明治大学付属明治高校(明大明治)の推薦入試は、内申の基準が細かく決まっているうえに、推薦でも国語・英語・数学の適性検査があります。「内申が足りていれば受かる」わけではありません。この記事では、2027年度の入学試験要項と、学校が公表している2026年度の入試結果をもとに、推薦と一般のどちらをどう準備するかを整理します。
先に結論です
✓ 学業での推薦は9教科38以上・5教科22以上・9教科に「2」がないことが条件
✓ 中学入学後の欠席日数の合計が15日以内。中1からの積み重ねです
✓ 選考は適性検査(国・英・数 各50点=150点)+面接2回+書類の総合判定
✓ 2026年度の推薦(指定校を除く)は受験90名・合格33名・実質2.73倍、合格最低点は150点中76点
✓ 推薦が不合格でも一般入試を受けられ、合格ボーダーラインで合計点に5点加点されます
📌 明大明治の推薦の出願基準(2027年度)
推薦入試の要項では、出願の型が「A.学業」と「B.課外活動」の2つに分かれています。どちらも中学校長の推薦が必要です。
| 項目 | A.学業 | B.課外活動 |
|---|---|---|
| 9教科の評定合計 | 38以上 | 36以上 |
| 5教科(国社数理英) | 22以上 | 20以上 |
| 9教科の「2」以下 | ないこと | ないこと |
| 活動の条件 | ― | 生徒会長(1期以上)・副会長等(2期以上)、都道府県大会ベスト8以上、都道府県レベル以上のコンクール入賞 など |
評定は中学3年の5段階評定。出典:明治大学付属明治高等学校「2027年度入学試験要項(推薦入試)」。
このほか、共通の条件として明大明治が第一志望で、合格したら入学を確約できること、中学校入学後の欠席日数の合計が15日以内であること、原則として保護者のもとから通学できることが求められます。
ここがポイント
欠席の条件は「中3の欠席」ではなく「中学校入学後の合計」です。中1・中2で休みが多かった場合、中3になってからでは取り戻せません。中1・中2のお子さまをお持ちの方こそ知っておいてください。
🗓 推薦入試の選考方法と日程
| 項目 | 内容(2027年度) |
|---|---|
| 募集人数 | 男子約20名・女子約20名(指定校推薦を含む) |
| 出願 | Web出願と検定料支払いは1月15日。書類は1月15日・18日に本校窓口へ持参(郵送不可) |
| 試験日 | 1月22日 |
| 適性検査 | 国語・英語・数学 各40分・各50点(英語はリスニングを含む) |
| 面接 | 1人10分程度を2回 |
| 合格発表 | 1月23日9:00〜(インターネット) |
| 入学手続 | 1月26日(来校)。合格後の辞退はできません |
合否は「適性検査の合計点及び調査書・校長推薦書・自己PRシートに基づく面接の結果で総合的に判定」と要項にあります。
📊 数字で見る推薦と一般(2026年度の入試結果)
| 推薦(指定校を除く) | 一般 | |
|---|---|---|
| 受験者数 | 90名 | 578名 |
| 合格者数 | 33名 | 276名 |
| 実質倍率 | 2.73倍 | 2.09倍 |
| 満点 | 150点 | 320点 |
| 合格者平均 | 95.15点 | 199.64点 |
| 合格最低点 | 76点 | 171点 |
出典:明治大学付属明治高等学校「2026年度入試結果」(3月14日現在)。男女別では推薦の実質倍率は男子2.38倍・女子3.06倍。
推薦の合格最低点は150点中76点で、ほぼ5割です。一方で合格者の平均は95点を超えています。推薦は「内申がそろった子どうし」の勝負なので、適性検査で基礎を取りこぼさないことが大切です。
推薦で出すか、一般に絞るか、一緒に決めませんか
通知表と模試の結果を見ながら、明大明治の推薦・一般それぞれの見込みと準備の順番をお出しします。初回のご相談・体験授業は無料です。
⚠️ 推薦で見落としやすい3つのこと
1「2」がひとつでもあると出願できない
A・Bどちらの型も9教科に「2」以下がないことが条件です。合計が38あっても、実技教科に「2」があれば出願できません。
2推薦でも学力を見られる
適性検査は各教科40分・50点。出題方針には「一般入試の出題方針と変わりありません」「一般入試より基礎的な出題が多くなる教科もあります」と書かれています。内申だけで合否が決まる推薦ではありません。
3合格したら必ず入学する
推薦の合格者は入学手続とその後の辞退が認められていません。他の学校と迷っている段階で推薦を出すのは避けてください。
📝 一般入試は「英語120点」が特徴
| 教科 | 時間 | 配点 |
|---|---|---|
| 国語 | 50分 | 100点 |
| 英語 | 60分(リスニング約10分を含む) | 120点 |
| 数学 | 50分 | 100点 |
| 合計 | 320点 |
出典:明治大学付属明治高等学校「高校受験 入試情報・出題方針」2027年度。
一般入試は英語の配点がほかの教科より20点多いのが特徴です。学校の出題方針では、英語の出題レベルは英検準2級くらいで、「英語検定の準2級の問題が7割程度できる力」が望ましいとされています。数学は最初の答えだけを書く問題の配点が1問7〜8点と高く、国語は漢字が10問(1問2点)出題されると書かれています。
推薦を受けるメリット:一般で5点加点
推薦が不合格でも、別に一般入試の出願手続きをすれば受験できます。その際、合格ボーダーラインにおいて合計点に5点加点する優遇があります(一般入試の志願者情報入力時に推薦の受験番号を記入)。加点はボーダーライン上での扱いなので、一般の得点力が必要なことに変わりはありません。
🚫 保護者の方へ:やってしまいがちなこと
ここは注意してください
× 中3の2学期の成績だけを見て判断する。欠席日数は中1からの合計です
× 実技教科の評定を軽く見る。「2」がひとつあるだけで出願できません
× 推薦の準備だけに集中させる。推薦の合格発表から一般入試までは3週間ほどしかありません
× 書類を郵送するつもりでいる。推薦の書類は窓口への持参だけです
✅ いまから進める順番
通知表で3つの数字を確認
9教科の合計、5教科の合計、「2」がないか。欠席日数の合計も確認します。
自己PRシートの材料を集める
学業型ならAのシート、課外活動型ならB(生徒会・運動・文化)のシートを使います。
適性検査の基礎固め
40分・50点の短い試験です。計算・文法・漢字などの基礎で落とさない練習をします。
面接の練習
1人10分程度を2回。明大明治を選んだ理由と、入学後にやりたいことを具体的に話せるようにします。
一般入試の英語を並行して伸ばす
英語は120点。英検準2級レベルの問題で7割を安定して取れる力を目指します。
❓ よくある質問
Q.明大明治の推薦は内申いくつから出願できますか?
A.学業型(A)は中3の9教科合計38以上・5教科合計22以上で、9教科に「2」以下がないことが条件です。課外活動型(B)は36以上・20以上に加えて、生徒会や大会・コンクールでの顕著な実績が必要です。
Q.推薦にも学力試験はありますか?
A.あります。国語・英語・数学の適性検査(各40分・各50点)と、1人10分程度の面接が2回あります。
Q.推薦が不合格だと、一般入試で不利になりますか?
A.不利にはなりません。推薦を受験した人は、一般入試の合格ボーダーラインで合計点に5点加点されます。
Q.一般入試の合格最低点はどのくらいですか?
A.2026年度は320点満点中171点、合格者の平均は199.64点でした(学校公表の入試結果)。
明大明治の推薦・一般、どちらも見据えた計画を立てます
適性検査・面接・一般入試の英語まで、お子さまの現状に合わせて準備の順番を一緒に作ります。まずは無料相談でお話をお聞かせください。
出典(2026年9月に確認)
・明治大学付属明治高等学校「入試要項・資料ダウンロード」(2027年度入学試験要項)
・明治大学付属明治高等学校「高校受験 入試データ」(2026年度入試結果)
入試制度・日程・基準は年度ごとに変わります。出願前に必ず学校の最新の募集要項でご確認ください。

