プロ家庭教師が作成・監修 エスペランサアカデミー
2学期中間テスト(二学期制なら前期期末)の答案が返ってきて、思ったより点が低かった。そんなとき、次の期末テストまでに何を変えればいいのかを、プロ家庭教師が「原因の見分け方」から整理しました。
結論:点数ではなく「なぜ落としたか」を3つに分けるのが先です
点が低い原因は、ほとんどが①勉強の量が足りない ②やり方がずれている ③そもそも理解していないの3つのどれかです。
原因によって、やるべきことはまったく違います。返却から1週間以内に、答案を使って見分けてください。
まずやってはいけない3つのこと
返却直後のNG
答案をすぐにしまう:いちばん役に立つ教材を捨てているのと同じです。
「次はがんばる」で終わらせる:何を変えるかが決まっていないと、同じ点になります。
いきなり塾や問題集を増やす:原因が「やり方」なら、量を増やしても点は上がりません。
答案で見分ける|点が低い3つの原因
答案の×がついた問題を、1問ずつ下の3つに分けてみてください。いちばん多かったものが、今回の原因です。
| 原因 | 答案に出るサイン | 次の期末までにやること |
|---|---|---|
| ①量が足りない | 後半の問題が空欄/ワークで見た問題なのに解けていない | テスト2週間前からの計画を紙に書く。ワークを2周する |
| ②やり方がずれている | ワークは解けたのに、少し形を変えた問題で× | 答えを覚えるのをやめ、「なぜその答えになるか」を説明する練習 |
| ③理解していない | 基本問題から×/途中式が書けない | 前の学年・前の単元に戻る。1人で戻れないなら人に聞く |
ポイント:ケアレスミスは「原因」ではありません
「計算ミスだった」「うっかりだった」は、多くの場合②か③です。同じミスが3回以上あるなら、それはやり方か理解の問題として扱ってください。
返却から1週間でやること
STEP1答案の×を3つの原因に分ける(1日目)
全教科でなくてかまいません。点数がいちばん下がった教科から始めます。
STEP2間違えた問題を、答えを見ずに解き直す(2〜4日目)
解き直せた問題は「量」か「やり方」の問題、解き直せなかった問題は「理解」の問題です。解き直しの詳しいやり方は 定期テストの解き直しで+20点を狙う方法 にまとめています。
STEP3期末テストまでの「変えること」を1つだけ決める(5日目)
「ワークを2周する」「毎日計算10問」など、1つだけにします。3つ決めると、どれも続きません。
STEP4期末テストの日から逆算して、計画を紙に書く(1週間以内)
2学期期末は、中間よりも範囲が広く、実技4教科もある学校が多いです。中間の反省はそのまま期末の準備になります。
保護者の方へ:声のかけ方
効果がある声かけ
「どの問題がいちばん悔しかった?」と、子ども自身に1問選ばせる。
「次は何を1つ変える?」と聞き、決めたことを紙に書いてもらう。
逆効果になりやすい声かけ
「なんでこんな点なの」:理由を聞いているようで、子どもには責められているとしか伝わりません。
ほかの子やきょうだいとの比較。
声かけについては 勉強のやる気が出ない子への接し方 もあわせてご覧ください。
塾や家庭教師を考えるタイミング
原因が③「理解していない」で、しかも前の学年の単元までさかのぼる必要がある場合は、1人で取り戻すのは大変です。学校の授業は先へ進むため、差が広がりやすいからです。反対に、原因が①や②なら、家庭での計画の立て直しで十分に上がることが多いです。まず原因を見分けてから考えてください。塾に通っているのに上がらない場合は 塾に通っているのに成績が上がらない理由 が参考になります。
よくあるご質問
Q. 中間テストの点が悪いと、通知表も悪くなりますか?
A. 通知表の評定は、中間・期末のテストに加えて提出物や授業への取り組みなども合わせてつけられます。中間が悪くても、期末と提出物で挽回できる余地はあります。
Q. 平均点より下でした。どれくらい心配すべきですか?
A. 平均点との差より、前回のテストより上がったか下がったかを見てください。平均点はテストの難しさで大きく変わります。
Q. 1学期より大きく下がりました。
A. 2学期は1学期の内容を前提にした単元が増えるため、1学期にあいまいだったところが点数に出やすくなります。原因③が多いなら、1学期の単元に戻るのが近道です。
まとめ
この記事のまとめ
点が低い原因は「量」「やり方」「理解」の3つ。答案の×を分けて見分ける。
返却から1週間で、変えることを1つだけ決め、期末まで続ける。
保護者は「なんで」ではなく「どの問題が悔しかった?」と聞く。


