結論
美術の期末テストは、色彩の基礎と、技法・道具の名称が得点源です。
絵が苦手でも、この2つは覚えれば確実に取れます。出題は教科書と授業プリントの範囲から出ることがほとんどで、作品の上手下手とは無関係です。
この記事でわかること
- 美術の期末テストで出る4つの型
- 色彩(色相環・配色)の覚え方
- 作品と作者の押さえ方
- テスト2週間前からの進め方
美術の期末テストで出る4つの型
型1:色彩の基礎
色相・明度・彩度の三要素、色相環、補色、暖色と寒色、配色の名称。ここが最も出題が安定しています。図を見て答える形式が多いため、言葉だけで覚えると取りこぼします。
型2:技法と道具の名称
デッサン、スケッチ、版画(木版・銅版)、水彩の技法、彫刻刀の種類と使い分け。道具の名前と、その道具で何ができるかをセットで問われます。
型3:作品と作者
教科書に載っている作品について、作者名、時代、技法、特徴が問われます。日本美術と西洋美術の両方から出ます。
型4:鑑賞と構成
構図の名称、遠近法(一点透視・二点透視)、バランスの取り方。作品を見て「何が使われているか」を答える形式です。
色彩は図とセットで覚える
1 色相環を自分で描いてみる
教科書の図を見ながら、一度自分で円を描いて色名を書き込みます。見るだけでは位置関係が入りません。
2 補色を線で結ぶ
向かい合う色が補色です。図の上で線を引くと、暗記でなく理解として残ります。
3 用語を意味とセットで書き出す
明度が高い・低いが何を指すかを、自分の言葉で書きます。
4 間違えたものだけ翌日に戻る
全部やり直す必要はありません。
POINT 作品は「作者・時代・技法」の3点で覚える
作品名だけを覚えても答えられません。1作品につき「作者/時代または国/何で描かれたか」の3点をノートの1行にまとめます。テスト前日に見返せる形になります。
美術でよくある3つの失点
この3つで落としている生徒が多い
- 色相環の位置関係を覚えていない(言葉だけ覚えている)
- 技法の名前は言えるが、どの道具を使うかが結びついていない
- 作品名と作者は覚えたが、時代や技法が抜けている
いずれも、知識が単独で止まっていて結びついていない状態です。美術の筆記は「関係を問う」問題が多いため、単語だけの暗記では届きません。
学年ごとの範囲の目安
| 学年 | 2学期期末で扱われやすい内容 |
|---|---|
| 中1 | 色彩の基礎、デッサン、平面構成、用具の使い方 |
| 中2 | 版画、立体・彫刻、日本美術の鑑賞 |
| 中3 | デザイン、構成と表現、美術史の流れ |
※扱う題材と範囲は教科書・学校・授業の進度によって大きく異なります。必ず授業プリントと学校が配布する範囲表でご確認ください。
テスト2週間前からの進め方
| 時期 | やること |
|---|---|
| 2週間前 | 範囲の確認と、提出物(作品・ワーク)の締切を書き出す |
| 1週間前 | 色彩を30分。色相環を自分で描く |
| 3日前 | 技法・道具と、作品の3点まとめを作る |
| 前日 | 図をもう一度見て、間違えたものだけ確認 |
合計で1〜2時間あれば形になります。ただし美術は作品の提出が重なりやすいため、作品の締切だけは2週間前に確認してください。
実技が苦手でも、筆記で点は取れます
評定は実技の出来だけで決まるものではありません。授業への取り組み、提出物、そして定期テストの筆記の点数が合わさって決まります。美術が苦手な生徒ほど、筆記で取り切る意味が大きくなります。筆記は覚えれば取れる部分が多く、努力が最も反映されやすい場所です。
そして東京都の換算内申では、実技4教科の評定は2倍で計算されます。美術の評定を1つ上げることは、5教科を2つ上げるのと同じ重みになります。満点65点のうち、40点が実技4教科です。
※換算のしかたは都道府県・入試方式によって異なります。お住まいの地域の制度は教育委員会や中学校の資料でご確認ください。
筆記より先に、提出物を数える
実技4教科で最も多い失点は、テストの点ではなく提出物を出し忘れることです。作品、レポート、ワーク、プリント。5教科と違って形式がばらばらなため、何を出すのか本人も把握していないことがあります。
提出物は評定に直接効きます。テストで挽回できない種類の失点なので、ここを先に潰してください。やることは単純で、2週間前に9教科分の提出物を紙に書き出し、締切順に並べるだけです。
2週間前に書き出すもの
- 提出物の名前
- 締切日
- 今どこまで終わっているか
- 提出方法(授業で/職員室へ/データで)
保護者がやってはいけない3つのこと
NG1 「実技は内申に関係ない」と言う
関係あるどころか、都立では2倍で効きます。本人が軽く見る原因になります。
NG2 苦手なことを話題にする
実技の得意不得意と、筆記の点数は別です。苦手意識を強めると、取れる点まで取らなくなります。
NG3 提出物を代わりに作る
評定は本人の取り組みへの評価です。手伝うなら、締切を一緒に書き出すところまでにします。
9教科をどう組むかは、内申の現状から逆算します
エスペランサアカデミーは、完全オンライン・全国対応のプロ家庭教師センターです。1対1の指導で、内申の現状と志望校の必要点から逆算し、どの教科にどれだけ時間を置くかを設計します。実技4教科の筆記対策や提出物の管理も、学習計画の一部として扱います。
期末全体の考え方は期末は9教科|実技4教科で内申に差がつく、内申の計算方法は都立高校の内申点の仕組みをあわせてご覧ください。
まとめ
- 出るのは色彩・技法と道具・作品と作者・構成の4つの型
- 色彩は図とセットで覚える。自分で色相環を描く
- 作品は「作者/時代/技法」の3点で1行にまとめる
- 作品の提出締切は2週間前に必ず確認する
絵が苦手でも、美術の筆記は覚えれば取れます。実技4教科は内申で2倍に効くため、ここを取り切る価値があります。
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