最終更新:2026年10月/都立の数字は東京都教育委員会の公表資料(令和9年度実施要綱・令和8年度入試結果)、私立の数字は各校の募集要項・公式発表にもとづきます。
北区には、HPで記事にしている都立2校・私立6校があります。都立は推薦の配点と作文の字数が学校ごとにちがい、私立は都内の中学生が使える入試区分と、内申の基準の示し方が学校ごとに異なります。
このページでは、北区にある都立2校・私立6校について、受け方・倍率・内申の基準を1ページにまとめました。気になる学校は、学校別の記事でさらにくわしく確認できます。
- 北区の高校 一覧(8校)
- 北区の都立高校(2校)
- 北区の私立高校(6校)
- 都立と私立の組み合わせ方
- 2027年度入試のスケジュール
- よくいただくご質問
こんにちは。オンラインのプロ家庭教師、エスペランサアカデミーです。北区の中学3年生と保護者の方から、「家から通える高校で、うちの子の内申で受けられるのはどこか」というご相談をよくいただきます。
高校の入試は、同じ地域の学校でも、受け方や見られるところが大きくちがいます。都立は推薦の配点や作文・小論文の形が学校ごとに異なり、私立は併願優遇の内申基準が学校ごとに決まっています。まずは北区の学校を一覧で見てみましょう。
北区の高校 一覧(8校)
| 学校 | 種類 | 入試の特徴 | 数字(倍率など) |
|---|---|---|---|
| 都立飛鳥高校 | 都立 普通科 | 推薦:調査書500・個人面接250・作文250 | 推薦 募集43・応募103/一般 受検180・合格173 |
| 都立王子総合高校 | 都立 総合学科 | 推薦:調査書500・個人面接250・作文250 | 推薦 応募倍率1.79倍/一般 最終応募倍率1.07倍 |
| 瀧野川女子学園高校 | 私立 女子校 | 併願優遇 任意5科 進学16・特進18・選抜21 | くわしくは学校別記事 |
| 桜丘高校 | 私立 | 併願Ⅱ 内申重視 5科23/試験重視 5科17〜22 | くわしくは学校別記事 |
| 駿台学園高校 | 私立 | 併願優遇 進学3科10・5科16・9科28/特選3科12・5科18 | くわしくは学校別記事 |
| 成立学園高校 | 私立 | 併願優遇の内申基準は要項に数値なし | くわしくは学校別記事 |
| 東京成徳大学高校 | 私立 共学 | 推薦Ⅱ・併願 特別進学23・進学選抜20・進学18 | くわしくは学校別記事 |
| 武蔵野高校 | 私立 | 併願優遇 9科:特進32・進学27(加点は1点まで) | くわしくは学校別記事 |
出典:都立は東京都教育委員会「令和9年度 東京都立高等学校入学者選抜実施要綱」「令和8年度 入学者選抜 応募・受検状況」、私立は各校の2027年度(令和9年度)生徒募集要項など。最新の条件は学校でご確認ください。
北区の都立高校(2校)
都立の一般入試は、学力検査700点と調査書点(内申)300点に、英語スピーキングテスト(ESAT-J)20点を加えた1020点満点です。推薦入試は、調査書点に面接と作文(小論文)などを加えて決まり、配点の割合が学校ごとにちがいます。
都立飛鳥高校都立・普通科
飛鳥高校は、普通科の単位制の高校です。令和9年度の推薦は、調査書500点・個人面接250点・作文250点の1000点満点で選考します。
令和8年度の推薦は、募集43人に対して103人が応募しました。一般入試は募集170人で、受検180人・合格173人という結果でした。
作文は50分・700字で、テーマは学校の教育目標の「国際社会で生き抜く力」にちなんだものでした。字数が多めなので、秋のうちに700字を書き切る練習を始めましょう。
出典:東京都教育委員会 令和9年度要綱・令和8年度入試結果
都立王子総合高校都立・総合学科
王子総合高校は、総合学科の単位制の高校です。推薦の配点は調査書500点・個人面接250点・作文250点で、合計は1000点です。
令和8年度の推薦は、募集72人に129人が応募し、応募倍率は1.79倍でした(文化・スポーツ等特別推薦を含みます)。一般入試は募集164人に対し、最終応募倍率が1.07倍、受検170人・合格167人でした。
作文は50分・600字で、テーマは「良好な人間関係」でした。自分の経験にふれながら書く形なので、日ごろの出来事を短い文章にまとめる練習が役に立ちます。
出典:東京都教育委員会 令和9年度要綱・令和8年度入試結果
北区で、お子さんの内申に合う学校を一緒に整理しませんか
今の通知表と模試の結果から、都立の換算内申と、受けられそうな私立の併願優遇を一緒に確認します。オンラインで全国対応、相談は無料です。
北区の私立高校(6校)
私立は、推薦(単願)と、都立などと併願できる「併願優遇」が中心です。どちらも中3の2学期の内申が基準に届いているかで受けられるかが決まり、12月の入試相談で確認します。
瀧野川女子学園高校私立・女子校
瀧野川女子学園高校は女子校で、特進選抜クラス・特進コース・進学コースがあります。都内の中学生は併願(B推薦)が使えず、2月10日の併願優遇を使います。
基準は通知表の「9科中任意5科計」で、進学コースが16以上、特進コースが18以上、特進選抜クラスが21以上かつ主要5科が3以上です。検定などによるプラスポイントは、上限が1点です。
通知表に1があると、推薦も併願優遇も使えず一般入試になります。3年次の欠席は10日以内が目安なので、2学期は出席にも気をつけましょう。
出典:瀧野川女子学園高校 令和9年度 募集要項(令和8年5月版)
桜丘高校私立
桜丘高校は北区滝野川の学校で、世田谷区の日本大学櫻丘高校とは別の学校です。都内の中学生の併願は、埼玉・千葉の生徒向けの併願Ⅰではなく、併願Ⅱになります。
併願Ⅱの試験日は2月11日か13日で、内申重視型は5科23、試験重視型は5科17〜22が基準です。試験重視型は、内申に応じて入試の得点に加点があります。面接はありません。
主要5科に2がないこと、9科に1がないこと、3年次の欠席が10日以内であることが、出願の条件です。
出典:桜丘高校 2027年度入試募集要項抜粋
駿台学園高校私立
駿台学園高校の特選コースと進学コースでは、推薦入試Bが都外の生徒向けです。東京都の中学生は、一般入試の日程で行う併願優遇を使います。
併願優遇の基準は、進学コースが3科10・5科16・9科28のどれか、特選コースが3科12または5科18です。受験資格として、内申に1がないことが求められます。
併願優遇も一般入試の扱いなので、基準を満たしても合格点に届かないと不合格になる場合があります。試験は国語・数学・英語の3科です。
出典:駿台学園高校 2027年度 生徒募集要項
成立学園高校私立
成立学園高校は、高校1年では特進コースと総合コースに分かれます。併願推薦は都外の生徒向けなので、東京都の中学生は2月の一般入試で併願優遇を使います。
推薦や併願優遇の内申基準は、要項に数字がありません。学校説明会や個別相談会で確認する形になっています。
個別相談で可能性を伝えられても、当日の得点や面接の様子によっては不合格になることがあります。基準をたずねるだけでなく、試験の準備も同時に進めましょう。
出典:成立学園高校 2027年度 生徒募集要項
東京成徳大学高校私立・共学
東京成徳大学高校には、特別進学・進学選抜・進学の3コースがあります。基準は3年次の5科の評定合計です。
推薦Ⅰ(単願)は、特別進学が22、進学選抜が19、進学が17です。推薦Ⅱ・併願は、それぞれ23・20・18と、数字が1ずつ高くなっています。
英検3級以上を持っていると、内申の5科に1点の加点があります。入試結果の数字は公表を確認できなかったので、くわしい条件は学校別の記事で見てください。
出典:東京成徳大学高等学校 公式サイト「2027年度生徒募集」
武蔵野高校私立
武蔵野高校には、特進ステージと進学ステージがあります。都内の中学生の併願優遇は2月10日で、面接はなく、学力試験と調査書で判定します。
基準は9科の合計で、特進が32以上、進学が27以上です。英検・漢検・数検の3級以上などで、9科に加点があり、加点は1点までです。3年次に9科すべてに1がないことも条件です。
推薦入試Aでは、北区・豊島区・荒川区の公立中学校に通う人に、9科の評定合計へ1点の加点があります。入試結果の数字は公表を確認できていません。
出典:武蔵野高校 2027年度 高等学校生徒募集要項
都立と私立の組み合わせ方
北区の受験で多いのは、都立を第一志望にして、私立を併願優遇で確保する形です。まず12月に決まる内申で受けられる私立を押さえ、そのうえで都立の志望校を決めると、最後まで落ち着いて当日の勉強に集中できます。
都立の推薦は、受ければチャンスが1回増えます。ただし倍率が高くなりやすいので、一般入試の勉強を止めないことが前提です。併願優遇のしくみは東京の私立高校の併願優遇とはでくわしく説明しています。
2027年度入試のスケジュール
| 時期 | できごと | やること |
|---|---|---|
| 10月〜11月 | 2学期の中間・期末テスト | 内申を決めるテスト。提出物も含めて全力で |
| 11月22日 | 英語スピーキングテスト(ESAT-J) | 都立を受ける人は受験。結果は20点満点で加わる |
| 12月 | 三者面談・私立の入試相談 | 内申が確定し、併願校を決める |
| 1月26日・27日 | 都立の推薦入試 | 合格発表は2月2日 |
| 1月29日〜2月4日 | 都立一般入試の出願 | 志望校をここで最終決定 |
| 2月10日ごろ〜 | 私立の一般入試(併願優遇) | 学校ごとに日程がちがう |
| 2月21日 | 都立一般入試の学力検査 | 5教科 |
| 3月1日 | 都立一般入試の合格発表 | 私立の手続き期限も確認しておく |
出典:東京都教育委員会「令和9年度 東京都立高等学校入学者選抜実施要綱」。私立の日程は各校の募集要項でご確認ください。
10月から入試までの具体的な進め方は中堅の都立・私立高校に合格したい中3へにまとめています。
ほかの区の高校もまとめています
よくいただくご質問
Q. 北区の都立で、推薦の応募が多かったのはどこですか?
A. 令和8年度の推薦は、飛鳥高校が募集43人に応募103人、王子総合高校が募集72人に応募129人(応募倍率1.79倍)でした。配点はどちらも調査書500・個人面接250・作文250ですが、作文の字数は飛鳥が700字、王子総合が600字とちがいます。
Q. 北区の私立で、都内の中学生が併願推薦を使えないのはどこですか?
A. 瀧野川女子学園・桜丘・駿台学園・成立学園・武蔵野の各校では、埼玉・千葉などの生徒向けの併願区分は、東京都の中学生は使えません。都内の中学生は、2月の併願優遇(桜丘は併願Ⅱ)を使います。
Q. オンラインの家庭教師でも受験対策はできますか?
A. できます。画面で同じ問題を見ながら説明し、書いた答案もその場で確認します。部活のあとの夜の時間でも受けられます。初回体験授業(60分)は無料です。
Q. 10月からでも間に合いますか?
A. 間に合います。2学期の内申と、教科書レベルの問題を確実に取れるかで決まる部分が大きいからです。やることを増やすより、順番をしぼることが大切です。


