最終更新:2026年9月/入谷中は区立中学校共通の2学期制(前期・後期)です。定期考査の日程は、公表資料では確認できませんでした。学校の配布文書で必ずご確認ください。
入谷中の生徒数は112人(通常学級)。足立区立中学校の中で最も少ない学校です。学校は朝・放課後・夏休みの補習を充実させていると公表しています。
区が公表した令和7年度の学力調査では、数学の「関数」が37.0%と、区平均を大きく下回りました。わからない問題を補習で質問し、家では同じ型の問題を1問だけ解き直す。この往復が、少人数校で成績を上げるいちばんの近道です。
入谷中学校は、足立区の北西のはし、埼玉県との境にある学校です。令和7年度に創立50周年を迎えました。最寄り駅は日暮里・舎人ライナーの舎人駅で、学校のホームページには「徒歩15分」とあります。
「生徒が少ないと、受験で不利にならない?」。そんな心配をする保護者の方もいるかもしれません。けれども、少人数の学校には、先生が一人ひとりの答案をよく見られるという強みがあります。この記事では、入谷中が公表している取組と、足立区の学校別データをもとに、家でできることを具体的に書きました。
足立区の中学校に共通する情報(教科書、学校選択制のしくみ、都立高校の一覧)は、足立区の中学生向けガイドにまとめています。
- 入谷中の規模と、学校選択制の最新の数字
- 朝・放課後・夏休みの補習と「勉強部」の生かし方
- 区が公表した学力調査から見える、数学と国語の傾向
- テスト日程が出たら使える、少人数校向けの2週間計画
- 高校受験に向けた学年別の動き方
区立中でいちばん小さな学校、入谷中の基本データ
入谷中は、1学年1〜2学級の小規模校です。令和8年度の3年生は15人・1学級です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 足立区入谷3-6-1 |
| 最寄り駅 | 日暮里・舎人ライナー「舎人駅」徒歩15分(バス便もあり) |
| 生徒数・学級数 | 1年46人(2学級)/2年51人(2学級)/3年15人(1学級)/計112人・5学級(令和8年5月1日現在・通常学級) |
| 学期制 | 2学期制(前期・後期。区立中学校共通) |
| 学校選択制(令和8年4月入学) | 受入可能人数60人/応募47人(学区域内27人・学区域外20人) |
| 学校選択制(令和9年4月入学) | 受入可能人数60人 |
※出典:足立区立入谷中学校ホームページ「アクセス」「学校の紹介」、足立区「中学校別生徒・学級数(令和8年5月1日現在)」「令和8年度入学 足立区立中学校選択の応募状況(最終集計・11月27日現在)」「令和9年度 中学校 受入可能人数一覧表」(いずれも公式)。
令和8年4月入学の応募47人のうち、20人は学区域外からの応募でした。学区域の外から入谷中を選ぶ家庭も一定数あることがわかります。学校公開は9月28日から10月3日の午前まで、新入生保護者向けの説明会は10月3日(土)11時からと案内されています。学校選択制の日程はまとめ記事で確認してください。
補習と「勉強部」を使い切る|少人数校の強み
入谷中の強みは、授業の外にも学ぶ場があることです。学校のホームページには、次のように書かれています。
- 「学力定着・向上では授業以外で朝、放課後、夏休みに補習授業を充実させています。」
- 「小規模校の強みを活かし、生徒一人ひとりとしっかり向かい合い、寄り添い」ながら教育活動を進める
- 足立入谷小学校と連携し、9年間を見通した授業づくりを進める
- 生徒が「授業規律五箇条」「生活規律五箇条」を自ら提言している
※出典:足立区立入谷中学校ホームページ「学校の紹介」(公式)。
部活動には、運動部のソフトテニス部・スポーツ部のほか、吹奏楽部、音楽部、美術部、茶道部、英語部、勉強部、ボードゲーム部があります。平日の部活動は長くても2時間程度で、週2日以上の休養日があります。
補習に出るだけでは、同じところで止まりがちです。前の日の宿題で解けなかった問題に付せんを貼り、「ここがわからない」を1つだけ持っていきます。少人数の学校なら、先生に質問しやすいはずです。教わった問題は、その日の夜に何も見ずにもう一度解きます。
朝や放課後の補習の日程は、学校からの配布物で確認してください。冷蔵庫のカレンダーなどに書いておくと、「今日は補習の日だね」と声をかけやすくなります。出席したかどうかより、「何を聞いてきたか」を1つ聞くのがポイントです。
国語の「書く力」は強み、数学の関数に伸びしろ
足立区は、全国学力・学習状況調査の結果を学校ごとに公表しています。入谷中の令和7年度の結果(当時の3年生)では、国語の「考える力」は区平均を上回り、数学は区平均を下回りました。
| 区分 | 入谷中 | 足立区 | 東京都 | 全国 |
|---|---|---|---|---|
| 国語 知識・技能 | 41.7 | 46.7 | 51.7 | 48.1 |
| 国語 思考・判断・表現 | 55.6 | 55.0 | 58.1 | 55.3 |
| 数学 知識・技能 | 47.5 | 52.7 | 58.3 | 54.4 |
| 数学 思考・判断・表現 | 32.4 | 39.0 | 45.4 | 39.1 |
※出典:足立区「令和7年度『全国学力・学習状況調査』各校調査結果(中学校)」(公式)。数値は平均正答率(%)。東京都・全国は公立の値です。調査は令和7年4月実施で、対象の学年はすでに卒業しています。1学年の人数が少ない学校では、年度ごとの上下が大きくなりやすい点にも注意してください。
数学:関数は「表・式・グラフ」を1セットで
数学の領域別では、関数が37.0%(区は46.4%)、数と式が36.7%(区は41.7%)でした。関数は、表・式・グラフの3つをつなげて考える単元です。どれか1つでも苦手だと、全部がわからなく感じます。
この3ステップを、週2回・1問ずつでかまいません。中1の比例・反比例、中2の一次関数、中3の2乗に比例する関数と、3年間ずっと使えるやり方です。
国語:「書く力」を知識で支える
国語の書くことは55.6%で、区の53.1%を上回りました。自分の考えを文章にする力は、入谷中の強みといえます。一方、知識・技能は41.7%で、区平均より5.0ポイント低い結果でした。漢字や語句の意味を平日5分、1日5語ずつ覚えると、せっかくの書く力が点数につながりやすくなります。
テスト日程が出たら|小規模校向けの2週間計画
入谷中の定期考査の日程は、公表資料では確認できませんでした。テスト範囲が配られた日を「スタートの日」にして、2週間を3つに分けます。
| 期間 | やること |
|---|---|
| 1〜4日目 | 範囲を書き出し、ワークの残りページを数える。補習で聞く問題を決める |
| 5〜10日目 | 数学と英語を1周。関数は表・式・グラフの3ステップで解く |
| 11〜14日目 | 国語・理科・社会の用語を確認。間違えた問題だけ2周目 |
※学習の分け方は目安です。考査日程は学校の配布文書でご確認ください。
1学年の人数が少ないと、学年の中の順位だけでは本当の力がわかりにくくなります。高校受験では、都内の多くの中学生と同じ問題で比べられます。区や都の平均と比べる、模試を受けるなど、外のものさしも使ってください。
2週間の進め方は定期テスト対策の記事、テスト中の時間の使い方は時間配分の記事でも紹介しています。
学校の外のものさしを持って、高校受験に向かう
都立入試では、中3の内申と当日の点数の両方が大切です。しくみは都立高校入試2027の記事、提出物の大切さは提出物と内申の記事で説明しています。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 中1 | 補習で質問する習慣をつける。比例・反比例を表・式・グラフで理解する |
| 中2 | 一次関数を固める。模試を1回受けて、学校の外での位置を知る |
| 中3・10月〜12月 | 定期考査で内申を固め、志望校を決める |
| 中3・1月〜2月 | 都立の過去問を時間を計って解き、間違えた問題をくり返す |
※学習量・時期は目安です。
区内・周辺の都立高校の一覧はまとめ記事にまとめています。中3の秋からの計画は中3秋の学習計画も参考にしてください。
エスペランサアカデミーは、完全オンラインのプロ家庭教師による1対1指導です。足立区の受験に強い講師が在籍しています。オンラインなので、部活のあとに自宅から受講できます。補習で聞いたことを家で定着させる流れを、一緒に作ります。無理な勧誘はありません。
まとめ:小さな学校の入谷中で力を伸ばすには
- 入谷中は生徒112人・5学級(通常学級)で、足立区立中学校の中で最も小さな学校
- 学校は朝・放課後・夏休みの補習を充実。補習には「質問を1つ」持っていく
- 区公表の学力調査(令和7年度)では、数学の関数が37.0%で区平均46.4%を下回った
- 関数は表・式・グラフの3ステップで、週2回・1問ずつ練習する
- 国語の書く力は強み。漢字・語句を平日5分で支える


