都立足立工科高校に合格したい|偏差値・倍率・内申の目安と通学【2027年入試】

都立足立工科高校に合格したい|偏差値・倍率・内申の目安と通学【2027年入試】学校別 合格対策

最終更新:2026年9月/倍率は東京都教育委員会の公表資料、偏差値は民間サイトの目安です。令和9年度の募集人員は例年10月下旬ごろ公表されます。

結論:足立工科は「将来やりたいこと」が決め手。入試は基本問題と内申で決まります

都立足立工科高校は、全員が総合技術科に入学し、2年次から4つのコースに分かれる工業高校です。学校によると卒業生の約7割が就職、約3割が進学し、就職を希望した生徒の内定率は毎年100%と紹介されています。

令和8年度の一般入試の受検倍率は0.58倍、偏差値の目安は民間サイトで36〜40です。倍率が低くても、合格は総合得点で決まります。中学のうちに内申を落とさず、数学と理科の基本問題を取れるようにしておきましょう。

この記事でわかること
  • 足立工科高校の所在地・最寄り駅・学科とコース
  • 令和8年度・7年度の倍率と、その受け止め方
  • 偏差値の目安と、7:3の計算例
  • 通学と、足立区の中学生にとっての位置づけ
  • 資格・就職・部活動などの特色
  • 工業高校を考える中学生の、学年別の対策

足立工科高校の基本データ

足立工科高校は、足立区西新井にある工業科の都立高校です。以前は「足立工業高校」という名前でした。

項目内容
正式名称東京都立足立工科高等学校
所在地足立区西新井4-30-1
最寄り駅日暮里・舎人ライナー 谷在家駅 徒歩10分
東武大師線 大師前駅 徒歩15分
学科総合技術科(2年次から4コース)
都の指定DXハイスクール/新たな教育のスタイル研究校
募集人員(令和8年度)140人(うち推薦56人)

※出典:東京都立足立工科高等学校「特色」(公式)、東京都教育委員会「だから都立高」、同「令和8年度 東京都立高等学校等の第一学年生徒の募集人員等について」(公式)。

4つのコース

コース学ぶこと
機械コース機械設計、エネルギー、生産技術
電気システムコース発電から制御まで、電気全般
制御システムコース制御回路の設計・製作・制御・プログラミング
情報コミュニケーションコースコンピュータとマルチメディアの技術

※出典:東京都立足立工科高等学校「特色」(公式)。1年次は全員が共通のカリキュラムで基礎を学びます。

入学の時点でコースを決めなくてよいのが、総合技術科のよいところです。1年次に共通の基礎を学んでから、2年次に自分に合うコースを選べます。「ものづくりは好きだけど、機械か電気かはまだ決められない」という中学生に向いたしくみです。

倍率:一般0.58倍・推薦0.80倍

年度・区分募集応募・受検倍率
令和8年度 推薦56人応募45人0.80倍(応募)
令和8年度 一般95人受検55人0.58倍(受検)
令和7年度 推薦56人応募39人0.70倍(応募)
令和7年度 一般101人受検79人0.78倍(受検)

※出典:東京都教育委員会「令和8年度 東京都立高等学校入学者選抜応募状況(推薦応募)」「令和8年度 同 受検状況」「令和7年度 同 受検状況」(公式、総合技術科)。令和7年度の推薦は都教委の公表値をまとめた民間サイト「東京都高校受験情報サイト」の数値です。一般の募集人員は、全体の募集人員から推薦の合格者を引いた人数なので、年によって変わります。

推薦も一般も、応募・受検した人が募集人員より少ない年が続いています。ただし、倍率が1倍未満なら全員合格、と決まっているわけではありません。合否は調査書点と学力検査などを合わせた総合得点をもとに決まります。

倍率が低いことは、見方を変えると「行きたい気持ちがはっきりしている人にとって、目指しやすい学校」ともいえます。大切なのは倍率より、入学後の3年間で何を学びたいかです。学校説明会などに参加して、学校の様子を自分の目で見てから決めましょう。

合格の目安:偏差値36〜40と、7:3の計算

サイト足立工科高校の偏差値(目安)
みんなの高校情報(2026年度版)36(総合技術科)
家庭教師のトライ「東京都 高校の偏差値一覧」40(旧名「足立工業(総合技術)」で掲載)

※偏差値は民間の模試・情報サイトによる目安で、サイトによって違います。足立工科は2サイトで4の差がありました。内申の目安は、信頼できる公表資料が見つからなかったため載せていません。

都立高校の一般入試は、芸術・体育の学科を除き、学力検査と調査書点を原則7:3で合わせ、ESAT-J(20点)を加えた1020点満点です。例えば換算内申が35(65点満点)、当日5教科が220点(500点満点)、ESAT-JがE(4点)なら、調査書点は約162点、学力検査は308点、合計は約474点です。

計算例の注意

これは計算のしかたの例で、足立工科高校の合格点ではありません。足立工科独自の選抜のしかたは、令和9年度の募集要項で必ず確認してください。入試のしくみ全体は都立高校入試2027の仕組み、内申の計算は都立高校の内申点の計算にまとめています。

4つのコースで学ぶ内容(電気、制御、機械設計、プログラミングなど)を見ると、数学と理科が土台になることがわかります。受験勉強で数学の計算と理科の基本をやり直しておくことは、合格のためだけでなく入学後のためにもなります。

谷在家駅・大師前駅からの通学と区内での位置づけ

最寄りは日暮里・舎人ライナーの谷在家駅(徒歩10分)と、東武大師線の大師前駅(徒歩15分)です。区内の舎人ライナーの駅からは、同じ路線で谷在家駅まで行けます。

足立区の「中学校 学校情報データブック(令和8年度)」では、区立中学校30校のうち21校が、主な進学先の一覧に足立工科を挙げていました。区内の工業高校として、多くの中学校から進学者がいます。

足立区の中学生向けのまとめは足立区の中学生の定期テスト対策と高校受験ガイドへ。足立工科を主な進学先に挙げている中学校の例として、第五中、西新井中、入谷中の記事もあります。

足立工科の特色:資格・就職・ものづくりの部活

  • 危険物取扱者や電気工事士など、将来に役立つ資格や検定の指導
  • 卒業後は就職が約70%、進学が約30%。就職希望者の内定率は毎年100%と紹介されている
  • 進学する人のために、4年制大学の指定校推薦の枠も多い
  • マシンクラフト部はロボットの全国大会に出場。原動機部はエコラン大会に自作の車を作って参加
  • 行事は体育祭、足工祭(文化祭)、修学旅行など
  • 東京都から「DXハイスクール」「新たな教育のスタイル研究校」に指定されている

※出典:東京都立足立工科高等学校「特色」(公式)、東京都教育委員会「だから都立高」。就職先の企業名や、大学の合格者数は、この記事では確認できていないため載せていません。

POINT:工業高校は「就職も進学も」選べる

就職が約7割と聞くと「大学には行けない」と思うかもしれません。学校は、4年制大学の指定校推薦の枠が多いことも紹介しています。高校で技術と資格を身につけてから、就職するか進学するかを考えられるのが工業高校の強みです。

工業高校を目指す中学生の学年別準備

中1・中2:内申と「好き」を育てる

  • 定期テストはワークの基本問題を2周。数学と理科は特に大事にする
  • 技術・家庭は換算内申で2倍。作品や提出物をていねいに仕上げる
  • プログラミング、工作、機械いじりなど、好きなことを続けておく。面接で話せる材料になる

内申の上げ方は高校受験の内申点の上げ方をご覧ください。

中3:10月から2月まで

時期やること
10月学校説明会などに参加し、4コースの学習内容を確かめる。2学期の定期テストで内申を上げる
11月ESAT-Jを受ける。数学の計算問題と、理科の電気・力の分野をやり直す
12月内申が出る。推薦を受けるか決める。私立の併願校も決める
1月推薦を受けるなら、志望理由(なぜ工業科か、どのコースに興味があるか)を話す練習
2月共通問題の過去問で、各教科の前半の基本問題を落とさない練習

※入試の正確な日付は都立高校入試2027の仕組みでご確認ください。説明会の日程は学校の公式サイトで確認できます。

保護者の方へ:「倍率が低いから」で選ばない

総合技術科は、機械・電気・制御・情報と、学ぶ内容がはっきりしています。お子さまが説明会などで「やってみたい」と感じたかどうかを、いちばんの判断材料にしてください。

併願の考え方は東京の私立の併願優遇、中3秋の計画は中3秋の学習計画が参考になります。

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まとめ

  • 足立工科は西新井の工業高校。全員が総合技術科に入り、2年次から4コース
  • 令和8年度は一般0.58倍(受検)、推薦0.80倍(応募)
  • 偏差値の目安は36〜40(民間2サイトで差がある)
  • 就職約7割・進学約3割。就職希望者の内定率は毎年100%と紹介されている
  • 区立中30校のうち21校が主な進学先に挙げている
  • 倍率より「何を学びたいか」で選び、数学と理科の基本を固める
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