都立葛飾商業高校に受かるには|倍率・推薦の配点・内申を公式データで解説【2027年入試】

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都立葛飾商業高校に受かるには|倍率・推薦の配点・内申を公式データで解説【2027年入試】
最終更新:2026年10月24日|令和9年度(2027年度)入試対応

この記事の結論

都立葛飾商業高校(ビジネス科)の令和9年度の募集人員は210人で、そのうち84人(40%)が推薦に基づく選抜の対象人員です。推薦は調査書450点・個人面接200点・作文250点、学力検査に基づく選抜は5教科700点と調査書300点の7対3で、合計1000点にスピーキングテスト20点が加わります(配点は募集要項で確認してください)。

第一次募集・分割前期の最終応募倍率(学力検査の枠126人)は、令和6年度0.97倍、令和7年度1.11倍、令和8年度0.84倍と、1倍前後で動いています。倍率が1倍を下回る年でも、総合成績で選考されるため、油断せず内申と5教科の基礎を固めることが大切です。

日程は、推薦の検査が令和9年1月26日・27日(合格発表2月2日)、学力検査が2月21日(合格発表3月1日)です。偏差値・合格最低点・葛飾商業単独の進路実績は公式資料で確認できなかったため、断定していません。

🏫 都立葛飾商業高等学校とはどんな学校か

都立葛飾商業高等学校は、東京都葛飾区新宿にある全日制の専門高校で、学科はビジネス科です。簿記・情報処理・マーケティングなど、商業の専門科目を学びながら、国語・数学・英語といった普通教科も学びます。「商業高校」と聞くと就職のイメージが先に立ちますが、学校の公式サイトには、商業系学部の指定校推薦に対応していることや、ビジネス教育を生かした面接・小論文の指導を行っていることも書かれています。つまり、卒業後は就職と進学のどちらも視野に入れられる学校として案内されています。

この記事では、東京都教育委員会が公表している令和9年度(2027年度)入試の資料と、葛飾商業高校の公式サイトの情報をもとに、「どういう学校か」「どんな仕組みで合否が決まるか」「いつから何をすればよいか」を順番に整理します。数値は、公式資料で確認できたものだけを書いています。確認できなかった項目は、推測で書かず、募集要項や学校説明会で確認していただく前提にしています。

項目内容
所在地東京都葛飾区新宿3-14-1(公式サイトの表記)
最寄り駅京成線「京成高砂」駅から徒歩10分、JR常磐線「金町」駅から徒歩20分(公式サイトのアクセスページ)
学科ビジネス科(令和9年度の募集人員は210人)
開校1962年(昭和37年)。都立金町高校の全日制商業科を移して開校
学科の改編2018年度に商業科・情報処理科をビジネス科へ改編
部活動運動部13・文化部17(公式サイトの一覧。ほかに同好会あり)
主な行事葛商祭(文化祭。令和8年度は10月3日〜4日に開催)、体育祭、修学旅行(公式サイトの年間行事)
電話03-3607-5178

※所在地・アクセス・開校年・部活動は葛飾商業高校の公式サイト(学校案内・アクセス・部活動のページ)の記載にもとづきます。学年ごとの学級数など、公式サイトで確認できなかった項目は載せていません。

歴史のあらまし

公式サイトの沿革によると、葛飾商業高校は1962年に、都立金町高校の全日制商業科を移す形で現在の葛飾区新宿に開校しました。その後、1992年に情報処理科が設置され、長く「商業科」と「情報処理科」の2学科体制が続きます。2018年度にこの2学科がビジネス科に改編され、2020年に商業科・情報処理科として最後の卒業式が行われました。2025年には体育館の改修が完成したと記載されています。

創立60年以上の歴史がある一方で、ビジネス科になってからはまだ数年という「古い学校の中の新しい学科」でもあります。昔の商業高校のイメージだけで判断せず、今の教育内容を公式サイトや説明会で確かめることが大切です。

通学のイメージ

京成高砂駅から徒歩10分という近さが、公式サイトの案内上の特徴です。京成線沿線や、常磐線の金町方面から通う人にとっては、乗り換えの少なさや通学時間の見通しが立てやすい立地といえます。実際の所要時間は、自宅の最寄り駅や時間帯によって変わりますので、説明会に行く日に、通学するつもりのルートと時間帯で一度歩いてみることをおすすめします。

📚 ビジネス科の学びと、公式サイトに書かれている特色

公式サイトの「特色」のページには、学校の教育方針として「地域から学び、地域とつながる」地域密着型のビジネス教育が掲げられています。ここでは、その中から受験生が知っておきたい点を整理します。

ビジネススキルを身につける3つのステップ

  • ステップ1:ビジネスの基礎を学ぶ
  • ステップ2:基礎から専門性の修得へ
  • ステップ3:ビジネスの課題を見つけ探究する

入学してすぐ専門的な内容に入るのではなく、基礎から積み上げ、最終的には自分で課題を見つけて探究する流れが想定されています。商業科目が初めての人にとっては、安心材料になる設計です。

検定へのチャレンジ

公式サイトには、1年生では簿記・情報処理・ビジネス文書・ビジネス計算・商業経済の3級に挑戦し、検定の前には補習などを行って全員合格を目指していると書かれています。2・3年生では、上級の資格や選択科目に対応した新しい検定に挑戦する、という説明です。簿記や情報処理は、就職でも進学(商業系学部の入試や面接)でも話題にしやすい資格です。入学前から簿記の本を読んでおく必要はありませんが、「数字を扱うのが苦ではないか」「パソコンを使うのが好きか」を自分に問いかけておくと、入学後のミスマッチを減らせます。

地域・企業・大学との連携

  • 葛飾の地元企業と連携し、校内外での体験活動や商品開発を通して実践的なスキルを身につけること
  • 千葉商科大学商経学部との連携協定を活用し、ビジネス学習を深めること
  • 青少年赤十字(JRC)に学校として加盟し、ボランティア精神や思いやりの心を育てること

校長メッセージでは、地域企業や大学と連携した「ビジネス探究学習」、商品開発や店舗運営の実習(販売実習)、新聞を教材に活用する取り組み、デジタル技術を使った学びなどが挙げられています。教科書の中だけで終わらず、実際に人と関わりながら学ぶ場面が多いことが、この学校の持ち味として紹介されています。

少人数授業と習熟度別授業

公式サイトによると、少人数授業は数学Ⅰ(1年)、体育(1・2・3年)、家庭総合(2・3年)、簿記(1年)、簿記応用(2年)で行われ、英語(1・2年)は習熟度別の授業です。中学校までの学習につまずきがある人にとっても、得意な人にとっても、自分のペースに合わせやすい環境が用意されている、と読み取れます。

施設

公式サイトの特色ページでは、体育館に空調設備があること、広いグラウンドとテニスコートがあること、パソコン教室が6室あって商業科目の授業でデジタルスキルを学べること、休み時間に利用できる自動販売機と購買コーナーがあることが紹介されています。学校施設のページには、校舎・図書室・格技室・総合実践室・情報処理室などの写真も掲載されています。

📈 倍率のうごき(令和6〜8年度・第一次募集)

ここからは、受験を考えるうえで一番気になる「倍率」です。東京都教育委員会は、毎年、第一次募集・分割前期募集の最終応募状況を公表しています。そのうち葛飾商業高校(ビジネス科)の行を、直近3年分並べます。この表の募集人員は、推薦に基づく選抜の枠を除いた、学力検査に基づく選抜の募集人員です。

0.84
令和8年度の最終応募倍率(募集126人に対して応募106人)。令和7年度は1.11倍、令和6年度は0.97倍でした。
年度募集人員最終応募人員最終応募倍率
令和8年度126人106人0.84倍
令和7年度126人140人1.11倍
令和6年度126人122人0.97倍

※東京都教育委員会「第一次募集・分割前期募集 最終応募状況(専門学科)」の令和6〜8年度の資料の葛飾商業(ビジネス)の行です。令和9年度の応募状況は、出願期間のあとに公表されます。

3年間の数字を見ると、応募倍率は0.84倍から1.11倍の範囲で動いています。大きく見れば1倍前後で推移している学校ですが、年度によって「やや定員割れ」の年も「1倍を超える」年もあることがわかります。なお、令和9年度の募集人員は、学校全体で210人(うち推薦対象人員が84人)です。学力検査の枠は、そこから推薦の84人分を除いた126人と考えられますが、最終的な人数は募集要項で確認してください。

🔍 倍率を読むときの注意点

倍率は、受験校を決めるときの大きな材料です。ただ、数字をそのまま「簡単」「難しい」と結びつけるのは危険です。次の点に注意してください。

  • 倍率が1倍を下回った年があっても、「出願すれば全員が合格できる」とは限りません。都立高校の入試では、学力検査と調査書点などの総合成績で選考されます。
  • 倍率は毎年変わります。0.84倍だった翌年に1.1倍近くまで上がることもあります。過去の数字は「目安」であり、令和9年度の結果を保証するものではありません。
  • 応募状況が公表されたあとの志願変更の期間に、人数が動きます。最終応募状況と、出願直後の数字は別のものです。
  • 倍率が低い年は、受験生が「入りやすそうだ」と考えて志望を集中させ、翌年に上がるという動きも起こりえます。

志願変更の仕組みや日程は、都立高校の志願変更2027の記事で整理しています。出願が終わってから慌てないよう、あらかじめ読んでおくことをおすすめします。

「入れるかどうか」より「入って何をするか」

専門高校は、倍率の高さよりも、入学後の学びと自分の将来像が合っているかどうかのほうが、はるかに大きな意味を持ちます。簿記や情報処理の検定に3年間取り組む覚悟があるか、地域企業と一緒に商品開発をするような活動に興味があるか。そうした「入ってから」のイメージを、倍率の数字と同じくらい大切に考えてください。

📝 推薦に基づく選抜(令和9年度)の中身

葛飾商業高校のビジネス科は、募集人員210人のうち84人(40%)が推薦に基づく選抜の対象人員です。推薦の割合は、東京都教育委員会の令和9年度実施要綱の別表(専門教育を主とする学科)に載っています。ここでは、その別表から読み取れた内容を整理します。

項目令和9年度の内容(別表から読み取れたもの)
推薦枠の割合40%(募集人員210人のうち84人)
調査書の使い方評定(9教科)を点数化して使用。観点別学習状況の評価は使わない
調査書点450点
個人面接200点
小論文・作文作文250点
集団討論・実技検査実施しない

※上の配点は、東京都教育委員会「令和9年度 入学者選抜実施要綱」の別表(専門教育を主とする学科・総合学科)の葛飾商業の列を読み取ったものです。表の読み取りには限界がありますので、正式な配点は必ず「募集要項で確認してください」。

作文の準備

推薦の作文は250点と、面接(200点)より配点が大きく設定されています。令和8年度の推薦では、作文は50分で501字から600字、テーマは「あなたが住んでいる地域で改善が必要だと感じる課題を一つ挙げなさい。また、課題と感じた理由について具体的に述べなさい」という内容でした(東京都教育委員会が公表した令和8年度のテーマ一覧)。令和9年度のテーマは検査当日までわかりませんが、「身近な地域や社会のことを自分の言葉で考える」型が出される可能性は意識しておきたいところです。

  • 普段から、住んでいる地域のニュースや身近な困りごとに目を向けておく
  • 「課題は何か」「なぜそう思うか」「自分ならどうするか」の順に、200字・400字・600字で書く練習をする
  • 50分で600字なので、構成メモに5分、書くのに35分、見直しに10分を目安に配分する
  • 誤字・脱字・原稿用紙の使い方(行頭のマスの空け方、句読点の位置)を先生にチェックしてもらう

面接の準備

個人面接は200点です。ビジネス科を選んだ理由、中学校生活で頑張ったこと、入学後にやりたいこと、将来の希望などが聞かれる場面を想定して準備します。難しい言葉は必要ありません。「簿記や情報処理の資格に挑戦したい」「地域の企業と関わる授業に興味がある」といった、学校案内で知った具体的な内容と自分の経験を結びつけて話せると、説得力が出ます。声に出して練習し、1分程度で話をまとめる癖をつけておきましょう。

推薦入試の全体像や日程は、都立高校入試2027の日程、出願資格は都立高校に出願できる人の条件2027でも確認できます。

🧮 一般入試(学力検査に基づく選抜)の点数の仕組み

学力検査に基づく選抜(第一次募集・分割前期募集)では、当日の学力検査と調査書点を組み合わせて合否が決まります。令和9年度の実施要綱に書かれている原則は次のとおりです。

  • 学力検査:国語・数学・英語・社会・理科の5教科(各100点満点、合計500点)。これを700点に換算
  • 調査書点:9教科の評定を使う。学力検査を実施する5教科は1倍、実施しない4教科は2倍にして、300点に換算
  • 学力検査と調査書点の比率は原則として7:3(合計1000点)
  • スピーキングテスト(ESAT-J)の結果を20点満点で加え、総合得点は1020点満点
  • 葛飾商業の第一次募集では、面接・作文・実技検査は実施しない(別表の記載)

調査書点の計算では、5教科の評定は1倍、音楽・美術・保健体育・技術家庭の4教科は2倍にします。各教科の評定は5段階なので、最高は5教科25点+4教科40点で65点です。この65点を300点に換算します。

換算内申(65点満点)調査書点(300点満点換算)の目安
30約138.5点
35約161.5点
40約184.6点
45約207.7点
50約230.8点
55約253.8点

※調査書点の目安は、換算内申×300÷65で計算した参考値です(小数第2位を四捨五入)。端数の扱いなど、細かな計算方法は「募集要項で確認してください」。

学力検査の得点も、5教科の合計に1.4をかけて700点満点にそろえます。たとえば5教科合計が300点なら、420点になります。

5教科の合計(500点満点)700点満点に換算
200点280点
250点350点
300点420点
350点490点

内申点の計算方法の詳細は、東京都立高校の内申点の計算方法と、全国の仕組みを比べた内申点の計算方法を都道府県別に比べた記事をご覧ください。

合格最低点・ボーダーについて

都立高校の入試では、学校ごとの合格最低点が一覧の形で公表されているわけではありません。そのため、この記事では合格ラインの数字は断定しません。自分の内申と模擬試験の結果をもとに、学校や塾の先生と相談して見通しを立ててください。「内申が高い人ほど、当日の学力検査でどのくらい取れば総合点に届くか」という考え方は、上の換算表を使って、自分で試算することができます。

📊 偏差値の目安と、受験の位置づけ

偏差値は、民間の模擬試験や情報サイトが独自に算出する数字で、東京都教育委員会や学校が公表しているものではありません。サイトや模試によって値が違い、年度でも動くため、この記事では葛飾商業の偏差値は断定せず、複数の模試・サイトの数字を見比べることをおすすめします。

  • 志望校の偏差値は、1つの模試だけでなく、2〜3回分を並べて見る
  • 偏差値と、都立入試で使う「内申点+学力検査」の合計は別物と考える
  • 専門高校は、普通科とは「向いている人」の基準が違うため、偏差値だけで優劣を決めない

倍率が1倍前後で推移していることを踏まえると、「内申点を落とさない」「当日の5教科で大きなミスをしない」という基本的な積み上げが、そのまま結果につながりやすい学校だと考えられます。ただし、これは過去3年の応募状況から言える範囲の話で、令和9年度の結果を約束するものではありません。

📅 令和9年度入試までの1年間の動き方

東京都教育委員会が公表している令和9年度の日程を、葛飾商業を受験する場合の流れに合わせて整理します。

時期内容
令和8年10月〜12月学校説明会・授業公開、進路面談、志望校の絞り込み。インターネット出願の入力は12月18日から
令和9年1月8日〜18日推薦に基づく選抜の書類提出(志願者情報の入力は1月18日17時まで)
令和9年1月26日・27日推薦に基づく選抜の検査(個人面接・作文)
令和9年2月2日推薦に基づく選抜の合格発表
令和9年1月29日〜2月4日学力検査に基づく選抜(第一次募集・分割前期)の書類提出(入力は2月4日17時まで)
令和9年2月21日学力検査(5教科)
令和9年3月1日第一次募集・分割前期の合格発表
令和9年3月4日・9日・12日分割後期・全日制第二次募集の出願受付(4日)・検査(9日)・合格発表(12日)

※日程は東京都教育委員会「令和9年度東京都立高等学校入学者選抜の日程について」の記載です。変更される場合がありますので、最新の情報は都教委のページと募集要項で確認してください。

日程の詳細や、出願のあとの手続きは、都立高校入試2027の日程の記事にもまとめています。変更点は都立高校入試2027の変更点も合わせてどうぞ。

🎓 説明会・見学のしかたと、見ておきたいところ

葛飾商業高校の公式サイトには、令和8年度の説明会等の日程が載っています。参加を検討している人は、まず公式サイトの「学校説明会・授業公開等」のページで最新の情報と申込方法を確認してください。申込は電子申請で受け付ける、と書かれています。

種別日程(令和8年度・公式サイト)
学校説明会 第1回10月25日(日)
学校説明会 第2回11月15日(日)
学校説明会 第3回11月28日(土)
学校説明会 第4回12月5日(土)
授業公開 第2回11月9日(月)〜13日(金)

※日程は葛飾商業高校公式サイトの掲載(2026年10月時点)です。開始時刻・申込方法・定員などは公式サイトで確認してください。すでに終了している回もあります。

説明会で見ておきたい5つのポイント

  • 授業の様子:簿記・情報処理の授業で、生徒がどのように取り組んでいるか
  • 検定への取り組み:検定前の補習や、3級合格後の目標の立て方
  • 進路の話:就職・進学それぞれの流れと、指定校推薦の仕組み
  • 部活動と学習の両立:1年生の頃の時間の使い方
  • 通学:実際に京成高砂駅から歩いて、道のりや時間を確かめる

質問が思いつかないときは、「入学してから一番大変だったと生徒がよく話すことは何ですか」「検定に合格するために、普段どのような工夫をしている生徒が多いですか」といった、日々の学びを具体的にたずねる質問が役に立ちます。公式サイトには、質問を受け付けるページもあります。

📚 中3の秋からの勉強法(学力検査に向けて)

学力検査に基づく選抜では、5教科の当日点が700点満点に換算されます。1教科あたり140点分の重みがあるため、苦手教科をそのままにしておくと、総合点に響きます。逆に言えば、すべての教科で「基礎を落とさない」ことが、もっとも堅実な戦い方です。

時期ごとの目安

時期やること
10〜11月各教科の中1・中2の復習。間違えた問題を集めた「ミスノート」を作り始める
12月都立の過去問に1回分を通しで挑戦。時間配分と得点のばらつきを確認
1月推薦を受ける人は作文・面接の練習。一般を受ける人は過去問の2回目、苦手分野の穴埋め
2月上旬新しい問題集には手を広げず、間違えた問題の復習に絞る。体調管理を最優先に

教科ごとの考え方

  • 国語:漢字・語句の基礎を固め、記述は「理由」を聞かれたら「〜から」でしめる型を身につける
  • 数学:計算ミスをなくすことが最優先。大問ごとに「落としてはいけない問題」を見極める
  • 英語:単語と文法の基礎を固め、リスニングは毎日10分でも耳を慣らす
  • 社会:地理・歴史・公民の全範囲を一周し、資料問題に慣れる
  • 理科:計算を伴う問題の基本パターンを押さえる。暗記だけで終わらせない

スピーキングテスト(ESAT-J)は20点分の加点があります。結果は例年、受験前に通知される仕組みですので、日程と実施方法は中学校の先生から案内される資料で確認してください。点数にばらつきが出やすい教科だけでなく、「20点を確実に取りに行く」意識も、総合得点を安定させる一手になります。

🏫 推薦と一般、どちらで受けるか

ビジネス科は推薦の枠が40%と大きめです。推薦と一般のどちらで受けるかは、内申、人柄、作文や面接への向き不向きで考えます。

観点推薦に基づく選抜学力検査に基づく選抜
内申(調査書)評定を450点に換算。比重が大きい300点に換算。学力検査(700点)が主役
当日の検査個人面接(200点)・作文(250点)5教科の学力検査(スピーキングテスト20点加点)
向いている人コツコツ積み上げた内申があり、自分の言葉で話すのが苦でない人当日の筆記で力を出せる人。内申に不安があっても挽回しやすい
注意点合格発表は2月2日。不合格でも一般に出願できる1回の試験の結果に左右されやすい

推薦で受けて、結果が出る2月2日以降に、一般の準備を引き続き進めておくのが現実的です。推薦に力を入れても、一般の勉強を完全に止めないよう注意してください。

Q. 推薦で不合格になったら、もう一般は受けられませんか?
推薦に基づく選抜の合格発表は2月2日で、学力検査に基づく選抜の出願は2月4日17時までと案内されています。推薦で不合格でも、その後の出願に間に合う日程です。ただし、出願の手続きや書類の扱いは、中学校の先生と必ず確認しながら進めてください。

🔗 併願・滑り止めの考え方と、関連記事

都立高校は、第一次募集で受験できるのは原則として1校です。そのため、都立1校に加えて、私立高校を併願校として考える人が多くなります。私立の併願優遇の仕組みは、都内私立高校の併願優遇の記事でくわしく整理しています。

  • 出願前に、私立の併願優遇・一般入試の基準(内申の目安)を確認する
  • 私立の入学手続の締切と、都立の合格発表(3月1日)の日程を並べて確認する
  • 都立が不合格だった場合の進路(分割後期・第二次募集・私立)をあらかじめ家族で話し合っておく

内申に不安がある場合は、換算内申の高い人向けの都立受験と私立併願の記事も参考になります。

🎒 学校生活・部活動・年間行事のイメージ

公式サイトの部活動のページには、運動部13、文化部17が載っています。運動部には硬式野球、サッカー、バスケットボール、バレーボール、バドミントン、ソフトテニス、硬式テニス、卓球、剣道、陸上競技、ダンスなど、文化部には吹奏楽、軽音楽、美術、写真、演劇、パソコン、簿記、イラストレーションなどがあります。ほかに、マーケティング同好会、英語同好会、JRC同好会、ゲーム部、葛商AI同好会といった活動も案内されています。

実績として公式サイトに載っているのは、バドミントン部が団体戦で3回戦に進出し、商業大会の各種目で3位に入ったこと、ソフトボール部が関東公立大会に過去3度出場していることなどです。部活動の最新の活動状況は、説明会で顔を合わせる機会に聞いてみるのが確実です。

年間行事のあらまし

月主な行事(公式サイトの年間行事より)
4月始業式、入学式、対面式、健康診断
5月校外学習、生徒総会、中間考査
6月進路相談会、体育祭、授業公開、保護者会
7〜8月期末考査、終業式、部活動合宿、JRC合宿
9月始業式、就職試験の解禁に向けた準備、防災訓練
10月葛商祭、中間考査
11月授業公開、生徒会選挙、修学旅行
12月期末考査、模擬選挙、進路報告会、終業式
2月2年生のインターンシップ、学習成果発表
3月学年末考査、お別れ会、卒業式など

※年間行事は公式サイトに掲載された内容を整理したもので、年度により変わります。1月の予定は公式サイトの掲載がありませんでした。

🚀 卒業後の進路と、学校が掲げる方針

葛飾商業高校の公式サイトは、特色の一つとして「就職に強く進学も充実」を掲げています。充実した資格取得と、体験・実践型のビジネス教育で即戦力を育てること、商業系学部の指定校推薦に対応し、面接・小論文指導を行うこと、が説明されています。進路状況のページには、年度ごとの進路先一覧のPDFが掲載されています。個別の合格者数や就職先の数字は、この記事では引用せず、最新のPDFを直接ご覧いただく前提にしています。

参考までに、東京都教育委員会の令和9年度の案内冊子には、都立のビジネス科全体の令和7年度卒業生の進路として、進学が59%、就職が35%、その他が6%と紹介されています。これは都立のビジネス科全体の数字であり、葛飾商業単独の数値ではありません。個々の学校の実績は、必ず学校の公式情報で確認してください。

進学も就職も、入学後に決めていける

中学3年生の段階で、卒業後の進路を決め切る必要はありません。商業系の学部をめざす進学、地域や大企業への就職、専門学校など、3年間の学びを通して選択肢を絞っていくのが一般的な流れです。説明会では、「3年生の進路が決まる時期」「就職試験が始まる9月までの準備」についても聞いておくと、高校生活の全体像がつかめます。

👪 保護者の方に知っておいてほしいこと

  • 専門学科(ビジネス科)は、普通科と比べて専門科目の授業時間が多い。その分、普通教科の学習は自分から意識して続ける必要がある
  • 検定の受験に向けた補習や学習は、子どもが「やらされる」より「自分でやる」ほうが長続きする。励まし方を家族で話し合っておく
  • 進学を考える場合は、指定校推薦の枠や条件を、説明会で具体的に確認する
  • 通学路の安全と所要時間は、実際に一度歩いて確かめる
  • 入試の出願や書類は、中学校の担任の先生が窓口になる。提出期限は早めに確認する

お子さんが「商業に興味がある」と話したときは、まず理由を聞いてみてください。「簿記を勉強したい」「お店を作ってみたい」「パソコンが好き」という具体的な言葉が出てきたら、その興味を学校選びの軸にできます。逆に「家から近いから」「ここなら入れそうだから」という理由だけの場合は、入学後の学びと合うかを一緒に確かめる時間をとると安心です。

📋 志望校を決める前のチェックリスト

  • 簿記・情報処理・ビジネス文書など、商業系の学びに興味がある
  • 学校説明会または授業公開に、少なくとも1回参加した
  • 推薦(面接・作文)か、一般(5教科)か、受験方式の見通しを立てた
  • 9教科の評定から、換算内申(65点満点)を計算してみた
  • 都立が不合格だった場合の進路(私立・第二次募集)を家族で話し合った
  • 出願や書類の締切日を、手帳やカレンダーに書き込んだ

同じ葛飾区・江戸川区周辺の都立高校と比べたい場合は、都立葛飾総合高校、都立葛飾野高校、都立南葛飾高校、都立小岩高校、都立江戸川高校などの記事も参考にしてください。江戸川区の学校をまとめて見たいときは、江戸川区の中堅校10校の記事が便利です。

🗂 この記事で使った出典

  • 東京都教育委員会「令和9年度 東京都立高等学校入学者選抜実施要綱・同細目」およびその別表(専門教育を主とする学科・総合学科)
  • 東京都教育委員会「令和9年度 東京都立高等学校入学者選抜の日程について」
  • 東京都教育委員会「令和9年度 都立高等学校等の募集人員」(2026年10月8日発表)
  • 東京都教育委員会「令和8年度/令和7年度/令和6年度 第一次募集・分割前期募集 最終応募状況」
  • 東京都教育委員会「令和8年度 推薦に基づく選抜で実施した小論文・作文、実技検査のテーマ等一覧」
  • 東京都教育委員会「令和9年度 東京都立高等学校に入学を希望する皆さんへ」
  • 東京都立葛飾商業高等学校 公式サイト(学校案内・特色・沿革・学校生活・入試案内・アクセス)

※最終確認日は2026年10月24日です。推薦に基づく選抜の配点や調査書の扱いは、募集要項の公表後に必ず最新の内容で確認してください。偏差値、合格最低点、葛飾商業単独の進路実績は、公式資料で確認できなかったため、この記事には載せていません。

📌 よくある質問(FAQ)

Q. 葛飾商業の令和9年度の募集人員は何人ですか?
ビジネス科の募集人員は210人で、そのうち84人(40%)が推薦に基づく選抜の対象人員です。東京都教育委員会が2026年10月8日に発表した資料にもとづいています。
Q. 倍率はどのくらいですか?
第一次募集・分割前期募集の最終応募倍率は、令和6年度0.97倍、令和7年度1.11倍、令和8年度0.84倍でした。令和9年度の倍率は出願後に公表されます。
Q. 推薦入試の検査は何がありますか?
実施要綱の別表では、個人面接と作文が実施され、集団討論と実技検査は実施されない、と読み取れます。配点は調査書450点、個人面接200点、作文250点です。正式な内容は募集要項で確認してください。
Q. 一般入試で面接はありますか?
第一次募集の別表では、面接・作文・実技検査の欄は実施なしとなっています。学力検査(5教科)と調査書点で選考され、スピーキングテストの結果が加点されます。
Q. 内申が低くても受験できますか?
出願そのものの条件は、都教委の出願資格の案内で確認してください。選考は学力検査と調査書点の総合成績で行われます。内申が不安な場合は、当日の学力検査で挽回できる余地がどの程度あるか、上の換算表で試算するのがおすすめです。
Q. 偏差値はどのくらいですか?
偏差値は民間の数字で、模試やサイトによって異なります。この記事では断定せず、複数の模擬試験の判定を見比べることをおすすめしています。
Q. 説明会はいつありますか?
令和8年度は、学校説明会が10月25日・11月15日・11月28日・12月5日、授業公開が11月9日〜13日と案内されています。申込方法や時間は公式サイトで確認してください。
Q. 最寄り駅はどこですか?
公式サイトでは、京成線「京成高砂」駅から徒歩10分、JR常磐線「金町」駅から徒歩20分と案内されています。

✅ まとめ:葛飾商業高校をめざす人への一言

都立葛飾商業高校は、簿記・情報処理・マーケティングなどを3年間かけて学ぶ、ビジネス科の専門高校です。令和9年度の募集人員は210人で、推薦の枠が40%あり、推薦では調査書・面接・作文、一般では5教科の学力検査と調査書が合否を左右します。応募倍率は1倍前後で推移していますが、年度によって動くため、過去の数字だけに頼らず、自分の内申と学力で着実に準備することが大切です。

  • まずは説明会や授業公開で、授業と生徒の様子を自分の目で確かめる
  • 推薦か一般かは、内申と得意不得意で早めに見通しを立てる
  • 換算内申と5教科の見込み点を、この記事の表で一度試算してみる
  • 配点や日程は、募集要項と都教委の資料で最終確認する

志望校が決まっている今の時期は、そこから逆算した対策が一番効きます。エスペランサアカデミーでは、お子さんの内申と得点の状況を一緒に整理し、これからの学習計画を一緒に考える無料の学力診断をご用意しています。気になることがあれば、気軽にご相談ください。

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葛飾商業高校まで、いま何点足りないか
ご存じですか?

模試の結果や学校のテスト答案をお見せいただければ、葛飾商業高校の入試で合格ラインに届くまで何がどれだけ足りないかを、プロ講師が具体的にお伝えします。志望校が決まっている今こそ、そこから逆算した対策がいちばん効きます。

・答案を見て、つまずいている単元まで戻って指摘します
・残り期間から逆算した学習計画をその場でご提案します
・診断だけのご利用でも構いません。

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