最終更新:2026年11月 ※令和9年度の細かい決まりは、募集要項と各校の案内で決まります。出願前に、宮城県教育委員会のページと中学校の案内で、最新の情報をご確認ください。
泉館山高校(宮城県泉館山高等学校)は、宮城県の県立・全日制の普通科の高校です。令和9年度(2027年度)の募集定員は240人です。この記事では、宮城県が公表している令和9年度の「選抜方法等」をもとに、泉館山高校の入試で内申(調査書の評定)と当日点(学力検査)がどう使われるかを整理します。宮城県の公立高校入試は、同じ県でも学校ごとに「共通選抜と特色選抜の募集割合」や「内申と当日点の比重」が違います。泉館山高校は、共通選抜の割合が90%と大きく、比重は「学力検査:調査書=7:3」です。まず、数字を表で確認しておきましょう。
共通選抜216人・特色選抜24人 募集定員240人のうち、共通選抜が90%(216人)、特色選抜が10%(24人)です。選抜の順序は、共通選抜が先、特色選抜があとと書かれています。
共通選抜は、学力検査の得点(500点満点)と調査書点(195点満点)の満点を原点とした相関図で選びます。相関図での比重は「学力検査:調査書=7:3」です。特色選抜は、調査書195点と学力検査500点の合計695点で見て、学力検査は5教科とも1.0倍、調査書は実技4教科の評定だけを2.0倍にする形です。面接・実技・作文はありません。
合格に必要な点数や、相関図の具体的な計算式は、県は公表していません。この記事では、公表されていない点数の目安は示さず、公式の配点・人数・倍率から計算できることだけを書きます。
- 泉館山高校の選抜方法一覧(令和9年度の公式の数字)
- 宮城県の公立高校入試のしくみ(先に押さえたい5点)
- 共通選抜:調査書195点・学力検査500点・比重7:3の読み方
- 特色選抜:695点満点の計算と、審査対象48人
- 泉館山高校の過去4年の出願倍率と、近隣の学校との比べ方
- 令和9年度の日程と、中3の冬の学習計画・出願前の確認リスト
泉館山高校の選抜方法一覧(令和9年度の公式の数字)
宮城県教育委員会は、県立高校ごとの選抜方法を「選抜方法等一覧」として公表しています。泉館山高校(全日制課程・普通科)の令和9年度の内容を、そのまま表にしました。
| 項目 | 内容(県の公表資料) |
|---|---|
| 学科・課程 | 普通科(全日制課程) |
| 募集定員 | 240人 |
| 選抜の順序 | 共通選抜 → 特色選抜 |
| 第2志望とすることができる学科・コース | なし |
| 共通選抜 | 募集人数216人(募集定員の90%)。学力検査:調査書の比重は7:3。学力検査点(500点満点)と調査書点(195点満点)の満点を原点とした相関図を用いて選抜する |
| 特色選抜 | 募集人数24人(募集定員の10%)。調査書195点+学力検査500点=695点 |
| 特色選抜の調査書 | 国語・数学・社会・英語・理科は全学年の評定を1.0倍、音楽・美術・保健体育・技術家庭は全学年の評定を2.0倍にする(195点) |
| 特色選抜の学力検査 | 国語・数学・社会・英語・理科とも、得点を1.0倍にする(500点) |
| 特色選抜の審査 | 学力検査点と調査書点の合計点が上位の者から、特色選抜で選抜する24人の200%の範囲(48人)を対象に審査する。合計点をもとに、調査書の記載事項(評定以外の特別活動の記録などの資料)も用いて、総合的に審査し、選抜する |
| 面接・実技・作文 | なし |
| 社会人特別選抜 | なし |
| 第二次募集の配点 | 調査書225点(国語・数学・英語は全学年の評定を1.0倍、社会・理科・音楽・美術・保健体育・技術家庭は2.0倍)+学力検査300点(国語・数学・英語、各100点満点)=525点 |
この表のうち、受検生と保護者が自分で計算できるのは、調査書点と、学力検査の得点を配点に直した値です。以下、順番に説明します。なお、令和8年度までの泉館山高校の選抜方法との比較は、手元の資料では確認できていないため、この記事では「令和9年度の内容」だけを扱います。
宮城県の公立高校入試のしくみ(先に押さえたい5点)
- 出願できるのは、1つの高校・課程・学科・コースだけです。県の要項では、第一次募集の出願は1つに限ると書かれています。複数の学科・コースがある学校だけ、同じ学校の他の学科・コースを第2志望にできる場合があります。泉館山高校は、第2志望とすることができる学科・コースが「なし」です。
- 合否は「共通選抜」と「特色選抜」の2つの方法で決まります。県の要項では、「共通選抜と特色選抜の2つの選抜方法により行う」とされています。募集割合と選抜の順序は、学校ごとに「選抜方法等一覧」で決まっています。
- 学力検査は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科、各100点満点です。第一次募集の学力検査は、令和9年3月3日(水)です。追試験は3月9日(火)です。
- 調査書点は、評定を使って計算します。共通選抜では、音楽・美術・保健体育・技術家庭の4教科の評定を2倍にして、国語・数学・社会・英語・理科の評定と合計します。満点は195点です。
- 合格発表は令和9年3月15日(月)です。第一次募集で定員に満たない場合は、第二次募集が行われます。
ここで押さえたいのは、「調査書点」と「学力検査の得点」を、選抜の方法ごとに違う形で使っていることです。泉館山高校では、共通選抜は相関図、特色選抜は合計点と、見方が変わります。ただし、泉館山高校の特色選抜は、調査書点も学力検査点も、共通選抜と同じ195点・500点の満点です。
調査書点の計算:195点満点
宮城県の共通選抜の調査書点は、調査書の「各教科の学習の記録」にある評定を使います。国語・数学・社会・英語・理科の5教科は、評定をそのまま、音楽・美術・保健体育・技術家庭の4教科は、評定を2倍にして合計します。195点満点は、5段階の評定を、5教科+実技4教科の2倍(13教科分)で3学年分足した数字です(13×3学年×5点=195点)。つまり、中1・中2・中3の3学年分の評定が入ります。9教科×3学年で27個の評定があり、その中の12個(実技4教科×3学年)が2倍になります。
| 評定のパターン(3学年とも) | 5教科の評定合計 | 実技4教科の評定合計 | 調査書点(195点満点) |
|---|---|---|---|
| オール3 | 45点 | 36点(2倍で72点) | 117点 |
| オール4 | 60点 | 48点(2倍で96点) | 156点 |
| オール5 | 75点 | 60点(2倍で120点) | 195点 |
たとえば、5教科がすべて4、実技4教科がすべて3の人は、60+36×2=132点です。5教科がすべて3、実技4教科がすべて5の人は、45+60×2=165点で、5教科が4の人より高くなります。5教科の評定が1つ上がると調査書点は1点、実技4教科の評定が1つ上がると調査書点は2点上がります。実技の評定が、点数の上では5教科の2倍の重さで入るということです。
学力検査の得点:5教科500点
学力検査は、5教科とも100点満点で、合計500点満点です。共通選抜でも、泉館山高校の特色選抜でも、各教科の得点がそのまま合計されます。5教科が同じ重さなので、苦手な教科を1つ放置すると、その分が合計から引かれます。宮城県には、特色選抜で国語・数学・英語を2倍にする学校もありますが、泉館山高校はそうした重みづけがなく、5教科が同じ重さの学校です。
共通選抜:調査書195点・学力検査500点・比重7:3の読み方
共通選抜は、泉館山高校の募集定員240人のうち216人(90%)を選ぶ選抜です。募集人数の大半を占めるので、泉館山高校の入試は、共通選抜の読み方が中心になります。県の要項では、高等学校長は、調査書点と学力検査点の満点を原点とした相関図を用いて選抜すると定められています。調査書点と学力検査点の両方が、満点により近い人を上位として、上位の人から審査し、共通選抜の募集人数分を選びます。
「比重7:3」は、どちらを重く見る意味か
相関図での比重は、各高校が学校・学科ごとに、次の5つの組み合わせから選ぶと、県の要項にあります。
| 県の要項での分類 | 調査書:学力検査 | 泉館山高校 |
|---|---|---|
| 調査書重視 | 7:3 | ― |
| 調査書重視 | 6:4 | ― |
| 同等 | 5:5 | ― |
| 学力検査重視 | 4:6 | ― |
| 学力検査重視 | 3:7 | 該当(学校の表記は「学力検査:調査書=7:3」) |
泉館山高校の選抜方法等一覧では、「学力検査:調査書」の順に「7:3」と書かれています。県の要項の表は「調査書:学力検査」の順なので、並べ替えると3:7にあたります。県の要項の分類では、これは「学力検査重視」です。5つの組み合わせのうち、学力検査の割合が大きい側の端にあたる設定です。つまり、泉館山高校の共通選抜は、当日の学力検査を重く見る設定です。
同じ宮城県の仙台三桜高校は、共通選抜の比重が「学力検査:調査書=6:4」で、県の分類では学力検査重視の、4:6にあたります。泉館山高校の7:3は、それよりも学力検査の側に寄った設定です。同じ県の公立高校でも、学校ごとに比重が違うことが、この比較から分かります。
得点率で自分の位置を見る
相関図の計算式は分かりませんが、自分の「調査書点÷195」と「学力検査の得点÷500」を並べると、どちらが相対的に弱いかを確認できます。次の3人の例は、読み方を示すための仮の数字です。実在の受検生の数字ではなく、合否の予想でもありません。
| 調査書点(195満点) | 調査書点の得点率 | 学力検査(500満点) | 学力検査の得点率 | |
|---|---|---|---|---|
| Aさん | 156点(オール4) | 80.0% | 350点(平均70点) | 70.0% |
| Bさん | 117点(オール3) | 60.0% | 400点(平均80点) | 80.0% |
| Cさん | 165点(5教科3・実技5) | 84.6% | 300点(平均60点) | 60.0% |
泉館山高校のように学力検査を重く見る設定では、Bさんのように評定が低めでも当日点が高い人は、相関図の上で有利な位置になる可能性があります。逆に、Cさんのように評定が高くても当日点が低めの人は、当日点を上げる課題が見えます。ただし、「どのくらいの位置なら合格か」は公表されていません。実際の合格の境目は、毎年の志願者の分布で変わるので、中学校の進路面談で確認してください。
比重が学力検査寄りだからといって、評定を気にしなくてよいわけではありません。調査書点は、相関図の2つの軸のうちの1つです。両方の満点に近いほど上位になるので、片方だけが低いと、その分だけ位置が下がります。評定が低めでも、当日点で取り返せる設定ではありますが、それは「当日の5教科で安定して点を取れる場合」の話です。
- 評定は、中1から中3までの全学年の評定が入るので、中1・中2の評定はすでに決まっています。これから動かせるのは、中3の評定です。
- 実技4教科の評定は2倍で入ります。提出物・実技の課題・小テストなど、日々の積み重ねが評定に響きます。
- 学力検査は5教科とも100点満点です。どの教科も同じ重さで、共通選抜では特定の教科を特別に重くはしません。
学力検査を1点上げたときの動きを、調査書点と比べる
相関図の計算式は公表されていないので、ここでは、比重とは別に、素点(そのままの点数)の大きさだけを比べます。調査書点195点と学力検査500点では、1点あたりの意味が違います。次の表は、満点に対する割合で見たときの違いです。
| 動かすもの | 動く点数 | 満点に対する割合 |
|---|---|---|
| 評定を1つ上げる(5教科の1つ・1学年分) | 調査書点が1点 | 195点の約0.5% |
| 評定を1つ上げる(実技4教科の1つ・1学年分) | 調査書点が2点 | 195点の約1.0% |
| 学力検査を1教科で10点上げる | 学力検査点が10点 | 500点の2.0% |
| 学力検査を5教科とも5点ずつ上げる | 学力検査点が25点 | 500点の5.0% |
たとえば、実技4教科の評定を、4教科とも1つずつ上げる(3学年分すべてではなく、中3の評定だけを上げる場合)と、調査書点は8点上がります。195点の約4.1%です。学力検査を5教科とも5点ずつ上げると、500点の5.0%です。どちらも、相関図の位置を動かす材料ですが、評定は中1・中2の分がすでに決まっているため、動かせる幅は中3の分に限られます。一方で、学力検査は、受検の日まで、5教科すべてが動かせる部分です。この違いを知っておくと、冬の時間の使い方を考えやすくなります。

特色選抜:695点満点の計算と、審査対象48人
特色選抜は、泉館山高校の募集定員のうち24人(10%)を選ぶ選抜です。共通選抜と違って、相関図ではなく、調査書点と学力検査点を足した「合計点」を使います。泉館山高校の倍率(配点の重み)は、次のとおりです。
| 項目 | 教科 | 倍率 | 配点(満点) |
|---|---|---|---|
| 調査書 | 国語・数学・社会・英語・理科 | 全学年の評定を1.0倍 | (195点の一部) |
| 調査書 | 音楽・美術・保健体育・技術家庭 | 全学年の評定を2.0倍 | (195点の一部) |
| 学力検査 | 国語・数学・社会・英語・理科 | 得点を1.0倍 | 各100点(5教科で500点) |
| 合計 | 調査書195点+学力検査500点=695点 |
この表から読み取れることは、3つあります。1つ目は、調査書点の195点が、共通選抜の調査書点と同じ満点(実技4教科の評定が2倍)だということです。2つ目は、学力検査が、5教科とも1.0倍で、国語・数学・英語を特別に重くしていないことです。3つ目は、695点のうち、学力検査が500点(71.9%)、調査書が195点(28.1%)を占めることです。
ここで、特色選抜の点数の割合(学力検査71.9%:調査書28.1%)は、共通選抜の比重(7:3)と、近い数字に見えます。ただし、共通選抜は相関図で位置を比べる方法で、特色選抜は合計点で比べる方法です。2つは別の計算なので、「同じ割合で見ている」とまでは言えません。県の公表資料からは、数字が近いことだけが確認できます。
特色選抜の点数の動かし方
泉館山高校の特色選抜は、5教科が同じ重さの合計点なので、点数の動き方が分かりやすい形です。次の表は、県の公表した倍率から計算した、1つ上がったときの動きです。
| 動かすもの | 合計点の動き |
|---|---|
| 評定を1つ上げる(5教科の1つ・1学年分) | +1点 |
| 評定を1つ上げる(実技4教科の1つ・1学年分) | +2点 |
| 学力検査を、どの教科でも1点上げる | +1点 |
| 学力検査を、どの教科でも10点上げる | +10点 |
| 学力検査を、5教科とも10点ずつ上げる | +50点 |
教科による点数の重さの違いは、評定の「実技4教科が2倍」だけです。学力検査は、どの教科も同じ重さなので、「どの教科の10点も10点」です。国語・数学・英語を2倍にする学校のように、特定の教科に時間を集中させる理由は、点数の計算の上ではありません。5教科のバランスよく、失点を減らしていく学習が、そのまま合計点に反映されます。
特色選抜の計算例
次の3つは、評定と学力検査の得点を決めて、特色選抜の合計点を計算した例です。仮の数字で、実在の受検生ではありません。合否の予想でもありません。
| 例 | 調査書点(195満点) | 学力検査(500満点) | 合計(695満点) |
|---|---|---|---|
| 例1:評定オール3、5教科とも60点 | 117点(13×3学年×3) | 300点(60点×5教科) | 417点(60.0%) |
| 例2:評定オール4、5教科とも70点 | 156点(13×3学年×4) | 350点(70点×5教科) | 506点(72.8%) |
| 例3:評定オール5、5教科とも80点 | 195点(13×3学年×5) | 400点(80点×5教科) | 595点(85.6%) |
たとえば例2は、評定オール4なので、13教科分×3学年×4=156点です。学力検査は、70点×5教科=350点で、合計506点になります。695点満点に対する割合は72.8%です。
例1と例3を比べると、評定がオール3からオール5に上がって、調査書点が78点動いています。学力検査は、平均点が20点上がって(60点から80点)、5教科で100点動いています。評定を2つ分上げるより、5教科の平均点を20点上げるほうが、点数の動きは大きいことが分かります。ただし、評定を2つ分上げることは、平均点を20点上げることより、簡単か難しいかは人によって違います。点数の動きを数字で見ておくと、学習のどこに時間を使うかを考えやすくなります。
審査の対象になる人は、24人の200%(48人)
泉館山高校の特色選抜の審査は、学力検査点と調査書点の合計点が上位の人から、特色選抜の募集人数24人の200%の範囲(48人)を対象に行う、と書かれています。県の要項では、特色選抜の審査対象者は「合計点上位の者から、各高校が定めた範囲内の者」とされ、範囲は募集人数の120%から200%の間で、5%きざみで設定されます。泉館山高校は、その上限の200%です。
| 項目 | 人数 |
|---|---|
| 特色選抜の募集人数 | 24人 |
| 審査の対象になる範囲(24人の200%) | 48人 |
| 募集人数をこえて審査される人数(48人-24人) | 24人 |
48人の中から、合計点をもとに、調査書の記載事項(評定以外の特別活動の記録などの資料)も使って、総合的に24人を選びます。合計点が上位であれば自動的に合格する、という書き方ではなく、調査書の特別活動の記録なども審査の材料になる、という書き方です。審査の対象の範囲が200%と広いので、合計点が上位の人だけでなく、その少し下の人も、審査の対象に入ります。

第二次募集の配点(参考)
第一次募集で合格者が募集定員に満たない場合に、第二次募集が行われます。県の要項では、第二次募集では、高等学校長が、調査書のみの審査、または調査書に第二次募集の学力検査・面接・作文のいずれかを合わせた審査を行えると書かれています。
泉館山高校の選抜方法等一覧には、第二次募集の配点が載っています。調査書225点(国語・数学・英語は全学年の評定を1.0倍、社会・理科・音楽・美術・保健体育・技術家庭は全学年の評定を2.0倍)と、学力検査300点(国語・数学・英語、各100点満点)の合計525点です。上記の配点をもとに、総合的に審査し、選抜する、と書かれています。第二次募集が行われるかどうかは、第一次募集の結果によるため、事前には分かりません。第二次募集の日程は、事務日程で、出願手続が3月16日(火)から3月18日(木)午前11時まで、学力検査等が3月19日(金)と書かれています。
泉館山高校の過去4年の出願倍率と、近隣の学校との比べ方
宮城県教育委員会は、毎年2月に「第一次募集 学校・学科別出願状況」を公表しています。出願の前に行われる「出願希望調査」の結果と、実際の出願の結果の両方が載っています。令和6年度と令和8年度の資料から、泉館山高校(普通科)の数字を整理します。令和5年度と令和7年度は、翌年度の資料の比較欄にある倍率です。
| 年度 | 募集定員 | 第一次募集の出願者数 | 第一次募集の出願倍率 | 出願希望調査の倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 令和5年度 | ― | ― | 1.38倍(令和6年度資料の比較欄) | 1.40倍 |
| 令和6年度 | 240人 | 264人 | 1.10倍 | 1.25倍(299人) |
| 令和7年度 | ― | ― | 1.37倍(令和8年度資料の比較欄) | 1.40倍 |
| 令和8年度 | 240人 | 293人 | 1.22倍 | 1.20倍(288人) |

4年間の出願倍率は、1.38倍、1.10倍、1.37倍、1.22倍と動きました。令和6年度は出願者264人で、4年の中では低めの1.10倍でした。令和5年度と令和7年度は、1.4倍に近い数字でした(令和5年度と令和7年度の出願者数と募集定員は、手元の資料では確認できていません)。年度によって、同じ学校でも倍率に差があることが分かります。
出願希望調査と、実際の出願の違い
宮城県では、出願の前に「出願希望調査」(令和9年度は12月10日から1月11日まで)があり、結果が公表されます。この数字と、実際の出願(2月)の数字は、同じではありません。
| 年度 | 出願希望調査 | 第一次募集の出願 | 動き |
|---|---|---|---|
| 令和6年度 | 299人(1.25倍) | 264人(1.10倍) | 35人減る |
| 令和8年度 | 288人(1.20倍) | 293人(1.22倍) | 5人増える |
令和6年度は、希望調査より実際の出願が35人減りました。令和8年度は、希望調査より実際の出願が5人増えました。同じ学校でも、年度によって、希望調査から出願への動きが大きかったり、小さかったりします。県の資料は、その理由を示していません。理由は推測せず、数字の違いだけを示します。出願希望調査の数字は、出願の直前まで志望校を迷っている人の参考になりますが、最終の倍率とは違うことがある、と覚えておきましょう。
近隣の県立普通科との比べ方(令和7・8年度)
令和8年度の出願状況の資料で泉館山高校の前後に並んで載っている県立高校の普通科(泉・泉松陵・宮城野)と、仙台三桜高校の倍率を並べます。第一次募集の出願倍率と、出願希望調査の倍率です。学校の優劣を示す表ではなく、倍率の動き方を見るための表です。
| 学校(普通科) | 募集定員(令和8年度) | 令和7年度の出願倍率 | 令和8年度の出願倍率 | 令和8年度の出願希望調査 |
|---|---|---|---|---|
| 泉 | 200人 | 1.44倍 | 1.33倍(266人) | 1.51倍(302人) |
| 泉松陵 | 240人 | 1.19倍 | 0.77倍(185人) | 0.72倍(173人) |
| 泉館山高校 | 240人 | 1.37倍 | 1.22倍(293人) | 1.20倍(288人) |
| 宮城野 | 200人 | 1.41倍 | 1.13倍(225人) | 1.20倍(240人) |
| 仙台三桜 | 280人 | 1.52倍 | 1.35倍(378人) | 1.52倍(426人) |
令和7年度から令和8年度にかけて、5校とも出願倍率が下がっています。ただし、下がり方は学校によって違います。泉松陵は1.19倍から0.77倍へ、大きく下がりました。一方、希望調査から実際の出願への動きも、学校ごとに違います。泉は希望調査1.51倍から出願1.33倍へ、仙台三桜は1.52倍から1.35倍へ下がりました。泉館山高校は、1.20倍から1.22倍へ、ほぼ同じ水準でした。倍率を理由に志望校を決めるときは、この動きがあることを知っておいてください。
同じ県の高校の記事も、あわせて読むと比べやすくなります。仙台三桜高校の内申と当日点、仙台東高校に合格したいでは、それぞれの学校の入試のしくみと倍率を整理しています。
令和9年度の日程と、出願前の確認リスト
宮城県の令和9年度の第一次募集の主な日程は、次のとおりです。県の事務日程と、選抜方針・日程に書かれた日付です。
| 内容 | 日程 |
|---|---|
| 出願希望調査(志願者のウェブ入力) | 令和8年12月10日(木)〜令和9年1月11日(月) |
| 出願希望調査(中学校長の確認登録) | 1月12日(火)〜1月14日(木)正午 |
| 出願希望調査の結果の公表 | 1月20日(水) |
| 出願(ウェブ出願システム) | 2月9日(火)〜2月16日(火)午前11時 |
| 入学者選抜手数料(全日制課程) | 2,200円(一度納付すると返還されない) |
| 出願先の変更(特例措置のみ) | 申請は2月17日(水)〜2月25日(木) |
| 第一次募集の学力検査 | 3月3日(水) |
| 追試験 | 3月9日(火) |
| 合格発表 | 3月15日(月) |
| 第二次募集の出願 | 3月16日(火)〜3月18日(木)午前11時 |
| 第二次募集の学力検査等 | 3月19日(金) |
泉館山高校は、面接・実技・作文がないので、第一次募集の検査は、3月3日(水)の学力検査1日で終わります。面接等がある学校では、3月3日のあと、または3月4日に面接等が行われます。出願後に出願先を変えられるのは、県内での一家転住などの特例措置だけで、一般の出願変更はありません。出願の前の準備が大切です。
冬までの学習計画の考え方
泉館山高校の共通選抜は学力検査を重く見る設定で、特色選抜も、学力検査500点が合計695点の中心です。どちらの方法でも、学力検査の得点が大きな材料になります。中3の12月から3月までの動き方を、表にまとめました。
| 時期 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 12月(出願希望調査の入力) | 2学期の定期テストの見直し。5教科の失点の原因を整理する。希望調査に志望校を入力する | 評定は全学年が入るため、中3の評定を上げる余地を、中学校の先生と確認する |
| 1月(希望調査の結果が出る前後) | 過去問で5教科の時間配分を確認する。5教科の基礎問題の取りこぼしを減らす | 5教科は同じ重さ。得意・苦手の差を小さくするほうが、合計は伸びやすい |
| 2月上旬(出願の前) | 志望校と、私立との併願を最終確認する。中学校の進路面談で、調査書点の見込みを聞く | 出願は1校のみで、出願後の変更は特例だけ。迷いを残さない |
| 2月中旬〜3月2日 | 社会・理科の暗記の最終確認。国語・数学・英語は、ミスの傾向の確認 | 5教科とも100点。どの教科も手を抜かない |
| 3月3日(学力検査) | 5教科の検査。体調管理と持ち物の確認 | 追試験は3月9日。やむを得ない事由の場合だけ |
出願前の確認リスト
- 志望校の「選抜方法等一覧」で、共通選抜・特色選抜の募集割合、比重、倍率を、自分の目で確認した。
- 中3の評定の見込みを、中学校の先生に聞いた(調査書点は中1・中2の評定も入る)。
- 5教科の得点を、100点満点ずつ合計して、500点に対する自分の位置を計算してみた。
- 私立高校の併願(出願日程・併願の条件)を、各校の募集要項で確認した。
- 出願は2月9日から2月16日午前11時まで。ウェブ出願の準備(保護者のメール・決済方法)を済ませた。
私立高校との組み合わせは、宮城県の内申と併願の考え方で、出願の決まりと一緒に整理しています。私立の日程は、宮城県の私立高校入試2027と、各校の募集要項で確認してください。
よくいただくご質問
まとめ
- 泉館山高校は、募集定員240人のうち、共通選抜が216人(90%)、特色選抜が24人(10%)。選抜の順序は共通選抜が先です。
- 共通選抜は、学力検査500点と調査書195点の相関図で選ぶ。比重は「学力検査:調査書=7:3」で、県の分類では学力検査重視。
- 特色選抜は、調査書195点+学力検査500点=695点。5教科は同じ重さで、面接・実技・作文はなく、合計点が上位の48人(24人の200%)を対象に審査する。
- 出願倍率は、令和5〜8年度で1.38倍、1.10倍、1.37倍、1.22倍。出願希望調査の倍率と最終の倍率は違うことがある。
- 合格に必要な点数や、相関図の計算式は公表されていない。評定の見込みは、中学校の進路面談で確認する。
出典(公式資料)
- 宮城県教育委員会「令和9年度高校入試関係」ページ
- 同「令和9年度『選抜方法等一覧』」ページ(泉館山高校の選抜方法等)
- 宮城県泉館山高等学校の選抜方法等(令和9年度・PDF)
- 令和9年度宮城県公立高等学校入学者選抜要項(PDF)
- 令和9年度宮城県立高等学校入学者選抜方針及び日程等について(PDF)
- 令和9年度宮城県立高等学校入学者選抜事務日程(PDF)
- 令和8年度宮城県公立高等学校入学者選抜 第一次募集 学校・学科別出願状況(令和8年2月13日・PDF)
- 令和6年度宮城県公立高等学校入学者選抜 第一次募集 学校・学科別出願状況(令和6年2月16日・PDF)
この記事の数字は、宮城県教育委員会が公表した資料から、エスペランサアカデミーが整理・計算したものです。計算例は、公式の配点から計算した仮の例で、実在の生徒の数字ではありません。合格最低点や相関図の計算式は公表されていないため、目安を示していません。令和8年度までの選抜方法との比較は確認できていません。最新の情報は、宮城県教育委員会と中学校の案内でご確認ください。

