最終更新:2026年9月/倍率は令和8年度(2026年春)と令和7年度の実績です。令和9年度の募集人員は2026年9月時点で未公表です。
都立井草高校の偏差値の目安は59(民間2サイトで同じ)です。令和8年度の一般入試の受検倍率は1.10倍で、前の年の1.29倍より下がりました。
倍率が下がっても、合格者の学力のレベルが急に下がるわけではありません。民間の目安では換算内申49(65点満点)です。2学期の評定を固め、共通問題で5教科とも取りこぼさない準備を、10月から始めてください。
都立井草高校は、練馬区上石神井にある共学の普通科高校です。西武新宿線の上井草駅・上石神井駅から歩いて通えます。国公立大学や難関私立大学に対応した教育課程をかかげていて、区内の都立高校の中では偏差値の目安が高い学校です。
この記事では、東京都教育委員会と学校の公表資料をもとに、井草高校の倍率の動き、合格の目安、通学、進路を整理しました。都立入試の共通ルールは都立高校入試2027の記事をご覧ください。
- 井草高校の所在地・最寄り駅・都の指定
- 推薦と一般の倍率が令和8年度に下がった理由の読み方
- 偏差値59・換算内申49の目安と、当日点の考え方
- 2026年3月卒業生の進路の内訳
- 練馬区の中学生が中1から取り組むこと
井草高校はどんな学校か|基本データ
井草高校は全日制・学年制の普通科です。都の指定は「海外探究フィールドワーク指定校」と「海外学校間交流推進校」です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 練馬区上石神井2-2-43 |
| 最寄り駅 | 西武新宿線 上井草駅 徒歩8分/上石神井駅 徒歩10分 |
| 学科・男女 | 全日制(学年制)普通科・共学 |
| 都の指定 | 海外探究フィールドワーク指定校/海外学校間交流推進校 |
| 募集人員(令和8年度) | 277人(推薦56人・一般221人) |
| 募集人員(令和9年度) | 未公表(2026年9月時点) |
※出典:東京都教育委員会「だから都立高」井草高等学校のページ(公式)。募集人員は令和8年度の推薦・一般の合計です。
井草高校の倍率は前年より下がった|数字の読み方
結論から言うと、令和8年度の井草は推薦・一般とも前の年より倍率が下がりました。ただし一般入試は1倍を超えていて、不合格になる人は出ています。
| 区分 | 令和8年度 | 令和7年度 |
|---|---|---|
| 推薦 募集人員 | 56人 | 56人 |
| 推薦 応募倍率 | 1.18倍 | 2.25倍 |
| 一般 募集人員 | 221人 | 221人 |
| 一般 最終応募倍率 | 1.24倍 | 1.44倍 |
| 一般 受検倍率 | 1.10倍 | 1.29倍 |
※出典:一般の受検倍率(令和8年度)は東京都教育委員会「令和8年度 東京都立高等学校入学者選抜 受検状況」(公式)。最終応募倍率と令和7年度の数値、推薦の応募倍率は、東京都教育委員会の発表をもとにした民間の集計(創英ゼミナール「倍率速報」、school-data.com、都立高のトリセツ ほか)で、複数サイトの数値が一致したものを載せています。最終応募倍率=最終応募人員÷募集人員、受検倍率=受検人員÷募集人員です。
募集人員は2年とも同じなので、倍率が下がったのは応募した人が減ったからです。推薦は応募が126人から66人に減りました。一般の最終応募も318人から274人に減っています。
倍率は毎年ゆれます。前の年に倍率が下がると、次の年は「受けやすそう」と考える人が増えて、倍率が戻ることがよくあります。令和9年度の井草も、令和8年度の数字だけで「入りやすい」と考えるのは危険です。1.3倍前後になっても受かる力をつけておく、と考えてください。
倍率が下がると、中3の秋に勉強のペースを落としてしまう人がいます。しかし井草の偏差値の目安は区内の都立で高いほうです。倍率に関係なく、当日点で合格者の平均に届く力が必要です。
井草の合格ライン|偏差値59と内申の目安
井草高校の偏差値は、民間の2サイトでどちらも59です。内申の目安は、市進の資料で換算内申49(65点満点)です。
| 目安の種類 | 数値 | メモ |
|---|---|---|
| 偏差値(みんなの高校情報) | 59 | 2026年度版 |
| 偏差値(家庭教師のトライ) | 59 | 年度表記なし |
| 偏差値(市進) | 標準57/市進48 | 合格可能性80% |
| 換算内申(市進) | 49/65 | 合格可能性80%。1サイトのみの目安 |
※偏差値・内申は民間の模試・情報サイトによる目安です。サイトによって2〜3違います。みんなの高校情報(2026年度版)、家庭教師のトライ「東京都 高校の偏差値一覧」、市進 高校受験情報ナビ「偏差値・内申合格のめやす 東京都立高校入試」(2027年春入試用。合格可能性80%の目安。市進の偏差値は受験者層が違うため、ほかのサイトより低めに出ます)。
当日点の計算例|5教科350点なら490点
都立の一般入試は、学力検査700点と調査書点300点(ほかにESAT-Jの20点)で決まります。学力検査は5教科500点満点を700点に換算します。
たとえば5教科の合計が350点(1教科平均70点)なら、350÷500×700=490点です。1教科あたり10点上がると、合計で50点、換算後は70点上がります。調査書点は内申1つで約4.6点しか動かないので、中3の冬からは当日点を伸ばすほうが大きく効きます。
一方で、中3の2学期までは内申を上げる努力も続けてください。調査書点の計算は都立高校の内申点の計算で説明しています。
偏差値59の学校では、得意教科で大きく稼ぐより、苦手教科の失点を減らすほうが合計点は安定します。模試で50点台の教科があるなら、その教科を65点まで上げることを10月・11月の目標にしてください。
上石神井から通う|練馬区の中学生にとっての井草高校
井草高校は、西武新宿線の上井草駅から徒歩8分、上石神井駅から徒歩10分です。上石神井駅は練馬区内の駅なので、西武新宿線沿線の中学生は乗り換えなしで通えます。
練馬区の中学校の進路先一覧では、光が丘第一中・光が丘第二中・石神井中の3校の一覧に井草高校が載っています。また、上石神井中とは同じ上石神井の町内にあります。
練馬区の中学校ごとの情報は練馬区の中学校別 定期テスト対策と高校受験で探せます。上石神井中・光が丘第一中・光が丘第二中のページもあわせてご覧ください。
同じ西武新宿線沿線の都立石神井や、中野区の都立武蔵丘、都立鷺宮が、近くの都立高校として比べる対象になります。偏差値の目安は石神井が56〜57、井草が59と近いので、倍率と通学時間もあわせて比べてください。
井草高校の教育の特色と進路の実績
井草高校は、3つのプロジェクトをかかげています。「井草学力向上プロジェクト」は、国公立・難関私大に対応した教育課程です。「井草夢プロジェクト」は一人ひとりに合わせた進路指導、「井草国際交流プロジェクト」は国際人の育成です。行事には体育祭・井草祭・球技大会があり、部活動は運動系15、文科系16です。
学校が公表している「2026年 進路状況」では、2026年3月の卒業生302名の進路が次のようになっています。
| 進路 | 人数 | 割合 |
|---|---|---|
| 大学 | 236名 | 78.1% |
| 短期大学 | 2名 | 0.7% |
| 専門学校 | 14名 | 4.6% |
| 就職・公務員 | 0名 | 0.0% |
| 浪人・未定 | 50名 | 16.6% |
※出典:東京都立井草高等学校「2026年 進路状況」(公式)。大学名ごとの合格者数は、学校公式サイトの「入試結果」「年内入試合格実績」の資料でご確認ください。
大学進学が約8割です。同じ資料では、大学の合格者数(のべ)720のうち、一般受験が443、共通テスト利用が222と、一般入試での合格が多いことがわかります。高校に入ってからも、学力で大学を目指す生徒が多い学校です。
井草高校に向けた学年別の準備と中3の月別計画
中1・中2:定期テストで「80点の壁」を越える
換算内申49は、たとえば5教科がオール4で20、実技4教科がオール4で32(2倍)なら合計52です。5教科に3が2つあると50になります。中1・中2のうちに、5教科すべてで4以上を取れる状態を作っておくと、中3で余裕が生まれます。
定期テストの目標を毎回80点に置き、そこを越えることを目指してください。提出物とノートは必ず期限内に出してください。高校受験の内申点の上げ方もあわせてどうぞ。
中3:9月から2月まで
| 時期 | やること |
|---|---|
| 9月〜10月 | 2学期の定期テストに全力。模試で50点台の教科を1つ選び、基礎問題集を1冊やり直す |
| 11月 | ESAT-Jを受ける。共通問題の過去問を2年分解き、教科ごとの失点を記録する |
| 12月 | 内申を確認して併願校を最終決定。冬休みは過去問を5教科通しで3年分 |
| 1月 | 推薦を受ける人は面接と作文・小論文の練習。一般の人は苦手教科の過去問を集中して |
| 2月 | 間違えた問題の解き直しのみ。前日は早く寝る |
※入試日程は都立高校入試2027でご確認ください。推薦の配点は東京都教育委員会の「推薦に基づく選抜 実施方法一覧」と学校説明会で確認してください。
井草は一般入試でも1倍を超えるため、私立の併願校を用意しておくと安心です。併願優遇の考え方は東京の私立の併願優遇にまとめています。
中3の秋の1週間の組み方
井草を目指す中3の秋は、苦手教科に毎日ふれる時間を作ることが大切です。次のように組むと、定期テストと入試の準備を両立できます。
| 曜日 | 勉強の中身(目安) |
|---|---|
| 月〜金 | 学校の課題のあと、苦手教科を40分。得意教科は20分で維持する |
| 土曜 | 共通問題の過去問を2教科。時間を計り、その日のうちに直す |
| 日曜 | 1週間で間違えた問題の解き直し。翌週の小テストの準備 |
過去問は、同じ年度を2回解くと効果が上がります。1回目で間違えた問題が、2回目で解けるかどうかを確かめてください。過去問の使い方は過去問はいつからでも説明しています。
「去年は倍率が下がったから大丈夫」という話を聞くと、つい安心したくなります。しかし合否を決めるのは当日の点数です。模試が返ってきたら、総合の偏差値より、どの教科の何の単元で落としたかを一緒に見てください。
井草高校を目指すうえで大切なのは、苦手教科をなくし、5教科で安定して点を取ることです。エスペランサアカデミーは、完全オンラインのプロ家庭教師による1対1の指導です。模試と定期テストの答案を見て、どの教科のどこで点を落としているかを分析し、残りの期間の計画を一緒に作ります。
まとめ
- 井草高校の偏差値の目安は59、換算内申の目安は49(いずれも民間の目安)
- 令和8年度の一般の受検倍率は1.10倍、推薦の応募倍率は1.18倍。どちらも前年より下がった
- 倍率は毎年ゆれる。令和9年度も1倍を超える前提で準備する
- 上井草駅・上石神井駅から徒歩。西武新宿線沿線から乗り換えなし
- 2026年3月卒業生の78.1%が大学に進学
- 当日点は5教科350点で490点。苦手教科の失点を減らすのが近道


