プロ家庭教師が作成・監修 エスペランサアカデミー
「前期期末テスト」という言葉を、学校のプリントで初めて見た保護者の方も多いと思います。これは二学期制の中学校で行われる、前期の最後のテストのことです。この記事では、三学期制との違いと、通知表・内申への影響、そして今から何をすればよいかを整理します。
結論:前期期末は「半年分の成績が決まるテスト」です
二学期制では、前期(4月〜9月末ごろ)の成績が、このテストのあとに通知表でまとめて出ます。
範囲は三学期制の「1学期期末+2学期の最初」にあたることが多く、範囲が広いのが最大の特徴です。
やることは3つ。①範囲表が出たら広さを確認 ②前期中間の間違いから直す ③提出物を先に終わらせる。
二学期制と三学期制、テストの回数とタイミングの違い
学校の年間予定は地域・学校ごとに違います。以下は一般的な目安です。正確な日程は、必ず学校の年間行事予定表で確認してください。
| 二学期制 | 三学期制 | |
|---|---|---|
| 学期の区切り | 前期(4月〜9月末ごろ)/後期(10月ごろ〜3月) | 1学期/2学期/3学期 |
| 定期テスト | 前期中間・前期期末・後期中間・後期期末 | 1学期中間・期末/2学期中間・期末/学年末 |
| 通知表 | 年2回(前期末・学年末) | 年3回(各学期末) |
| この時期のテスト | 前期期末(9月〜10月上旬ごろ) | 2学期中間(10月ごろ) |
ポイント
三学期制の友だちが「2学期中間」の話をしている時期に、二学期制の子は「前期期末」を受けます。時期は近くても、成績への重みはまったく違います。前期期末は、通知表の直前にある最後のテストだからです。
前期期末テストが「重い」3つの理由
理由1:範囲が広い
前期中間から夏休みをはさんで数か月分がまとめて出題されるため、三学期制の期末テストより範囲が広くなりやすいです。夏休み前に習った単元を忘れていることが、点数が下がる一番多い原因です。
理由2:このテストのすぐあとに通知表が出る
二学期制では、前期の評定(5段階の成績)は前期中間と前期期末、提出物、授業態度などを合わせてつけられます。前期期末は、評定を動かせる最後のチャンスです。
理由3:中3は入試の内申に近い
高校入試で使う内申(調査書)の成績をいつの時点でつけるかは、都道府県や学校によって違います。二学期制の学校では後期の途中までの成績が使われることが多いですが、詳しい扱いは在籍校の先生に確認するのが確実です。いずれにしても、前期の評定は後期の評定の土台になります。
今から前期期末までにやること(3ステップ)
STEP1範囲表が出たら、まず「広さ」を数える
教科ごとに教科書のページ数を書き出します。ページが多い教科から手をつけます。範囲表がまだなら、前期中間のあとに習った単元を先にノートで確認しておきます。
STEP2前期中間テストの間違いを直す
前期期末は、前期中間の範囲がもう一度出ることが多いです。一度間違えた問題は、次も間違えやすいので、解き直しが一番効率のよい勉強になります。
STEP3提出物は範囲表の翌日から始める
ワークやプリントの提出は、評定の「主体的に学習に取り組む態度」に関わります。テスト直前にまとめてやると、勉強時間が消えてしまいます。
前期期末まで、何から手をつければいいか迷っていませんか
学年と、いちばん不安な教科を一言だけ教えてください。プロ講師が、お子さんの範囲に合わせた進め方をお返事します。
学年別の前期期末テスト対策
学年ごとに、範囲の目安と点を落としやすいところをまとめています。
学年別の前期期末テスト対策
保護者の方へ:やってはいけないこと
通知表が出てから「なんでこんな成績なの」と叱ること。評定はもう決まっていて、子どもにできることはありません。
声をかけるならテストの2週間前。「範囲表、見せてくれる?」の一言で十分です。
よくあるご質問
Q. 前期期末テストはいつですか?
A. 多くの学校で9月下旬〜10月上旬ごろですが、地域や学校で違います。学校の年間行事予定表で確認してください。
Q. 三学期制の2学期中間テスト対策の記事は使えますか?
A. 使えます。範囲が近いためです。ただし前期期末は範囲が広いので、夏休み前の単元の復習を足してください。
Q. 秋休みがある学校は、いつ勉強すればいいですか?
A. 前期期末のあとに秋休みがある学校では、秋休みを後期の予習ではなく前期期末の直しに使うと、後期中間で点が上がりやすくなります。
まとめ
この記事のまとめ
前期期末は二学期制の「前期の最後のテスト」。このあと通知表が出る。
範囲が広いので、範囲表が出たらページ数を数え、多い教科から始める。
前期中間の解き直しと、提出物の前倒しが一番効く。

