期末テストの出題予想の立て方|授業・ノート・ワーク・前回の答案から「出るところ」を絞る5つの手がかり【中1〜中3】

期末テストの出題予想の立て方|授業・ノート・ワーク・前回の答案から「出るところ」を絞る5つの手がかり【中1〜中3】2学期中間・期末テスト対策

最終更新:2026年11月 ※定期テストの出題や配点、採点のしかたは、学校と先生によって違います。この記事は、期末テストの出題予想の立て方の一般的な整理です。範囲や配点は、学校の配布資料と前回の答案で確認してください。

期末テストの2週間前になって、テスト範囲表を受け取ったものの、「範囲が広すぎて、どこから手をつければよいのかわからない」「先生が授業で言っていたことが、どこに出るのかわからない」と困った経験はないでしょうか。範囲のすべてを同じ濃さで勉強しようとすると、時間が足りなくなります。反対に、「ここだけ出る」と決めつけて勉強すると、外れたときに大きく点を落とします。

この記事では、出題予想を「当てにいく」ものではなく、「勉強の順番を決めるために、出る可能性が高いところと低いところを分ける作業」として整理します。使う手がかりは、範囲表、授業での先生の言葉、学校のワークや配布プリント、前回の答案、そして評価の観点の5つです。手がかりを集めて、1枚の「出題予想シート」にまとめ、優先度をA・B・Cで分けて勉強時間を配る手順までを、順番に説明します。

結論:出題予想は「当てる」ためでなく、「優先順位をつける」ために立てる

5つの手がかり ①範囲表と単元の目標 ②授業での強調 ③学校ワークと配布プリント ④前回の答案 ⑤評価の観点。この5つを1枚のシートに書き出し、重なったところから優先度Aにします。

1つの手がかりだけで決めないことが大切です。「先生が授業で3回言った」「ワークに載っている」「前回も同じ形で出た」のように、手がかりが2つ、3つ重なるところは、出題される可能性を高く見てよい、というのが当サイトの考え方です(学校や先生によって違うため、断定はできません)。

予想を立てたあとは、優先度Aから先に仕上げ、B、Cの順に進めます。外れても点を落とさないように、Cも「見たことがある」状態までは持っていくのが、安全な進め方です。

この記事でわかること
  • 出題予想とは何をすることか(当てるのではなく、絞る)
  • 手がかり①:範囲表と、単元の目標を読む
  • 手がかり②:授業での先生の言葉と板書
  • 手がかり③:学校ワークと配布プリント
  • 手がかり④:前回までの答案から形式を読む
  • 手がかり⑤:評価の観点から問題の種類を分ける
  • 出題予想シートのつくり方と、優先度A・B・C
  • 教科別の絞り方
  • やってはいけない予想のしかた
  • 学年別の重点と、点数帯別の次の一手

出題予想とは何をすることか(当てるのではなく、絞る)

「出題予想」と聞くと、「テストに出る問題を言い当てること」を想像するかもしれません。しかし、定期テストを作るのは、その学校の先生です。同じ範囲でも、先生が違えば、問題の形も配点も変わります。外から問題そのものを言い当てることは、できないと考えておくほうが安全です。

一方で、定期テストは、でたらめに作られるわけではありません。授業で扱った内容、教科書、学校で配られたワークやプリントなど、生徒が学んだことの中から作られます。ここに、予想を立てる意味があります。「何が出るか」を言い当てるのではなく、「授業や教材の中で、先生が大切に扱っていたところはどこか」を見つけて、勉強の順番をつけるのが、出題予想の目的です。

考え方当てにいく予想絞るための予想(この記事の立場)
目的出る問題を言い当てる勉強の優先順位を決める
外れたとき準備していない範囲で大きく点を落とす優先度の低い範囲も、最低限は見ているので被害が小さい
根拠うわさ、勘、昔の問題授業・教材・前回の答案など、自分の手元にある情報
使う時間予想に時間をかけすぎて、勉強時間が減る1教科15〜20分ほどでシートにまとめて、すぐ勉強に入る(目安。人によって違う)

文部科学省の「教科書制度の概要」では、教科書は、教育課程の構成に応じて組織排列された教科の主たる教材とされています。また、学校教育法第34条により、教科書を使用しなければならないことが定められていて、この規定は中学校にも準用されています。つまり、授業の中心にあるのは教科書です。出題予想も、まず教科書の構成(単元、見出し、太字の用語)を土台にして考えるのが基本です。

出題予想を立てる5つの手がかり
図1:出題予想を立てる5つの手がかり。出典:文部科学省「教科書制度の概要」、通知(30文科初第1845号)をもとに、エスペランサアカデミー作成

手がかり①:範囲表と、単元の目標を読む

最初の手がかりは、学校から配られる範囲表です。範囲表には、教科ごとに、教科書のページ、ワークのページ、提出物の締め切り、持ち物などが書かれています。範囲表の見方は、期末テスト範囲表の見方の記事で詳しく説明していますので、ここでは、出題予想に使うところだけを取り上げます。

範囲表の項目出題予想への使い方
教科書のページ範囲単元の数を数える。ページ数が多い単元は、重要語句や問題が多い可能性がある(ただし、ページ数と配点が比例するとは限らない)
ワークのページ範囲教科書より狭いことがある。ワークの範囲に入っていない教科書の部分は、優先度を下げて考える
提出物の指定(ノート・プリント・レポートなど)提出を求められている教材は、授業で重視されている。提出前に、一度は解き直す
「範囲外」「出題しない」の記載消去できる。勉強時間を、その分、他に回せる
実技・小テストの予告筆記とは別に、準備が必要。日程をカレンダーに書き込む

単元の目標を読むことも、予想の助けになります。教科書の各単元の最初のページや、章の扉には、「この章で学ぶこと」「学習のめあて」が書かれていることが多くあります。ここに書かれていることは、その単元のまとまりで、生徒に身に付けてほしいことを示しています。文部科学省の通知も、観点別学習状況の評価は、毎回の授業ではなく、原則として単元や題材など内容や時間のまとまりごとに、それぞれの実現状況を把握できる段階で行う、と示しています。つまり、評価は「単元のまとまり」を単位に考えられていて、テストの問題も、単元の目標に合わせて作られることが多い、というのが一般的な見方です(先生や学校で違います)。

単元の目標から問題を考える例(例です)
理科の「電流とそのはたらき」の単元で、学習のめあてが「回路に流れる電流や電圧の関係を、実験の結果から説明できる」だったとします。この目標からは、①電流計・電圧計の使い方(知識・技能)、②オームの法則を使った計算(知識・技能)、③グラフから抵抗の大きさを読み取って説明する問題(思考・判断・表現)、の3つの種類の問題が考えられます。実際に出るかどうかは先生によって違いますが、この3種類を用意しておけば、形が変わっても対応しやすくなります。

手がかり②:授業での先生の言葉と板書

2つ目の手がかりは、授業中の先生の言葉です。「ここは大事です」「テストに出します」と、はっきり言う先生もいれば、何度も同じ内容に触れたり、板書で色を変えたりして、重要度を示す先生もいます。授業のときに、気づいた合図を、教科書やノートに印をつけておくと、あとで出題予想シートに写すだけで済みます。

授業での合図印のつけ方の例予想への使い方
「ここは大事」「覚えておいてね」と言われた教科書の該当箇所に星マーク優先度Aの候補。ただし、言葉だけでなく、他の手がかりと重なるか確かめる
板書で色を変えた、囲んだノートに同じ色・同じ囲みで写す先生が整理して見せたところ。用語と理由のセットで覚える
同じ内容を、2回以上説明したノートの端に「2回」「3回」と書く理解が難しいところを、先生が丁寧に扱っているサイン
プリントを配って、授業で解いたプリントに日付と「授業で解いた」と書く形式(記述か選択か)と、問われ方を確認できる貴重な材料
小テスト・確認問題を出した間違えた問題に印をつけて、解き直す小テストの範囲は、期末でも問われる可能性があるので、残しておく
「これは入試でも出る」と言われた教科書にメモを書く定期テストに出るかどうかは別。ただし、基本の重要事項であることが多い

先生の言葉を、どこまで信じてよいのか、という疑問もあるでしょう。当サイトの考え方では、先生の言葉は、強い手がかりの1つですが、それだけで決めないことをすすめています。授業での合図を聞き逃していたり、ノートに残していなかったりすることも多いからです。授業のノートが十分でないときは、友達のノートを見せてもらうよりも、まず教科書とワークの側から手がかりを集めて、授業での合図は「重なったときの補強」として使うのが、無理のない進め方です。

授業態度の評価と、テストの予想は別のものです
先生の言葉を聞き逃さないように、という話と、「授業中の態度が評価される」という話は、別の話です。文部科学省の通知は、評価の課題として、「挙手の回数や毎時間ノートをとっているかなど,性格や行動面の傾向が一時的に表出された場面を捉える評価であるような誤解」が払拭しきれていないことを挙げています。この記事で、授業の言葉やノートを手がかりにするのは、あくまで「テストの準備のため」であって、授業中の態度を点数に結びつけるためではありません。

手がかり③:学校ワークと配布プリント

3つ目の手がかりは、学校のワークと、授業で配られたプリントです。学校ワークは、教科書に合わせて作られた問題集で、範囲表にも、ワークのページが指定されていることが多くあります。授業で解いたプリントや、確認テストも、先生が自分で作ったものなので、先生がどんな形で問いたいかが、はっきり表れます。

学校ワークやプリントの問題が、そのまま、あるいは数字や言葉を変えて出題される場合もあれば、まったく別の問題が出る場合もあります。これは、学校や先生によって違いますので、断定はできません。ここで大切なのは、「ワークに載っている問題が、定期テストにそのまま出るかどうか」ではなく、「ワークの問題の形(選択、記述、計算、作図など)が、テストの形の土台になっているか」を前回の答案と見比べて確かめることです。

ワーク・プリントで見るところ見たあとの判断
章ごとの「基本問題」「標準問題」「発展問題」の区別基本と標準を優先度Aにする。発展は、時間が余ったときに回す
間違えた問題の数同じ単元で3問以上間違えたら、その単元を優先度Aに上げる(目安。人によって違う)
記述問題の有無記述が多い単元は、答え方を声に出して言えるようにしておく
先生が、授業中に触れた問題授業で触れた問題は、印をつけて、解き直しを1回は入れる
ワークに載っていない教科書の内容優先度は下げるが、教科書の太字だけは見ておく

提出物としてワークを出す場合は、提出日までに終わらせることと、テストのために解き直すことは、別の作業として考えます。ワークの回し方は、期末テストのワーク・提出物の仕上げ方の記事で詳しく説明しています。

どこから勉強するか、一緒に整理したいとき

範囲表と前回の答案を見ながら、教科ごとに、優先度A・B・Cの分け方を一緒に整理します。保護者の方だけのご相談もできます。

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手がかり④:前回までの答案から形式を読む

4つ目の手がかりは、前回までの定期テストの答案です。中間テスト、前の学期の期末テスト、小テストの答案は、その先生が、どんな形で問題を出すのかを知る、身近で確かな資料です。内容は変わっても、形式は、同じ先生が作る限り、似ている場合が多いというのが、一般的な傾向です(先生が変わったり、学校が方針を変えたりすると、変わります)。

前回の答案から、出題の形式を読み取る観点
図2:前回の答案から読み取る観点。エスペランサアカデミー作成
答案で見るところ読み取れること予想への使い方
大問の数と、それぞれの配点どの種類の問題に、点が多く配られているか配点が高い種類(例:記述、計算、作図)の練習時間を多くする
選択式・語句の記入・記述の割合暗記の問題と、考えさせる問題の比率記述が多いなら、答え方の練習を入れる
記述問題の字数や、解答欄の大きさどのくらいの量を書くことが期待されているか解答欄の大きさに合わせて、書く練習をする
図・グラフ・資料を使う問題読み取りの問題が、どのくらい出るか教科書の図・グラフを、言葉にして説明する練習をする
間違えた問題の種類自分の弱点が、知識か、考え方か、ケアレスミスか弱点の種類に合わせて、勉強の方法を変える
時間配分(最後まで解き終えたか)時間が足りなかったかどうか時間が足りなかったなら、解き方を速くする練習を入れる

前回の答案が手元にないときは、学校のテスト返却時に、先生にお願いして見せてもらうか、写真を撮っておく習慣をつけると、次のテストで役に立ちます。答案の見直し方は、期末テストが返ってきたらやることの記事で詳しく説明しています。

手がかり⑤:評価の観点から問題の種類を分ける

5つ目の手がかりは、評価の観点です。文部科学省の通知(30文科初第1845号)は、各教科の評価の観点を、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つに整理して示しています。期末テストの筆記は、このうち、主に「知識・技能」と「思考・判断・表現」の一部を確かめる場面と考えられます。

別紙4には、教科ごとの「思考・判断・表現」の趣旨が書かれています。教科によって、どんな力が問われるのかが違います。出題予想のときは、この趣旨を手がかりに、「この教科では、どんな書き方の問題が出る可能性があるか」を考えてみると、準備の方向が見えます。

教科国が示す「思考・判断・表現」の趣旨(別紙4の要約)問題の種類として考えられるもの(当サイトの整理)
国語話すこと・聞くこと、書くこと、読むことの各領域で、伝え合う力を高め、自分の思いや考えを広げたり深めたりしている文章の要旨をまとめる、理由を説明する、自分の考えを書く
社会社会的事象の意味や意義、特色や相互の関連を多面的・多角的に考察し、選択・判断し、説明したり議論したりしている理由・背景・影響を説明する、資料から読み取れることを書く
数学数学を活用して事象を論理的に考察し、数量や図形などの性質を見いだし、数学的な表現を用いて簡潔・明瞭・的確に表現している式や図を使った説明、証明、文章題の立式の理由
理科自然の事物・現象から問題を見いだし、見通しをもって観察、実験などを行い、結果を分析して解釈し、表現している実験の結果の考察、グラフの読み取り、理由の説明
外国語コミュニケーションを行う目的や場面、状況などに応じて、情報や考えなどを理解したり、活用して表現したり伝え合ったりしている英作文、場面に合った応答、本文の内容の理解

この表の右の列は、国が示した趣旨をもとに、当サイトが一般的な形として整理したもので、実際の問題は、学校や先生によって違います。ここで伝えたいのは、同じ範囲でも、「用語を答える問題」と「理由を説明する問題」では、準備のしかたが違う、ということです。範囲表の1つの単元について、「用語」「計算・手順」「理由の説明」「図・資料の読み取り」の4種類のうち、どれが出そうかを、前回の答案と授業のプリントで考えます。

出題予想シートのつくり方と、優先度A・B・C

5つの手がかりを集めたら、1教科につき1枚の「出題予想シート」にまとめます。ノートの1ページか、A4の紙1枚で十分です。縦に単元を並べ、横に手がかりの有無と、問題の種類、優先度を書きます。

単元・範囲①範囲表②授業の強調③ワーク・プリント④前回の形式⑤観点優先度
(例)1次関数の式の求め方○○(2回説明)○(3問間違い)計算・作図知識・技能A
(例)1次関数の利用○—○文章題・説明思考・判断・表現A
(例)グラフの交点○——計算知識・技能B
(例)資料の読み取りコラム———出題なし—C

この表は、書き方の例(例です)で、数値や単元は仮のものです。実際には、教科書の目次の順に単元を並べ、手がかりが当てはまるところに○をつけます。○が3つ以上なら優先度A、1〜2つならB、0ならCとする、というのが、わかりやすい基準です(当サイトの目安で、人によって違います)。

優先度目安勉強のしかた使う時間の割合の目安
A手がかりが3つ以上重なる教科書とワークを2周以上。解き直しと、声に出して説明する練習も入れる全体の半分くらい(目安)
B手がかりが1〜2つワークを1周と、間違いの解き直し全体の3割くらい(目安)
C手がかりがない教科書の太字を見て、「見たことがある」状態にする全体の2割くらい(目安)

時間の割合は、あくまで目安です。得意な単元と苦手な単元でも違いますし、学年や教科でも変わります。大切なのは、「優先度Aだけを勉強して終わりにしない」ことです。Cまで見ておくと、予想が外れたときにも、まったく見たことがない問題には出会いにくくなります。

予想が外れたときの見直しの順番
図3:予想が外れたときの見直しの順番。エスペランサアカデミー作成
優先度を決める例(例です)
数学で、範囲表に5つの単元があり、勉強できる時間が合計10時間だとします。優先度Aが2単元、Bが2単元、Cが1単元なら、Aに5時間(1単元あたり2.5時間)、Bに3時間(1単元あたり1.5時間)、Cに2時間、という配り方が、1つの例です。ただし、Aの単元でも、すでにワークで全問できているなら、時間を減らして、Bに回してもかまいません。あくまで、自分の状態に合わせて動かす目安です。

教科別の絞り方

出題予想の考え方は、教科によって、重点が変わります。ここでは、5教科と実技教科の絞り方を、表にまとめます。教科ごとの詳しい勉強法は、教科別の記事(数学・英語・理科・社会・国語)で説明しています。

教科絞るときに見るところ優先度を上げる目安
国語教科書で扱った文章の題名、漢字・文法のプリント、前回の記述問題の字数授業で読み取りを丁寧に扱った文章、漢字テストの範囲
社会教科書の太字、地図・年表・資料、前回の記述問題授業で資料を使って説明した単元、年表のプリント
数学ワークの標準問題以上、授業で解いた例題、前回の計算・文章題・図形の割合例題と、ワークの間違えた問題
理科実験・観察の結果、グラフ、計算、教科書の太字授業で実験した単元、実験プリントの考察
英語教科書本文、新出単語、文法ポイントのプリント、前回の英作文の形本文の暗唱・和訳を扱った課、文法のまとめプリント
音楽・美術・保健体育・技術家庭授業のプリント、教科書の太字、実技の提出日プリントで先生が色を変えて示した用語、提出物の締め切り

実技教科は、教科書だけでなく、授業中に配られたプリントから出ることが多い教科です(学校によって違います)。先生が、「作品のここを見ます」と言っていたかどうかも、予想の大切な手がかりになります。実技教科の評価については、期末テストの副教科対策の記事も参考にしてください。

やってはいけない予想のしかた

出題予想では、次のようなやり方は、避けたほうがよいと考えています。いずれも、外れたときの被害が大きいものです。

  • 「ここだけ出る」と決めて、他の範囲を見ない。予想が外れたときに、点を大きく落とします。
  • うわさや、他のクラス・他の学年の話だけをもとに予想する。先生や年度で、問題は変わります。
  • 先輩や兄弟姉妹の古い答案だけを頼りにする。同じ先生でも、学習指導要領や教科書が変わると、内容も変わります。
  • 予想シートを作ることに時間をかけすぎる。1教科15〜20分を目安に、早めに勉強に入ります(人によって違います)。
  • 予想を、勉強をしない理由にする。「この単元は出ないから見ない」と決めるのは、手がかりが複数そろって、はっきり範囲外と言えるときだけにします。
過去問そのものについて
学校によっては、過去の定期テストの問題が配られる場合があります。配られる場合は、先生の許可のもとで、形式の確認に使うのが基本です。配られていない学校の過去問を、他の方法で集めることは、すすめません。この記事は、授業・教材・自分の答案という、自分の手元にある情報だけで、予想を立てる方法を整理しています。

学年別の重点と、点数帯別の次の一手

学年によって、出題予想で意識したいことは、少しずつ違います。次の表は、一般的な傾向です。学校ごとの違いのほうが大きい場合もありますので、参考程度にしてください。

学年出題予想で意識したいこと気をつけたいこと
中1教科書の太字と、ワークの基本問題を土台にする。先生の出題の形を知るため、最初のテストの答案は、捨てずに保管しておく「全部大事」に見えて、優先順位が付けにくい。まずは範囲表の○をつけるところから
中2前回の形式を手がかりに、記述や計算の配点を意識する。部活や行事が重なるため、優先度Aを早めに決める範囲が広がるので、Cを切り捨てすぎない
中3定期テストが、内申に関わる最後の学年。観点(知識・技能と思考・判断・表現)の両方で、取りこぼしを減らす入試対策と並行するため、予想に使う時間は短くする

現在の点数帯によって、優先して取り組むことが変わります。次の表は、一般的な目安です。人によって違いますので、前回の答案と通知表の観点別の評価を見ながら、当てはまるところを参考にしてください。

現在の点数帯(目安)優先すること避けたいこと
〜40点台教科書の太字と、ワークの基本問題を、先に仕上げる。優先度Aは、手がかりが重なるところだけに絞る範囲全体を同じ濃さで勉強しようとして、どこも中途半端になる
50〜60点台前回の答案を見て、間違いの種類(知識・考え方・ケアレスミス)を分け、優先度Aを決める間違えた問題を解き直さずに、新しい問題だけを増やす
70〜80点台記述・文章題・資料の読み取りなど、配点が高い種類の練習時間を増やす基本問題だけを繰り返して、応用問題を避ける
90点台細かい取りこぼし(用語の書き間違い、単位、符号)を、予想シートに書き出して確認する難しい問題だけに時間をかけて、基本の見直しを後回しにする

この点数帯は、勉強の方向づけのための一般的な目安で、学校の評価や内申の基準を示すものではありません。評定の出し方や、高校入試で内申をどう使うかは、学校や都道府県で違います。通知表の見方や、お住まいの地域の入試の記事で確認してください。

よくある質問

Q. 出題予想は、当たらないとやる意味がありませんか。
予想を「当てる」ことが目的ではなく、「優先順位をつける」ことが目的です。手がかりが重なるところを先に仕上げ、他の範囲も最低限は見ておけば、予想が外れても、被害を小さくできます。
Q. 先生が授業で「出す」と言ったところは、そのまま出ますか。
先生の言葉は、強い手がかりの1つですが、それだけで決めないでください。学校や先生によって違いますので、「出る」と言われたところは優先度を上げつつ、他の範囲も確認しておくのが安全です。
Q. ワークに載っている問題は、そのまま出ますか。
学校や先生によって違います。そのまま、または数字や言葉を変えて出る場合もありますし、まったく別の問題が出る場合もあります。ワークは、問題の「形」を知る土台と考えて、解き直しに使ってください。
Q. 前回の答案を捨ててしまいました。どうすればよいですか。
先生にお願いして見せてもらえるか、聞いてみてください。難しい場合は、授業で配られたプリントや、小テストの形式を手がかりにします。次のテストからは、返却時に写真を撮っておくと役に立ちます。
Q. 出題予想シートは、全教科で作る必要がありますか。
最初は、苦手な教科や、点数を上げたい教科だけでかまいません。慣れてきたら、他の教科にも広げます。シートを作る時間は、1教科15〜20分を目安にして、勉強の時間を減らさないようにしてください(人によって違います)。
Q. 親が出題予想を手伝うことはできますか。
範囲表や答案を一緒に見て、○の数を数えるところまでは、手伝えます。ただし、予想の中身を、保護者が決めてしまうと、お子さん自身が、なぜその単元を優先するのかを説明できなくなります。「どうしてAにしたの」と聞く程度にとどめるのが、よいと考えています。

まとめ

期末テストの出題予想は、問題を言い当てるためではなく、勉強の順番を決めるための作業です。範囲表と単元の目標、授業での先生の言葉、学校のワークと配布プリント、前回の答案、評価の観点という5つの手がかりを、1枚の出題予想シートに書き出し、手がかりが重なるところを優先度Aにします。

優先度はA・B・Cで分けて、Aから先に仕上げ、B、Cの順に進めます。Cまで、「見たことがある」状態にしておけば、予想が外れても、大きく点を落としにくくなります。範囲表をもらったら、まず15分、教科を1つ選んで、シートを作ってみてください。

出典(公式資料)

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