城北高校(東京都板橋区・男子校)は、東京の男子難関私立で今も高校募集を続けている数少ない学校です。推薦と一般の2つの入試がありますが、「併願優遇」はありません。この記事では、城北学園が公表している2027年度 生徒募集要項と2026年度 入試結果をもとに、内申がどう使われるかと、推薦・一般の選び方を整理します。
先に結論です
✓ 推薦の条件は中3(4月〜12月)の5教科で評定20以上、かつ全教科に「1」「2」がないこと
✓ 推薦でも国語・英語・数学の適性検査(各100点)と面接があります。入試相談は実施していません
✓ 2026年度の推薦結果は英国数300点+9教科内申45点=345点満点で公表。合格点は218点
✓ 合格者と受験者の差は、内申は平均1点、数学は平均10点(2026年度)
✓ 一般入試は国英数300点+調査書。要項に「併願優遇は実施しておりません」と明記
📌 城北高校の推薦入試(2027年度)
推薦入試は単願です。募集は約20名(男子)。次の①〜④をすべて満たす人が出願できます。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| ① | 在学する中学校の校長の推薦を受けている |
| ② | 城北が第一志望で、合格したら入学を確約できる |
| ③ | クラブ活動や特別活動などに真面目に取り組んだ |
| ④ | 中3の4月から12月までの5段階評定で、5教科(国・社・数・理・英)が20以上、かつ全教科に「1」「2」がない |
⚠️ 「5教科20」だけでなく「全教科に2がない」
5教科の合計が足りていても、音楽・美術・保健体育・技術家庭のどれかに「2」があると出願できません。実技4教科も最後まで気を抜かないことが大切です。
💡 入試相談はありません
要項に「入試相談は実施しておりません」と書かれています。中学校の先生を通じて事前に合格の見込みを確認する仕組みではなく、当日の試験で決まる推薦です。
推薦入試の試験
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日 | 2027年1月22日(金)8時集合 |
| 適性検査 | 国語・英語・数学(各50分・100点) |
| 面接 | 志願理由書をもとに行う |
| 書類 | 推薦書・志願理由書(学校指定用紙)、調査書(公立高校受験用の用紙)を1月18日必着で簡易書留 |
| 出願 | 1月15日(金)9時〜16日(土)23時(インターネット出願) |
| 合格発表 | 1月23日(土)10時〜24日(日)16時 |
| 入学金 | 300,000円(2027年度予定)。延納はなし |
📊 推薦入試では内申が「45点満点」で加わる(2026年度結果)
城北学園の公式サイトで公表されている2026年度の推薦入試結果は、英語・国語・数学(各100点)と9教科の内申点(45点)を合わせた345点満点の形で示されています。
| 項目 | 受験者平均 | 合格者平均 |
|---|---|---|
| 英語(100点) | 56点 | 63点 |
| 国語(100点) | 56点 | 61点 |
| 数学(100点) | 64点 | 74点 |
| 9教科内申点(45点) | 36点 | 37点 |
| 合計(345点) | 212点 | 236点 |
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 応募者・受験者 | 55人・55人 |
| 合格者 | 23人(実質約2.4倍) |
| 合格点 | 218点 |
| 最高点 | 278点 |
合格者と受験者の平均の差は、内申点では1点しかありません。一方で数学は10点、英語は7点、国語は5点の差があります。
ここからはエスペランサの見方(推測を含みます)
推薦に出願できる人は、もともと内申がある程度そろっています。そのため内申では差がつきにくく、合否を分けるのは当日の適性検査、特に数学だと読めます。推薦を考えている人も、秋からは一般入試と同じつもりで数学の演習量を確保するのがおすすめです。
推薦で出すか、一般で受けるか、一緒に決めませんか
通知表と模試・過去問の点数を見ながら、城北の推薦と一般それぞれの見込みと、数学・英語の伸ばし方をお出しします。初回のご相談・体験授業は無料です。
📝 一般入試(2027年度)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日 | 2027年2月11日(木)8時40分集合 |
| 募集 | 約60名(男子) |
| 選抜 | 学力試験(国語・英語・数学 各60分・100点)と調査書 |
| 出願 | 1月25日(月)9時〜2月7日(日)23時(インターネット出願) |
| 受験料 | 25,000円 |
| 合格発表 | 2月12日(金)10時〜15日(月)16時 |
| 入学金 | 300,000円(2027年度予定) |
2026年度の一般入試結果
| 項目 | 受験者平均 | 合格者平均 |
|---|---|---|
| 英語(100点) | 54点 | 62点 |
| 国語(100点) | 55点 | 60点 |
| 数学(100点) | 57点 | 68点 |
| 合計(300点) | 167点 | 191点 |
応募者326人・受験者303人・合格者164人(実質約1.8倍)、補欠候補15人。合格点は300点中162点、最高点は248点でした。一般入試でも、合格者と受験者の差が一番大きいのは数学(11点)です。
🤝 併願優遇はない。延納で公立と併願する
要項の出願方法の欄に、「併願優遇は実施しておりません」と書かれています。そのかわり、公立高校と併願する人には延納の仕組みがあります。出願時に出願サイトで延納手続きをしておくことが条件です。
| 併願先 | 入学手続き時の納入金を延納できる期限 |
|---|---|
| 東京都立 | 合格発表日(3/1)の15時まで |
| 埼玉県公立 | 合格発表日(3/5)の15時まで |
| 千葉県公立 | 合格発表日(3/2)の15時まで |
| 神奈川県公立 | 合格発表日(2/26)の15時まで |
| 国立高校 | 合格発表日の翌日15時まで |
一般入試では補欠が発表されます。延納手続きをした人が補欠から繰り上げ合格になった場合も、通常の合格者と同じように延納できます。推薦入試には延納はありません。
✅ 推薦と一般、どちらで受けるかの目安
| こんな人 | 向いている受け方 |
|---|---|
| 5教科20以上・1と2なしで、城北が第一志望 | 推薦(1月に決まる可能性がある) |
| 都立や国立を第一志望にしたい | 一般(延納で併願できる) |
| 実技教科に「2」がある | 一般(推薦は出願できない) |
| 推薦で不合格だった | 一般入試で再挑戦できる(別に出願が必要) |
どちらも国英数の3教科で勝負する入試です。社会・理科が得意でも点数にならないので、3教科の比重を高めた計画が必要です。
出典(2026年9月に確認)
※ 2026年9月27日時点の情報です。「推薦で不合格だった場合に一般入試を受けられる」は、一般入試の出願資格に推薦受験の制限がないことからの読み取りです。条件・日程・金額は年度で変わります。出願前に必ず最新の募集要項をご確認ください。


