この記事の結論
2学期の学芸大附属志望は、平日を内申、休日を当日点に割り当てると崩れません。
2学期は定期テスト・実力テスト・模試・過去問が同時に押し寄せます。全部を毎日少しずつやろうとすると、どれも中途半端になります。平日は学校の授業と定期テストに直結する勉強、休日はまとまった時間が要る入試型の演習と役割を分けるのが、2学期の時間割の基本形です。
この記事でわかること
- 平日と休日で「何を置くか」を分ける理由
- 平日3〜4時間の内訳と、休日8時間の組み方の例
- 5教科をどの曜日に回すかの決め方
- 予定が崩れたときに、最初に削るもの・絶対に残すもの
- 保護者がこの時期にやってはいけないこと
2学期に時間割が崩れる3つの原因
学芸大附属を目指す生徒の2学期は、やることの種類が急に増えます。崩れ方にはパターンがあります。
原因1:定期テスト期間に、入試対策が完全に止まる
2学期の定期テストは内申に直結するため、対策に集中するのは正しい判断です。問題は、テストが終わった後に入試対策へ戻るまで数日かかることです。2学期に定期テストが2回あると、この「止まって、戻る」を2度繰り返します。合計すると1か月近く入試演習が空くこともあります。
原因2:過去問を「空いた時間」にやろうとする
入試型の問題は、解く時間と同じか、それ以上に直しの時間が要ります。1年分を解いて直すには、まとまった時間が必要です。平日の夜の残り時間に押し込むと、解きっぱなしになります。過去問は最初から休日に置くのが前提です。
原因3:5教科を毎日均等に触ろうとする
1日に5教科を30分ずつ触ると、どの教科も助走で終わります。特に数学と国語の記述は、30分では1問の直しも終わりません。教科は日替わりで束ねたほうが、同じ総時間でも進みます。
平日と休日で役割を分ける
学芸大附属の入試は5教科で、内申も選考に関わります。つまり内申と当日点のどちらかを捨てる選択肢がないのが特徴です。両方を同時に伸ばすには、時間帯で役割を分けるのが最も現実的です。
| 置くもの | 狙い | |
|---|---|---|
| 平日 | 学校の課題、授業の復習、定期テスト範囲の演習、暗記の回し直し | 内申を落とさない |
| 休日 | 入試型の長文・記述、過去問の1年分通し、模試の直し | 当日点を上げる |
この分け方の利点は、定期テスト期間に入っても休日の入試演習だけは残せることです。平日を全部テスト対策に振っても、週末の1日が生きていれば、入試型の感覚は途切れません。
平日3〜4時間の組み方
部活を終えた中3の平日は、使える時間が3〜4時間程度になることが多いはずです。次は一例です。生活リズムや通学時間によって変わるので、そのまま真似する必要はありません。
1 帰宅後すぐ(40分) 学校の課題を先に終わらせる
提出物は内申に直結します。後回しにすると夜の時間を圧迫するので、最初に片づけます。
2 夕食前(60分) その日の授業の復習+演習
授業で扱った単元をその日のうちに解き直します。ここが定期テスト対策の本体です。
3 夕食後(60〜90分) その日の担当教科をまとめて
月=数学、火=英語のように曜日で束ねます。1教科に60分以上使うと、直しまで到達できます。
4 寝る前(20分) 暗記の回し直し
英単語・古文単語・理科社会の用語。新しく覚えるのではなく、前日の分を確認します。
POINT 曜日で教科を束ねる例
月=数学/火=英語/水=理科/木=数学/金=社会・国語、のように、数学だけ週2回置くのが現実的です。数学は1問にかかる時間が長く、間隔が空くと手が止まりやすい教科だからです。国語の記述と古典は、休日にまとめて扱うほうが進みます。
休日の使い方は「1本の柱」を先に決める
休日に8時間取れたとしても、細かく刻むと平日と同じ使い方になってしまいます。休日は最初に大きな柱を1本立てるのが先です。
午前(3時間) 入試型の演習を通しで
過去問や実戦形式の問題を、時間を計って1セット解きます。頭が動く時間帯に、いちばん負荷の高いものを置きます。
午後前半(2時間) 解いた分の直し
直しは解いた当日にやります。翌日に回すと、なぜその答えを選んだかを思い出せなくなります。
午後後半(2時間) 平日に回せなかった教科
理科・社会の分野別の穴埋めや、国語の記述練習など、平日に置けなかったものを入れます。
夜(1時間) 翌週の予定を決める
次の1週間で「どの教科を何曜日に置くか」を先に書きます。ここを決めておくと、平日に迷う時間がなくなります。
※時間数はあくまで一例です。通学時間・部活の引退時期・併塾の有無によって適切な配分は変わります。睡眠時間を削って捻出するのは、2学期の時点では逆効果になりやすいため避けてください。
予定が崩れたとき、何から削るか
計画は必ず崩れます。大事なのは、崩れたときに何を削るかをあらかじめ決めておくことです。その場で判断すると、たいてい一番負荷の高いもの(=伸びるもの)から消えます。
先に削ってよいもの
- 新しい問題集に手を出すこと
- すでに正解できる問題の解き直し
- ノートをきれいにまとめ直す作業
- 模試の結果を眺めて一喜一憂する時間
絶対に残すもの
- 学校の提出物(内申に直結する)
- 間違えた問題の直し(解きっぱなしは時間の損失)
- 週1回の入試型の演習(感覚が途切れると戻すのに時間がかかる)
- 睡眠時間
保護者がやってはいけない3つのこと
NG1 時間割を親が作って渡す
渡された予定は守られません。本人に書かせて、無理がないかを一緒に見るところまでにとどめます。
NG2 勉強時間の合計だけを毎日確認する
時間を聞かれると、時間を埋めることが目的になります。聞くなら「今日は何が解けるようになったか」です。
NG3 模試のたびに時間割を作り直す
1回の結果で組み替えると、どの方法も効果を判定できないまま終わります。変えるなら最低3週間は同じ形で続けてからにします。
時間割は「作る」より「続くように直す」ほうが難しい
2学期の時間割でつまずくのは、作る段階ではありません。2週間ほど走らせたときに、どこが重すぎたかを見つけて直す段階です。ここを一人でやると、たいてい「できなかった自分が悪い」で終わってしまい、配分そのものは変わりません。
エスペランサアカデミーは、完全オンライン・全国対応のプロ家庭教師センターです。1対1の指導で、答案と1週間の記録を見ながら、どの教科にどれだけ置くかを毎週調整します。学芸大附属をはじめとする難関国立附属の対策にも対応しています。
入試全体の対策は東京学芸大学附属高校に受かるには、内申と当日点の考え方は内申・当日点と合格ボーダー、過去問の開始時期は過去問はいつから?をあわせてご覧ください。
1週間の使い方を、一緒に組み直しませんか
初回の体験授業は無料です。今の時間割と直近の答案を見て、どこを削り、どこを増やすかをお伝えします。しつこい勧誘はありません。
まとめ
- 平日は内申、休日は当日点。時間帯で役割を分けると定期テスト期間でも崩れにくい
- 平日は1教科60分以上。曜日で教科を束ね、数学だけ週2回置く
- 休日は午前に入試型の演習、午後にその直し。柱を1本先に決める
- 崩れたときに削るものと残すものを、事前に決めておく
- 時間割は2週間走らせてから直す。1回の模試で作り直さない
2学期は、やることを増やす時期ではなく、置き場所を決める時期です。同じ時間でも、どこに何を置くかで結果は変わります。
関連する記事
学芸大附属高校に受かるには
内申・当日点と合格ボーダー
学芸大附属の過去問はいつから?
学芸大附属の科目別対策
高校受験にオンライン家庭教師は効果的?

