学芸大附属高校の過去問はいつから?9月からの使い方【中3秋】

学芸大附属高校の過去問はいつから?9月からの使い方と教科の優先順位受験情報
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東京学芸大学附属高校の過去問はいつから?|9月からの使い方と5教科の優先順位
この記事は令和9年度入試(2027年2月実施/現在の中学3年生が対象)を想定しています。
最終更新:2026年8月/入試日程・配点・得点状況は必ず学校公式サイトの最新情報をご確認ください。
🔑 この記事の結論
附高(東京学芸大学附属高校)の過去問は、9月に「1年分だけ」解いて現在地を測り、本格的な演習は10月以降が基本線です。夏に基礎が固まっていない状態で何年分も解くのは、点数に一喜一憂するだけで力になりません。
そして附高には他校にない強みがあります。学校が公式に「解答例と配点」「合格者の学力検査得点状況(5年分)」を公開していることです。つまり過去問を解いたあと、自己採点の点数を実際の合格者データと直接比べられます。この使い方を知っているかどうかで、秋以降の伸び方が変わります。
📅 過去問はいつから始める? 月別カレンダー

「過去問はいつから?」への答えは、9月に1年分・10月から本格演習です。理由は、附高の問題が「基礎が入っていないと手も足も出ない」タイプだからです。基礎が固まる前に解いても、解説を読んで終わりになります。

時期過去問の扱いこの時期の狙い
9月1年分だけを本番と同じ時間で解く現在地の把握。点数より「どの分野で落としたか」を見る
10月週1年分ペースで開始(教科をばらしてもOK)出題形式に慣れる。時間配分の型をつくる
11月週1〜2年分+弱点分野の集中演習失点パターンを潰す。記述の書き方を固める
12月併願校の過去問も並行受験校ごとの切り替えに慣れる
1月〜本番一度解いた年度の解き直しを中心に新しい年度より、間違えた問題の再現性を上げる
※表は横にスクロールできます
📌 9月に1年分だけ解く理由
この時期の目的は点数を取ることではなく、「あと何を埋めれば届くのか」を言葉にすることです。5教科まとめて解いて、教科ごとに「時間が足りなかった/知識が抜けていた/記述が書けなかった」のどれかに仕分けしてください。この仕分けが、10月以降の勉強の設計図になります。
🎯 附高の過去問が「特別」な理由

多くの高校は、過去問を解いても「何点取れば受かるのか」が分かりません。ところが附高は、学校が公式サイトで次の3つを公開しています

① 一般・帰国生入試 解答例と配点

記述問題も含めた公式の配点が出ています。市販の過去問集の予想配点ではなく、実際の配点で自己採点できます。

② 合格者の学力検査得点状況(5年分)

令和4年度〜8年度の合格者が実際に何点取っていたかが公開されています。自分の自己採点をこの分布と比べれば、「今の実力で届くのか」が推測できます。

③ 入試選抜状況

志願者数・受験者数・合格者数が出ています。倍率の実態が分かります。

✅ 使い方
過去問を解く → 公式の配点で自己採点合格者の得点状況と比較 → 足りない教科を特定 → その教科に時間を寄せる。
この一連の流れを、10月・11月・12月で最低3回まわしてください。感覚ではなく数字で進路を判断できるようになります。

▶ 学校公式「入試選抜状況・合格者の得点状況・正解例と配点」を見る
※公開内容・更新日は年度によって変わります。必ず最新の情報をご確認ください。

📚 過去問を「やる価値が高い」教科の順番

よく「苦手な教科からやりなさい」と言われますが、過去問に限っては違います。知識が抜けているだけなら、参考書や問題集のほうが早く埋まります。過去問を使うべきなのは、「その学校の形式でしか練習できないこと」がある教科です。附高の出題傾向をもとに、優先順位をつけました。

1位英語過去問でしか練習できない要素が最も多い
附高の英語には独自形式の英作文があります。「与えられた4語(順番は固定)に自分で3語足して、文脈に合う文をつくる」という形式で、市販の問題集にはほとんど載っていません。これは過去問でしか練習できません。
さらにリスニングが試験開始直後にあり、長文3題を1題12〜15分で処理する時間感覚も、本番形式で解かないと身につきません。英語は最優先で過去問に取り組んでください。
2位国語時間内に読み切る訓練は過去問だけ
現代文だけで約9,300字という圧倒的な分量を50分で処理します。この「読み切る体力」は、短い問題集の文章をいくら解いても身につきません。
ただし注意点があります。附高は古典の配点が約30%と高く、漢文も出ます。古文単語や句形の知識不足は、過去問では埋まりません。過去問(時間配分の訓練)と参考書(古典の知識)を必ず並行させてください。
3位数学「解く順番」を決めるために使う
関数・平面図形・立体図形が毎年頻出で、難問奇問より標準〜やや難を確実に取れるかが勝負です。
過去問を使う目的は、1問あたり約12分という時間配分を体に入れることと、本番でどの大問から解くかを決めること。解けなかった問題の解き直しは、過去問より該当分野の問題集のほうが効率的です。
4位社会形式慣れ用。知識の穴は問題集で埋める
大問6題で地理・歴史・公民の全範囲を網羅し、地図・統計・史料の読み取りが多いのが特徴です。「3択の正誤組み合わせ」という独特の形式にも慣れが要ります。
ただし社会の失点の大半は知識不足です。過去問は月1〜2回の形式確認にとどめ、残りの時間は一問一答や分野別問題集に回すほうが点が伸びます。
5位理科過去問より弱点分野の補強を優先
小問の約70%が記号選択で、全体としては基礎〜標準レベル。ただし物理(力学・電気)と地学でやや難しい問題が出ることがあります。
形式的な難しさが少ないので、過去問演習の優先度は最も低め。それより物理と地学の苦手を潰すほうが、確実に点になります。
📌 ただし、この順番より優先されるものがあります
9月に解いた1年分で、1教科だけ極端に低かった場合は、その教科が最優先です。学力検査は5教科の合計で見られる以上、40点台の教科を60点台に引き上げるほうが、80点の教科を90点にするより効きます。
上の順番は「どの教科も同じくらいの点数だったとき」の指針として使ってください。
📌 教科ごとの出題傾向をもっと詳しく
5教科それぞれの試験時間・配点・具体的な対策は、東京学芸大学附属高校の偏差値・入試対策【5教科の出題傾向】にまとめています。
📝 過去問1年分の「正しい回し方」4ステップ

解きっぱなしは時間の無駄です。1年分につき、次の4ステップを必ずセットで行ってください。解く時間より、直す時間のほうが長くて当然です。

STEP1 本番と同じ時間・同じ順番で解く

途中で辞書や解説を見ない。時間が来たら手を止める。ここを甘くすると、本番の時間感覚が身につきません。

STEP2 公式の配点で自己採点する

記述は甘くつけないこと。迷ったら「×」にしておくほうが、あとで伸びます。

STEP3 間違いを3種類に仕分ける

A. 知らなかった(知識不足)→ 教科書・参考書に戻る
B. 知っていたのにできなかった(練習不足)→ 類題を5問解く
C. 時間が足りなかった(配分ミス)→ 解く順番を変える
この3つは対処法がまったく違います。混ぜて「復習した」で終わらせないでください。

STEP4 1週間後に、間違えた問題だけ解き直す

解き直して初めて過去問は「使った」ことになります。ここまでやって1年分が完了です。

⚠️ 秋にやりがちなNG 5つ
NG1:8月・9月に何年分も解いてしまう
基礎が固まる前に消費すると、直前期に解く年度がなくなります。過去問は有限です。
NG2:点数だけ見て一喜一憂する
秋の点数は低くて当たり前です。見るべきは点数ではなく「失点の種類」です。
NG3:記述を自分に甘く採点する
本番の採点者は他人です。甘い自己採点は、本番で30点分の勘違いを生みます。
NG4:得意教科ばかり演習する
気持ちは分かりますが、合計点は伸びません。
NG5:併願校の過去問を後回しにしすぎる
1月に慌てて着手すると、第一志望の演習時間を削ることになります。12月から並行させてください。
📌 併願校をまだ決めていない方へ
過去問の計画は、受験校が決まらないと立てられません。日程・難易度・校風から失敗しない組み方を学芸大附属高校の併願校の選び方にまとめています。
❓ よくある質問
Q. 内申が足りません。過去問をやる意味はありますか?

A. あります。附高は当日の学力検査の比重が高い入試です。内申に不安があっても、当日点で挽回できる可能性は十分あります。詳しくは内申・当日点と合格ボーダーをご覧ください。

Q. 何年分やればいいですか?

A. 年数を目標にしないでください。「解き直しまで終えた年度」が5年分あれば十分戦えます。10年分を解きっぱなしにするより、5年分を完璧に潰すほうが強いです。

Q. 過去問が難しすぎて心が折れそうです。

A. 9月時点で合格点に届かないのは普通です。むしろ最初から高得点なら、志望校を上げる相談をすべきかもしれません。大事なのは「11月・12月にどう変わったか」です。

Q. 塾に行かず独学でも大丈夫ですか?

A. 知識の暗記は独学で進められます。ただし記述の採点だけは独学の限界があります。自分の答案が何点なのかを自分で判定するのは、大人でも難しい作業です。ここだけ第三者に見てもらうと、伸び方が変わります。

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