最終更新:2026年11月8日|日程・募集人員・科目・配点・時間・手続・学費は、千葉日本大学第一中学・高等学校の公式サイトにある「2027年度 中学校・高等学校 生徒募集要項」(要項PDF)をもとにしています。入試結果は、学校公式の「入学試験情報」のページと、要項PDFに載っている「昨年度入試結果」の表を照合しました。学費は、要項が「昨年度」として載せている額です。二次情報は使っていません。計算した数字には「当サイトの計算」と書いています。
2027年度(2027年4月入学)の中学入試は、自己推薦入試(12月1日)、第1期入試(2027年1月21日)、第2期入試(1月26日)の3回です。募集人員は、自己推薦70名、第1期140名(付属小学校からの推薦を含む)、第2期30名です。
科目は、自己推薦と第1期が国語100点・算数100点・社会80点・理科80点の4科目360点満点、第2期は国語・算数の2科目200点満点です。面接はありません。英検を持っている場合は、4級で3点、3級以上で5点が加点されます。
昨年度(2026年実施)の結果は、学校が3回すべてについて、応募者・受験者・合格者・実質倍率・合格最低点・教科別平均点を公開しています。この記事では、その数字と、手続・学費・学校の教育の特色を整理します。出題の傾向や講評は、公式には公開が見当たらなかったため、書いていません。
- 千葉日本大学第一中学校の基本情報
- 2027年度入試の日程(自己推薦・第1期・第2期)
- 募集人員と出願資格
- 科目・配点・試験時間
- 英検の加点
- 合否判定・合格発表・入学手続
- 繰上げ合格と延納
- 昨年度(2026年実施)の入試結果
- 学費(昨年度の額)
- 学校の教育の特色(入試の背景として)
- 日本大学への進学の仕組みと進路実績
- 対策の進め方(学年別・科目別)
- 市販の過去問と使い方
- 保護者が確認しておきたい点
- よくある質問
千葉日本大学第一中学校は、千葉県船橋市習志野台にある日本大学の付属校で、共学です。同じ学校に高等学校があり、中学・高校あわせて「千葉日」と呼ばれています。2027年度の中学入試では、自己推薦入試が12月1日と早く、第1期・第2期は1月下旬にあるため、「どの入試を軸にするか」を、秋のうちに決めておく必要があります。
この記事では、学校が公開している要項と入試結果をもとに、仕組みを整理します。学校は、出題の傾向や科目別の講評を公開していないため、その部分は書いていません。数字がない部分を、推測や一般論で埋めることは避けました。
千葉日本大学第一中学校の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | 千葉日本大学第一中学校(千葉日本大学第一中学・高等学校) |
| 所在地 | 千葉県船橋市習志野台(要項PDFの表紙の記載) |
| アクセス(学校のQ&A) | JR津田沼駅からバスで15〜20分。新京成電鉄の北習志野駅からバスで10分ほど。東葉高速鉄道の船橋日大前駅から、日本大学理工学部のキャンパスを通って徒歩10分ほど(Q&A 2024年度版の記載) |
| 男女の別 | 共学(学校のQ&Aでは、入学時の男女比は中学で3対2くらいと説明) |
| 敷地・環境 | 約85,000平方メートル(東京ドーム約2個分)。周囲は住宅街で、日本大学理工学部・薬学部などが近い文教地区(Q&A 2024年度版) |
| 学校の教育(中学) | 「三点固定」で学習習慣を確立。朝読書。英語のアウトプット活動。週1回の英会話、スピーチコンテスト、留学生との異文化交流 |
| 高校 | 同じ学校に高等学校がある(高校入試はこの記事では扱わない) |
学校のQ&Aには、週6日授業であること、毎年クラス替えがあること、ランチルーム(食堂)が中学1年生から使えることなども書かれています。ただし、このQ&Aは「2024年度版」と表記されています。2027年度に入学する場合の内容は、学校の説明会などで確認すると確実です。
2027年度入試の日程(自己推薦・第1期・第2期)
日程は、要項PDFの「令和9年度生徒募集要項(抜粋)【中学】」の表にまとまっています。この記事では、すべて西暦に直して書いています。

| 項目 | 自己推薦入試 | 第1期入試 | 第2期入試 |
|---|---|---|---|
| 出願(インターネット) | 2026年11月11日(水)10:00〜11月27日(金)18:00 | 2026年12月4日(金)10:00〜2027年1月19日(火)18:00 | 2026年12月19日(土)10:00〜2027年1月25日(月)12:00 |
| 書類の提出(郵送または窓口) | 入学志願書・英検合格証のコピー(4級以上の取得者のみ)。郵送は11月27日必着、窓口は11月30日(月)15:00まで | 英検合格証のコピー(4級以上の取得者のみ)。郵送は1月19日必着、窓口は1月20日(水)15:00まで | 英検合格証のコピー(4級以上の取得者のみ)。郵送は1月25日必着、窓口は1月25日(月)15:00まで |
| 試験日(会場:本校) | 2026年12月1日(火) 集合8:30 | 2027年1月21日(木) 集合8:30 | 2027年1月26日(火) 集合8:30 |
| 合格発表 | 2026年12月2日(水)10:00 | 2027年1月22日(金)15:00 | 2027年1月27日(水)10:00 |
| 入学手続の期間 | 2026年12月2日(水)10:00〜12月4日(金)15:00 | 2027年1月22日(金)15:00〜1月25日(月)15:00 | 2027年1月27日(水)10:00〜2月5日(金)15:00 |
| 延納 | なし | あり(前納金50,000円。2月6日(土)12:00まで) | なし |
| 入学者登校日 | 2026年12月5日(土) | 2027年2月13日(土) | 2027年2月13日(土) |
窓口での書類の受け付けは、平日9:00〜15:00、土曜日9:00〜12:00で、日曜・祝日と、2026年12月21日(月)〜2027年1月8日(金)は受け付けがありません。第1期・第2期の書類提出は、英検の合格証をもっている人だけが対象です。
要項PDFの中には、郵送の必着日の年が前の年のまま書かれた箇所(「令和7年11月27日」「令和8年1月19日」)が見られます。上の表では、募集要項の抜粋表と日程の並びから、2026年11月27日と2027年1月19日と読んでいます。出願の前に、学校の出願サイトと要項の最新の記載で確認してください。
試験日の特徴(当サイトの整理)
- 自己推薦入試は12月1日で、合格発表は翌日の12月2日、入学手続は12月4日15:00までです。短い日程で、結果から手続までが進みます。
- 自己推薦入試は、本校を第一志望とし、合格した場合は入学することを約束できる者が出願資格です。専願の入試です。
- 第1期の合格発表は1月22日15:00、手続は1月25日15:00までです。第2期の発表は1月27日で、手続は2月5日までと、期間に余裕があります。
- 自己推薦と第1期の両方を受けた受験生を対象に、繰上げ合格の仕組みがあります(後述)。
募集人員と出願資格
| 入試区分 | 募集人員 | 出願資格 |
|---|---|---|
| 自己推薦入試 | 70名 | (1)2027年3月に小学校を卒業見込みの者/(2)本校を第一志望とし、合格した場合は入学することを約束できる者 |
| 第1期入試 | 140名(付属小学校からの推薦を含む) | 2027年3月に小学校を卒業見込みの者 |
| 第2期入試 | 30名 | 2027年3月に小学校を卒業見込みの者 |
3つの入試の募集人員を足すと、70+140+30=240名になります(当サイトの計算)。第1期の募集人員の記載には、注意が必要です。要項PDFの「令和9年度生徒募集要項(抜粋)【中学】」の表には「140名(付属小学校からの推薦を含む)」と書かれています。一方、同じPDFの第1期の個別ページには、「10名(付属小学校からの推薦を含む)」とも書かれています。PDFの画像を目視で確認すると、抜粋の表は「140名」でした。個別ページの「10名」は、桁が欠けた記載の可能性がありますが、学校は理由を説明していません。正式な人数は、学校に確認するのが確実です。
出願は、いずれもインターネットで行います。出願手続と受験料の納入をインターネットで済ませたあと、出願サイトで受験票・写真票・宛名票を印刷します。宛名票は、書類を郵送するときに封筒に貼ります。受験票・写真票に貼る顔写真は、縦4cm・横3cmで、最近3か月以内に撮影したものです。出願サイトからデータで登録することもできます。
受験料
| 入試区分 | 受験料 | 備考 |
|---|---|---|
| 自己推薦入試 | 20,000円 | クレジットカード・コンビニ・ペイジー対応ATMの3つの支払い方法。振込みの手数料は別にかかる |
| 第1期入試 | 20,000円 | 自己推薦入試を受験して不合格になった場合は不要 |
| 第2期入試 | 20,000円 | 出願サイトで支払い方法を選ぶ |
第1期の受験料について、「自己推薦入試を受験して不合格となった場合は不要」と、要項に書かれています。自己推薦を受けて不合格だった受験生は、第1期の受験料が不要になる、という取り扱いです。ただし、第2期の受験料の扱いは、要項に書かれていません。
科目・配点・試験時間

| 科目 | 時間 | 配点 | 自己推薦 | 第1期 | 第2期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 国語 | 8:45〜9:35(50分) | 100点 | ○ | ○ | ○ |
| 算数 | 9:55〜10:45(50分) | 100点 | ○ | ○ | ○ |
| 社会 | 11:05〜11:45(40分) | 80点 | ○ | ○ | なし |
| 理科 | 12:05〜12:45(40分) | 80点 | ○ | ○ | なし |
| 満点 | 360点 | 360点 | 200点 |
試験の時程は、自己推薦入試・第1期入試・第2期入試のいずれも、集合が8:30、国語が8:45から始まります。4科目の試験時間を足すと、50+50+40+40=180分です(当サイトの計算で、休み時間は含みません)。第2期は、国語・算数の2科目だけで、国語の時程は同じです。
満点は、自己推薦と第1期が「国語100点・算数100点・社会80点・理科80点=360点」、第2期が「国語100点・算数100点=200点」と、要項に書かれています。社会と理科の配点が80点で、国語と算数より小さい点が、特徴といえます。ただし、問題の形式(記述か選択か)や、大問の数、難易度は、学校が公開していないため、この記事では触れません。
英検の加点
英検を取得している場合は、4級で3点、3級以上で5点が加点されます。これは、自己推薦入試・第1期入試・第2期入試のすべてで共通です。
| 英検の級 | 加点 |
|---|---|
| 4級 | 3点 |
| 3級以上 | 5点 |
- 加点を受けるには、受験料の納入後に出願サイトから宛名票を印刷し、合格証のコピーを入れた封筒に貼って、郵送または窓口で提出します。
- 宛名票は、振込みの手続きが完了してから印刷できます。
- 自己推薦入試の合否は、「志願書および入学試験(加点を含む)により総合的に判定」すると書かれています。
加点は3点または5点です。360点満点(第2期は200点満点)の中では小さい点数ですが、合格最低点の近くでは、数点が結果を分ける場面もあります。昨年度の合格最低点は、後の結果の節で紹介します。
合否判定・合格発表・入学手続
- 自己推薦入試:入学志願書(保護者の署名・捺印、受験生の自筆による志望理由等)と、入学試験(加点を含む)により、総合的に判定します。
- 第1期・第2期:入学試験(英検の加点を含む)の結果で判定する、と読み取れます。要項には、判定の方法の詳しい説明は書かれていません。
- 面接:3つの入試とも、面接はありません(要項の「面接なし」)。
- 合格発表:インターネット(出願サイトなど)。発表の時刻は、自己推薦が12月2日10:00、第1期が1月22日15:00、第2期が1月27日10:00です。
- 入学手続:学校の「入学金決済サイト」で行います。手続金は300,000円(入学金200,000円と施設費100,000円)で、一度納入した手続金は返還されません。
入学志願書は、出願手続の終了後に、インターネットのサイトからダウンロードして印刷します。保護者の署名・捺印と、受験生の自筆による志望理由等を記入し、受験票と一緒に印刷される宛名票を貼った封筒に入れて、郵送または窓口に持参します。自己推薦入試の準備では、この志望理由の内容を、親子で話し合っておくことが大切になります。
繰上げ合格と延納
繰上げ合格
繰上げ合格は、自己推薦入試と第1期入試の両方を受験した受験生を対象に設けられています。第1期の合格発表のときに、繰上げ合格の候補者であることが発表されます。繰上げ合格は、手続の状況によって決まります。繰上げの連絡は、電話で、次の日時以降に行われる予定です。繰上げでの合格者がいない場合もある、と要項に書かれています。
| 回 | 連絡の日時(予定) |
|---|---|
| 第1回 | 2027年2月6日(土)15:00以降 |
| 第2回 | 2027年2月10日(水)18:00以降 |
| 第3回 | 2027年2月13日(土)17:00以降 |
延納(第1期のみ)
第1期入試で合格し、延納を希望する場合は、手続の期間(1月22日15:00〜1月25日15:00)の間に、学校の「入学金決済サイト」で前納金50,000円(入学金の一部)を振り込み、延納の手続きをします。入学の意思を決めたら、2月6日(土)12:00までに、入学手続金の残りの250,000円を振り込みます。
期間内に手続が行われない場合や、延納の手続をしていても2月6日12:00までに入学手続が完了しない場合は、入学許可が取り消されます。前納金も、返還されません。自己推薦入試と第2期入試には、延納はありません。
昨年度(2026年実施)の入試結果
入試結果は、学校の「入学試験情報」のページに、「令和8年度中学入試」として載っています。要項PDFの「昨年度入試結果」の表とも照合しました。倍率は、学校が「実質倍率」として載せている数字です(受験者数÷合格者数)。

| 2026年実施 | 自己推薦(2025/12/1) | 第1期(2026/1/21) | 第2期(2026/1/26) |
|---|---|---|---|
| 応募者(男子/女子) | 178名(109/69) | 646名(398/248) | 267名(144/123) |
| 受験者(男子/女子) | 174名(109/65) | 614名(377/237) | 241名(128/113) |
| 合格者(男子/女子) | 83名(56/27) | 343名(223/120) | 109名(54/55) |
| 実質倍率 | 2.10倍 | 1.79倍 | 2.21倍 |
| 合格最低点 | 186点(360点満点) | 186点(360点満点) | 115点(200点満点) |
応募者の合計は、178+646+267=1,091名です(当サイトの計算で、延べの人数)。受験者は174+614+241=1,029名、合格者は83+343+109=535名です(同)。複数の入試に出願する受験生がいるため、実人数ではありません。
教科別の平均点
| 教科(満点) | 自己推薦 | 第1期 | 第2期 |
|---|---|---|---|
| 国語(100点) | 48.4点 | 52.0点 | 57.0点 |
| 算数(100点) | 47.6点 | 52.3点 | 51.4点 |
| 理科(80点) | 31.4点 | 40.7点 | 試験なし |
| 社会(80点) | 52.1点 | 42.1点 | 試験なし |
| 合計 | 180.1点(360点満点) | 187.1点(360点満点) | 108.4点(200点満点) |
学校の表は、列の見出しが「全体」となっています。受験者全体の平均点か、合格者の平均点かは、表に明記されていません。ここでは、学校の表記どおり「教科別平均点(全体)」として載せています。
自己推薦入試の合計点は、4教科の平均点を足すと179.5点になりますが、学校の表には180.1点と書かれています。端数の処理などによる違いと考えられますが、学校は説明していません。表に載っている数字を、そのまま掲載しています。
数字の読み取り方(当サイトの整理)
- 合格最低点は、自己推薦と第1期が186点、第2期が115点でした(学校の公表値)。360点満点に対する割合は、186÷360=約52%です(当サイトの計算)。第2期は200点満点中115点で、約58%です。
- 第1期の合計の平均点は187.1点で、合格最低点(186点)に近い水準でした。ただし、平均点が受験者全体のものか合格者のものかが明記されていないため、この比較は参考にとどめてください。
- 自己推薦の応募者のうち、女子は69名で、男子は109名でした。合格者は男子56名・女子27名です。男女別の倍率は、学校が公表していないため、書いていません。
- 昨年度の第1期の募集人員は、本文の要項では140名の記載です。合格者が343名で、募集人員を大きく超えているのは、合格しても入学しない人(併願)が一定数いることを前提とした運用と考えられます。ただし学校はこの点を説明していないため、これは当サイトの推測です。
第2期の合格最低点は115点(200点満点)です。国語・算数だけの入試です。問題の内容が公開されていないため、具体的な傾向は述べません。
学費(昨年度の額)
学費は、要項PDFの「学費について(昨年度)」に載っている、2026年度の額です。2027年度の額は、学校の案内で確認してください。
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 入学時 | 入学金200,000円/施設費100,000円(1年次分) |
| 授業料 | 月額33,500円 |
| 教育充実費 | 月額7,250円 |
| 施設費 | 2年次100,000円/3年次100,000円(年額) |
| 生徒会費 | 入会金2,000円(初年度のみ)/会費600円(月額) |
| 父母の会費 | 入会金2,000円(初年度のみ)/会費2,200円(月額) |
| 図書費・実験実習費・施設充実費 | 図書費300円/実験実習費1,000円/施設充実費8,000円(いずれも月額) |
| 修学旅行積立金 | 120,000円(2年次、40,000円×3) |
| その他の徴収金 | 問題集や芸術選択等の副教材、ICT機器(iPad)、総合学習の費用など。2026年度は1年間で約250,000円 |
毎月の納入額(授業料・教育充実費・生徒会費・父母の会費・図書費・実験実習費・施設充実費)を足すと、33,500+7,250+600+2,200+300+1,000+8,000=52,850円です(当サイトの計算。入会金・年額の費用・積立金は含みません)。実際の納入の方法や回数は、学校の案内で確認してください。
iPad(セルラーモデル)は、3年間のレンタル契約で、本体の購入費用は必要ありませんが、初期設定費(初年度のみ)や通信費などがかかります。授業で使うアプリの費用もかかる、と要項に書かれています。
学校の教育の特色(入試の背景として)
学校の公式ページには、中学の教育として、いくつかの取り組みが紹介されています。入試の準備とは直接の関係はありませんが、入学後の生活をイメージする材料になります。
- 「三点固定」:起床時間・家庭学習時間・就寝時間の3つを固定して、生活習慣を確立する取り組みです。学校のQ&Aでは、家庭学習の目標が、中学では平日で「一日90分以上」と説明されています(Q&A 2024年度版)。
- 朝読書:朝のホームルームの前、8時20分から40分までの20分間に行います。
- 英語:週1回の英会話、年1回のスピーチコンテスト、6人班に1人つく外国人留学生との異文化交流、中学3年の希望者が参加するシンガポール語学研修(1週間)などがあります。中学の3年間は、オンライン英会話による個人レッスンと、ネイティブによるグループレッスンを、隔週で行うと紹介されています。
- 学習の支援:中学では、放課後に大学生のチューターによる数学のサポーター室が開かれます。授業担当者による補習・補講も、随時行われます(Q&A 2024年度版)。
- 学校行事:中学1年の移動教室、中学2年のスキー教室、中学3年の修学旅行(奈良・京都)、中学3年の希望者の自然体験学習などがあります。
学校のQ&Aでは、「六か年一貫教育」のもとで全員を高校へ進学させたいと考えている一方、高等学校での学習についていくことを目標にした進学基準を設けている、と説明されています。基準の中身は、通常の学習を理解し、提出物を大切にしていれば、問題なくクリアできるものとされています。
日本大学への進学の仕組みと進路実績
日本大学の付属校であることは、この学校を選ぶうえで、大きな要素になります。学校のQ&Aには、次のような説明があります(Q&A 2024年度版)。
- 全国の付属校(26校)が一斉に実施する「基礎学力到達度テスト」を、1年・2年・3年の4月と、3年の9月の4回受け、そのうち2年・3年の4月と3年の9月の3回の点数で、全国の付属生(約1万人)に順位をつけます。この順位の上位の人から、希望する学部・学科を選べます。
- 日本大学以外の大学を目指す生徒のために、「特進クラス」が設けられています。国公立大学や難関私立大学への進学を目標とするクラスです。
2026年3月の大学合格状況は、学校の「進路実績」のページに載っています。国公立大学では、千葉大学5名、茨城大学5名などが挙がっています。日本大学への進学者数(学部別)は、理工学部41名、法学部38名、経済学部32名、文理学部24名などと紹介されています。数字の細かい内訳は、学校のページで確認できます。
進学のしくみは、入学後の学習の進め方にも影響します。基礎学力到達度テストの点数が、日本大学への推薦の順位に関わるため、学校のQ&Aは、毎日の授業をしっかり理解することが大切だと述べています。
対策の進め方(学年別・科目別)
千葉日本大学第一中学校は、出題の傾向や講評を公開していません。そのため、ここでは、公式の情報(科目・配点・時間・日程・昨年度の結果)から、無理なく言える範囲で、準備の進め方を整理します。個別の学習計画は、お子さまの現在の学力や、受験する回によって変わります。
小学4・5年生:土台づくり
- 国語・算数:基礎の計算と漢字の定着を、毎日の学習に組み込みます。3つの入試すべてに国語と算数があり、配点が各100点と、大きいためです。
- 社会・理科:4科の入試(自己推薦・第1期)では、各80点です。小学校の学習内容を、まず一通りおさえます。
- 生活の習慣:学校は、起床・家庭学習・就寝の時間を固定する「三点固定」を教育の柱にしています。入学後に向けて、家庭での学習の習慣をつけておくことは、入試の準備にも役立ちます。
小学6年生・夏から秋:入試の組み立てを決める
- 受ける入試を決める:自己推薦は専願です。第1期・第2期は専願ではありません。自己推薦と第1期の両方を受けると、繰上げ合格の対象になることがあります。
- 過去問に取り組む:声の教育社の過去問題集を使い、4科の制限時間(国語50分・算数50分・社会40分・理科40分)で解きます。
- 志望理由の準備(自己推薦):志願書には、受験生の自筆による志望理由等を書きます。学校の説明会などで感じたことを、自分の言葉で書けるように、親子で話しておきます。
小学6年生・冬(出願〜試験):直前期
- 自己推薦の出願は11月27日(金)18:00が締切、書類は11月27日必着です。日程が早いため、秋のうちに出願の準備を済ませます。
- 第1期は1月19日(火)18:00、第2期は1月25日(月)12:00が出願の締切です。
- 英検を持っている場合は、合格証のコピーを提出します。4級で3点、3級以上で5点の加点です。
- 第2期は国語・算数の2科目です。直前の期間は、国語と算数に時間を集中する形になります。
科目別の考え方
| 科目 | 公式情報から言えること | 準備の例 |
|---|---|---|
| 国語(100点・50分) | 3つの入試すべてで出題。配点は算数と並んで大きい | 漢字・語句の基礎、文章を読んで答える練習を、時間を計って |
| 算数(100点・50分) | 3つの入試すべてで出題。第2期は国語と算数のみ | 計算の正確さ、文章題の読み取り。時間内に解き切る練習 |
| 社会(80点・40分) | 自己推薦・第1期で出題。第2期はなし | 地理・歴史・公民の基礎。40分の時間配分に慣れる |
| 理科(80点・40分) | 自己推薦・第1期で出題。第2期はなし | 4分野の基礎。計算問題と、グラフ・表の読み取り |
どの科目も、問題の形式や出題範囲の詳しい情報が、学校から出ていません。そのため、学校の説明会で配られる資料や、過去問題集の解説を、準備の手がかりにします。
市販の過去問と使い方
市販の過去問題集として、声の教育社から『千葉日本大学第一中学校 2027年度用 スーパー過去問』(定価2,750円・税込)が発行されています。声の教育社の書籍案内ページで、書名と価格、「発売日:発行済」を確認しました。学校の公式サイトでの過去問の公開状況は、確認できませんでした。
過去問の得点は、年度によって、問題の難しさが変わるため、一喜一憂しすぎないことが大切です。得点の動きよりも、「どの種類の問題で点を落としているか」を見ると、次の対策が決まります。
保護者が確認しておきたい点
- 出願の締切:自己推薦は11月27日(金)18:00、第1期は1月19日(火)18:00、第2期は1月25日(月)12:00。書類の郵送の必着日と、窓口の受け付け時間もあわせて確認します。
- 自己推薦は専願:本校を第一志望とし、合格した場合は入学することを約束できる者が出願資格です。
- 第1期の募集人員:要項の抜粋表は「140名」、個別ページの本文は「10名」と書かれています。人数は、学校の最新の案内で確認します。
- 受験料の取り扱い:3回とも20,000円。自己推薦に不合格だった場合、第1期の受験料は不要です。
- 手続金と延納:手続金は300,000円。延納は第1期のみ、前納金50,000円で、2月6日(土)12:00まで。
- 繰上げ合格:自己推薦と第1期の両方を受けた場合が対象。2月6日・10日・13日に電話で連絡。
- 学費:昨年度の額で、授業料は月額33,500円など。入学時に300,000円。副教材・ICT機器などの徴収金は2026年度で年間約250,000円。
- 説明会:学校の「学校説明会・学校見学」のページには、2026年度の中学校説明会が9月12日・10月17日・11月7日と書かれていました。11月8日時点で、これらはすでに終了しています。以降の予定は、学校のトップページの「入試情報」で確認します。
よくある質問
Q.千葉日本大学第一中学校の中学入試は何回ありますか
A.3回です。自己推薦入試(2026年12月1日)、第1期入試(2027年1月21日)、第2期入試(2027年1月26日)です。
Q.募集人員は何名ですか
A.自己推薦70名、第1期140名(付属小学校からの推薦を含む)、第2期30名です。第1期の人数は、要項の個別ページに「10名」とも書かれているため、学校の最新の案内で確認してください。
Q.科目と配点を教えてください
A.自己推薦と第1期は、国語100点・算数100点・社会80点・理科80点の4科目360点満点です。第2期は国語・算数の2科目200点満点です。面接はありません。
Q.英検は入試で使えますか
A.加点があります。4級で3点、3級以上で5点です。合格証のコピーを、郵送または窓口で提出します。
Q.自己推薦入試とは、どんな入試ですか
A.本校を第一志望とし、合格した場合は入学することを約束できる者が出願できる入試で、募集は70名です。入学志願書(保護者の署名・捺印と、受験生の自筆の志望理由等)と入学試験により、総合的に判定されます。
Q.受験料はいくらですか
A.自己推薦・第1期・第2期とも20,000円です。自己推薦入試を受験して不合格になった場合、第1期の受験料は不要です。
Q.昨年度の合格最低点は何点ですか
A.2026年実施の入試で、自己推薦が186点、第1期が186点(いずれも360点満点)、第2期が115点(200点満点)でした。
Q.昨年度の倍率はどれくらいでしたか
A.学校が公表した実質倍率は、自己推薦が2.10倍、第1期が1.79倍、第2期が2.21倍でした。
Q.入学手続の費用と期限を教えてください
A.手続金は300,000円(入学金200,000円と施設費100,000円)です。期限は、自己推薦が12月4日15:00、第1期が1月25日15:00、第2期が2月5日15:00です。
Q.延納はできますか
A.第1期入試のみ可能です。手続の期間内に前納金50,000円を振り込み、2月6日(土)12:00までに残りの250,000円を納めます。自己推薦と第2期には延納がありません。
Q.繰上げ合格はありますか
A.自己推薦と第1期の両方を受験した人を対象に、繰上げ合格があります。2月6日15:00以降、2月10日18:00以降、2月13日17:00以降に、電話で連絡があります。繰上げがない場合もあります。
Q.過去問はどこで手に入りますか
A.書店などで、声の教育社の『千葉日本大学第一中学校 2027年度用 スーパー過去問』(2,750円・税込)が販売されています。学校の公式サイトでの過去問の公開は、確認できませんでした。
お子さまの今の成績と、自己推薦・第1期・第2期のどれを軸にするかをうかがい、国語・算数を中心にした学習計画を一緒に考えます。相談は無料です。


