港北高校に合格したい|評定5:学力5・倍率1.35倍を公式データで解説【2027年度・神奈川県】

最終更新:2026年10月22日/日程・選考基準・倍率は、神奈川県教育委員会と港北高校の公表資料(記事末の出典)にもとづきます。令和9年度(2027年春)の募集定員など細かい条件は、県教委の発表と学校の募集案内で必ず確認してください。

結論:港北高校は、評定5:学力検査5で内申の比重が大きく、特色検査(面接を含む)がない学校です。令和8年度の倍率は1.35倍で、近隣の城郷・新羽より高めでした

令和8年度の志願締切時の倍率は1.35倍(募集定員358人に志願者483人)。前年度の令和7年度は1.26倍(募集定員359人に志願者454人)でした。

第1次選考は、2年生と3年生の評定(3年生は2倍)と、5教科の学力検査を、同じ重さ(5:5)で合計します。中3の評定を1つ上げる効果は、学力検査で約7点を上げる効果とほぼ同じです。評定と5教科の両方を、バランスよく積み上げましょう。

この記事でわかること
  • 港北高校の基本データ(所在地・アクセス・創立)
  • 学校の特色(自学力・探究プログラム「思港」)
  • 教育課程と施設・制服
  • 部活動と学校行事
  • 進路の傾向(学校案内の数字と、その読み方)
  • 令和9年度入試の日程
  • 共通選抜のしくみ(評定5:学力5)
  • 点数の計算例
  • 倍率の推移と、近隣校との比較
  • 偏差値の見方と、合格に向けた学習の進め方
  • 併願校の考え方と、保護者のかかわり方
  • よくある質問

港北高校の基本データ

神奈川県立港北高等学校は、横浜市港北区大倉山にある県立の全日制・普通科の高校です。鶴見川沿いの緑が多い、閑静な環境にあり、横浜市営地下鉄ブルーラインの新羽駅、東急東横線の大倉山駅、新横浜駅など、複数の駅が利用できます。まずは、学校の基本情報を整理しておきます。

項目内容
所在地横浜市港北区大倉山7-35-1(〒222-0037)
電話045-541-6251(代表)
最寄り駅横浜市営地下鉄ブルーライン「新羽」駅から徒歩16分/東急東横線「大倉山」駅から徒歩18分/JR横浜線・相鉄/東急新横浜線「新横浜」駅から徒歩25分
バス市営バス41系統「太尾堤」下車徒歩5分/6系統「太尾小学校前」下車徒歩2分
課程・学科全日制・普通科(3学期制)
創立昭和44年(1969年)
学校目標基礎的な知識・技能を活用し、主体的に学び続け、課題を発見して解決する力「自学力」の育成

出典:港北高校「学校案内(令和7年度版)」。徒歩の分数やバスの系統は学校案内の記載で、変更になることがあります。通学の経路と所要時間は、ご自宅からの実際の経路で確認してください。

港北高校は、昭和44年(1969年)に創立された学校で、創立50周年を記念した応援ソングがあるなど、卒業生や地域に長く親しまれてきた歴史があります。学校案内では、初代校長の「一人ひとりの優れた能力を見出し、伸ばす学校にしたい」という考えを、建学の理念として大切にしていると紹介されています。

学校の特色:自学力と探究プログラム「思港」

港北高校が掲げる学校目標は、「自学力」の育成です。基礎的な知識・技能を活用して、主体的に学び続け、課題を発見して解決する力を指しています。入試の点数だけでなく、入学後に自分で学びを進める力を、重視している学校といえます。

授業力向上推進重点校

港北高校は、平成28年度から「授業力向上推進重点校」の指定を受けていて、指定の期間が終わったあとも、授業研究を続けていると学校案内に書かれています。先生どうしで授業を見合い、よりよい授業を目指す取り組みです。

探究プログラム「思港Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」

学年ごとに「思港Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」という探究プログラムが用意され、主体的・対話的で深い学びを進めています。課題を見つけ、調べ、まとめ、発表する経験は、大学の総合型選抜や学校推薦型選抜を考える人にも役立ちます。

ここがポイント
神奈川県の公立入試には、面接や特色検査がない学校があります。港北高校もその1つで、入試では「評定」と「5教科の学力検査」の点数がすべてです。そのぶん、入学後の探究や自学力の取り組みを、説明会で確認し、志望理由として整理しておくことが、入学後の満足につながります。

教育課程と施設・制服

学校案内によると、1年生は現代の国語・言語文化・歴史総合・数学Ⅰ・A・物理基礎・化学基礎・生物基礎・英語コミュニケーションⅠ・論理・表現Ⅰ・芸術Ⅰ・体育・保健・総合的な探究の時間などを全員が履修します。2・3年生は、文系・理系に分かれて、必修科目に加えて選択科目を選びます。

  • 選択科目の例:日本史探究/世界史探究(いずれか1科目)、物理/生物(いずれか1科目)、数学Ⅲ・数学C、政治経済、文学国語、古典探究など。
  • 「【共通】」と表記された科目は、文系・理系に関係なく選択できる。
  • フードデザイン、幼児教育、保育基礎、生活の書など、専門性の高い科目も選択肢にある。

出典:港北高校「学校案内(令和7年度版)」。各科目の単位数や、1コマの長さは、学校案内の表からは読み取れませんでした。教育課程は変更されることがあるため、令和9年度入学生の内容は説明会で確認してください。

施設と制服

項目学校案内の記載
立地鶴見川沿い、緑が多く閑静な環境
校舎平成27年4月完成の新校舎。エレベーターなどバリアフリー対応。平成28年3月に全教室の耐震工事が完了
設備教室は冷暖房完備。全教室にプロジェクター(同窓会寄贈)。専用の陸上競技場を併設。一足制
施設体育館・武道場・プール・作法室・図書室・売店など
制服紺を基調に、スクールカラーの緑のラインが入る。県立高校で初めて男子の制服に背広型を採用。ネクタイかリボン、スカートかズボンを選べる

「一足制」は、外履きのまま校舎に入る形式で、靴の履き替えがありません。新しい校舎と、全教室のプロジェクターなど、学習環境が整っているのも魅力です。

部活動と学校行事

学校案内には、港北高校の部活動が26の部と1つの同好会(柔道同好会)と紹介されています。令和5年度の加入率は約8割です。運動部と文化部の例は、次のとおりです。

区分部活動の例(学校案内の記載)
運動部陸上競技・男子バレーボール・女子バレーボール・男子バスケットボール・女子バスケットボール・バドミントン・サッカー・男子テニス・女子テニス・硬式野球・卓球・剣道・水泳・ダンス・柔道同好会
文化部吹奏楽・軽音楽・茶華道・美術・書道・写真・放送・調理・漫画研究・文芸・囲碁・将棋・天文・コンピューター
実績の例(令和5年度)軽音楽部:神奈川県高校軽音楽コンテスト決勝で準グランプリ、全国高校軽音楽コンテスト決勝でも準グランプリ/放送部:NHK杯全国高校放送コンテスト神奈川県大会でアナウンス・朗読の両部門で1位/吹奏楽部:横浜吹奏楽コンクール高校生の部Aで金賞/陸上競技部:関東高校陸上競技大会に出場

出典:港北高校「学校案内(令和7年度版)」。実績は令和5年度の記載です。最新の実績は、学校の公式サイトでご確認ください。

学校行事の年間の流れ

月主な行事
4月入学式・新入生オリエンテーション
5月中間試験・新体力テスト・生徒面談
6月体育祭(赤・青・紫の三色対抗、応援合戦)
7月期末試験・終業式・球技大会(年2回のうちの1回)
8月部活動合宿
9月思港祭(文化祭、「港北大賞」あり)
10月2年生修学旅行・1年生大学訪問
12月期末試験・終業式(12月1日は開校記念日)
2月三送会(3年生を送る会)
3月卒業式・球技大会

進路の傾向:学校案内の数字と、その読み方

港北高校の学校案内(令和7年度版)には、53期生(令和6年3月卒業)の進路状況が載っています。卒業生数は312名(男138名・女174名)で、約9割が四年制大学・短期大学へ進学しています。入試の中心は一般選抜で、薬学・看護・医療分野への合格が多いこと、体育・芸術分野への進学も見られることが特徴として紹介されています。

区分学校案内の記載(令和6年3月卒)
国公立大学合計16名(横浜市立大学5名、神奈川保健福祉大学4名、川崎市立看護大学3名、茨城大学・金沢大学・静岡大学・琉球大学が各1名)
私立大学(主な合格者数)神奈川大学79名/日本大学47名/東海大学35名/専修大学34名/東京都市大学30名 ほか
早慶上理・GMARCH学校案内の本文では「合計89名」と記載(一覧の主な大学の合計とは集計の範囲が異なる可能性があります)
指定校推薦創立50年以上の実績があり、約100大学から延べ400名以上、約30の短期大学から延べ100名以上の依頼がある

出典:港北高校「学校案内(令和7年度版)」の進路状況(53期生)。合格者数は「延べ人数」の場合があり、1人が複数の大学に合格している点にご注意ください。最新の進路実績は、学校の説明会や公式サイトでご確認ください。

これらの数字から分かるのは、港北高校では「地元の国公立大学や、神奈川大学・日本大学・東海大学・専修大学など、首都圏の私立大学へ進む生徒が中心で、指定校推薦も多い」ということです。一方で、早慶上理・GMARCHの合格者もいます。進学先は幅広いため、自分の進路の希望に合わせて、入学後の学習計画を立てることが大切です。

令和9年度(2027年度)入試の日程

令和9年度の神奈川県公立高校入試(共通選抜)の日程は、県教育委員会が次のように発表しています。港北高校は特色検査を行わないため、学力検査の日(2月16日)に1日で受検が終わる流れです。

区分日程(令和9年度)
志願(出願)令和9年1月25日〜1月29日(志願情報の入力)。中学校長の承認は1月25日〜2月1日
志願変更2月4日〜2月8日(変更情報の入力)。中学校長の承認は2月4日〜2月9日
学力検査2月16日(火)
特色検査・面接2月16日〜2月18日(特色検査・面接を行う学校のみ。港北高校は特色検査なし)
追検査2月22日(月)
合格発表2月26日(金)

出典:神奈川県教育委員会「令和9年度 神奈川県公立高等学校入学者選抜の日程」(2026年10月確認)。追検査の対象や、定時制・通信制の日程は、県教委のページで確認してください。

募集定員は未確認です
令和9年度の港北高校の募集定員は、県教委の発表と、学校の募集案内で確認してください。この記事では、令和8年度の公表値(募集定員358人)を例として載せています。

共通選抜のしくみ:評定5:学力検査5

神奈川県の公立高校の共通選抜は、調査書(内申)と学力検査などの点数を、学校ごとに決められた比率で合計して、合否を決めます。港北高校の比率と、検査の内容は次のとおりです。

項目港北高校の内容
学力検査英語・国語・数学・理科・社会の5教科(各100点・各50分)
特色検査(面接を含む)実施しない
第1次選考の比率学習の記録(評定)5:学力検査5
傾斜配点(重点化)なし(表に記載なし)

出典:神奈川県教育委員会「令和9年度入学者選抜 選考基準(全日制 普通科)」の一覧表、「選考の見方」。

第1次選考は「募集人員の90%まで」

県教委の資料によると、第1次選考は募集人員の90%までを選考します。第2次選考は、第3学年の「主体的に学習に取り組む態度」の評価がない受検者を対象とする段階とされています。ほとんどの受検生は、第1次選考の点数が合否を左右することになります。

調査書(評定)の使われ方

  • 使う学年:第2学年と第3学年の9教科の評定。第1学年の評定は使いません。
  • 3年生は2倍:「第2学年の評定+第3学年の評定×2」で計算し、135点満点を100点に換算します。
  • 学力検査:5教科の合計(500点満点)を、100点に換算します。

つまり、港北高校の第1次選考の点数は、「評定を100点に換算した点×5」+「学力検査を100点に換算した点×5」で、1,000点満点です。評定と学力検査が同じ重さで、どちらかだけでは合格点に届きにくい形です。内申の計算の細かいルールは神奈川県の内申点の計算方法で解説しています。

点数の計算例(あくまで例です)

項目例の数字計算
2年の評定の合計(9教科)3434
3年の評定の合計(9教科)3636×2=72
評定の合計(135点満点)10634+72=106
評定の換算点(a)約78.5点106÷135×100
5教科の学力検査の合計330点(平均66点)330÷500×100=66.0(b)
第1次選考の点数(1,000点満点)約723点78.5×5+66.0×5=約723

この計算例は、仕組みを理解するための例です。港北高校の合格ラインを示すものではありません。合格に必要な得点は、年度ごとの受検者の得点によって変わります。

この例から、2つのことが分かります。1つ目は、中3の評定を1つ上げると、第1次選考の点数は約7.4点上がり、これは学力検査で1教科を約7点上げる効果とほぼ同じだということです。2つ目は、中2の評定を1つ上げると約3.7点(学力検査で1教科を約3.7点上げる効果)になることです。評定の比重が5割と大きいので、定期テストと提出物にも、しっかり力を入れましょう。

評定と学力検査、どちらも手を抜けない学校です
港北高校は、評定5:学力検査5です。評定が高くても学力検査で点が取れなければ、逆に、学力検査が得意でも評定が低ければ、合格点に届きにくくなります。「評定を落とさない」と「5教科の学力を上げる」を、同時に進めましょう。

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倍率の推移と、近隣校との比較

神奈川県の公立高校は、出願のあとに「志願変更」ができる仕組みです。県教委が最初に発表する志願者数と倍率は、志願締切時(出願が終わった時点)のもので、志願変更のあとに倍率が動くことがあります。この記事の倍率は、すべて志願締切時のものです。

入試年度募集定員志願者数倍率(志願締切時)
令和6年度(2024年)(令和7年度の表の「前年度競争率」欄より)—1.33倍
令和7年度(2025年)359人454人1.26倍
令和8年度(2026年)358人483人1.35倍

出典:神奈川県教育委員会「令和7年度・令和8年度 入学者選抜 志願者数(志願締切時)」別紙(全日制・普通科)。令和6年度の募集定員と志願者数は、この記事では確認していません。県教委のページでご確認ください。

港北高校の倍率は、1.33倍→1.26倍→1.35倍と、1.3倍前後で推移しています。令和8年度は志願者が483人で、令和7年度の454人から29人増えました。募集定員が358人と大きな規模の学校で、倍率が毎年1.3倍前後に落ち着いているのが特徴です。

近隣の県立高校(令和8年度)との比較

学校募集定員志願者数倍率(志願締切時)前年度の倍率第1次選考の比率(評定:学力)
港北358人483人1.35倍1.26倍5:5
新羽398人461人1.16倍1.23倍6:4
城郷238人273人1.15倍1.23倍5:5

出典:神奈川県教育委員会「令和8年度 入学者選抜 志願者数(志願締切時)」別紙、「令和9年度入学者選抜 選考基準(全日制 普通科)」の一覧表。3校とも特色検査は実施しない学校です。

令和8年度は、港北高校の倍率(1.35倍)が、近隣の新羽(1.16倍)・城郷(1.15倍)より高い結果でした。前の年は3校とも1.23〜1.26倍と近かったのですが、令和8年度は港北だけ倍率が上がり、新羽・城郷は下がりました。比率も、新羽は評定6:学力4と評定が重めで、港北・城郷は5:5です。自分の評定と学力のバランスに合わせて、志望校を選ぶ際の参考にしてください。

倍率の比較は、あくまで1年分です
近隣校との倍率の差は、1年ごとに入れ替わることがあります。令和8年度に港北が高かったからといって、令和9年度も同じとは限りません。志願変更の期間(2月4日〜8日)に、最新の志願状況を必ず確認してください。

偏差値の見方と、合格に向けた学習の進め方

港北高校の偏差値は、民間の高校情報サイトのインターエデュでは60(新教育研究協会の模擬試験をもとにした値で、年度の記載なし)と掲載されています。同じページには、合格可能性が80%の偏差値が60、60%が56、40%が52という内訳も出ています。偏差値は、運営している会社や、使っている模試ごとに数字が変わります。ここでは「このくらいの位置にある学校」という目安として見てください。

偏差値を使うときの注意
偏差値は、同じ模試を受けた受験生の中での自分の位置です。志望校の偏差値と自分の偏差値の差を見るときは、必ず「同じ模試・同じ年度・同じ時期」の数字で比べましょう。神奈川県の公立入試では、模試の判定と、自分の評定(2年・3年)の両方で判断します。

時期別の学習プラン(中3)

時期やること
春〜夏(4〜8月)1・2年の復習で穴をなくす。特に英語と数学。中3の1学期の評定(2倍で計算される)を取りに行く
秋(9〜11月)過去問を解き始める。5教科の弱点を洗い出す。2学期の定期テストと提出物で評定を固める
冬(12〜1月)志願先を確定する。1月25日〜29日の志願(出願)に向けて、中学校の先生と面談。直前期は過去問と、間違い直し中心に
直前(2月)2月4日〜8日の志願変更の判断。2月16日の学力検査に向けて、体調管理と苦手の総点検

5教科の対策の考え方

  • 英語:単語・文法の基礎と、長文の読み方。リスニングの練習も毎日少しずつ。
  • 国語:記述問題の書き方と、漢字・文法の取りこぼしをなくす。
  • 数学:計算ミスの見直しと、関数・図形の典型問題の反復。途中式を丁寧に書く。
  • 理科・社会:用語の暗記に加えて、資料・グラフの読み取り。直前に伸びやすい教科なので、秋から計画的に。

中2・中3の評定対策:いまからできること

港北高校の選考では、評定が5割を占め、第2学年と第3学年の評定が使われます。第3学年は2倍で計算されます。中3の方は、すでに決まっている中2の評定を変えることはできませんが、中3の評定は、これから変えられます。中2の方は、いま取っている評定が、そのまま入試の点数に入ることを意識してください。

1

定期テストで、評定が上がる教科を決める
評定が3から4に上がりそうな教科(あと少しの教科)から、重点的に勉強します。点数が足りない教科より、あと一歩の教科のほうが、評定を上げやすいことがあります。
2

提出物と授業態度を整える
提出物の期限、ノートの内容、授業中の発言や取り組みは、評定に反映されやすい部分です。毎週の習慣にしましょう。
3

実技教科もあきらめない
音楽・美術・保健体育・技術家庭の評定も、9教科の合計に入ります。実技の提出物や、実技テストの準備を早めに進めましょう。

評定の細かい計算は神奈川県の内申点の計算方法で、内申の目安ごとの併願パターンは神奈川の内申の目安と公立・私立の併願で整理しています。全国の内申の計算の違いは都道府県別の内申点計算の早見表で確認できます。

併願校の考え方:志願変更と私立の併願

神奈川県の公立高校入試は、第一志望の公立高校に出願したあと、志願変更の期間(令和9年度は2月4日〜8日)に、出願先の高校を変えることができます。また、公立高校の合格発表は2月26日と遅いため、多くの受験生が、私立高校の入試を併願として受けます。

私立高校の併願の考え方は神奈川の私立高校の書類選考と内申基準、私立高校の比較は神奈川の私立高校の比較が参考になります。港北区の私立では、日本大学高等学校・武相高等学校の記事もあります。横浜市北部の県立高校の入試の比べ方は、荏田高校・市ケ尾高校の記事と、横浜市の高校の受験が参考になります。

保護者のかかわり方

神奈川県の公立入試は、中2・中3の2年間の評定が点数になるため、保護者の方の関わり方も「入試直前」ではなく「いま」が大切です。次の3点を意識してみてください。

  • 定期テストの結果を一緒に見る:点数だけでなく、評定がどう決まっているかを、お子さんと一緒に確認しましょう。
  • 提出物のチェックを習慣にする:評定に直結するのは、提出物と授業態度です。週に1回、提出物の状況だけ確認します。
  • 日程を一緒に管理する:1月25日〜29日の志願、2月4日〜8日の志願変更、2月16日の学力検査、2月26日の合格発表を、家族のカレンダーに書いておきましょう。

また、中学校の先生との進路面談では、「志願先の高校の選考基準(評定5:学力5)」と、「お子さんの評定と模試の結果」を一緒に見ながら相談すると、話が具体的になります。

志願から合格発表までの流れ

神奈川県の公立高校入試(共通選抜)の流れを、港北高校を受ける場合にそって整理します。令和9年度の日程は、県教委の発表にもとづきます。

1

志願(1月25日〜29日)
インターネット上で志願情報を入力し、中学校長の承認を受けます(承認は2月1日まで)。志望校は、中学校の先生との面談で確認しておきます。
2

志願変更(2月4日〜8日)
志願締切時の志願状況(倍率)を見て、出願先を変更したい場合は、この期間に変更情報を入力します。中学校長の承認は2月9日までです。
3

学力検査(2月16日)
英語・国語・数学・理科・社会の5教科(各50分)。港北高校は特色検査(面接を含む)を実施しないため、この日で受検が終わります。
4

追検査(2月22日)
病気や事故などで学力検査を受けられなかった人が対象の検査です。対象になるかどうかは、県教委の要項で確認してください。
5

合格発表(2月26日)
合格発表の方法・時間は、県教委と学校の案内にしたがいます。入学手続きの日程も、同じ案内で確認します。

出典:神奈川県教育委員会「令和9年度 神奈川県公立高等学校入学者選抜の日程」。追検査や入学手続きの細かな条件は、必ず最新の県教委の発表で確認してください。

学校説明会・見学で確認したいこと

港北高校のように、特色検査がなく、評定と学力検査で決まる学校では、入試の準備と並行して、「入学後の学校生活が自分に合うか」を確かめることが大切です。学校説明会や見学の機会があれば、次の点を質問してみてください。

  • 探究プログラム「思港Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」で、どんなテーマで、どんな発表・成果物を作るのか。
  • 2年生からの文系・理系の選択は、いつ、どのように決めるのか。選択科目の人気や、時間割の例は。
  • 部活動の加入率(約8割)と、部活動と勉強の両立の仕方(先輩の例)。
  • 指定校推薦の仕組みと、一般選抜に向けた学習の支援(講習・補習・自習室など)。
  • 新校舎・専用の陸上競技場・プロジェクター付きの教室など、施設の使い方。
見学に行く前に
新羽駅や大倉山駅から学校までは、徒歩で16〜18分かかります。実際に歩いてみて、坂道や、朝の通学路の混み具合を確かめておくと、入学後の生活のイメージがつかめます。通学時間が長くなると、勉強や部活動の時間にも影響します。

よくある失敗と、その対策

港北高校のように、評定と学力検査が同じ重さ(5:5)の学校では、次のような失敗が起こりがちです。あらかじめ知っておくだけで、防げるものばかりです。

失敗1:学力検査だけに力を入れて、評定がおろそかになる
評定は全体の5割を占めます。中3の評定は2倍で計算されるため、定期テストと提出物を軽く見ると、学力検査で取り返すのが大変になります。
失敗2:中2の評定は変えられないと、あきらめてしまう
たしかに、中2の評定はもう変えられません。しかし、中3の評定は2倍で計算されます。中3の評定を1つ上げる効果は、中2の約2倍です。あきらめず、中3の評定に集中しましょう。
失敗3:倍率が低い年を見て、油断する
港北高校の倍率は、令和7年度に1.26倍、令和8年度に1.35倍でした。1年で0.09上がっています。志願変更の期間(2月4日〜8日)に、最新の志願状況を必ず確認してください。
失敗4:理科・社会を後回しにした
理科・社会は、英語・数学・国語に比べて、短期間で点数が伸びやすい教科です。後回しにせず、冬の直前期に回せるよう、秋のうちに基礎の暗記を終えておくと、有利になります。

よくある質問

Q. 港北高校の倍率は高いですか?

A. 令和8年度の志願締切時の倍率は1.35倍、令和7年度は1.26倍、令和6年度は1.33倍でした。1.3倍前後で推移している学校です。倍率が低い年でも、合否は得点で決まります。

Q. 港北高校の入試に、面接や特色検査はありますか?

A. 県教委の選考基準の一覧では、港北高校は特色検査を実施しない学校です。学力検査(5教科)の日に1日で受検が終わる流れです。令和9年度の最新の内容は、学校の募集案内で確認してください。

Q. 評定と学力検査の比率はどのくらいですか?

A. 第1次選考の比率は、学習の記録(評定)5:学力検査5で、同じ重さです。

Q. 中1の評定は入試に使われますか?

A. 神奈川県の共通選抜では、第2学年と第3学年の評定が使われます。第3学年は2倍で計算されます。第1学年の評定は、県教委の資料の説明には載っていません。

Q. 港北高校の進学実績はどのくらいですか?

A. 学校案内(令和7年度版)には、53期生(令和6年3月卒)の進路として、約9割が四年制大学・短期大学へ進学したと書かれています。国公立大学は16名、神奈川大学や日本大学などの私立大学への進学者も多く、指定校推薦も多い学校です。最新の進路実績は、学校の説明会や公式サイトで確認してください。

Q. 部活動と勉強は両立できますか?

A. 港北高校は26の部活動と1つの同好会があり、令和5年度の加入率は約8割です。入学後の時間の使い方は、説明会で先輩の話を聞くのがおすすめです。

Q. 令和9年度の募集定員はいつ分かりますか?

A. 県教育委員会の発表と、学校の募集案内で分かります。発表後に、この記事の数字を確認してください。令和8年度は、募集定員が358人でした。

Q. 港北高校の最寄り駅からの通学時間はどのくらいですか?

A. 学校案内では、新羽駅から徒歩16分、大倉山駅から徒歩18分、新横浜駅から徒歩25分と案内されています。バスの利用も可能です。ご自宅からの所要時間は、実際の経路で確認してください。

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1模試の管理と毎回の分析
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2全教科で、穴をなくす
学力検査は国語・数学・英語・理科・社会の5教科です。理科・社会も含めて、穴をなくします。
3内申対策もします
調査書(内申)が選考に使われます。定期テスト対策と提出物の管理で、内申点を上げる対策もします。
4学習計画を立てます
今日から入試日まで逆算して、月ごと・週ごとの計画を一緒に立て、毎週見直します。
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