最終更新:2026年11月8日|入試の数字は、カリタス女子中学校の公式サイトに載っている「2027年度 入試要項」(PDF)、「2026年度 中学校 入試結果」、「2026年度入試問題」「よくある質問」のページをもとにしています。塾のまとめサイトなどの二次情報は使っていません。計算した数字には「当サイトの計算」と書いています。
2027年度の一般入試は、第1回(2月1日午前・4科・約30名)、第2回(2月1日午後・2科・約35名)、第3回(2月2日午後・国語と算数または理科の2科・約30名)、第4回(2月3日午前・4科・約15名)の4回です。このほかに、国語1科の英語資格入試(2月2日午後・若干名)があります。
配点は国語100点・算数100点・社会50点・理科50点です。複数回受験する場合は、科目ごとに受験した回のうち高い得点が、あとの回の判定に使われる「優遇」があります。第1回と第2回の両方に出願すると、受験料は33,000円になります。
2026年度の入試結果は、第1回が出願162名・合格38名、第2回が出願279名・合格115名、第3回が出願291名・合格79名、第4回が出願164名・合格23名です。学校は、倍率や合格最低点を公表していませんが、合格者の平均点は公表しています。2026年度の入試問題と解答例も、公式サイトで公開されています。
- カリタス女子中学校の基本情報
- 2027年度入試の全体像(日程と募集人員)
- 科目・配点・時間(回ごとの違い)
- 複数回受験の優遇措置のしくみ
- 出願のしかた(期間・受験料)
- 英語資格入試とは
- 2026年度の入試結果(出願・受験・合格と平均点)
- 合格者平均点の読み方
- 公式が公開している入試問題
- 合格発表・入学手続
- 学費と、入学時にかかる費用
- 教育内容と学校生活(公式の説明から)
- 対策の進め方(学年別・科目別)
- 過去問の使い方と、併願の組み方
- 保護者が確認しておきたい点
- よくある質問
神奈川県川崎市多摩区の中野島にあるカリタス女子中学校は、女子校の中高一貫校です。入試は2月1日から3日までに4回あり、1日の午前と午後に1回ずつ、2日の午後に1回、3日の午前に1回、という組み立てです。回ごとに受験科目と募集人員が異なり、複数回受験すると得点が有利に扱われる「優遇措置」もあります。仕組みを正しく理解しておくことが、準備の第一歩になります。
この記事では、学校が公表している入試要項(PDF)と入試結果、公開されている入試問題のページ、よくある質問をもとに、2027年度入試の仕組みを順に整理します。入試結果は2026年度(2026年2月入試)のものです。2027年度の結果は、入試が終わるまで出ません。学校が公表していない数字(倍率や合格最低点など)は、書いていません。
カリタス女子中学校の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 学校名 | カリタス女子中学校(カリタス女子中学高等学校) |
| 所在地 | 〒214-0012 神奈川県川崎市多摩区中野島4-6-1 |
| 電話 | 044-911-4656 |
| 男女の別 | 女子校(出願資格は「2027年3月に小学校を卒業見込みの女子」) |
| 外国語教育(公式FAQ) | 英語とフランス語の2つの外国語を学ぶ(英仏複言語教育) |
| 授業の形式(公式FAQ) | 教科センター方式。教科ごとに教室を移動するが、クラス全員が同じ時間割で授業を受ける |
| 定期テスト(公式FAQ) | 年5回 |
公式のよくある質問には、カリタスの特色として、英語とフランス語を同時に学ぶことが挙げられています。同じアルファベットを使っても、英語とフランス語では発音や文法の構造が異なります。それでも、生徒は両方の学習を無理なく両立していると、学校は説明しています。2つの外国語を学ぶことで、英語もフランス語も世界で話されている言葉のひとつにすぎず、背後には異なる文化があるという感覚が身につくとも書かれています。
英語とフランス語の授業は、会話の授業も含めて、すべてクラスを半分に分けるハーフクラスで行われます。中学1年生のフランス語クラスは、既習者(カリタス小学校の出身者)と初習者に分かれます。数学と理科の実験も、中学ではすべてのクラスがハーフクラスです。少人数の授業が多いことは、学校が公表している特徴です。
2027年度入試の全体像(日程と募集人員)
掲載している年度:2027年度入試。出典は学校公式の「2027年度 入試要項」です。出願の資格は、すべての回で「2027年3月に小学校を卒業見込みの女子」です。

| 入試の回 | 試験日 | 募集人員 | 試験科目 | 出願期間 |
|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 2月1日(月)午前 | 約30名 | 4科(国語・算数・社会・理科) | 1月8日(金)9:00〜1月30日(土)15:00 |
| 第2回 | 2月1日(月)午後 | 約35名 | 2科(国語・算数) | 1月8日(金)9:00〜1月30日(土)15:00 |
| 第3回 | 2月2日(火)午後 | 約30名 | 2科(国語と、算数または理科から1科目) | 1月8日(金)9:00〜2月2日(火)12:00 |
| 第4回 | 2月3日(水)午前 | 約15名 | 4科(国語・算数・社会・理科) | 1月8日(金)9:00〜2月3日(水)6:00 |
| 英語資格入試 | 2月2日(火)午後 | 若干名 | 1科(国語) | 1月8日(金)9:00〜2月2日(火)12:00 |
一般入試の募集人員は、第1回から第4回までの合計で、約110名です(約30名+約35名+約30名+約15名。当サイトの計算)。このほかに、英語資格入試が若干名です。人数に「約」がつくのは、学校が人数を厳密には区切らず、目安として示しているためと考えられます。
出願期間は、すべての回で1月8日(金)の9:00に始まります。第1回と第2回の締め切りは1月30日(土)の15:00で、同じです。第3回と英語資格入試は2月2日(火)の12:00まで、第4回は試験当日の2月3日(水)の6:00までです。公式FAQには、第3回入試、第4回入試、帰国生入試は、試験当日も出願を受け付けている、と書かれています。
| 入試の回 | 受付 | 控え室 | 合否照会システムでの発表 |
|---|---|---|---|
| 第1回(2/1午前) | 8:00〜8:20 | 7:30から | 2月1日 21:00予定 |
| 第2回(2/1午後) | 15:00〜15:20 | 12:00から | 2月1日 23:00予定 |
| 第3回(2/2午後) | 15:00〜15:20 | 13:00から | 2月2日 23:00予定 |
| 第4回(2/3午前) | 8:00〜8:20 | 7:30から | 2月3日 18:00予定 |
| 英語資格入試(2/2午後) | 15:00〜15:20 | 13:00から | 2月2日 23:00予定 |
合格発表は、学校の「合否照会システム」で行われます。発表の時刻は「予定」と要項に書かれています。第1回は2月1日の21:00、第2回は同じ日の23:00の予定です。午前と午後の2回を受けた場合、1日の夜に2回分の結果が出ることになります。合格通知書は、合格者に対して、オンラインで2月5日(金)15:00まで交付されます。合否に関する問い合わせには応じない、と要項に書かれています。
お子さまの過去問や模試の答案を見て、合格ラインまであと何点か、どの教科で取りにいくかを整理します。オンラインなので全国どこからでも受けられます。初回体験授業(60分)無料です。
科目・配点・時間(回ごとの違い)

| 科目 | 配点 | 時間 |
|---|---|---|
| 国語 | 100点 | 50分 |
| 算数 | 100点 | 50分 |
| 社会(4科の回のみ) | 50点 | 30分 |
| 理科(4科の回のみ。第3回は選択科目) | 50点(第3回の選択は100点) | 30分(第3回の選択は50分) |
4科の回(第1回・第4回)は、国語100点、算数100点、社会50点、理科50点で、合計300点満点です。4科の合計点で判定する、と要項に書かれています。2科の回(第2回)は、国語100点と算数100点で、合計200点満点です。第3回は、国語100点に加えて、算数100点か理科100点のどちらか1科目を出願時に選び、2科目の合計点で判定します。
| 入試の回 | 国語 | 算数 | 社会 | 理科 | 判定 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1回(4科) | 8:40〜9:30 | 9:50〜10:40 | 11:00〜11:30 | 11:50〜12:20 | 4科目の合計点 |
| 第2回(2科) | 15:40〜16:30 | 16:50〜17:40 | ― | ― | 2科目の合計点 |
| 第3回(2科) | 15:40〜16:30 | 16:50〜17:40(算数または理科) | ― | (選択) | 2科目の合計点 |
| 第4回(4科) | 8:40〜9:30 | 9:50〜10:40 | 11:00〜11:30 | 11:50〜12:20 | 4科目の合計点 |
| 英語資格入試(1科) | 15:40〜16:30 | ― | ― | ― | 国語の得点 |
第1回と第4回は、午前に4科を受けます。国語が8:40から50分、算数が9:50から50分、社会が11:00から30分、理科が11:50から30分で、終了は12:20です。第2回と第3回は午後の試験で、国語が15:40から、算数(または理科)が16:50から、それぞれ50分で、終了は17:40です。科目の間の休み時間は、50分科目のあとが20分、社会のあとが20分です(時刻からの計算)。
第3回の「国語+算数または理科」という形は、出願時に選ぶ方式です。理科を選ぶ人は、算数を受けません。逆に、算数を選ぶ人は、理科を受けません。要項には、算数と理科のどちらを選んでも配点は100点、時間は50分、と書かれています。得意なほうを選べる形ですが、複数回受験の優遇措置と組み合わせるときには、理科の扱いに注意が必要です(次の節で説明します)。
複数回受験の優遇措置のしくみ
カリタス女子の一般入試で、特に確認しておきたいのが「複数回受験者を優遇する」仕組みです。要項には、一般入試を2回以上受験した場合、受験した回の科目ごとの得点を比べて、いちばん高い得点を、あとの回の判定に使う、と書かれています。追加出願の場合にも、この優遇措置が適用されます。
| 入試の回 | 複数回受験した場合の判定(要項の記載) |
|---|---|
| 第1回(4科) | 最初の回なので、この回の得点で判定 |
| 第2回(2科) | 国語・算数それぞれで、第1回と第2回のうち高い得点を判定に使用 |
| 第3回(2科) | 受験した回のそれぞれの科目で、いちばん高い回の得点を判定に使用 |
| 第4回(4科) | 国語・算数・社会・理科それぞれで、受験した回のうち高い得点を判定に使用 |
| 英語資格入試 | 国語の得点がいちばん高い回の得点を判定に使用 |
たとえば、第1回で国語の出来が良く、算数が悪かった人が、第2回で算数を取り返した場合、第2回の判定には「第1回の国語」と「第2回の算数」の高いほうどうしが使われます。1回目の失敗を、2回目で取り返せる仕組みです。ただし、これは要項の文言から読み取った当サイトの理解です。実際にどの科目の得点がどの回に使われるか、細かい取り扱いは、学校の要項と案内で確認してください。
要項には、理科は「判定する受験回の満点にあわせて換算し、判定に使います」とも書かれています。第1回・第4回の理科は50点満点ですが、第3回の理科(選択)は100点満点です。回によって満点が異なるため、換算が行われます。たとえば、第3回の理科の得点を、第4回の判定に使う場合は、50点満点に換算される、という考え方です(当サイトの理解)。
また、一般入試と帰国生入試を組み合わせて優遇措置を受けることはできない、と要項に書かれています。一般入試を複数回受験する人は、優遇措置をどう生かすかを、あらかじめ考えておくことになります。2回以上受けるほど、各科目で高い得点を拾えるため、受験回数が増えるほど、判定が有利に働く可能性があります(当サイトの推測)。ただし、受験料は回数分かかります。
出願のしかた(期間・受験料)
出願は、学校のWebサイトから出願用のサイトにアクセスして行う、インターネット出願です。必要事項を入力し、受験料の支払いが完了すると、受験票の印刷ができます。受験票と受験票(学校控)の両方に、受験者の写真を貼り付けます。受験票は、A4サイズの白色の普通紙に印刷します。写真をアップロードした場合は、貼付が不要です。写真は、3か月以内に撮影した、縦4cm×横3cmの、正面・上半身・脱帽のものです。
受験料
| 出願のしかた | 受験料 |
|---|---|
| 1回の受験 | 22,000円 |
| 一般入試の第1回と第2回の両方に出願 | 33,000円(同時出願でも追加出願でも可。同一のマイページからの出願が必要) |
| その他の組み合わせ | 22,000円×受験回数 |
受験料は、1回につき22,000円です。ただし、一般入試の第1回と第2回の両方に出願した場合は、あわせて33,000円になります。同時に出願しなくても、追加出願でも、この受験料になります。ただし、同じマイページからの出願が必要です(要項の記載)。第1回と第2回の組み合わせは、1日の午前と午後なので、2回分の受験料が11,000円安くなる計算です(22,000円×2=44,000円との差。当サイトの計算)。
支払いは、クレジットカードやコンビニエンスストアなどから選べます。支払いには、手数料がかかります。要項には、いったん納められた受験料は、事情の如何にかかわらず返還しない、と書かれています。また、出願手続の完了(受験番号が発番されたあと)に、出願情報の内容(日程や区分など)を変更することはできないため、正確に入力する必要があります。
追加出願
複数回分を出願する場合や、複数の入試方法に出願する場合は、あとから追加出願をすることもできます。追加出願をするときは、同一のマイページから出願します。第3回と第4回は、締め切りが試験の直前(2月2日12:00、2月3日6:00)にあるため、第1回・第2回の結果を見てから、追加で出願するかどうかを決めることもできます(当サイトの考え方)。
英語資格入試とは
英語資格入試は、2月2日(火)午後に実施される、国語1科目の入試です。募集人員は若干名です。出願資格に、「実用英語技能検定3級以上、または3級相当以上の他の資格やスコア(いずれも4技能を測ったもの)を取得していること」が加わります。英検以外の資格やスコアについては、学校に問い合わせる必要があります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験日 | 2月2日(火)午後 |
| 募集人員 | 若干名 |
| 試験科目・配点 | 国語100点(50分) |
| 試験時間 | 15:40〜16:30 |
| 出願資格 | 英検3級以上、または3級相当以上の他の資格・スコア(4技能を測ったもの)を取得し、2027年3月に小学校卒業見込みの女子 |
| 資格書類の提出 | 2027年1月28日(木)必着。コピー可。簡易書留、レターパックライト、レターパックプラスで郵送。表面または品名に「英語資格入試受験資格書類」と書く |
| 出願期間 | 1月8日(金)9:00〜2月2日(火)12:00 |
| 合格発表 | 2月2日 23:00予定(合否照会システム) |
試験の問題は、第3回入試の国語と同じです(公式の入試問題ページに「英語資格入試も同じ問題です」と書かれています)。提出した書類は返却されず、書類が到着したことの連絡もない、と要項に書かれています。資格書類の提出日が、1月28日(木)必着と、出願締め切りより前に設定されている点に、注意が必要です。
2026年度の英語資格入試は、出願26名、受験20名、合格7名で、合格者の国語の平均点は76.9点でした(学校公表)。英語の資格があれば、国語1科目で受験できる、という選択肢です。他の入試回との併用で、複数回受験の優遇措置も使えます(国語の得点がいちばん高い回の得点が判定に使われます)。
2026年度の入試結果(出願・受験・合格と平均点)
掲載している年度:2026年度入試(2026年2月)。出典は学校公式の「2026年度 中学校 入試結果」です。学校は、募集人員、倍率、合格最低点を、この結果ページに載せていません。実質倍率は、受験者数÷合格者数で、当サイトの計算です。

| 2026年度 | 出願者数 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率(当サイトの計算) |
|---|---|---|---|---|
| 第1回(2月1日午前) | 162名 | 150名 | 38名 | 約3.9倍 |
| 第2回(2月1日午後) | 279名 | 267名 | 115名 | 約2.3倍 |
| 第3回(2月2日) | 291名 | 222名 | 79名 | 約2.8倍 |
| 英語資格入試(2月2日) | 26名 | 20名 | 7名 | 約2.9倍 |
| 第4回(2月3日) | 164名 | 109名 | 23名 | 約4.7倍 |
2026年度は、第2回の出願者が279名、第3回が291名と多く、第1回が162名、第4回が164名でした。出願者数と受験者数の差は、回によって大きく違います。第1回は出願162名に対して受験150名ですが、第4回は出願164名に対して受験109名です。複数回受験の優遇措置があるため、「ほかの回の結果を見て、あとの回は受けない」という人が出る回があると考えられます(当サイトの推測)。
5つの入試の出願者数の合計は922名、受験者数の合計は768名、合格者数の合計は262名です(当サイトの計算)。ただし、のべ人数であり、複数回受験した人は重複して数えられています。実際の受験生の人数ではありません。
実質倍率(受験者数÷合格者数)は、第1回が約3.9倍、第2回が約2.3倍、第3回が約2.8倍、第4回が約4.7倍、英語資格入試が約2.9倍でした(当サイトの計算)。学校は倍率を公表していないため、この数字は、公式の受験者数と合格者数から計算した数字です。募集人員(2027年度は第1回約30名、第2回約35名、第3回約30名、第4回約15名)と、2026年度の合格者数が異なる場合があり、2026年度の募集人員は、結果ページに書かれていません。
合格者平均点の読み方
掲載している年度:2026年度入試。学校は、合格者の平均点を公表しています。第2回から第4回と英語資格入試の平均点は、複数回受験の優遇措置を適用したあとの点数です(学校の注記)。
| 2026年度 合格者の平均点 | 国語(100) | 算数(100) | 社会(50) | 理科(50) |
|---|---|---|---|---|
| 第1回(38名) | 73.4 | 78.5 | 34.6 | 43.9 |
| 第2回(115名) | 68.4 | 82.3 | ― | ― |
| 第4回(23名) | 77.1 | 72.3 | 34.9 | 36.8 |
| 2026年度 合格者の平均点 | 国語(100) | 算数(100) | 理科(100) |
|---|---|---|---|
| 第3回(79名) | 74.6 | 78.9 | 82.7 |
| 英語資格入試(7名) | 76.9(国語のみ) | ― | ― |
第3回の表は、国語・算数・理科の100点満点で示されています。算数と理科は、出願時に選んだ科目の平均点で、「選択の算数・理科は調整前の素点での平均点です」と学校が注記しています。表の見出しの並びから、算数が78.9点、理科が82.7点と読んでいます(当サイトの読み取り)。算数と理科は、選んだ人数が違うため、この2つを直接比べることはできません。
得点率に直してみる(当サイトの計算)
| 2026年度 | 4科の合計平均(得点率) | 2科の合計平均(得点率) |
|---|---|---|
| 第1回(4科・300点) | 230.4点(約76.8%) | ― |
| 第4回(4科・300点) | 221.1点(約73.7%) | ― |
| 第2回(2科・200点) | ― | 150.7点(約75.4%) |
合格者の平均点を、科目ごとに足して、得点率に直してみました(当サイトの計算)。第1回の4科は、73.4+78.5+34.6+43.9=230.4点で、300点満点の約76.8%です。第4回は221.1点で約73.7%、第2回の2科は150.7点で、200点満点の約75.4%です。合格者の平均的な得点率は、おおむね7割半ばから後半になります。
社会と理科は50点満点のため、合計点のなかで占める割合は大きくありません。第1回の合格者平均では、理科が43.9点(得点率約87.8%)、社会が34.6点(約69.2%)でした。国語は73.4点、算数は78.5点で、得点率はそれぞれ約73%、約79%です。理科の得点率が高いことは、数字から分かります。ただし、これは合格者の平均で、合格者のなかの最低の得点は公表されていません。
第2回の算数は、合格者の平均が82.3点で、国語の68.4点より、約14点高くなっています。2科の第2回は、算数での得点が、判定に大きく関わる可能性があります(当サイトの推測)。複数回受験の優遇措置で、第1回の算数の点が使われた人の点数も含まれるため、第2回だけの得点とは言えない点に注意が必要です。
公式が公開している入試問題
カリタス女子中学校は、公式サイトで、2026年度の入試問題を公開しています。問題、解答用紙、解答例の3点が、PDFで見られます。公式ページには、PDFの原寸は、問題がB5、解答用紙がB4、解答例がB5であること、社会の解答用紙だけは特殊なサイズ(25.7cm×41.9cm)であること、著作物を含む問題は、著作権者の承諾を得たあとに掲載することが書かれています。
| 入試の回 | 公開されている科目 |
|---|---|
| 一般入試 第1回 | 国語・算数・社会・理科(問題・解答用紙・解答例) |
| 一般入試 第2回 | 国語・算数(問題・解答用紙・解答例) |
| 一般入試 第3回・英語資格入試 | 国語・算数・理科(国語は英語資格入試も同じ問題) |
| 一般入試 第4回 | 国語・算数・社会・理科(問題・解答用紙・解答例) |
解答用紙が公開されているため、本番と同じ形式で解答を書く練習ができます。社会の解答用紙が特殊なサイズであることも、公式ページに書かれています。サイズが異なると、印刷して使うときの注意が必要になるため、事前に確認しておくとよいでしょう。この記事では、問題の中身そのものは取り上げません。出題の特徴は、公開されている問題で、実際に見て確かめてください。
学校は、出題の傾向や講評を、入試要項や入試結果のページには載せていません。出題の傾向を知るには、公開されている2026年度の問題を解くのが、いちばん確かな方法です。1年分でも、4回分(第1回〜第4回)の問題が、すべて公開されています。1回目から4回目まで、4つの形式(4科・2科・国語+算数または理科・4科)の問題を、実際に解くことができます。
合格発表・入学手続
| 項目 | 内容(2027年度の要項) |
|---|---|
| 合格発表 | 合否照会システム(本校Webサイトからアクセス)。各回の発表日時から2月5日(金)15:00まで |
| 合格通知書 | オンラインで交付。合格発表から2月5日15:00まで |
| 入学時納入金 | 49万円(入学金24万円、施設拡充費25万円) |
| 納入の締め切り | 入学金・施設拡充費とも2月5日(金)15:00 |
| 支払い方法 | コンビニエンスストア、クレジットカード、ペイジー(手数料は別) |
| 入学許可書の交付 | 2月11日(木・祝)9:00〜12:00(本校) |
| 制服採寸 | 2月11日(木・祝)9:00〜13:00(本校) |
| 新入生保護者会 | 3月6日(土)10:00〜12:00(オンライン) |
入学手続は、入学金24万円と施設拡充費25万円の両方を、2月5日(金)15:00までに納めて完了します。指定の日時までに納入されない場合は、辞退とみなされます。入学手続の期間は、延長されません。指定の方法以外での納入は、未納として扱われます。
「入学許可書」の交付には、入学時納入金を納めた合格回の「受験票」が必要です。入学許可書を受け取らなければ、入学許可とはなりません。一般入試で入学する人は、小学校6年生の1学期・2学期(2期制の場合は前期)の通知表のコピーを提出します。帰国生入試で合格した人は、出願時に通知表を提出済みのため、当日は不要です。
入学手続の完了後に、入学辞退届(所定の用紙)を3月31日までに提出した場合は、施設拡充費が返還されます。入学金の返還については、要項には書かれていません。また、英語アドバンストクラスを希望する場合は、プレイスメントテストの受験手続を、期日までに行います。案内は、合否照会システムの中で行われます。
学費と、入学時にかかる費用
2027年度(中学1年時)の学校納付金として、入試要項に書かれた金額です。今後、経済情勢に応じて授業料等の改定が行われた場合は、改定後の金額を適用することがある、と要項に書かれています。
| 項目 | 金額 | 納入の時期 |
|---|---|---|
| 入学金 | 240,000円 | 入学手続時 |
| 施設拡充費 | 250,000円 | 入学手続時 |
| 授業料 | 480,000円/年(月40,000円) | 年6回に分けて |
| 維持費 | 228,000円/年(月19,000円) | 年6回に分けて |
| 中学1年時の学校納付金 合計 | 1,198,000円 | ― |
| そのほかの費用 | 金額 | 内容 |
|---|---|---|
| 預り金(積立金) | 236,000円 | 教材費、校外学習費、タブレット端末購入費(初年度のみ)、授業支援用ソフトウェア費、保守費等。タブレットの購入費は変動することがある |
| 諸会費 | 31,000円 | 後援会費、後援会入会金 |
| 寄付(任意) | 1口5万円、2口以上(計10万円以上) | 入学決定後にお願い |
入学金と施設拡充費は、入学手続のときに、まとめて49万円を納めます。授業料と維持費は、そのあと、年6回に分けて納入します。要項には、上の2つ以外のものは、預り金を含めて、年6回に分けて納入する、と書かれています。授業料と維持費の合計は年708,000円です(当サイトの計算)。月額では、授業料40,000円と維持費19,000円で、59,000円になります。
学校納付金1,198,000円に、預り金236,000円と諸会費31,000円を加えると、1,465,000円になります(当サイトの計算)。ただし、これは学校が示した総額ではなく、要項の金額を足し合わせた当サイトの計算で、制服代、通学費、寄付金などは含まれていません。中学3年次以降に海外研修の費用がかかり、費用は行き先によって異なりますが、おおよそ15万円程度からになると、要項に書かれています。
教育内容と学校生活(公式の説明から)
学校の公式サイトには、「カトリック教育」「英語教育」「フランス語教育」「探究学習」「海外研修」などのページがあります。この記事では、各ページの詳細は取り上げません。入試の準備に関わる範囲で、公式のよくある質問に書かれた、学習面と生活面の説明を整理します。
| 項目 | 公式FAQの説明 |
|---|---|
| 少人数授業(中学) | 英語とフランス語は、会話も含めて、すべてクラスを半分に分けたハーフクラス。数学と理科実験も、すべてクラスがハーフクラス |
| 少人数授業(高校) | 英語とフランス語は、日本人教員・ネイティブ教員の授業ともに少人数制。理数コース・国公立文系コースでは、数学と理科が少人数制 |
| 総合的な学習の時間 | 中学1年生は宗教奉仕活動。中学2・3年生は、ネイティブスピーカーの教員による、英語とフランス語を用いた異文化理解の授業(ハーフクラス)。高校では「カトリック倫理」 |
| 塾について | 6年間のカリキュラムは、生徒の希望進路を実現できるように作られている。授業で課された内容をしっかり消化すれば、希望進路の実現につながる。塾に通う生徒もいるが、学校の授業を中心にした学習で、希望の大学に合格できる |
| 授業についていけない場合 | 定期テストは年5回。成績不振の生徒には、教科担当者が個別に対応。差がつきやすい数学と英語は、週1回の指名補習がある |
| 教科センター方式 | 教科ごとに教室の移動はあるが、クラス全員が同じ時間割で授業を受ける。クラス専用の教室はないが、各クラスの専有スペース「ホームベース(HB)」がある |
| 宗教について | 信仰を強要することはない。キリスト教信者でなくても心配はいらない |
「塾について」の説明は、受験生の家庭にとって、気になる点です。学校は、6年間のカリキュラムを、生徒の希望進路を実現できるように作っていると説明しています。授業で課された内容を消化すれば、希望進路の実現につながると書かれているため、学校の授業を中心にした学習が基本です。ただし、塾に通う生徒もいる、とも書かれており、家庭の方針によって選べることが分かります。
内部進学者と外部進学者の関係については、外部進学者は、ひとつの小学校から多くても2〜3人のため、4月の初めは多少緊張しているが、内部進学者も新しい友達をとても楽しみにしていて、すぐに打ち解ける、と説明されています。最初の1か月くらいは、通学に使用している路線、誕生月、名前順のグループに分けて昼食をとるなど、多くの人と話す機会をもてるように工夫している、とも書かれています。4月下旬の球技大会や、5月下旬の中学1年生オリエンテーションキャンプも、交流の機会です。
保護者との関わりについては、保護者会が前期と後期に1回ずつ、面談が7月にあり、必要に応じて回数が増えることがある、と書かれています。クリスマス会、外国語発表会、合唱コンクールなどの行事は、保護者の見学も受け付けています。防災体制については、校舎の耐震性能が、建築基準法で要求される数値の約1.5倍で、校内に4日分の食料、飲料水、毛布、医薬品などの防災用品を備蓄している、と説明されています。
対策の進め方(学年別・科目別)
この節は、学校の公表資料(要項・入試結果・公開されている入試問題)から読み取れる範囲をもとにした、当サイトの考え方です。出題内容そのものについては、公開されている入試問題をご覧ください。合格を保証するものではありません。
小学5年生まで:国語と算数の土台づくり
4回の一般入試のうち、国語と算数は、第1回から第4回まですべての回で出題されます(第3回は、算数または理科の選択)。英語資格入試も国語です。国語100点・算数100点という配点を考えると、この2科目が判定の土台になります。5年生までは、国語の読解の力と、算数の計算と文章題の基本を、固める時期です。社会と理科は、教科書の範囲を、日々の学習のなかで進めておきます。
小学6年生・夏まで:受験する回の方針を考える
夏までに、4科の基礎を一通り終えておきます。4科の回(第1回・第4回)に出願するなら、社会と理科(各50点)も、必要になります。2科の回(第2回・第3回)だけを受けるなら、国語と算数に時間をかけられます。4科の回と2科の回のどちらを軸にするかは、秋までに、過去問の得点を見て判断します。
小学6年生・秋から冬:入試問題で、回ごとの形式に慣れる
秋は、公式サイトの2026年度の入試問題を、本番と同じ時間割で解く時期です。午前の4科の回は、国語から理科まで、8:40から12:20まで続きます。午後の2科の回は、15:40から17:40です。午後の入試は、試験の開始時刻が遅いため、午前中に別の試験を受けたあと、午後に受験する場合は、体力と集中力の配分も、練習の対象になります。
第1回と第2回に同じ日に出願する場合は、午前に4科(8:40〜12:20)、昼をはさんで午後に2科(15:40〜17:40)という1日になります。控え室は、第2回の受験者のために、12:00から利用できます。この1日を、過去問の練習で一度体験しておくと、本番の見通しが立ちます(当サイトの考え方)。
科目別の考え方
過去問の使い方と、併願の組み方
過去問の使い方
カリタス女子の入試問題は、公式サイトに、2026年度の4回分が公開されています。市販の過去問集として、声の教育社の「カリタス女子中学校 2027年度用 スーパー過去問」(2,420円・税込)が出ています(出版社の公式一覧で確認)。公式サイトの問題と、市販の過去問集を組み合わせれば、年度の数を増やせます。
| 教材 | 出版社 | 価格 |
|---|---|---|
| カリタス女子中学校 2027年度用 スーパー過去問 | 声の教育社 | 2,420円(税込) |
併願の組み方
カリタス女子の入試は、2月1日(午前・午後)、2月2日(午後)、2月3日(午前)で、4回あります。他校の入試日程と重なる場合は、どの回を受けるかを選ぶことになります。第1回と第2回に両方出願すると、受験料が33,000円になる優遇があり、複数回受験者を優遇する得点の仕組みもあります。ただし、受験料は返還されません。
入学手続の締め切りは、すべての回で、2月5日(金)15:00です。第1回の合格発表は2月1日の夜で、締め切りまで4日あります。第4回の合格発表は2月3日の18:00予定で、締め切りまでの時間が短くなります。入学時納入金は49万円で、このうち施設拡充費25万円は、3月31日までに辞退届を出せば返還されますが、入学金24万円の返還は、要項に書かれていません。併願校の合格発表日と、この締め切りを並べて確認してください(当サイトの考え方)。
保護者が確認しておきたい点
- 4回の入試の科目が違う(4科・2科・国語+算数または理科)ことを知らないまま、日程だけで出願する回を決めてしまう
- 複数回受験の優遇措置があることを知らずに、1回しか受けない前提で、準備を進めてしまう
- 入学金24万円と施設拡充費25万円の納入期限(2月5日15:00)と、併願校の合格発表日を確認しない
- 英語資格入試の書類(1月28日必着)の期限を、出願期間の締め切りと同じだと思ってしまう
分からない点は、学校への電話(044-911-4656)で確認できます。障がい等のある志願者のための事前相談は、9月1日から11月30日までの受付です(平日9:00〜16:00)。出願や手続の細かな運用は、学校のホームページの案内が優先されます。試験の実施に関する対応や、追加の連絡が必要になった場合は、本校のWebサイトに掲載される、と要項に書かれています。
よくある質問
Q.募集人員は何名ですか
A.2027年度の一般入試は、第1回が約30名、第2回が約35名、第3回が約30名、第4回が約15名です。英語資格入試は若干名です。
Q.試験日はいつですか
A.第1回が2月1日(月)午前、第2回が2月1日(月)午後、第3回が2月2日(火)午後、第4回が2月3日(水)午前です。英語資格入試は2月2日(火)午後です。
Q.試験科目と配点を教えてください
A.国語100点、算数100点、社会50点、理科50点です。第1回・第4回は4科、第2回は国語と算数の2科、第3回は国語と、算数または理科の2科です。英語資格入試は国語1科です。
Q.複数回受験の優遇措置とは何ですか
A.一般入試を2回以上受験した場合、科目ごとに、受験した回のうち高い得点を、あとの回の判定に使う仕組みです。追加出願でも適用されます。理科は、判定する回の満点にあわせて換算されます。
Q.受験料はいくらですか
A.1回22,000円です。一般入試の第1回と第2回の両方に出願すると、あわせて33,000円です(同一のマイページから出願)。一度納めた受験料は返還されません。
Q.英語資格入試の条件は何ですか
A.英検3級以上、または3級相当以上の他の資格・スコア(4技能を測ったもの)が必要です。書類は2027年1月28日(木)必着で郵送します。試験は国語1科目です。
Q.2026年度の結果を教えてください
A.出願者数は、第1回162名、第2回279名、第3回291名、英語資格入試26名、第4回164名です。合格者数は、第1回38名、第2回115名、第3回79名、英語資格入試7名、第4回23名です。
Q.倍率や合格最低点は分かりますか
A.学校の結果ページには、倍率と合格最低点は載っていません。受験者数と合格者数から計算した実質倍率は、この記事に当サイトの計算として載せています。
Q.過去問は手に入りますか
A.公式サイトで、2026年度の入試問題(問題・解答用紙・解答例)が公開されています。市販の過去問集は、声の教育社「カリタス女子中学校 2027年度用 スーパー過去問」(2,420円・税込)があります。
Q.入学手続はいつまでですか
A.入学金24万円と施設拡充費25万円(合計49万円)を、2月5日(金)15:00までに納めます。納入がない場合は辞退とみなされます。
Q.キリスト教の信者でないと入学できませんか
A.公式FAQには、信仰を強要することはないので、キリスト教信者でなくても心配はいらない、と書かれています。


