プロ家庭教師が作成・監修 エスペランサアカデミー
二学期制の中学校の中3にとって、前期期末テストは高校入試の内申に向けた大事なテストです。受験勉強と定期テスト勉強をどう両立するか、範囲の目安と2週間の進め方をプロ家庭教師がまとめました。
結論:中3の前期期末は「受験勉強を止めて」でも取りにいく価値があります
前期の評定は、後期の評定と内申の土台になります。テスト2週間前からは定期テストを優先してください。
中3の範囲は、そのまま入試に出る単元(二次方程式・現在完了・イオンなど)です。定期テストの勉強は受験勉強の遠回りではありません。
中3の前期期末テスト|5教科の範囲の目安
範囲は教科書会社と学校の進み具合で変わります。下の表は一般的な目安です。必ず学校の範囲表で確認してください。
| 教科 | 範囲の目安 | 点を落としやすいところ |
|---|---|---|
| 国語 | 説明的文章・文学的文章/古典(和歌・漢文の入り口)/漢字 | 古典の現代語訳と、漢文の返り点 |
| 数学 | 式の展開と因数分解/平方根/二次方程式 | 因数分解の公式の使い分け、平方根の近似 |
| 英語 | 受け身(受動態)/現在完了/不定詞・動名詞の発展 | 現在完了の3用法と、過去形との区別 |
| 理科 | 化学変化とイオン/運動とエネルギーの入り口 | イオン式、電池のしくみ、力の合成・分解 |
| 社会 | 歴史:近代〜現代(明治〜戦後)/公民の入り口 | 明治以降のできごとの順番、年代の並べかえ |
実技4教科も忘れずに
二学期制の前期期末では、音楽・美術・保健体育・技術家庭も筆記テストがある学校が多いです。実技4教科は範囲が狭く、覚えれば点になります。高校入試の内申で実技を重く見る地域もあるため、5教科の勉強の合間に1日15分をあててください。
中3の前期期末|教科別の勉強のしかた
国語
古典は現代語訳を先に読んでから本文を読むと、内容が頭に入ります。漢文は返り点(レ点・一二点)の読む順番を5問練習すれば、確実に点になります。
数学
展開と因数分解は、入試でも毎年のように使う計算です。公式4つを見分ける練習を毎日10問。二次方程式は、因数分解で解くか解の公式を使うかを、式を見てすぐ決められるようにします。
英語
現在完了は「経験・継続・完了」を見分ける目印の単語(ever・since・already など)とセットで覚えます。受け身は過去分詞の不規則変化が弱点になりやすいので、表で確認してください。
理科
イオンは用語が多く、覚えたつもりでも問われ方で間違えます。図を見て説明する練習を。運動の単元は、記録タイマーのテープの読み取り問題がよく出ます。
社会
近現代史は、入試の歴史でいちばん配点が大きくなりやすい範囲です。できごとを年表に並べ直す問題が頻出なので、出来事の因果関係(なぜ起きたか)で覚えると並べかえに強くなります。
中3が前期期末で失敗しやすい2つのパターン
パターン1:模試の勉強を優先して、定期テストの点を落とす
模試の判定を上げたい気持ちはわかりますが、内申は入試本番で取り返せないことが多い点数です。テスト2週間前は定期テストを優先し、テストが終わったら受験勉強に戻る、と切り替えを決めておきましょう。
パターン2:提出物を後回しにする
中3は受験勉強で忙しく、ワークの提出が遅れがちです。評定には提出物や授業への取り組みも関わります。範囲表が出た週に提出物を終わらせるのが理想です。
前期期末までの2週間の進め方
| 時期 | やること |
|---|---|
| 2週間前 | 範囲表を確認。受験勉強(模試対策)を一時的に定期テストへ切り替える |
| 10日前 | 前期中間の間違い直し。数学の計算を毎日10問 |
| 1週間前 | 英語・理科の新単元。社会の近現代史を年表で整理 |
| 3日前 | 間違えた問題の2周目。実技4教科の暗記 |
| テスト後 | 答案を見直して入試に出る単元の穴をノートに書き出し、受験勉強に戻る |
受験勉強と定期テスト、両立の計画を一緒に立てませんか
学年と、いちばん不安な教科を一言だけ教えてください。プロ講師が、お子さんの範囲に合わせた進め方をお返事します。
教科別の予想問題と対策
中3の各教科の予想問題(解答つき)は、次のページにまとめています。前期期末は三学期制の2学期中間と範囲が近いため、そのまま使えます。
テスト前日のチェックリスト
☑ 数学:因数分解の4つの公式を見分けられる
☑ 数学:二次方程式を解の公式で解ける
☑ 英語:現在完了の3用法の目印の単語を言える
☑ 理科:イオン式と電離の式を書ける
☑ 社会:明治〜戦後のできごとを順番に並べられる
☑ 提出物(ワーク・プリント)はすべてそろっている
よくあるご質問
Q. 前期期末の成績は、高校入試の内申に入りますか?
A. 入試に使う成績をいつの時点でつけるかは、都道府県や学校で違います。二学期制の学校では、後期の途中までの成績が使われることが多いです。正確な扱いは担任の先生に確認してください。前期の評定が後期の評定の土台になることは共通です。
Q. 模試が近いのですが、どちらを優先すべきですか?
A. テスト2週間前からは定期テストを優先するのがおすすめです。模試は何度も受けられますが、評定は一度決まると変えられません。
Q. 三学期制の「中3の2学期中間テスト」の記事は使えますか?
A. 使えます。範囲が近いためです。前期期末のほうが範囲が広いので、夏休み前の単元の復習を足してください。
まとめ
この記事のまとめ
中3の前期期末は、内申の土台になる大事なテスト。
テスト2週間前は受験勉強を止めてでも定期テストを優先する。
範囲は入試に直結。テスト後は答案から入試の弱点を書き出す。


