オンライン家庭教師は高校受験のいつから?学年でなく内申で決める

高校受験でオンライン家庭教師をいつから始めるか塾・家庭教師の選び方

「オンライン家庭教師は、高校受験のいつから始めればいいですか」というご質問をよくいただきます。結論からお伝えすると、「何年生から」で決めると、多くのご家庭で判断を誤ります

結論:開始時期は「学年」ではなく「内申が記録され始める時期」で決まります

高校受験の合否は、当日の点数と内申点の合計で決まります。そして内申点がいつから記録されるかは、都道府県によってまったく違います。中3の成績しか使わない地域もあれば、中1の成績から使う地域もあります。ここを確認しないまま「中3の夏から」と決めると、地域によっては2年分の取り返しがつかない差がついています。

まず確認すること|内申点は何年生から使われるか

お住まいの都道府県が、入試でどの学年の成績を使うかを確認してください。代表的な例を挙げます。

都道府県入試で使われる学年
東京都(都立)中3の9教科の評定
神奈川県(公立)中2と中3の9教科(中3は2倍で計算)
千葉県・茨城県・広島県(公立)中1・中2・中3のすべて

※上記は2026年9月時点で公開されている情報にもとづく代表例です。制度は年度によって変わることがあります。必ずお住まいの都道府県教育委員会の最新の実施要綱と、在籍中学校でご確認ください。

地域別|始める目安が変わります

中3の成績だけを使う地域(東京都など)

中1・中2の内申は入試に直接は響きません。ただし中3の内申は中3の4月から記録が始まります。中3になってから慌てて始めると、1学期の評定を落としたまま取り返せません。目安は中2の冬から中3の4月までです。

中2から使う地域(神奈川県など)

中2の成績が入試に直接入ります。中2の1学期が始まる前、つまり中1の3学期から中2の4月が目安です。

中1から使う地域(千葉県・茨城県・広島県など)

中1の1学期の評定がそのまま入試に入ります。中1の入学直後から意識する必要があります。最初の定期テストで評定の位置が決まってしまうことが多いためです。

「中3の夏から」で間に合うのはどんな場合か

中3の夏から始めても十分に間に合うご家庭と、間に合わないご家庭があります。分かれ目は「内申が足りているかどうか」の一点です。

間に合いやすい:内申は足りていて、当日点だけが不安な場合

内申が志望校の目安に届いているなら、あとは入試問題への対応力を上げるだけです。これは残り半年でも十分に伸ばせます。過去問の使い方と、解く順番の作り方を変えるだけで点が動くこともあります。

間に合いにくい:内申が足りておらず、残り学期が少ない場合

内申は定期テストと提出物の積み上げで決まるため、残りの学期の数が上限になります。中3の夏の時点で残っているのは2学期と3学期の2回だけです。ここから内申を大きく動かすのは簡単ではありません。この場合は「内申を上げる」より「当日点で逆転できる入試方式の学校を探す」ほうが現実的です。

この記事の内容、お子さんの場合はどうなりますか

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時期別|残り月数で優先することが変わります

開始時期残り月数最優先ですること
中1〜中212か月以上定期テストで評定を確保する。英数の積み残しを学年内で消す
中3 4〜6月約9か月1学期の評定を落とさない。並行して英数の中1・中2範囲を戻る
中3 7〜8月約7か月英数の総復習を終える。この時期を過ぎると復習の時間が取れない
中3 9〜11月約4か月過去問で失点の型を特定する。復習は捨てて出題される範囲に絞る
中3 12月〜約2か月解く順番と時間配分だけを詰める。新しい教材は増やさない

※月数は一般的な公立高校入試(2月下旬〜3月上旬実施)を前提とした目安です。私立の推薦・単願や、都道府県ごとの日程によって変わります。

学年で決めずに、この3つで判断してください

1お住まいの地域で、内申が何年生から使われるか。ここが中1からなら、学年に関係なく今が始めどきです。

2英語と数学に、学年をまたいだ積み残しがあるか。この2教科は前の学年の内容が土台になるため、放置した期間だけ回復に時間がかかります。

3定期テストの勉強を、自分で計画して進められているか。できていない場合、学年が上がるほど範囲が増えて自力での立て直しが難しくなります。

保護者の方がやりがちで、逆効果になること

「受験生になったら本気を出す」と本人に言わせて待つ

本人の自覚を待つ方針は、内申が中1や中2から使われる地域では成立しません。自覚が芽生えたときには、入試に使われる評定の一部が確定しています。待つかどうかは、地域の制度を確認してから決めてください。

始めるのが遅かったことを本人に繰り返し伝える

「もっと早く始めていれば」という言葉は、残り期間を動かす力になりません。むしろ取り返せないという気持ちを強めて、手が止まる原因になります。残り月数でできることだけを話題にしてください。

よくあるご質問

Q. 中3の12月からでも意味はありますか

A. あります。ただし目的を絞る必要があります。この時期は新しい範囲を増やさず、過去問で「時間が足りずに落としている問題」と「手をつければ取れた問題」を分けて、解く順番を決め直すことに集中します。

Q. 塾に通っていますが、併用する意味はありますか

A. 塾の授業についていけていない科目がある場合や、志望校の出題に合わせた個別の対策が必要な場合は意味があります。逆に塾で十分に回っているなら、併用より塾の復習時間を確保するほうが先です。

Q. 週何回から始めるのがよいですか

A. 残り月数と、積み残しの量で変わります。積み残しが1学年分ある場合は週2回以上、定期テスト対策が中心なら週1回から始めて様子を見る形が一般的です。

まとめ

高校受験でオンライン家庭教師を始める時期は、「何年生から」ではなく「お住まいの地域で内申が何年生から使われるか」で決めてください。中1から使われる地域なら、中1のうちに始める意味があります。中3のみの地域でも、記録が始まる中3の4月より前に態勢を整えておくことが目安になります。

すでに時期が過ぎている場合でも、残り月数でできることは変わります。内申が足りているかどうかで打ち手が分かれますので、まずは現状を切り分けるところから始めてください。

残り月数から逆算して、いま何をすべきかをお伝えします

お住まいの都道府県、学年、直近の通知表と模試の結果をお送りください。内申が足りているかを切り分けたうえで、残りの月数で優先すべきことをプロ講師がご提案します。初回の体験授業は無料です。

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