佐賀県立高校入試2027の日程と仕組み|特別選抜・一般選抜と選考Ⅰ・Ⅱをやさしく解説

本番は3月2日 選考は2段階入試の仕組み・受験情報

最終更新:2026年9月/令和9年度(2027年4月入学)の佐賀県立高校入試についての記事です。最新の情報は佐賀県教育委員会の実施要項で必ずご確認ください。

結論:本番は2027年3月2日・3日。合否は「選考Ⅰ」と「選考Ⅱ」の2段階で決まります

佐賀県立高校の令和9年度入試は、一般選抜の学力検査が2027年3月2日(火)・3日(水)、合格発表が3月10日(水)です。その前に、スポーツや文化芸術などで力のある人向けの特別選抜(2月2日検査)があります。

一般選抜では、受検者全員に面接があります。合格者は、学校ごとに配点がちがう選考Ⅰと選考Ⅱという2つの方法で選ばれます。

また、今の中3が受ける2027年春は、今の制度で行う最後の年です。2028年春からの新しい制度の話と混ぜないように気をつけましょう。

この記事でわかること
  • 令和9年度(2027年)佐賀県立高校入試の日程
  • 特別選抜と一般選抜のちがい
  • 一般選抜の学力検査・面接・調査書のしくみ
  • 選考Ⅰ・選考Ⅱの配点を、佐賀西高校の例で計算
  • 令和9年度の変更点と、令和10年度からの新制度との関係
  • 中3の9月から3月までの月別やることと、保護者のNG

令和9年度(2027年)の入試日程

答えから言うと、一般選抜の学力検査は2027年3月2日(火)・3日(水)です。県の教育委員会が2026年4月28日に日程を公表しています。

佐賀県の県立高校入試は、特別選抜 → 一般選抜 → 再募集の順に進みます。特別選抜は全日制だけで行われます。

選抜内容日にち
特別選抜出願2027年1月26日(火)〜1月27日(水)
特別選抜検査2027年2月2日(火)
特別選抜合格発表2027年2月8日(月)
一般選抜出願2027年2月15日(月)〜2月16日(火)
一般選抜志願変更申出 2月19日(金)〜2月22日(月)/書類の提出 2月24日(水)
一般選抜学力検査・面接2027年3月2日(火)・3日(水)
一般選抜追検査2027年3月8日(月)
一般選抜合格発表2027年3月10日(水)
再募集出願/検査/発表3月11日(木)から出願/3月16日(火)検査/3月17日(水)発表

※出典:佐賀県教育委員会「令和9年度佐賀県立高等学校入学者の選抜実施日程」(公式)。再募集は、定員に空きがある学校だけで行われます。再募集の出願期間の終わりは、実施要項でご確認ください。

追検査とは

本検査を受けられなかった人のための検査です(対象となる事情は実施要項でご確認ください)。令和9年度は3月8日(月)に行われます。申し込みの方法や時間は、実施要項と中学校の先生に確認してください。

特別選抜のしくみ(スポーツ・文化芸術など)

結論として、特別選抜は部活動や文化芸術などで力のある人向けの、2月の選抜です。すべての学校・学科で行うわけではありません。

学校ごとに「スポーツ推進」「文化芸術推進」などの枠があり、どの種目・分野で募集するかは、県が公表する各校の「評価基準」にのっています。

  • 募集人員:各学科の募集定員の40%をこえない範囲
  • 検査:学力検査・実技検査・実績評価表・面接・調査書などを合わせて評価
  • 学力検査:国語・数学・英語の3教科(配点・時間は公式資料で未確認。志望校の評価基準でご確認ください)
  • 評価の割合:学力検査・実技検査・実績評価表を合わせて、全体の50%以上

※出典:佐賀県教育委員会「令和9年度佐賀県立高等学校入学者選抜実施要項」(公式)。学力検査の3教科は、学習塾の解説と市販の過去問集の収録内容で確認しています。

POINT:特別選抜を受けても、学力検査の準備は同じ

特別選抜にも国語・数学・英語の学力検査があります。そして、特別選抜で合格できなかった場合は、一般選抜で5教科を受けることになります。「特別選抜があるから勉強は後で」ではなく、12月までは一般選抜と同じ勉強を続けるのが安全です。

特別選抜の面接が心配な人は、推薦入試の面接対策の記事も参考にしてください。聞かれやすい質問と答え方の型をまとめています。

一般選抜のしくみ:学力検査・面接・調査書

結論として、一般選抜は5教科の学力検査+全員面接+調査書で合否が決まります。2日に分けて行われます。

学力検査は5教科・各50点

学力検査は、国語・理科・社会・数学・英語の5教科で、1教科50点満点(合計250点)です。1日目の3月2日に国語・理科・英語、2日目の3月3日に社会・数学を行います。検査時間は1教科50分です。

学校によっては、英語と数学の「追加問題」(各15分・各15点)を行うことがあります。どの学校が追加問題を使うかは、実施要項の資料で確認してください。

日にち教科ほかの検査
3月2日(火)国語・理科・英語―
3月3日(水)社会・数学面接(受検者全員)

※出典:佐賀県教育委員会「令和9年度佐賀県立高等学校入学者選抜実施要項」(公式)。追加問題の実施校・時間の細かい割りふりは、要項の付表と志望校の案内でご確認ください。

面接は受検者全員

一般選抜では、受検者全員が面接を受けます。面接は2日目の3月3日です。くわしい方法は志望校の案内で確認しましょう。

面接は配点としては小さい学校もありますが、全員が受けるので、準備をしていないと目立ちます。「志望理由」「中学校でがんばったこと」「高校でやりたいこと」の3つは、30秒で話せるように準備しておきましょう。

調査書(内申書)

調査書には、中1から中3までの9教科の評定(5段階)などが書かれます。県の要項は、調査書の「学習の記録」を十分に尊重するとしています。

調査書を何点に換算するかは、学校ごとに決めて公表しています。つまり、中1・中2の成績も無関係ではありません。中3の2学期の定期テストも、最後まで大切にしましょう。

※出典:佐賀県教育委員会「令和9年度佐賀県立高等学校入学者選抜実施要項」(公式)、進研ゼミ高校入試情報サイト「佐賀県公立高校受験 入試制度」。

保護者の方へ:通学区域は県全域です

佐賀県の県立高校は、通学区域が県全域です。住んでいる市町によって受けられない学校はありません(県外に住んでいる人は、通学できる範囲に限られます)。そのぶん、通学時間や部活動もふくめて、家族で候補を広く比べられます。

選考Ⅰと選考Ⅱのちがいを具体例で見てみよう

選考Ⅰと選考Ⅱは、同じ受検者を、配点のちがう2つの物差しで順位づけするしくみです。一方で合格にならなくても、もう一方で合格になることがあります。

選考Ⅰ選考Ⅱ
選ぶ人数募集定員の10〜50%(学校ごとに決める)残りの人数
学力検査の割合40〜80%(学校・学科ごとに決める)70%程度
特徴学校の特色が出やすい。傾斜配点をする学校も当日の学力検査の比重が大きい

※出典:佐賀県教育委員会「令和9年度佐賀県立高等学校入学者選抜実施要項」(公式)。選考Ⅰ・Ⅱをどの順に行うかなど細かい手順は、要項と志望校の評価基準でご確認ください。

選考Ⅰは「調査書・面接の割合が高い」と説明されることがよくあります。しかし、学力検査の割合は40〜80%の範囲で学校ごとに決めるので、学校によって大きくちがいます。志望校の配点は必ず確かめましょう。

例:佐賀西高校の配点(令和9年度)

県が2026年9月に公表した「評価基準の概要」をもとにした報道では、佐賀西高校(普通科)の配点は次のとおりです。

学力検査調査書・面接合計
選考Ⅰ(募集定員の25%・70人)325点(国・数・英は各75点、社・理は各50点)125点(調査書115点+面接10点)450点
選考Ⅱ(残りの人数)250点100点350点

※出典:リセマム(2026年9月24日)の報道。佐賀県教育委員会「令和9年度評価基準の概要」(公式)にもとづくもの。75点にする教科を「国語・英語」とする別の報道もあるため、傾斜の教科は県の資料で必ずご確認ください。配点は変わることがあるため、必ず県の資料で最新のものをご確認ください。

学力検査の割合を計算すると、選考Ⅰは325÷450で約72%、選考Ⅱは250÷350で約71%です(配点からの計算)。佐賀西は、選考Ⅰでも当日点の比重が大きい学校だとわかります。

計算してみよう:Aさんの場合

Aさんの学力検査の点数(各50点満点)が、国語40点・数学36点・英語42点・社会38点・理科34点だったとします。数字は説明用の例です。

1選考Ⅱの学力検査:そのまま足します。40+36+42+38+34=190点(250点満点)
2選考Ⅰの学力検査:国・数・英は75点満点なので1.5倍にします(配点からの計算)。国語60・数学54・英語63で177点。社会・理科はそのまま72点
3選考Ⅰの合計:177+72=249点(325点満点)
4ここに調査書・面接の点数(選考Ⅰは125点満点、選考Ⅱは100点満点)が加わります
POINT:選考Ⅰでは、国・数・英の1点が1.5点分

佐賀西の選考Ⅰでは、国語・数学・英語で1点上がると、1.5点分になる計算です。社会・理科の1点は1点のままです。国・数・英のどれかが苦手な人は、そこをのばすことが選考Ⅰで特に効きます。一方で選考Ⅱは5教科が同じ重さなので、社会・理科を捨てる作戦はとれません。

得意のタイプ別:どこで点をのばす?

志望校の配点がわかったら、お子さまの得意・不得意にあてはめてみましょう。ここでは、佐賀西の配点を例に考えます。

  • 国・数・英が得意な子:選考Ⅰで有利になりやすいタイプです。得意教科で1問でも多く取れるよう、過去問の後半の問題まで練習しましょう。
  • 社会・理科が得意な子:選考Ⅱでは5教科が同じ重さなので、得意がそのまま生きます。ただし選考Ⅰでは国・数・英の比重が大きいので、この3教科の失点を減らすことが近道です。
  • 通知表の評定が高い子:調査書の配点が大きい学校では、評定の高さが武器になります。志望校の調査書の配点を確かめておきましょう。
  • 本番に強い子:学力検査の割合が大きい学校のほうが力を出しやすいです。模試で時間配分の練習をくり返しましょう。

どのタイプでも、苦手教科を「平均点まで上げる」ことが、総合点をのばしやすい方法です。得意教科をさらに5点上げるより、苦手教科の基本問題で5点取るほうが、取りやすいことが多いからです(目安)。

Q. 選考Ⅰで合格にならなかったら、もう終わりですか?

A. いいえ。選考Ⅰと選考Ⅱは配点のちがう別の方法なので、一方で選ばれなくても、もう一方で選ばれることがあります。どちらを先に行うかなど細かい手順は、要項と志望校の評価基準で確認しましょう。

Q. 何点取れば合格できますか?

A. 合格に必要な点数は、学校や年度、受検者の顔ぶれで変わります。模試の判定は目安にとどめ、自分の弱い教科を1つずつ減らすことに集中しましょう。

Q. 志願変更はどんなときに使いますか?

A. 出願したあとに、志望校を変えたいときに使う期間です。2月19日から22日に申し出て、2月24日に書類を出します。変えるかどうかは、倍率の数字だけでなく、配点とお子さまの得意・不得意、通学のしやすさも合わせて考えましょう。

Q. 志望校の配点はどこで調べられますか?

A. 佐賀県教育委員会が公表する「評価基準の概要」に、学校・学科ごとの募集人員や配点がのっています。令和9年度分は2026年9月9日に公表されています。

令和9年度の変更点と、令和10年度からの新制度

結論として、令和9年度(2027年春)の入試は、これまでと同じしくみで行われます。令和9年度の実施要項で、前の年からの大きな変更は確認できませんでした。

注意:「特別選抜がなくなる」は、2028年春からの話です

佐賀県は、令和10年度(2028年春)入試から新しい制度にすると発表しています。特別選抜をなくし、「前期検査」「後期検査」などに組みかえる内容です。対象は今の中2の学年からです。今の中3(2027年春に受験)は、今の制度で受験する最後の学年です。ネットやうわさで新制度の話を聞いても、あわてないでください。

  • 令和9年度の日程は2026年4月28日、実施要項は9月24日、各校の評価基準の概要は9月9日に、県から公表されています
  • 新制度(令和10年度から)では、前期検査が2月上旬になり、これまでより約1か月早くなります
  • 中2以下のきょうだいがいる家庭は、上の子と下の子で制度がちがうことに注意しましょう

※出典:佐賀県教育委員会「令和9年度佐賀県立高等学校入学者選抜実施要項について」「令和10年度新たな佐賀県立高等学校入学者選抜制度に係るリーフレット」(公式)、リセマム(2025年11月12日)。

中3の9月から3月まで、月別やること

結論は、12月までは「定期テスト」と「5教科の基礎」、1月からは「本番形式」です。佐賀県の一般選抜は3月初めです。1月・2月も使って、苦手教科の穴うめを最後まで続けましょう。

時期やること(具体的に)
9月定期テストの2週間前から、提出物と教科書ワークを3周。模試を1回受け、5教科の苦手単元を3つまで書き出す
10月県立高校の過去問を1年分、1教科50分で解く。県が公表した評価基準の概要で、志望校の選考Ⅰ・Ⅱの配点を確認する
11月2学期の定期テストに全力。平日1日2時間は苦手単元の復習。三者面談の前に、家で志望校の候補を2〜3校にしぼる
12月特別選抜を受けるか決める。過去問を週2年分。冬休みは1日6〜8時間を目安に5教科を毎日まわす。面接の3つの質問の答えを作る
1月特別選抜を受ける人は1月26日〜27日に出願。過去問は2回目。まちがえた問題だけのノートを作る
2月特別選抜の検査は2月2日、発表は2月8日。一般選抜の出願は2月15日〜16日。志願変更は2月19日〜22日に申し出。新しい問題集は増やさない
3月3月2日・3日が本番(2日目は面接も)。前の週から朝型の生活に。合格発表は3月10日

※日程は佐賀県教育委員会「令和9年度佐賀県立高等学校入学者の選抜実施日程」(公式)によります。学習時間は目安です。お子さまの状況に合わせて調整してください。

秋の1週間の時間割(例)

部活動を引退したあとの、10〜11月の一例です。平日は「学校の復習+苦手単元」、土日は「過去問+やり直し」と役割を分けると、迷う時間がなくなります。

曜日内容時間(目安)
月・水・金学校の宿題と復習→数学・英語の苦手単元2〜2.5時間
火・木学校の宿題と復習→国語の読解1題、理科・社会の一問一答2〜2.5時間
土県立高校の過去問1年分(5教科を1教科50分で)5〜6時間
日土曜のやり直し→面接の答えを声に出して練習(10分)4〜5時間

※時間割は一例です。定期テストの2週間前は、平日をテスト勉強に切りかえてください。

保護者の方へ:面接の練習相手になってください

一般選抜は全員面接です。家で「どうしてこの高校なの?」と聞いてあげるだけでも、立派な練習になります。答えの中身を直すより、最後まで自分の言葉で言い切れたかをほめてあげると、本番で落ち着いて話せるようになります。

保護者がやってはいけないNG

佐賀県立高校入試でよくある5つのNG
  • 2028年からの新制度の話を、今の中3にあてはめる。特別選抜がなくなるのは令和10年度(2028年春)からです。2027年春は今の制度のままです。
  • 「選考Ⅰは内申で決まる」と決めつける。選考Ⅰの学力検査の割合は、学校によって40〜80%と大きくちがいます。志望校の配点を必ず見ましょう。
  • 面接を「おまけ」とあつかう。一般選抜は全員面接です。準備をしていない子は、当日あわてて実力を出せません。
  • 「中3の成績だけ大事」と言う。調査書には中1から中3までの評定が書かれます。中1・中2の成績も使われることがあります。
  • 志願変更の期間に、うわさだけで志望校を変えさせる。配点やお子さまの得意・不得意も合わせて、家族で冷静に話し合いましょう。

配点を知ると「どこで点を取るか」が決まります

同じ学校を目指していても、国・数・英が得意な子と、社会・理科が得意な子とでは、選考Ⅰと選考Ⅱのどちらで勝負しやすいかがちがいます。志望校の配点に自分の点数をあてはめると、今どの教科を何点のばせばいいかがはっきりします。

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まとめ

  • 一般選抜の学力検査は2027年3月2日(火)・3日(水)、合格発表は3月10日(水)
  • 特別選抜は2月2日(火)検査。国語・数学・英語の学力検査があり、募集は定員の40%まで
  • 一般選抜は5教科(各50点)+全員面接+調査書。英・数の追加問題を使う学校もある
  • 合否は選考Ⅰ・選考Ⅱの2段階。学力検査の割合は学校ごとにちがうので、評価基準の概要で確認する
  • 令和10年度(2028年春)から新制度。今の中3は今の制度で受ける最後の学年

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