都立墨田川高校に合格したい|偏差値・倍率・内申の目安と自校作成問題・通学

都立墨田川高校に合格したい|偏差値・倍率・内申の目安と自校作成問題・通学学校別 合格対策

最終更新:2026年9月/倍率・募集人員は東京都教育委員会の公表資料にもとづきます。令和9年度の募集人員は例年10月下旬ごろ公表です。

結論:墨田川高校は「自校作成問題の過去問に早く慣れた人」が有利です

都立墨田川高校は、墨田区東向島にある進学指導推進校です。偏差値の目安は60〜62(民間の目安)。令和9年度の一般入試では、国語・数学・英語の3教科が学校独自の自校作成問題で、社会・理科は都の共通問題です。

令和8年度の一般入試の受検倍率は1.09倍でした。倍率は落ち着いていますが、自校作成問題は共通問題と形式がちがいます。(1)10月までに墨田川の過去問を1年分解く (2)2学期の評定を固める (3)社会・理科は共通問題で高得点をめざすの3つを今から始めましょう。

この記事でわかること
  • 墨田川高校の基本データ(進学重視型単位制・進学指導推進校)
  • 令和8年度・7年度の倍率と、その読み方
  • 偏差値の目安、自校作成問題、7:3の計算例
  • 江戸川区・足立区から通うときの路線
  • 特色と大学合格実績、学年別・時期別の対策

墨田川高校の基本データ:進学重視型単位制の進学指導推進校

墨田川高校は、墨田区東向島にある普通科の都立高校です。学校は「進学重視型単位制高校」で、平成19年度から都の進学指導推進校に指定されています(学校公式「特色」)。

項目内容
正式名称東京都立墨田川高等学校
所在地墨田区東向島3丁目
最寄り駅東向島駅(東武スカイツリーライン)徒歩6分/曳舟駅(東武スカイツリーライン・東武亀戸線)徒歩8分/京成曳舟駅(京成押上線)徒歩10分
学科普通科(進学重視型単位制・共学)
都の指定進学指導推進校、海外学校間交流推進校
募集人員(令和8年度)316人(うち推薦64人)。一般の募集は252人
学力検査の問題国語・数学・英語は自校作成、社会・理科は共通問題(令和9年度)

※出典:都立墨田川高校 公式サイト「特色」、東京都教育委員会「だから都立高」墨田川高等学校(最寄り駅・都の指定)、同「令和8年度東京都立高等学校等の第一学年生徒の募集人員等について」、同 令和9年度の自校作成問題実施校の資料(公式)。

倍率:一般1.09倍、推薦2.41倍

墨田川高校の一般入試は、受検倍率が2年続けて1.0倍台でした。推薦は令和8年度に2倍をこえています。

入試令和8年度令和7年度
推薦(応募倍率)2.41倍(募集64人・応募154人)1.81倍
一般(受検倍率)1.09倍(募集252人・受検274人)1.05倍(募集252人・受検264人)

※出典:東京都教育委員会「令和8年度東京都立高等学校入学者選抜応募状況(推薦応募)」「令和8年度 同 受検状況」「令和7年度 同 受検状況」(公式)。令和7年度の推薦倍率のみ民間の集計サイト(都立高のトリセツ)の値です。推薦は応募倍率、一般は受検倍率。墨田川高校は特別推薦の実施校で、推薦の募集・応募は一般推薦と特別推薦の合計です。

倍率の読み方

一般の受検者は、令和7年度の264人から令和8年度は274人に、少し増えました。1.09倍は、受検者のおよそ12人に1人が不合格になる計算です。倍率だけを見ると入りやすそうに見えますが、自校作成問題の対策をしてくる受検生と競うことを忘れないでください。

推薦は、1.81倍から2.41倍に上がりました。推薦で合格する人は限られるので、一般入試の準備を中心に考えるのが安全です。ここからは推測です。推薦の倍率が上がった翌年は、一般の志望者も増えることがあります。令和9年度の数字は、東京都教育委員会が公表する志望状況で確認しましょう。

合格の目安:偏差値60〜62、自校作成問題でどう点を取るか

墨田川高校の偏差値は、民間の模試・情報サイトの目安で60〜62です(家庭教師のトライ60、みんなの高校情報62)。サイトや模試によって2〜3違います。内申の目安は信頼できる資料で確認できなかったため、数字は出しません。

7:3の計算例

一般入試は、学力検査700点+調査書点300点+ESAT-J 20点の1020点満点です。自校作成問題の学校も、この配点は同じです(都立入試2027の日程と仕組み)。

1換算内申55の場合:55÷65×300=約254点が調査書点です。
2当日の5教科が合計350点の場合:350÷500×700=490点です。
3合計:254+490=約744点。これにESAT-Jの点が加わります。

自校作成問題の準備

国語・数学・英語の3教科は、墨田川高校が作る問題です。共通問題と比べて、問題の形式や記述の量がちがうので、墨田川高校の過去問で練習することが欠かせません。自校作成問題の全体的な考え方は都立の自校作成問題にまとめています。

  • 10月:墨田川の過去問を1年分、時間を計って解く。どの教科のどの大問で落としたかを記録する
  • 11〜12月:落とした大問の形式だけを集中的に練習。数学は途中式、英語は長文と英作文、国語は記述
  • 1月:過去問を3〜5年分。同じ年度を2回解いて、2回目で8割以上取れるかを確認
  • 社会・理科:共通問題なので、都立共通問題の過去問で高得点をねらう。自校作成3教科の失点をここで補う
POINT:社会・理科は「取れる教科」にする

自校作成の3教科は、受検生どうしで点差がつきやすい教科です。一方、社会・理科は共通問題なので、しっかり準備した人は高い点を取れます。ここで取りこぼすと、3教科でいくら頑張っても追いつけません。

江戸川区・足立区から通う:路線と、両区の中学生にとっての墨田川高校

墨田川高校は墨田区にありますが、江戸川区と足立区の中学生も受ける学校です。

足立区から

最寄りの東向島駅・曳舟駅は東武スカイツリーラインの駅です。東武スカイツリーラインは、北千住・小菅・五反野・梅島・西新井・竹ノ塚など足立区内を通っているので、沿線の中学生は同じ路線で東向島駅まで行けます(列車の種類によっては東向島駅に止まらないことがあるので、時刻表で確認してください)。

足立区の「中学校 学校情報データブック(令和8年度)」では、区立中学校30校のうち17校が、主な進学先に墨田川高校を挙げています。足立区の中学生の受験情報は足立区の中学生の高校受験対策にまとめています。

江戸川区から

江戸川区内には、東武スカイツリーライン・京成押上線の駅がありません。そのため、江戸川区からは乗り換えが必要になります。学校見学のときに、実際の経路と時間を試しておきましょう。

江戸川区では、区立上一色中学校の「令和3年度 進路報告」の主な進路先一覧に墨田川高校が載っています(校名のみ)。江戸川区の中学生の受験情報は江戸川区の中学生の高校受験対策に、区内の中学校ごとの記事もそこから探せます。

保護者の方へ:7時間授業と朝学習を前提に通学を考える

墨田川高校は45分×7時間の授業で、朝学習もあります。朝早く家を出る日が多くなるので、通学時間が長くなりすぎないか、見学の日に実際の時間帯で確かめておくと安心です。

学校の特色と大学合格実績

墨田川高校は、大学進学に向けた授業のしくみが整っている学校です(学校公式「特色」、東京都教育委員会「だから都立高」)。

  • 国語・数学・英語で習熟度別授業、全学年で少人数授業
  • 45分×7時間授業(月〜金)。朝学習や、早朝から使える自習室
  • 放課後・長期休みの講習や補習
  • 入試や成績をもとに編成する「特別進学(特進)クラス」
  • 三大行事:体育祭・七高祭(文化祭)・合唱祭。生徒が中心に運営
  • 部活:運動部18・文化部17

大学合格実績(令和8年3月卒業生)

大学合格者数
早稲田大学4
慶應義塾大学3
上智大学10
東京理科大学15
明治大学14
青山学院大学14
立教大学20
中央大学13
法政大学17
日本大学56
東洋大学45

※出典:都立墨田川高校「R8進路状況」(公式PDF)。既卒生を含む数で、当方の読み取りです。卒業生254人、四年制大学進学率85.2%(同資料)。国公立大学の合格者と正確な数字は学校公式サイトで確認してください。

令和8年3月の卒業生では、GMARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)の5大学で合わせて78の合格があり、日本大学・東洋大学への合格も多く出ています。

学年別・時期別の対策

中1・中2:通知表の4と5を増やす

墨田川高校をめざすなら、中1・中2のうちから通知表で4以上を増やしておくことが大切です。とくに実技4教科は2倍で数えるので、1つの評定が合否に大きく響きます(都立の内申点の計算)。英語と数学は、自校作成問題で差がつく教科です。英単語と計算の練習を毎日続ける習慣をつけておきましょう。

中3:9月から2月の計画

時期やること(目安)
9月2学期の定期テストで評定を確定させる。数学・英語は教科書の範囲を先に終わらせる
10月墨田川の過去問を1年分。共通問題の社会・理科も1年分
11月ESAT-J。併願私立の個別相談。自校作成の弱い大問を集中練習
12月過去問を2〜3年分。国語の記述と英作文は先生に見てもらう
1月推薦を受ける人は面接の準備。一般の過去問を3〜5年分
2月過去問の解き直しと、社会・理科の暗記の総仕上げ

※入試の日程は年度で変わります。正確な日程は都立入試2027の記事と東京都教育委員会の発表で確認してください。

併願の私立は東京の私立の併願優遇、中3秋の全体の計画は中3秋の学習計画もどうぞ。

よくある失敗
  • 共通問題の過去問しか解かない。国数英は自校作成です。墨田川の過去問に早めに取り組みましょう。
  • 社会・理科を後回しにする。共通問題の2教科は、自校作成の失点を補う大事な教科です。
  • 倍率1.09倍を見て安心する。自校作成問題の対策をしてくる受検生と競います。倍率ではなく、自分の点で判断してください。

自校作成問題の答案は、人に見てもらって伸ばす

自校作成問題は、記述や英作文など、答案を見てもらわないと伸ばしにくい問題が多くあります。どこで点を落としているかがわかれば、残りの時間で何をすべきかがはっきりします。

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まとめ

  • 墨田川高校は墨田区東向島の進学指導推進校(進学重視型単位制)。偏差値の目安は60〜62(民間)
  • 令和8年度は一般の受検倍率1.09倍、推薦の応募倍率2.41倍
  • 令和9年度も国数英は自校作成、社会・理科は共通問題
  • 足立区からは東武スカイツリーラインで東向島駅へ。江戸川区からは乗り換えが必要
  • 10月から墨田川の過去問に取り組み、社会・理科を得点源にする
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