和9年度)
| 学校 | 推薦 | 一般 |
|---|---|---|
| 日大豊山 | 1月22日(金) | 2月12日(金) |
| 日大豊山女子 | 1月22日(金) | 2月10日(水) |
| 日大第一 | 1月22日(金) | 2月10日(水) |
| 日大三 | 1月22日(金) | 2月10日(水) |
日大鶴ヶ丘と目黒日大の日程は、各校の記事に書いています。日大三の一般入試は、令和8年度の合格点が、A志願(第一志望)で300点中172点、B志願(併願)で202点でした。併願のほうが30点高い結果です。併願(B志願)で受けるなら、この差をふまえて準備しましょう。
🧮 内申を「あと1点」上げると、何が変わる?
計算の例です。合格ラインではありません。ある人の5科が22で、9教科に「3」以上がそろっているとします。
この人が、英語を3から4に上げると、5科は23になります。5科23は、日大鶴ヶ丘(総進)、日大三(普通)、目黒日大(選抜クラス)の併願優遇の基準にあたります。
5科が21の女子は、日大豊山女子(A特進)の併願優遇の基準(5科21)に届きます。日大豊山(5科22)には、あと1点です。1点の差で、選べる学校が変わります。
🤝 公立と私立の、組み合わせ方
公立が第一志望の人は、次の順番で考えると迷いにくくなります。
① 内申の5科と9科を、数字で出す。 まず、いまの評定から5科と9科を計算します。
② 基準に届く日大付属を、2〜3校にしぼる。 上の表で、5科の基準と9教科の条件の両方に合う学校を選びます。
③ 手続きの期限を調べる。 入学手続きの期限や、公立高校の発表との関係は、学校ごとにちがいます。
④ 出願前に、最新の募集要項で確かめる。 基準や日程は、変わることがあります。
併願優遇と推薦のちがいは、単願推薦と併願優遇の違いの記事で、東京の私立全体の見方は、東京の私立高校の併願優遇とはの記事で説明しています。
どの学校に届くか、一緒に確かめませんか?
❓ よくいただくご質問
Q. 日大の付属高校は、どこも併願優遇がありますか?
A. いいえ。日大第一高校には併願優遇がなく、内申の基準があるのは推薦(第一志望)だけです。併願で受ける人は、一般入試の当日の点数で勝負します。
Q. 推薦と併願優遇は、どちらで受ければよいですか?
A. その学校が第一志望なら推薦、ほかの高校が第一志望なら併願優遇が基本です。くわしくは、各校の記事をご覧ください。
Q. 5科が基準に1点足りません。受けられませんか?
A. 学校ごとにちがいます。日大豊山や日大豊山女子、日大三(普通)のように、検定などで加点できる学校もあります。加点の条件は、募集要項で確かめて、中学校の先生にも相談しましょう。
Q. 基準に届けば、合格できますか?
A. 基準に届くことは、出願できる条件です。合格は、試験や面接の結果とあわせて決まります。日大三は、令和8年度の合格点が、併願(B志願)のほうが第一志望(A志願)より30点高い結果でした。
※出典:日本大学豊山高等学校・日本大学豊山女子高等学校・日本大学鶴ヶ丘高等学校・日本大学第三高等学校・目黒日本大学高等学校・日本大学第一高等学校の、2027年度(令和9年度)生徒募集要項(各校の公式サイト)。最新の情報は、各校の公式サイトでご確認ください。
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