結論:2027年度の埼玉は、マーク式約9割・全員面接・自己評価資料に変わります
- 学力検査は2027年2月25日(木)。マークシート方式が約9割、記述式が約1割で、国語の作文は出ません。
- 面接は2月26日(金)に、全ての学校で全員が受けます。自己評価資料は全員が提出し、得点にはならず面接の参考になります。
- 調査書は「各教科の学習の記録」と「総合的な学習の時間の記録」の2項目で、中1・中2の評定も得点に入ります。
- 選抜は共通選抜と特色選抜の二本立てです。志望校の「選抜実施内容」で、どちらを使うか確認してください。
必ず各教育委員会・学校・公的機関の最新の公式情報で確認してください。
📌 2027年度の埼玉県公立高校入試、変わる点を先に一覧で見る
2027年度(令和9年度)の埼玉県公立高校入試は、入試の仕組みそのものが大きく変わる年です。
学力検査の解答方法にマークシート方式が入り、全員が面接を受け、全員が自己評価資料を出します。
選抜の方法も、県が決める「共通選抜」と、各高校が決める「特色選抜」の二本立てになります。
この情報は、埼玉県教育委員会の「令和9年度入学者選抜実施要項・選抜要領」(2026年5月公表、2026年7月31日掲載ページ)と、「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜学力検査問題について」(2025年7月24日発表)にもとづいています。
変更点の早見表
| 項目 | 2027年度の内容 | 受検生が気をつけること |
|---|---|---|
| 学力検査の解答方法 | マークシート方式を導入。得点に換算して、マークシート約9割・記述式約1割 | マークの塗り方に慣れる。記述問題も残る |
| 国語の作文 | 出題しない | 作文対策に時間をかけすぎない |
| 面接 | 全ての学校・全ての受検生に実施。個人面接または集団面接 | 自分の言葉で話す練習が必要 |
| 自己評価資料 | 全受検生が提出。得点には使わず、面接の参考にする | 出願前にじっくり書く |
| 調査書 | 記載項目は「各教科の学習の記録」と「総合的な学習の時間の記録」 | 出欠の記録の欄はない |
| 選抜の種類 | 共通選抜と特色選抜 | 志望校がどちらを使うか調べる |
| 出願 | 電子出願システムを使う。中学校がデータを確認・提出 | 家庭でも手順を把握しておく |
上の表のうち、一番影響が大きいのは「全員面接」と「自己評価資料」です。
これまで面接を行う学校は限られていましたが、2027年度は全校で全員が受けます。
次の節から、ひとつずつ具体的に見ていきます。
📅 入試の日程|学力検査は2027年2月25日(木)、発表は3月5日(金)
2027年度の学力検査は2027年2月25日(木)、面接は2月26日(金)、入学許可候補者の発表は3月5日(金)午前9時です。
出願は2027年1月26日(火)の正午から2月9日(火)の正午までの期間に、電子出願システムで行います。
以下は、埼玉県教育委員会が公表した「令和9年度入学者選抜日程表」と実施要項の第3にもとづく日程です。
| 日付 | 内容 | メモ |
|---|---|---|
| 2027年1月26日(火)正午〜2月9日(火)正午 | 出願期間(電子出願システム) | 志願情報の入力、中学校の確認、手数料の納付がそろって出願が成立 |
| 2027年2月12日(金) | 出願書類の郵送の必着日/窓口提出 | 郵送は配達日指定、窓口は9:00〜12:00と13:00〜16:30 |
| 2027年2月15日(月)・16日(火) | 志願者本人が持参する場合の窓口提出 | 15日は9:00〜12:00と13:00〜16:30、16日は9:00〜12:00 |
| 2027年2月17日(水)9:00〜18日(木)16:00 | 志願先変更期間 | 変更できるのは1回だけ |
| 2027年2月19日(金)16:00以降 | 受検票を自分で印刷 | 電子出願システムから印刷 |
| 2027年2月25日(木) | 学力検査(5教科) | 国語、数学、社会、理科、英語の順 |
| 2027年2月26日(金) | 面接(全校)、特色検査(一部の学校) | 特色検査は3月1日(月)の学校もある |
| 2027年3月2日(火) | 追検査 | インフルエンザなどで受けられなかった人が対象 |
| 2027年3月5日(金)9:00 | 入学許可候補者の発表 | ウェブの合否照会システムで確認 |
学力検査の時間割は、国語が9:25〜10:15、数学が10:35〜11:25、社会が11:45〜12:35、理科が13:30〜14:20、英語が14:40〜15:30です。
どの教科も50分です。
一般諸注意の時間が8:45から始まるので、会場には余裕をもって着くようにします。
出願後に志願先を変えたくなったときは、2月17日から18日の志願先変更期間しかチャンスがありません。
迷っている家庭は、2月の初めまでに、ほぼ方針を固めておくと安心です。

✏️ 学力検査|マークシート方式が約9割、記述式が約1割になる
2027年度の学力検査は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科すべてで、マークシート方式と記述式を組み合わせて出題されます。
埼玉県教育委員会は、得点に換算して、マークシート方式の問題が約9割、記述式の問題が約1割になると発表しています(2025年7月24日発表)。
各教科は100点で、5教科の合計は500点満点です。
変わらないこと
出題の基本方針は、これまでと原則として同じです。
中学校学習指導要領にもとづいて出題し、日ごろの学習を大切にする方針は変わりません。
基礎的な知識・技能を見る問題に加えて、知識を活用して考える力や表現する力を見る問題にも配慮するとされています。
難しさについても、県教育委員会は「従来から変わりません」と案内しています。
英語のリスニングも、これまでどおり行われます。
変わること
- 解答方法にマークシート方式が入る(追検査も同じ)
- 国語の作文は出題しない
- 数学と理科の計算問題では、答えの数字をマークする形に変わる場合がある
- 数学と英語の学校選択問題も、マークシートと記述式の組み合わせになる(実施校は23校)
記述式が減るといっても、ゼロにはなりません。
「どのように考えたか」「そのように考えた理由は何か」を書かせる問題は、2027年度も出題されます。
約1割という数字は、点数に換算した割合です。
問題の数ではなく、点数の割合です。
| 教科 | 時間 | 点数 | 受検生のポイント |
|---|---|---|---|
| 国語 | 50分 | 100点 | 作文は出ない。読解と記述の言葉選びを大切にする |
| 数学 | 50分 | 100点 | 計算結果をマークする形式に慣れる |
| 社会 | 50分 | 100点 | 資料の読み取りを選択肢で答える練習 |
| 理科 | 50分 | 100点 | 計算問題のマーク方式に慣れる |
| 英語 | 50分 | 100点 | リスニングあり。聞き取りと読解の練習 |
県教育委員会は、国語、数学、社会、理科、英語の5教科について、2021年度から2023年度の入試問題をもとに、解答方法をマークシートに変えたサンプル問題を公開しています。
問題の中身は過去の入試問題と同じで、答え方だけが違います。
過去問を解くときは、サンプル問題の解答用紙の形も確認しておくと、本番の画面が想像しやすくなります。

🗣️ 全員面接|最初の「My Voice」と、その後の質問
2027年度は、全ての学校で、全ての受検生に面接が行われます。
日程は2027年2月26日(金)で、開始時刻は原則午前9時です。集合時間は、面接の前日までに高校から知らされます。
個人面接か集団面接かは学校によって違い、各高校の「選抜実施内容」で決められています。
面接の流れ
- 最初に「My Voice(マイボイス)」を行います。1分30秒から2分ほどです。
- そのあと、面接委員が質問をして、受検生が答えます。3分30秒から6分ほどです。
- 質問は、自己評価資料やMy Voiceの内容を参考にして作られます。
My Voiceでは、これまでの経験で力を入れたこと、努力したこと、入学後や将来取り組みたいことなどを、自分の言葉で話します。
自己評価資料に書いたことと結びつける必要はありません。
暗記した文章を読み上げる必要もありません。
県教育委員会の案内には、「話し方の上手さではなく、何を考えてきたかが大切」という趣旨が書かれています。
埼玉県教育委員会は、2026年6月8日に、My Voiceの試行事例を7件、音声とテキストで公開しています。
面接の評価について
面接の得点は、県が決めた「評価の観点」と「評価規準」にもとづいて出されます。
共通選抜では、面接の基本点は30点満点です。
高校ごとに、基本点を1倍(30点)か2倍(60点)にして使います。
学校独自の質問項目がある場合は、その学校が評価の観点も定めます。
面接は、点数としてきちんと合否に関わる検査です。
面接を受けられない事情があるとき(急な病気など)は、事情を証明する書類を、中学校長を通じて、当日までに志願先の校長に出します。
追検査(2027年3月2日)では、原則として面接は行われません。
ただし、不登校の生徒などを対象とした特別な選抜、帰国生徒特別選抜、外国人特別選抜、定時制の特別募集の志願者は、追検査のあとに面接を受けます。
📝 自己評価資料|書き方の考え方と、できあがるまでの進め方
自己評価資料(様式6)は、全ての受検生が出願時に提出する書類で、得点には使われません。
面接で質問をするときの「参考資料」になります。
県教育委員会のQ&Aには、文章や文字の上手さは評価の対象にならない、と書かれています。
書く内容
実施要項の第15では、自己評価資料の1番に、次のことを自分で考えて書くとされています。
- 力を注いだことや、努力したこと
- 入学後や将来に取り組みたいこと
- 自己PR
2番は、志願先の高校が、面接用の独自項目を設けている場合だけ書きます。
独自項目がない場合は空欄にします。
志願先を変更するときは、新しい志願先の校長あてに、あらためて提出します。
書き方のルール
- 自筆でも、パソコンで作ってもよい
- 自筆のときは、黒ペンなどを使う(PDFにしても読めるように)
- 出願時に提出するのはコピーで、原本は受検生本人が保管する
- 面接当日に持ち込めるのは、出願時に出した内容と同じもの
進め方の例(一つの考え方です)
- まず、中学校3年間でやってきたことを、思いつく順に紙に書き出す。
- その中から、いちばん時間をかけたことを1つ選ぶ。
- 「なぜ続けたか」「うまくいかなかったとき、どうしたか」を、短い言葉で足していく。
- 高校でやりたいことを、1つか2つ書く。
- 家族や先生に読んでもらい、「この話をもう少し聞きたい」と思うところを教えてもらう。
書いたことは、面接で質問される可能性があります。
だから、背伸びした内容よりも、自分が本当に経験したことを、自分の言葉で書くほうが、あとで話しやすくなります。
部活動や委員会、習い事、家での手伝い、読書など、学校の外の活動も書いてよいとされています。
特別な実績がなくても、続けてきたことは立派な材料になります。
📊 調査書と得点の仕組み|共通選抜で何点になるのか
共通選抜の総合点は、学力検査(500点満点)、調査書、面接の3つの得点を足して決まります。
調査書と面接の点数の使い方は、高校ごとに、県の決めた選択肢から選びます。
これは、埼玉県教育委員会の「一般募集入学者選抜要領」にもとづく説明です。
調査書に書かれること
2027年度の調査書の記載項目は、「各教科の学習の記録」(9教科の5段階評定)と「総合的な学習の時間の記録」の2つです。
県教育委員会のQ&Aには、「出欠の記録」を書く欄はなく、選抜の資料にもならない、と書かれています。
調査書の点数の出し方
- 9教科の評定(5段階)の合計を、学年ごとに出す。1学年あたり最大45点。
- 学年の比率(1年:2年:3年)を、高校が3つの中から選ぶ。
- 比率をかけた合計を「基本点」とする。
- 基本点を、200点・300点・400点のいずれかに換算する。
| 学年比率(1年:2年:3年) | 基本点の満点 | 換算後の満点(高校が選ぶ) |
|---|---|---|
| 1:1:1 | 135点 | 200点/300点/400点 |
| 1:1:2 | 180点 | 200点/300点/400点 |
| 1:1:3 | 225点 | 200点/300点/400点 |
どの比率でも、中1・中2の評定は得点に入ります。
3年生になってから急に評定を上げても、1年・2年の分は変わりません。
逆にいえば、これからの定期テストや提出物で、評定の積み重ねが続いていきます。
3年生の評定は、1学期・2学期の成績をもとにつけられます(2027年3月卒業見込みの場合)。
例で考える
たとえば、1:1:2の比率で、評定の学年別合計が1年36点、2年38点、3年40点の場合を考えます。
基本点は、36×1+38×1+40×2=154点です。
満点は180点なので、これを300点満点に換算する高校なら、154÷180×300で約257点になります。
この計算は、仕組みを理解するための一つの例です。実際の比率と換算は、志望校の「選抜実施内容」で確認してください。
🎯 共通選抜と特色選抜|志望校がどちらを使うか調べる
2027年度から、埼玉県の公立高校は、県が決めた方法で選ぶ「共通選抜」と、各高校が学科の特色に合わせて決める「特色選抜」を使います。
高校によって、両方を行う学校、どちらか一方だけを行う学校があります。
どの方法を使うかは、各高校の「選抜実施内容」に書かれています。
| 共通選抜 | 特色選抜 | |
|---|---|---|
| 決める人 | 県教育委員会が定める方法 | 各高校が、学科・コースの特色に応じて決める |
| 学力検査 | 5教科500点満点 | 5教科500点満点。3教科以内で傾斜配点が可能(1教科150点または200点) |
| 調査書 | 学年比率は3種類から選ぶ | 学年比率は高校が決める(各1以上の整数、合計10以内) |
| 面接 | 基本点30点。1倍か2倍 | 基本点30点。高校が決めた倍率 |
| 特色検査 | なし | 実技検査または作文(小論文)を実施できる |
選抜の手順
共通選抜と特色選抜の両方を行う学校は、先に特色選抜で候補者を決めて、そのあとに共通選抜で決めます。
特色選抜で選ぶ割合は、募集人員の20%から80%まで、10%きざみで高校が決めます。
どちらか一方だけを行う学校は、第1次選抜(募集人員の60〜80%)と第2次選抜(残り)の2段階で行います。
特色検査
特色検査は、実技検査か、作文(小論文)のどちらかです。
日程は2027年2月26日(金)または3月1日(月)で、集合は原則8時45分です。
作文は、原則として30〜60分、600〜1,000字で書きます。
外国語の学科・コースでは、英語の音読と問答が、1人5分ほどで行われます。
体育や芸術の学科では、実技を行う学校があります。
特色検査を実施する学校の志願者は、必ず受検します。
特色検査の得点の上限は、学力検査・調査書・面接の合計点までと決められています。
志望校が特色選抜を使うかどうかは、早めに確認しておきましょう。
💻 出願の手続|電子出願と手数料、追検査まで
2027年度の出願は、電子出願システムを使って行います。
出願が成立するのは、次の3つが全部終わった時点です。
実施要項の第3にもとづく手順です。
- 志願者が、電子出願システムに志願情報を入力する。
- 出身中学校が、入力内容を確認して、出願書類をアップロードし、承認する。
- 入学選考手数料を、電子収納で納める。
| 区分 | 入学選考手数料 |
|---|---|
| 県立・全日制 | 2,200円 |
| 県立・定時制 | 950円 |
| 市立(さいたま市・川口市・川越市) | 2,200円 |
さいたま市立高校は、別に電子収納の手数料がかかります。
一度納めた手数料は、返してもらえません。
同じ年に、埼玉県の公立高校と県立特別支援学校の2校以上に同時に出願することはできません。
同じ高校の全日制と定時制の両方への出願も、できません。
学習の記録等通知書
調査書と同じ内容の「学習の記録等通知書」は、中学校長が作って、2027年2月1日(月)までに保護者に知らせます。
出願の前に、評定の内容を家族で見ておく機会になります。
追検査
追検査は2027年3月2日(火)に行われ、インフルエンザなど、やむを得ない事情で学力検査を欠席した人が対象です。
当日の体調不良で途中から受けられなくなった人も、条件によっては対象になります。
出身中学校長が、2027年2月25日(木)の16時30分までに志願先の校長に連絡します。
2027年2月26日(金)の正午までに、「追検査受検願」を出します。
2027年2月26日の面接や、特色検査を受けた人は、追検査を受けることはできません。
追検査では、5教科の学力検査と調査書の得点をもとに判定され、扱い方は学校が決めます。
体調を崩しやすい時期なので、家庭でも、この流れを知っておくと慌てずにすみます。

🧭 学年別|中1・中2・中3がいまからやること
入試の仕組みは、年度ごとに県教育委員会が公表します。
ここで紹介するのは、2027年度(令和9年度)の仕組みを前提にした「一つの考え方」です。
中1・中2のご家庭は、受検する年度の公表資料を、あらためて確認してください。
| 学年 | いまの時期にやること | 家庭でできること |
|---|---|---|
| 中1 | ・定期テストと提出物を丁寧に取り組む(調査書の評定は1年生の分も入る) ・マークシート方式の問題形式を、まず知る ・部活動や委員会など、続けられることを見つける | ・テスト結果を見て、苦手な教科を一緒に確認する ・高校入試の仕組みが変わったことを話題にする |
| 中2 | ・評定の積み重ねを意識する(2年生の分も得点に入る) ・面接に向けて、自分の経験を言葉にする習慣をつける ・夏までに、志望校の候補を2〜3校ほど見つける | ・学校説明会や体験入学の情報を一緒に調べる ・自分の体験を話す時間を、食事のときなどに作る |
| 中3 | ・過去問のサンプル(マーク方式)を解いて、形式に慣れる ・自己評価資料の下書きを始める ・志望校の「選抜実施内容」で、選抜方法と調査書の比率を調べる | ・出願の日程と手数料を、カレンダーに書き込む ・面接の練習の相手になる ・体調管理と睡眠を大切にする |
中3の秋から冬にかけては、学力検査の準備と同時に、自己評価資料と面接の準備も進める時期です。
どれも「自分の経験を言葉にする」ことがもとになっているので、まとめて取り組むと進めやすくなります。
3年生の評定は、1学期・2学期の成績が調査書に使われるので、冬休みまでの授業態度や提出物も大切です。
学習面でも、記述問題は約1割、マーク問題は約9割という割合を意識して、基礎の取りこぼしを減らすことが、得点につながりやすいと考えられます。
これは一つの考え方で、お子さんの得意不得意で、力を入れる場所は変わります。
⚠️ よくある勘違いと、家庭でできるサポート
新しい仕組みの入試では、うわさや思い込みが広がりやすくなります。
ここでは、よくある勘違いを、公表された資料と照らし合わせて整理します。
| よくある勘違い | 公表されている内容 |
|---|---|
| マークシートになるから、記述の勉強はいらない | 記述式も得点で約1割ある。考えた理由を書く問題も出題される |
| 自己評価資料は点数がつく | 得点の算出には使わない。面接の参考資料 |
| 面接は一部の学校だけ | 全ての学校で、全ての受検生に実施 |
| 欠席が多いと調査書で不利になる | 調査書に出欠の記録の欄はなく、選抜の資料にもならない |
| 作文が国語で出る | 国語の作文は出題しない(特色検査で作文を行う学校はある) |
| 話し方が上手でないと面接は不利 | 話し方の上手さではなく、考えてきたことが大切とされている |
家庭でできること
- 過去問のサンプルを一緒に印刷して、マークの塗り方を練習する
- 「今日いちばん頑張ったことは?」と聞いて、1分間話す練習をする
- 自己評価資料の下書きを読んで、感想を伝える(直すより、聞き返す)
- 志望校の「選抜実施内容」を、親子で一緒に読む
- 出願と学力検査の日程を、家族みんなが見える場所に貼る
面接の練習は、「正解」を教えるものではありません。
受検生が自分の言葉で話せるようになることが目標です。
親が答えを先に言ってしまうと、本人の言葉が出にくくなることがあります。
聞き役に回って、うなずきながら聞く時間を作ってあげましょう。
✅ 今週やること|5つの行動チェックリスト
入試の情報は多いので、まず今週、できることを5つに絞ります。
全部を一度にやる必要はありません。
できたものから、チェックを入れていきましょう。
| チェック | 今週の行動 | 目安の時間 |
|---|---|---|
| □ | 2027年度の日程(2月25日・26日・3月5日など)をカレンダーに書き込む | 10分 |
| □ | 志望校の「選抜実施内容」を開いて、共通選抜か特色選抜か、調査書の比率を調べる | 30分 |
| □ | 学力検査のサンプル問題(マーク方式)を1教科だけ解いてみる | 50分 |
| □ | 自己評価資料のために、3年間の出来事を紙に書き出す | 20分 |
| □ | 最新の評定(通知表)を見て、家族で話し合う | 15分 |
調べるときは、埼玉県教育委員会のホームページにある「令和9年度入学者選抜」のページが、いちばん正確です。
学校や塾の資料は、その情報をもとに作られています。
迷ったときは、中学校の先生や、志望校の入試担当に問い合わせることもできます。
勉強の進め方や、面接・自己評価資料の準備で、ご家庭だけでは不安なときは、学校の先生や学習の専門家に相談する方法もあります。
相談するときは、この記事の日程表とチェックリストを見せると、話が早く進みます。
❓ よくあるご質問
2027年度の埼玉県公立高校入試はいつですか。
学力検査は2027年2月25日(木)、面接は2月26日(金)、入学許可候補者の発表は3月5日(金)午前9時です。追検査は3月2日(火)です。
マークシート方式は、どの教科で使いますか。
国語・社会・数学・理科・英語の5教科すべてです。得点に換算して、マークシート方式が約9割、記述式が約1割です。
面接は全員が受けますか。
はい。2027年度は、全ての学校で、全ての受検生に面接を行います。個人面接か集団面接かは学校によって違います。
自己評価資料は点数になりますか。
点数にはなりません。面接のときに、質問の参考として使われます。文章や文字の上手さも評価の対象ではありません。
調査書には、欠席日数が書かれますか。
2027年度の調査書の記載項目は、「各教科の学習の記録」と「総合的な学習の時間の記録」です。出欠の記録の欄はなく、選抜の資料にもなりません。
共通選抜と特色選抜は何が違いますか。
共通選抜は県教育委員会が決めた方法、特色選抜は各高校が学科の特色に合わせて決める方法です。特色選抜では、特色検査や傾斜配点を使う高校があります。
出願の手数料はいくらですか。
県立の全日制は2,200円、県立の定時制は950円、市立(さいたま市・川口市・川越市)は2,200円です。納めた手数料は返してもらえません。
インフルエンザで学力検査を休んだらどうなりますか。
追検査(2027年3月2日)を受けられる場合があります。中学校長を通じて、2月25日16時30分までに連絡し、2月26日正午までに受検願を出します。
📚 参考にした公的資料
- 埼玉県教育委員会「令和9年度入学者選抜実施要項・選抜要領」(2026年7月31日掲載)
- 埼玉県教育委員会「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜学力検査問題について」(2025年7月24日発表)
- 埼玉県教育委員会「令和9年度入学者選抜日程表」
- 埼玉県教育委員会「令和9年度入試についてのQ&A」
- 埼玉県教育委員会「令和9年度埼玉県公立高等学校入学者選抜における面接について」(2026年6月8日掲載)
- 埼玉県教育長定例記者会見資料(2026年7月22日)
- 埼玉県教育委員会「令和9年度埼玉県公立高校入学者選抜の基本方針」(2024年9月26日公表)


