結論
技術・家庭は2つの別教科として分けて勉強するのが正解です。まとめて1教科と考えると必ず片方が抜けます。
技術分野と家庭分野は、担当の先生も教科書も別です。テストも前半と後半で分かれていることがほとんどで、出題の性質もまったく違います。2つに分けて、それぞれ30分ずつと決めるだけで、抜けがなくなります。
この記事でわかること
- 技術分野で出る内容
- 家庭分野で出る内容
- 2分野の時間の分け方
- テスト2週間前からの進め方
技術分野で出る内容
材料と加工
木材・金属・プラスチックの性質、工具の名称と使い方、製図(等角図・第三角法)。工具は名前と用途をセットで問われます。のこぎりの縦びき・横びき、かんな、げんのうなど、図と名称を結びつける形式が多く出ます。
エネルギー変換
電気回路、電気用図記号、発電のしくみ、機械の運動の伝達。回路図の記号は覚えれば確実に取れる部分です。
情報
情報モラル、ネットワークのしくみ、プログラムの考え方、著作権と個人情報。近年は配点が増えている分野です。
生物育成
作物の栽培、土と肥料、育成環境の管理。
家庭分野で出る内容
食生活
五大栄養素とはたらき、食品群、調理の基礎、食品表示の見方、包丁の使い方、加熱調理の種類。栄養素は「名前・はたらき・多く含む食品」の3点で問われます。
衣生活
繊維の種類と性質、洗濯表示の記号、縫い方の名称、ミシンの各部の名称。洗濯表示の記号は毎年よく出ます。
住生活
住まいの機能、採光と換気、家庭内の事故の防止、住環境と健康。
消費生活と環境
契約、クーリング・オフ、支払い方法の種類、持続可能な消費。
POINT 記号系は「見て答える/書く」の両方向で確認する
電気用図記号も洗濯表示も、記号を見て意味を答える問題と、意味から記号を選ぶ問題の両方が出ます。片方だけ覚えていると半分落とします。どちらの向きでも答えられるかを、必ず確認してください。
技術・家庭でよくある3つの失点
この3つで落としている生徒が多い
- どちらか片方の分野しか勉強していない(最も多い失敗)
- 記号(電気用図記号・洗濯表示)を片方向でしか覚えていない
- 実習でやったことを、名称として覚えていない
1つ目が圧倒的に多い失点です。技術・家庭は担当の先生が別なので、範囲の連絡も別々に来ます。2週間前に、両方の範囲を1枚の紙に並べて書いてください。これだけで片方の抜けは防げます。
学年ごとの範囲の目安
| 学年 | 技術分野 | 家庭分野 |
|---|---|---|
| 中1 | 材料と加工、製図 | 食生活の基礎、栄養素 |
| 中2 | エネルギー変換、電気回路 | 衣生活、繊維と洗濯 |
| 中3 | 情報、プログラム、生物育成 | 住生活、消費生活と環境 |
※扱う題材と順序は教科書・学校・授業の進度によって大きく異なります。学年で内容が入れ替わることも多いため、必ず授業プリントと学校が配布する範囲表でご確認ください。
2分野の時間の分け方
| 時期 | 技術分野 | 家庭分野 |
|---|---|---|
| 2週間前 | 範囲とプリントを集める | 範囲とプリントを集める |
| 1週間前 | 工具・記号を30分 | 栄養素・繊維を30分 |
| 3日前 | 回路図と製図を確認 | 洗濯表示と調理を確認 |
| 前日 | 記号を逆向きで確認 | 記号を逆向きで確認 |
合計で各分野1時間ずつ、計2時間を見ておけば形になります。技術・家庭は提出物(製作物・実習レポート)が重い教科なので、作品の締切は最優先で確認してください。
実技が苦手でも、筆記で点は取れます
評定は実技の出来だけで決まるものではありません。授業への取り組み、提出物、そして定期テストの筆記の点数が合わさって決まります。技術・家庭が苦手な生徒ほど、筆記で取り切る意味が大きくなります。筆記は覚えれば取れる部分が多く、努力が最も反映されやすい場所です。
そして東京都の換算内申では、実技4教科の評定は2倍で計算されます。技術・家庭の評定を1つ上げることは、5教科を2つ上げるのと同じ重みになります。満点65点のうち、40点が実技4教科です。
※換算のしかたは都道府県・入試方式によって異なります。お住まいの地域の制度は教育委員会や中学校の資料でご確認ください。
筆記より先に、提出物を数える
実技4教科で最も多い失点は、テストの点ではなく提出物を出し忘れることです。作品、レポート、ワーク、プリント。5教科と違って形式がばらばらなため、何を出すのか本人も把握していないことがあります。
提出物は評定に直接効きます。テストで挽回できない種類の失点なので、ここを先に潰してください。やることは単純で、2週間前に9教科分の提出物を紙に書き出し、締切順に並べるだけです。
2週間前に書き出すもの
- 提出物の名前
- 締切日
- 今どこまで終わっているか
- 提出方法(授業で/職員室へ/データで)
保護者がやってはいけない3つのこと
NG1 「実技は内申に関係ない」と言う
関係あるどころか、都立では2倍で効きます。本人が軽く見る原因になります。
NG2 苦手なことを話題にする
実技の得意不得意と、筆記の点数は別です。苦手意識を強めると、取れる点まで取らなくなります。
NG3 提出物を代わりに作る
評定は本人の取り組みへの評価です。手伝うなら、締切を一緒に書き出すところまでにします。
9教科をどう組むかは、内申の現状から逆算します
エスペランサアカデミーは、完全オンライン・全国対応のプロ家庭教師センターです。1対1の指導で、内申の現状と志望校の必要点から逆算し、どの教科にどれだけ時間を置くかを設計します。実技4教科の筆記対策や提出物の管理も、学習計画の一部として扱います。
期末全体の考え方は期末は9教科|実技4教科で内申に差がつく、内申の計算方法は都立高校の内申点の仕組みをあわせてご覧ください。
まとめ
- 技術と家庭は別教科として分けて勉強する
- 2週間前に、両分野の範囲を1枚の紙に並べて書く
- 記号系(電気用図記号・洗濯表示)は両方向で確認する
- 栄養素は「名前・はたらき・多く含む食品」の3点で覚える
- 製作物・実習レポートの締切を最優先で確認する
技術・家庭は、片方の抜けさえ防げば安定して点が取れる教科です。実技4教科は内申で2倍に効くため、ここを取り切る価値があります。
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