日大二高は推薦と一般どちらで受ける?評定・作文・面接の準備

日大二高の推薦と一般の選び方入試の仕組み・受験情報

日本大学第二高等学校(日大二高)を志望するご家庭から、「推薦と一般、どちらで受けるべきか」というご質問をよくいただきます。

この2つは準備するものが違います。決めるのが遅れると、どちらも中途半端になります。この記事では、判断の順番と、いつまでに何を決めるかを整理します。

先に結論

① 推薦は評定が土台です。使われるのは公立高校に出願する時点の中3の成績です。多くの中学では2学期の成績がこれにあたります。
② 推薦は評定だけでなく、作文・面接・書類を合わせた総合判定です。
③ だから中3の夏までに、どちらで行くかを決める必要があります。

推薦と一般は、準備するものが違う

項目推薦入試一般入試
土台になるもの中学校での評定当日の学力試験
準備すること作文・面接・書類3教科の過去問演習
勝負が決まる時期公立高校の出願時点の成績まで入試当日
秋にやること作文の練習と面接の準備過去問と苦手の穴埋め
いちばん多い失敗

「両方の準備をする」と決めて、どちらも薄くなること。秋以降は時間が限られます。作文と面接に時間を使うか、過去問に使うかは、早めに決めてください。

推薦は「評定+それ以外」で総合判定される

推薦入試は評定だけで決まると思われがちですが、実際には評定を土台に、作文・面接・書類を合わせて総合的に判定されます。検定の資格や中学での活動が評価に加わる方式が採られることもあります。

つまり、評定がぎりぎりでも、それ以外で差を作れる余地があります。逆に、評定が足りていても作文や面接が雑だと安心はできません。

見られるものいつまでに準備するか
中学校での評定公立高校の出願時点の成績まで。それ以降は動かせない
作文秋から。書いて添削を受ける回数が効く
面接12月から。声に出して練習する
書類・活動の記録中1から積み上がるもの。直前には作れない

※選考の方法・配点・加点の扱いは年度によって変わります。募集要項は例年9月中旬ごろに公開されます。必ず学校公式サイトの最新版でご確認ください。

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📌 日大二高の推薦の出願基準(2027年度入試要項)

推薦入試に出願するには、次の4つをすべて満たす必要があります。

項目基準
評定公立高校に出願する時点の中3の成績で、9教科の合計が35以上、かつ5教科の合計が20以上
欠席中3の12月末の時点で10日以内
志望日大二高が第一志望で、合格したら入学を確約できること
在籍東京都・埼玉県・神奈川県・千葉県の国公立中学校を卒業見込み

数字の読み方:9教科35は、平均するとおよそ3.9です。5教科20は平均4.0なので、国語・数学・英語・理科・社会は「4」をそろえるのが目安です。5教科がちょうど20の場合、残りの実技4教科で15(平均3.75)が必要になります。実技教科で落とすと届きにくい基準です。

合否の決まり方

9教科の評定合計に、作文点(最大2点)と下の加点を足して「序列点」をつくります。この序列点と、書類審査・面接の結果をあわせて総合判定します。試験当日は作文(60分・600字程度)と面接です。

加点の対象点数
英検・漢検・数検準2級で1点、2級で2点、準1級で3点(資格ごと)
運動都県大会ベスト8以上、または予選を経た関東大会出場で1点。予選を経た全国大会出場、または関東以上の大会でベスト8以上で2点
文化予選を経た関東以上のコンテスト等への出場・出展で1点。全国への出場・出展、または関東以上での入賞で2点
生徒会選挙で選ばれた副会長で1点、会長で2点

運動・文化・生徒会は、中学3年間で最も実績の高いもの1つだけが加点されます。運動・文化は、推薦入試説明会の専用ブースでの確認が必要です。検定の準2級1つで、評定1つ分の点になる計算です。

出典:日本大学第二高等学校「2027年度 入学試験要項」(2026年9月時点で確認)。基準は毎年見直されます。出願前に必ず学校公式サイトの最新の入試要項をご確認ください。

面接で見られているのは「志望理由の具体性」

面接でうまく話せるかどうかは、話し方の技術ではありません。準備の量です。とくに志望理由は、どれだけ具体的に言えるかで印象が変わります。

評価されにくい答え方

「校風が良いと思ったからです」「自由な雰囲気に惹かれました」。どの学校にも当てはまる言葉は、志望理由として弱く聞こえます。

具体性を出す3つの材料

① 実際に行って見たこと(説明会・文化祭で何を見たか)
② 入学後にやりたいこと(部活・行事・学習で何を)
③ それが自分の経験とどうつながるか(中学で何をしてきたか)

この3つがそろうと、誰の言葉でもない志望理由になります。学校説明会で何を見ておくべきかは学校説明会で見るべきポイントにまとめています。

作文は「型」を持っておく

作文は、その場で考えて書くものではありません。型を持っている人が強い領域です。

使い回せる型

① 問いに対する自分の答えを最初に書く
② そう考える理由を1つ挙げる
③ 自分の経験を具体例として入れる
④ 最後にもう一度、答えを繰り返す

この順番で書けば、何を問われても形になります。大事なのは、この型で実際に何本書いたかです。秋から週1本でも、入試までに15本前後は書けます。

自己添削はできません

作文も面接の答えも、自分では「伝わっているつもり」の部分が見つけられません。必ず他人に読んでもらう、聞いてもらう機会を作ってください。

いつまでに何を決めるか

時期やること
中3の1学期9教科すべてで評定を落とさない。実技教科も手を抜かない
夏休み説明会に行く。推薦か一般かの方向を決める
9月募集要項の公開を確認する。出願条件を自分の数字と照らす
10〜11月推薦なら作文を週1本。一般なら過去問に入る
12月面接の練習を声に出して行う。併願校の日程を確定する
1月出願。推薦が不合格でも一般で受け直せるか確認しておく
9月に募集要項を必ず見る

日大二高の入試要項は例年9月中旬ごろに公開されます。出願条件や選考方法はここで確定します。前年度の情報のまま進めると、条件が変わっていた場合に間に合いません。

併願をどう組むかは日大二高の併願はどう組む?で詳しく解説しています。

よくいただく質問

Q. 評定が基準に少し足りません。推薦は無理ですか?

方式によっては、検定の資格や中学での活動が加点として扱われることがあります。まず募集要項で、何が加点対象になるかを確認してください。足りない分を別の材料で補える可能性があります。

Q. 推薦がだめだった場合、一般で受け直せますか?

受け直せる方式が用意されている年度があります。推薦の結果が出たあと一般に出願できるか、日程が間に合うかを、出願前に必ず確認してください。ここを見落とすと選択肢が消えます。

Q. 面接はどのくらい練習すればよいですか?

回数より「声に出したか」です。頭の中で考えているだけでは本番で言葉が出ません。5回でよいので、人の前で実際に話してください。

Q. 塾では作文や面接を見てもらえますか?

集団授業では時間が取れないことがほとんどです。作文の添削と面接の練習は、個別に見てもらう必要があります。

Q. 日大二高は日大に進む学校ですか?

いいえ。半数以上が他大学へ進学しています。日大への推薦枠を持ちながら、他大学受験もできる位置づけです。詳しくは日本大学第二高等学校に受かるにはをご覧ください。

まとめ

この記事の要点

・推薦と一般では準備するものが違う。秋までにどちらかを決める
・推薦は評定が土台だが、作文・面接・書類を合わせた総合判定
・評定が足りなくても、加点で補える方式がある年度もある
・志望理由は「見たこと」「やりたいこと」「自分の経験」の3点で具体化する
・募集要項は9月中旬ごろ公開。前年度の情報のまま進めない

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