荏田高校は、横浜市都筑区にある県立の全日制普通科高校です。昭和54年に全日制普通科として開校しました(学校案内による)。
2027年度(令和9年度)の共通選抜は、2月16日(火)に学力検査、2月26日(金)に合格者の発表です。荏田高校は、特色検査(実技検査・自己表現検査・面接)を実施しない学校で、合否は調査書の評定と学力検査で決まります。令和8年度の倍率は1.19倍(昨年度は1.29倍)でした。
🏫 神奈川県立荏田高等学校とはどんな学校?
荏田高校の所在地は、横浜市都筑区荏田南3-9-1です。東急田園都市線の江田駅から徒歩15分です。バスは、江田駅・仲町台駅・センター南駅などから横浜市営バスの301系統・304系統があり、「荏田高校前」で降ります(学校のアクセスページによる)。
各学年10クラスで、全校生徒は約1,200人の大規模な学校です(学校案内による)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 横浜市都筑区荏田南3-9-1(〒224-0007) |
| 行き方 | 東急田園都市線「江田駅」から徒歩15分。バス(横浜市営バス301・304系統)で「荏田高校前」下車 |
| 学科 | 普通科(全日制) |
| 特色検査(令和9年度) | 実施なし(実技検査・自己表現検査・面接のどれもなし) |
| 第1次選考の比率(令和9年度) | 評定 6:学力検査 4 |
| 令和8年度の募集定員・志願者数 | 募集定員398人・志願者数473人 |
| 令和8年度の倍率 | 1.19倍(昨年度 1.29倍) |
※所在地・行き方・学校の紹介は各校の公式サイトと学校案内、特色検査の有無と選考の比率は県の「選考基準について」(募集案内2)、募集定員・志願者数・倍率は県の発表資料によります。この記事の数字は、全日制の普通科のものです。
🔥 倍率のうごき(令和6〜8年度)
荏田高校の倍率は、令和6年度が1.21倍、令和7年度が1.29倍、令和8年度が1.19倍でした。令和8年度は、前の年から0.10ポイント下がりました。志願者数は、515人から473人に、42人減りました。募集定員は、399人から398人に、1人少なくなりました。
| 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度 | |
|---|---|---|---|
| 募集定員 | ― | 399人 | 398人 |
| 志願者数 | ― | 515人 | 473人 |
| 倍率 | 1.21倍 | 1.29倍 | 1.19倍 |
※倍率は、県の発表のとおり「志願変更締切時の志願者数 ÷ 募集定員」です(令和8年度は2月9日、令和7年度は2月7日の数字)。令和6年度の倍率は、令和7年度の県の資料の「前年度競争率」の欄の数字です。

💡 倍率1.19倍は、どう読めばいい?
令和8年度は、県立の全日制普通科(クリエイティブスクールを除く)の全体で、募集定員26,045人に対して志願者数が30,122人、倍率が1.16倍でした(昨年度は1.21倍)。荏田高校の1.19倍は、県の全体(1.16倍)より高い数字です。志願者数は、募集定員を75人上回りました。
荏田高校は、県の選考基準の表で、評定(6)が学力検査(4)より大きい比率です。当日の5教科だけでなく、中2・中3の評定をていねいに積み上げる準備が合っています。
神奈川県には、志願変更の期間(令和9年度は2月4日〜9日)があります。出願のあとで、志望校を変えることができます。そのため、出願直後の数字は、最終の倍率とは変わります。倍率の数字だけで志望校を変えず、中2・中3の評定と、当日の5教科の得点を上げることを考えましょう。
🔎 周辺の県立高校と、倍率をくらべると
| 学校(県立・普通科) | 令和8年度の募集定員 | 令和8年度の倍率 | 令和7年度の倍率 |
|---|---|---|---|
| 荏田高校 | 398人 | 1.19倍 | 1.29倍 |
| 市ケ尾高校 | 398人 | 1.29倍 | 1.40倍 |
| 元石川高校 | 358人 | 1.21倍 | 1.37倍 |
| 港北高校 | 358人 | 1.34倍 | 1.32倍 |
| 新栄高校 | 346人 | 1.04倍 | 1.15倍 |
同じ横浜市北部の県立普通科を見ると、市ケ尾高校が1.29倍、港北高校が1.34倍、元石川高校が1.21倍でした。荏田高校の1.19倍は、この表の中では低めの数字です。港北高校のほかは、令和8年度に倍率が下がっています。倍率は毎年動くので、昨年の数字だけで志望校を決めないようにしましょう。
では、いまの進め方で届きますか?
📝 2027年度(令和9年度)の日程と、合否の決まり方
| 手続き | 日程 |
|---|---|
| 出願(志願情報申請) | 1月25日(月)〜1月29日(金)。中学校長の承認は2月1日(月)まで |
| 志願変更 | 2月4日(木)〜2月9日(火)。志願変更情報の申請は2月8日(月)まで、中学校長の承認は2月9日(火)まで |
| 共通検査(学力検査) | 2月16日(火) |
| 特色検査・面接 | 2月16日(火)〜18日(木)のうち、学校が定める日(荏田高校は実施なし) |
| 追検査 | 2月22日(月)。やむを得ない事情で検査を受けられなかった人が、希望すれば受けられます |
| 合格者の発表 | 2月26日(金) |
| 二次募集 | 検査は3月9日(火)、合格発表は3月12日(金)(県の要綱による。実施は教育長が必要と認める場合) |
※日程は、県の「令和9年度 主な日程等」(令和8年5月1日)と「募集及び選抜要綱」によります。令和9年度の各校の募集定員は、例年10月ごろに県が発表します。発表されたら、県教育委員会のページで確かめてください。
神奈川県の公立(全日制)は、共通選抜で選ばれます。前期・後期のように入試が2回あるわけではなく、学力検査の日は2月16日の1回です。「第1次選考」と「第2次選考」は、入試の回数ではなく、選考の段階の名前です。
学力検査は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科です。各教科100点満点で、検査時間は50分です。全日制では、5教科ともすべての学校が同じ問題で行います(県の募集案内2による)。荏田高校は特色検査がないので、5教科すべてを受けます。
合否を決める「合計数値」のしくみ
県の選考基準では、次の4つの点数を、それぞれ100点満点に換算して使います。荏田高校は特色検査がないので、使うのは下の3つ(a・b・c)です。
| 記号 | 資料 | 中身(100点満点に換算) | 使う選考 |
|---|---|---|---|
| a | 学習の記録(評定) | 中2の9教科の評定の合計 + 中3の9教科の評定の合計×2(135点満点)。中1の評定は使いません | 第1次 |
| b | 学力検査 | 5教科の合計点(500点満点) | 第1次・第2次 |
| c | 主体的に学習に取り組む態度 | 中3の各教科の評価を、A=3点・B=2点・C=1点にして合計(27点満点) | 第2次 |
| d | 特色検査 | 実施する学校だけ(荏田高校は実施なし) | ― |
第1次選考は、募集定員の90%まで、S1=a×6+b×4(1000点満点)の大きい順に決めます。荏田高校では、評定(a)に6、学力検査(b)に4の比率がかかっています。
第2次選考は、S2=b×6+c×4で数値を出します。荏田高校の第2次選考の比率は、学力検査が6、主体的に学習に取り組む態度が4です。第2次選考は、中3の評価(c)を使うので、中3の通知表の「態度」の評価も大切です。
荏田高校は、評定の比率が学力検査より大きい学校です。第1次選考は評定が6、学力検査が4で、第2次選考は学力検査が6、主体的に学習に取り組む態度が4です。さらに、第1次・第2次とも、音楽・美術・保健体育・技術家庭の4教科のうち、点数の高い1教科が2倍にして数えられます(県の選考基準の表による)。中2・中3の通知表が、そのまま合否に響く学校なので、日ごろの定期テストと提出物が大切です。
計算の例です。合格ラインではありません。中2・中3の評定が、9教科すべて4だとします。a=(36+36×2)÷135×100=80.0点です。5教科の学力検査が、各70点で合計350点なら、b=70点です。S1は、80.0×6+70×4=760.0点(1000点満点)になります。合格者の最低の数値は年度と学校で変わるので、この記事では示せません。
この比率だと、点数の「効き目」は次のようになります。中3の評定が1つ上がると、aが約1.5点上がるので、S1は約8.9点上がります。中2の評定が1つ上がると、約4.4点です。学力検査の合計が10点上がると、bが2点上がるので、S1は8.0点上がります。評定は中3の定期テストと提出物で、学力検査の得点は過去問と模試で上げます。この2つを、両方進めましょう。
※重点化の対象になる教科では、効き目が変わります。上の数字は、すべての教科を同じ重さで数えたときの目安です。
🏃 学校の特色(学校案内・学校のページより)
荏田高校は、「知(優れた知性)・徳(豊かな心)・体(逞しい身体)」の調和がとれた、人間性豊かな生徒の育成を目標にしています。開校当初から、体育系の科目を多く選択できる教育課程を組んでいる、と学校案内にあります。
学校のページには、平成5(1993)年に体育コースを設置し、平成29(2017)年度に募集を停止した、と書かれています。体育コースの成果を学校全体の特色として生かし、体育関連の科目(スポーツ科学Ⅰ・Ⅱ、スポーツⅤ)の設置と、運動部活動の活性化を続けている、という紹介です。
📘 授業のしくみ
荏田高校は、3学期制です。1年次は基礎・基本の習得、2年次は必修選択科目を置いた進路や適性を意識した学び、3年次は多彩な自由選択科目による学びの定着、という流れです。
3年生の選択は、必修選択科目が8〜10単位、自由選択科目が0〜4単位です。必修選択は、文系・理系で科目が分かれます。芸術科目は、音楽・美術・書道から1科目を選びます。実力テストは、年3回行われます(学校案内による)。
🎽 部活動・行事と進路
部活動は、運動部16部と文化部12部、合わせて28あります。行事には、体育祭、球技大会、マラソン大会、2年生の研修旅行、文化祭の「青群祭」などがあります(学校案内による)。
進路は、令和5年度の卒業生391名のうち、大学へ進んだ人が314名(80.3%)でした。専修大学・神奈川大学・國學院大學と高大連携を行い、キャンパス訪問などを通して進路を考える機会を設けています。
📚 科目別の勉強の進め方
神奈川県の学力検査は、全校で同じ問題です。5教科は、各100点・50分です。荏田高校は、学力検査の教科ごとの重点化がないので、5教科を同じ重さで準備します。評定の比率が大きいので、5教科の勉強と同時に、実技教科の評定も大切にします。
5教科の1つです。100点満点・50分で、全日制の全校が同じ問題を使います。
▼ 勉強法
漢字と文法の基本を毎日少しずつ。長い文章は、段落ごとに一文でまとめる練習をします。
▼ 使う教材
神奈川県公立高校の過去問集 → 教科書の本文と、漢字の問題集
5教科の1つです。100点満点・50分で、全日制の全校が同じ問題を使います。
▼ 勉強法
計算と小問を、ミスなく取り切ることが先です。図形や関数は、図をかいて途中の問いまで確実に取ります。
▼ 使う教材
神奈川県公立高校の過去問集 → 教科書の章末問題と標準問題集
5教科の1つです。100点満点・50分で、全日制の全校が同じ問題を使います。
▼ 勉強法
聞き取りは毎日10分でも続けます。単語は、意味だけでなく、文の中での形まで覚えます。
▼ 使う教材
神奈川県公立高校の過去問集 → 教科書本文の音読
5教科の1つです。100点満点・50分で、全日制の全校が同じ問題を使います。
▼ 勉強法
用語の暗記に加えて、実験の手順と結果から考える問題に慣れます。計算は単位まで確かめます。
▼ 使う教材
神奈川県公立高校の過去問集 → 教科書の実験・観察のまとめ
5教科の1つです。100点満点・50分で、全日制の全校が同じ問題を使います。
▼ 勉強法
地図・グラフ・年表は、資料から読み取る練習を重ねます。できごとは、理由とセットで覚えます。
▼ 使う教材
神奈川県公立高校の過去問集 → 地図帳と歴史の年表
🤝 公立と、私立の併願
私立高校の入試日程や手続きの期限は、学校ごとにちがいます。公立の合格者の発表は2月26日なので、私立の入学手続きの期限を、先に各校の募集要項で確認しておきましょう。県の募集案内2には、「県内私立高等学校入学者選抜の概要」ものっています。神奈川県の入試のしくみは神奈川県公立高校入試2027の日程と仕組みに、難関校の比較は神奈川の難関公立高校の比較にまとめています。
🗓️ 学年別・合格までのスケジュール
| 時期 | 取り組み |
|---|---|
| 中1 | 神奈川の評定は中2と中3の成績を使います。中1の評定は選考に使いませんが、内容は土台なので、苦手を残さない |
| 中2 | 中2の評定は、aの計算に1倍で入ります(中3は2倍)。定期テストと提出物を、ていねいに積み上げる |
| 中3 春〜夏 | 1学期の定期テストと提出物で評定をとる。中3の評定は2倍で数えられる。夏休みに中1・中2の苦手単元をつぶし、模試で現在地を知る |
| 中3 9〜12月 | 2学期の評定を上げる。荏田高校の比率(評定6:学力検査4)で「あと何点」を計算し、過去問を時間を計って解く。10月ごろ発表の募集定員を確認する。三者面談で、公立と私立の併願を決める |
| 中3 1月 | 1月25日〜29日に出願。私立の入試日程と手続きの期限をカレンダーに書く |
| 中3 2月 | 2月4日〜9日が志願変更、2月16日に学力検査、2月22日に追検査、2月26日に合格者の発表 |
| 中3 3月 | 二次募集が行われる場合は、3月9日に検査、3月12日に合格発表 |
よくいただくご質問
Q. 神奈川県の公立高校に、前期・後期や、Ⅰ期・Ⅱ期はありますか?
A. 令和9年度の全日制は、共通選抜の1回です。学力検査は2月16日、合格者の発表は2月26日です。「第1次選考」「第2次選考」は、日程の区分ではなく、選考の段階の名前です。
Q. 荏田高校に、面接や特色検査はありますか?
A. 県の令和9年度の選考基準の表で、荏田高校の特色検査(実技検査・自己表現検査・面接)は「実施なし」です。選考の資料は、調査書の評定と学力検査です。
Q. 評定と当日の点数は、どちらが大切ですか?
A. 荏田高校の第1次選考は、評定(a)が6、学力検査(b)が4の比率です。どちらも大切です。比率の大きいほうの1点が合計数値に与える影響は大きいですが、両方を上げることが合格に近づく考え方です。
Q. 中1の成績は、入試に使われますか?
A. 使われません。県の説明では、調査書の評定は、中2と中3のものを使います(中3は2倍)。
Q. 志望校を、出願のあとで変えることはできますか?
A. できます。令和9年度の志願変更の期間は、2月4日(木)〜2月9日(火)です(申請は2月8日まで)。変更できる条件は、県の要綱と中学校の先生で確認してください。
Q. 荏田高校の評定の重点化とは、何ですか?
A. 第1次・第2次選考とも、音楽・美術・保健体育・技術家庭の4教科のうち、点数の高い1教科が2倍にして数えられる決まりです(県の選考基準の表による)。
Q. 荏田高校は、評定と学力検査のどちらが大切ですか?
A. 令和9年度の第1次選考は、評定が6、学力検査が4の比率です。評定の比率が大きい学校ですが、学力検査も合計数値の4割を占めるので、どちらも手を抜けません。
※出典:荏田高校の所在地と学校の紹介は、学校の公式サイトと学校案内によります。神奈川県教育委員会「令和9年度神奈川県公立高等学校の入学者の募集及び選抜の主な日程等について」(令和8年5月1日)、「令和9年度神奈川県公立高等学校入学者選抜 募集案内2(基本事項Q&A・選考基準について)」(令和8年7月1日掲載)、「令和9年度 県立高等学校 募集及び選抜要綱」、「令和8年度神奈川県公立高等学校入学者選抜一般募集共通選抜等の志願者数(志願変更締切時)について」(令和8年2月9日発表)、「令和7年度神奈川県公立高等学校入学者選抜一般募集共通選抜等の志願者数(志願変更締切時)について」(令和7年2月7日発表)。最新の情報は神奈川県教育委員会の入学者選抜のページと、各校の公式サイトでご確認ください。
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荏田高校まで、いま何点足りないか
ご存じですか?
模試の結果や学校のテスト答案をお見せいただければ、荏田高校の入試で合格ラインに届くまで何がどれだけ足りないかを、プロ講師が具体的にお伝えします。志望校が決まっている今こそ、そこから逆算した対策がいちばん効きます。
・答案を見て、つまずいている単元まで戻って指摘します
・残り期間から逆算した学習計画をその場でご提案します
・診断だけのご利用でも構いません。


