結論
保健体育の筆記は、保健分野がほぼすべてです。ここは完全な暗記科目で、運動の得意不得意と関係ありません。
期末テストの筆記で問われるのは、保健の教科書の内容と、体育で扱った競技のルールです。走るのが遅くても、球技が苦手でも、筆記は満点を狙えます。実技4教科のなかで、最も「覚えれば取れる」割合が高い教科です。
この記事でわかること
- 保健体育の筆記で出る3つの型
- 保健分野の覚え方
- 競技のルールで問われること
- テスト2週間前からの進め方
保健体育の筆記で出る3つの型
型1:保健分野(配点が最も大きい)
心身の発育、生活習慣病、応急手当、感染症、薬物やたばこの害、環境と健康など。教科書の太字とプリントの空欄がそのまま問われることが多い教科です。用語を書ける状態にしておけば得点になります。
型2:競技のルールと用語
2学期に扱った競技(球技・武道・ダンスなど)のルール、コートの名称、反則の種類、人数。授業で配られたプリントが出題元になります。
型3:体のしくみと運動の原理
骨と筋肉の名称、呼吸と循環、体力の要素、準備運動の意味。図に名称を書き込む形式で出ます。
保健分野は「書ける」まで持っていく
1 教科書の太字をノートに書き出す
見るだけでは書けません。まず一覧にします。
2 プリントの空欄をもう一度埋める
授業で配られたプリントは、そのままテストに出ることが多い資料です。コピーを取るか、別紙に答えだけ書きます。
3 用語の意味を自分の言葉で言えるか確認する
記述で問われた場合に対応できます。
4 間違えたものだけ、翌日もう一度
全部を繰り返す必要はありません。
POINT 保健は5教科の社会と同じ勉強法でよい
保健分野は、構造としては社会の暗記と同じです。用語と意味を結びつけて、書けるようにする。社会の勉強が得意な生徒は、同じやり方をそのまま持ち込めます。新しい勉強法を覚える必要はありません。
保健体育でよくある3つの失点
この3つで落としている生徒が多い
- 保健の授業プリントをなくしている(出題元そのものを失っている)
- 用語は読めるが漢字で書けない
- 競技のルールを「やって覚えた」だけで、名称を知らない
とくに1つ目は致命的です。保健のプリントは、テスト範囲そのものであることが多い資料です。紛失に気づいたら、すぐ友人に借りてコピーしてください。テスト前日に気づいても間に合いません。
学年ごとの範囲の目安
| 学年 | 2学期期末で扱われやすい内容 |
|---|---|
| 中1 | 心身の発育・発達、心の健康 |
| 中2 | 健康と環境、傷害の防止、応急手当 |
| 中3 | 健康な生活と病気の予防、感染症、生活習慣病 |
※扱う単元と範囲は教科書・学校・授業の進度によって異なります。必ず授業プリントと学校が配布する範囲表でご確認ください。
テスト2週間前からの進め方
| 時期 | やること |
|---|---|
| 2週間前 | 保健のプリントをすべて集める。欠けていたら借りる |
| 1週間前 | 教科書の太字を書き出して1周 |
| 3日前 | プリントの空欄を埋め直す。競技のルールを確認 |
| 前日 | 書けなかった用語だけ見直す |
合計で1〜2時間で形になります。保健体育は実技4教科のなかで最も費用対効果が高い教科です。
実技が苦手でも、筆記で点は取れます
評定は実技の出来だけで決まるものではありません。授業への取り組み、提出物、そして定期テストの筆記の点数が合わさって決まります。保健体育が苦手な生徒ほど、筆記で取り切る意味が大きくなります。筆記は覚えれば取れる部分が多く、努力が最も反映されやすい場所です。
そして東京都の換算内申では、実技4教科の評定は2倍で計算されます。保健体育の評定を1つ上げることは、5教科を2つ上げるのと同じ重みになります。満点65点のうち、40点が実技4教科です。
※換算のしかたは都道府県・入試方式によって異なります。お住まいの地域の制度は教育委員会や中学校の資料でご確認ください。
筆記より先に、提出物を数える
実技4教科で最も多い失点は、テストの点ではなく提出物を出し忘れることです。作品、レポート、ワーク、プリント。5教科と違って形式がばらばらなため、何を出すのか本人も把握していないことがあります。
提出物は評定に直接効きます。テストで挽回できない種類の失点なので、ここを先に潰してください。やることは単純で、2週間前に9教科分の提出物を紙に書き出し、締切順に並べるだけです。
2週間前に書き出すもの
- 提出物の名前
- 締切日
- 今どこまで終わっているか
- 提出方法(授業で/職員室へ/データで)
保護者がやってはいけない3つのこと
NG1 「実技は内申に関係ない」と言う
関係あるどころか、都立では2倍で効きます。本人が軽く見る原因になります。
NG2 苦手なことを話題にする
実技の得意不得意と、筆記の点数は別です。苦手意識を強めると、取れる点まで取らなくなります。
NG3 提出物を代わりに作る
評定は本人の取り組みへの評価です。手伝うなら、締切を一緒に書き出すところまでにします。
9教科をどう組むかは、内申の現状から逆算します
エスペランサアカデミーは、完全オンライン・全国対応のプロ家庭教師センターです。1対1の指導で、内申の現状と志望校の必要点から逆算し、どの教科にどれだけ時間を置くかを設計します。実技4教科の筆記対策や提出物の管理も、学習計画の一部として扱います。
期末全体の考え方は期末は9教科|実技4教科で内申に差がつく、内申の計算方法は都立高校の内申点の仕組みをあわせてご覧ください。
まとめ
- 筆記は保健分野がほぼすべて。運動の得意不得意と無関係
- 出題元は授業プリント。まず全部そろえる
- 用語は読めるだけでなく漢字で書けるまで持っていく
- 勉強法は社会の暗記と同じ。新しいやり方は不要
実技4教科のなかで、保健体育は最も点にしやすい教科です。内申で2倍に効くことを考えると、ここを落とす理由はありません。
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