都立足立東高校に合格したい|偏差値・倍率・内申の目安と通学【エンカレッジスクール】

都立足立東高校に合格したい|偏差値・倍率・内申の目安と通学【エンカレッジスクール】学校別 合格対策

最終更新:2026年9月/倍率は東京都教育委員会の公表資料、偏差値は民間サイトの目安です。令和9年度の募集人員は例年10月下旬ごろ公表されます。

結論:足立東は「テストの点」ではなく「面接・作文・ふだんの学校生活」で決まる入試です

都立足立東高校は、東京都が指定するエンカレッジスクールです。推薦でも一般でも学力検査(5教科のテスト)がありません。そのかわりに、調査書・面接・作文などで合否が決まります。

令和8年度は、推薦の応募倍率が1.60倍、一般の受検倍率が0.84倍でした。いまからやることは3つです。欠席と提出物をととのえる、面接の「自己PRスピーチ」を1分〜1分30秒で話せるようにする、推薦を受けるなら作文を書く練習をする。この3つで準備できます。

この記事でわかること
  • 足立東高校の基本データ(所在地・最寄り駅・都の指定)
  • 令和8年度・令和7年度の倍率と、その読み方
  • 推薦の配点(調査書・面接・作文)と、一般入試のしくみ
  • 偏差値の目安と、偏差値より大事なこと
  • 足立区の中学生にとっての通学と位置づけ
  • 中1・中2と中3の、時期別にやること

都立足立東高校の基本データ(エンカレッジスクール)

足立東高校は、足立区大谷田にある全日制・普通科の都立高校です。都の「エンカレッジスクール」のほか、学力向上研究校、スキルアップ推進校、海外学校間交流推進校にも指定されています。

項目内容
正式名称東京都立足立東高等学校
所在地足立区大谷田2-3-5
最寄り駅JR常磐線 亀有駅 徒歩25分(バス5分+徒歩5分も可)
東京メトロ千代田線 北綾瀬駅 徒歩25分
課程・学科全日制(学年制)・普通科(共学)
都の指定エンカレッジスクール/学力向上研究校/スキルアップ推進校/海外学校間交流推進校
募集人員(令和8年度)推薦60人、一般(第一次募集)138人

※出典:東京都教育委員会「だから都立高」足立東高等学校(公式)、同「令和8年度東京都立高等学校入学者選抜応募状況(推薦応募)」「令和8年度東京都立高等学校入学者選抜受検状況」。令和9年度の募集人員は未公表です。

エンカレッジスクールとは

東京都が指定している都立高校のグループです。都の案内では、エンカレッジスクールは「学力検査を実施せず、面接、小論文又は作文及び実技検査を実施」するとされ、足立東高校は実技検査も行いません。入学後も、少人数授業や二人担任制など、一人ひとりに目が届く仕組みがとられています。

足立東の倍率:推薦1.60倍・一般0.84倍をどう読むか

答えから言うと、足立東は推薦のほうが競争がある学校です。令和8年度は、推薦には募集の1.6倍の応募がありました。一方、一般(第一次募集)は受検者が募集人員を下回りました。

年度・区分募集人員応募・受検人員倍率
令和8年度 推薦60人応募96人応募倍率1.60倍
令和8年度 一般138人受検116人受検倍率0.84倍
令和7年度 一般122人受検123人受検倍率1.01倍

※出典:東京都教育委員会「令和8年度東京都立高等学校入学者選抜応募状況(推薦応募及び国際バカロレアコースの応募)」「令和8年度東京都立高等学校入学者選抜受検状況」「令和7年度東京都立高等学校入学者選抜受検状況」(公式)。一般は第一次募集(分割前期)の数字です。令和7年度の推薦の数字は未確認です。

一般の倍率は、令和7年度の1.01倍から令和8年度は0.84倍に下がりました。ただし、倍率が1倍を切っても「だれでも受かる」とは言い切れません。都立高校は、面接などの結果を見て合格者を決めます。欠席が多い、面接で質問に答えられないなどの場合に、不合格になる可能性はゼロではありません。

推薦は、応募者のおよそ3人に1人以上が不合格になる計算です(応募96人に対して募集60人)。推薦で決めたい人ほど、面接と作文の準備を早めに始めてください。

注意:倍率だけ見て準備をやめない

「一般は1倍を切っているから大丈夫」と考えて、面接の練習をしないまま本番をむかえるのがいちばん危ない例です。倍率は年によって上下します。令和7年度は1倍をこえていました。来年の倍率はだれにもわかりません。

足立東の入試は「学力検査なし」:推薦の配点と一般のしくみ

足立東の入試には、5教科のテストがありません。どちらの入試でも、面接が大きな比重をしめます。

推薦(令和9年度):調査書400点・面接400点・作文200点

検査満点ポイント
調査書400点中学校の成績などの記録
面接400点面接の一部で「自己PRスピーチ」を行う
作文200点当日に書く
合計1000点推薦枠は募集人員の30%

※出典:東京都教育委員会「令和9年度 入学者選抜実施方法一覧(普通教育を主とする学科:コース・エンカレッジスクール・進学重視型単位制・単位制)」(公式)。合計は満点を足した数です。

面接と調査書が同じ400点です。つまり推薦では、中学校での3年間と、当日の面接が同じくらい大切だということです。作文は200点で、面接の半分です。

一般(第一次募集):面接が中心

一般入試も学力検査はありません。個人面接があり、面接の一部で1分以上1分30秒以内の「自己PRスピーチ」を行います。調査書の点数など、そのほかの配分は公式資料で確認しきれなかったため、この記事には書きません。必ず令和9年度の募集要項と、学校説明会で確認してください。

また、都の令和8年度の案内では、エンカレッジスクールの調査書は「観点別学習状況の評価」を用いるとされています。通知表の「5・4・3」の数字だけでなく、授業への取り組み方や提出物などの評価が見られる、ということです。

POINT:自己PRスピーチは「1分30秒の原稿」を作って声に出す

1分30秒で話せる文字数は、ゆっくり話して300字くらいが目安です。「中学校でがんばったこと」「足立東でやりたいこと」「そのために毎日していること」の3つを100字ずつ書き、声に出して時間を計ります。長すぎたら削り、短すぎたら具体例を1つ足します。これを週に2回、家族の前で話すだけでも、本番で声が出るようになります。

一般的な都立入試(5教科のテストと調査書を7:3で合わせる方式)のしくみは、足立東には当てはまりません。ほかの都立高校と比べたいときは、都立高校入試2027の仕組みをご覧ください。

合格の目安:偏差値39〜40より大事なこと

民間サイトの偏差値の目安は39〜40です(みんなの高校情報 39、家庭教師のトライ 40)。ただし、足立東は学力検査がないので、模試の偏差値で合否が決まるわけではありません。

サイト偏差値の目安
みんなの高校情報(2026年度版)39
家庭教師のトライ(東京都 高校の偏差値一覧)40

※偏差値は民間の模試・情報サイトによる目安です。サイトによって2〜3ちがいます。足立東は学力検査を行わないため、偏差値は参考程度にしてください。

内申点の目安は、信頼できる数字が見つからなかったため書きません。そのかわりに、足立東の入試で見られているものを整理します。

  • ふだんの学校生活:調査書は観点別の評価が使われる(令和8年度の都の案内)。提出物・授業態度・欠席が大切
  • 面接:推薦は400点。一般でも面接が中心。自己PRスピーチがある
  • 作文:推薦は200点。自分の考えを、理由をつけて書けるか
保護者の方へ:欠席が気になるときは、早めに中学校の先生へ

欠席が多かった時期があっても、今からの過ごし方と、高校でやりたいことを面接で話せるようにしておくことが大切です。調査書にどう書かれるかは中学校の先生が一番よく知っています。三者面談の前に、心配な点をメモして相談してください。

通学と、足立区の中学生にとっての足立東

足立東の最寄り駅は、JR常磐線の亀有駅と、千代田線の北綾瀬駅です。どちらも徒歩25分なので、亀有駅からのバス(バス5分+徒歩5分)も選べます。常磐線の各駅停車は北千住・綾瀬・亀有に止まり、千代田線は綾瀬から北綾瀬へつながっています。

足立区が公表している「中学校 学校情報データブック(令和8年度)」では、区立中学校30校のうち19校が、主な進学先の一覧に足立東を挙げていました。区内の多くの中学校にとって、身近な進学先の1つです。

区内の中学校ごとの定期テストや内申の話は、足立区の中学生の定期テスト対策と高校受験ガイドにまとめています。足立東を主な進学先に挙げている中学校の例として、渕江中、花保中、東島根中の記事もあわせてどうぞ。

同じように学力検査のない都立高校として、区内の都立小台橋高校(チャレンジスクール)があります。小台橋は昼夜間の定時制で、足立東は全日制です。1日の過ごし方が大きくちがうので、両方の説明会に行って比べるのもよい方法です。

足立東の学校生活:二人担任制と30分授業

足立東の特色は、一人ひとりに目が届く仕組みです。「だから都立高」には次のように紹介されています。

  • 1・2学年は、1クラス33人を2人の担任が指導する「二人担任制」
  • 少人数授業による、きめ細かな指導
  • 1学年で「30分授業」を実施
  • 体験学習を通じて、進路への意識を高める
  • 無料のスキルアップ講座(グローバル、デジタル、コミュニケーション)
  • 部活動は運動系10、文化系13(バスケットボール、バレーボール、テニス、野球、吹奏楽、美術、演劇など)

30分授業は、集中が続きにくい生徒でも1時間を乗り切りやすくするための工夫です。大学合格実績や卒業後の進路の割合は、学校公式の資料を確認できなかったため、この記事には書きません。進路については学校説明会で直接聞いてみてください。

中1から中3の2月までの準備

中1・中2:欠席と提出物を「記録に残る形」でととのえる

足立東の入試では、ふだんの学校生活が調査書として見られます。中1・中2でやっておきたいのは、テストの点を上げることより「出す・来る・参加する」を続けることです。

  • 提出物は締め切りの前日までに出す。わからない問題は空欄にせず、答えを写してでも赤で直して出す
  • 定期テストの1週間前から、ワークを1周だけでもやりきる(全部できなくても、やった形を残す)
  • 学校を休んだ日の分は、次の登校日に先生に「何をすればいいですか」と聞く
  • 内申の上げ方全体は高校受験の内申点の上げ方を参考に

中3:9月から2月までの計画

時期やること
9〜10月学校説明会・授業の見学の予定を立てる。推薦を受けるか一般にするか、家族で話し合う
11月自己PRスピーチの原稿(300字)を書く。週2回、時間を計って声に出す
12月三者面談で推薦を受けるかを決める。私立の併願校も決める
1月推薦を受ける人は作文の練習(週1本、400字程度を30分で)と面接の練習
2月一般を受ける人は面接の練習を続ける。欠席をしないで体調をととのえる

※入試日程の正確な日付は都立高校入試2027の仕組みでご確認ください。作文の字数・時間は練習の目安で、本番の条件は募集要項で確認してください。

私立高校を併願する場合は、東京の私立の併願優遇と私立高校の個別相談会で何を聞くかを先に読んでおくと、12月の話し合いがスムーズです。

保護者の方へ:面接の練習相手は「家族以外」も入れる

家族との練習だと、子どもは照れてしまい本番の緊張に近づきません。中学校の先生、塾や家庭教師など、ふだんあまり話さない大人と1回でも練習しておくと、本番で声が出やすくなります。

面接・作文の準備を、1対1で一緒に進めます

足立区の受験に強い講師が在籍しています。自己PRスピーチの原稿づくりから、作文の書き方、面接の受け答えまで、お子さまのペースに合わせてオンラインで練習できます。無理な勧誘は一切ありません。

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まとめ

  • 都立足立東高校は足立区大谷田のエンカレッジスクール。推薦も一般も学力検査がない
  • 令和8年度は推薦の応募倍率1.60倍、一般の受検倍率0.84倍(令和7年度の一般は1.01倍)
  • 推薦の配点は調査書400・面接400・作文200。面接では自己PRスピーチを行う
  • 偏差値の目安は39〜40(民間サイト)だが、合否は面接・作文・調査書で決まる
  • 区立中学校30校のうち19校が主な進学先に挙げている(区のデータブック)
  • 今からは、欠席と提出物をととのえ、1分30秒の自己PRを声に出して練習する
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