最終更新:2026年11月 ※令和9年度の細かい決まりは、募集要項と各校の案内で決まります。出願前に、群馬県教育委員会のページと中学校の案内で、最新の情報をご確認ください。
前橋南高校(群馬県立前橋南高等学校)は、前橋市にある県立・全日制の普通科の共学校です。令和9年度(2027年度)の募集定員は200人です。この記事では、群馬県が公表している令和9年度の「各高等学校の選抜方法等」をもとに、前橋南高校の入試で内申(調査書)と当日点(学力検査)がどう使われるかを整理します。群馬県の公立高校入試は、同じ県でも学校ごとに「特色型と総合型の割合」や「学力検査・面接等・調査書の比重」が違います。前橋南高校は、その中でも、選抜が3段階に分かれ、調査書の比重が段階ごとに大きく変わる学校です。数字を、先に表で確認しておきましょう。
総合型75%・特色型①10%・特色型②15% 募集定員200人に対する割合です。計算上の目安は、総合型が150人、特色型①が20人、特色型②が30人です。選抜は、総合型(第1次)、特色型①(第2次)、特色型②(第3次)の順で、後の選抜は、前の選抜の合格者以外が対象です。
総合型の配点は、学力検査500点、面接等60点、調査書65点の合計625点です。特色型①は、学力検査500点、面接等250点、調査書1,750点の合計2,500点です。特色型②は、学力検査650点(国語・数学・英語は各150点)、面接等160点、調査書810点の合計1,620点です。
調査書の評定を何点に直すかという計算式は、県の要項では確認できていません。また、合格に必要な点数も確認できていません。この記事では、確認できていない点数の目安は示さず、公式の配点・人数・志願者数から計算できることだけを書きます。
- 前橋南高校の選抜方法一覧(令和9年度の公式の数字)
- 群馬県の公立高校入試のしくみ(先に押さえたい5点)
- 総合型:学力検査500点・面接等60点・調査書65点の読み方
- 特色型①と特色型②:調査書の比重が大きい2つの選抜
- 前橋南高校の過去3年の志願者数と倍率、前橋市内の学校との比べ方
- 令和9年度の日程と、中3の冬の学習計画・出願前の確認リスト
前橋南高校の選抜方法一覧(令和9年度の公式の数字)
群馬県教育委員会は、県立高校ごとの選抜方法を「各高等学校の選抜方法等」として公表しています。前橋南高校(全日制課程・普通科)の令和9年度の内容を、そのまま表にしました。他の多くの学校と違い、前橋南高校の表には、選抜が3つ並んでいます。
| 項目 | 内容(県の公表資料) |
|---|---|
| 学科・課程 | 普通科(全日制課程) 男女 |
| 募集人員 | 200人 |
| 選抜の型と割合 | 総合型75%、特色型25%(特色型①10%、特色型②15%)。割合は募集定員に対するもの |
| 選抜の順序 | 第1次選抜=総合型。第2次選抜=特色型①(第1次の合格者以外が対象)。第3次選抜=特色型②(第1・第2次の合格者以外が対象) |
| 総合型の検査項目と配点 | 学力検査500点(国語・数学・英語・社会・理科、各100点)+面接等(集団面接)60点+調査書65点=625点 |
| 総合型の比重(学力検査/面接等/調査書) | 80%/10%/10%(県の表示) |
| 特色型①の検査項目と配点 | 学力検査500点(各100点)+面接等(集団面接)250点+調査書1,750点=2,500点 |
| 特色型①の比重(学力検査/面接等/調査書) | 20%/10%/70%(県の表示) |
| 特色型②の検査項目と配点 | 学力検査650点(国語・数学・英語は各150点、社会・理科は各100点)+面接等(集団面接)160点+調査書810点=1,620点 |
| 特色型②の比重(学力検査/面接等/調査書) | 40%/10%/50%(県の表示) |
| 選抜方法(学校の記載) | 総合型では、学力検査の結果を重視。特色型①では、調査書の特別活動や部活動等の記録を重視。特色型②では、調査書の評定等及び学力検査の結果を重視 |
| インタビューシートの項目 | 「中学校時代の部活動や地域クラブチーム、ボランティア活動など勉強以外で主体的に頑張った実績」 |
| 第2志望の設定 | 設定なし |
| 学力検査・面接の日 | 学力検査は令和9年2月16日(火)、面接は2月17日(水) |
| 合格者の発表 | 令和9年3月3日(水)午前10時から午後4時(WEB出願システムの合否照会ページ) |
この表の「比重」の%は、県の資料に書かれている数字です。配点を足した合計で、各項目の点数を割った値とも合います(この記事の後半で、自分で確かめられるように計算を示します)。以下、順番に説明します。
学校の資料には、アドミッションポリシー(入学してほしい生徒像)として、3つの項目が書かれています。1つ目は「さまざまな分野の目標に向かって主体的に取り組み、輝きたい人」、2つ目は「試行錯誤しながら学びに向かう力を高め、高い学力を身につけたい人」、3つ目は「さまざまな非認知能力を身につけ、Well-beingを高めたい人」です。Well-beingは、学校の資料では「幸せで、心も身体も、社会的にも満たされた状態」と説明されています。前橋南高校は、自分ひとりのWell-beingだけでなく、周りの人たちのWell-beingを互いに重視し、影響を与え合い、高め合っていくことを目指すと書いています。
群馬県の公立高校入試のしくみ(先に押さえたい5点)
- 出願は、WEB出願システムで行います。県の要項では、出願期間(志願情報の登録)は令和9年1月4日(月)から1月29日(金)です。受検料は2,200円で、クレジットカード等の決済は1月18日(月)から1月29日(金)の期間に行うと書かれています。
- 選抜は「特色型」と「総合型」の2つの型で行います。県の要項では、学校長は募集定員の10〜50%を特色型、50〜90%を総合型とし、全ての受検者を対象に2つの型で選抜するとされています。まず一方の型で合格者を決め、続いて合格者を除いた受検者全員を対象に、もう一方の型で合格者を決めます。前橋南高校は、特色型を2つに分けているため、全部で3段階の選抜になります。
- 学力検査は、国語・数学・英語(リスニングを含む)・社会・理科の5教科、各50分です。配点は各教科100点が基本で、学校・学科によって傾斜配点を行う場合があります。前橋南高校の総合型と特色型①は5教科とも100点ですが、特色型②は、国語・数学・英語が各150点です。
- 面接等は、学校長が定めます。県の要項では、面接等は集団面接、個人面接、英語面接、パーソナル・プレゼンテーションのうちから学校長が定めるとされています。前橋南高校は、3つの選抜とも「集団面接」です。
- 志願先の変更は、2回まで行えます。第1回は令和9年2月2日(火)・3日(水)、第2回は2月5日(金)から2月8日(月)です。志願者数の動きを見て、出願を見直せる仕組みです。
ここで押さえたいのは、群馬県の入試では「学力検査」「面接等」「調査書」の3つが、型ごとに違う配点で使われることです。前橋南高校では、同じ受検者の同じ点数が、3つの選抜でそれぞれ別の重みで見られます。学力検査の点数が同じでも、調査書の割合が10%の選抜と、70%の選抜とでは、合否への効き方が大きく変わります。
学力検査の得点:5教科500点(特色型②は650点)
前橋南高校の学力検査は、国語・数学・英語・社会・理科の5教科です。検査は2月16日(火)の1日で行われ、時間割は、国語9時35分から10時25分、数学10時50分から11時40分、英語12時5分から12時55分、昼食をはさんで、社会13時55分から14時45分、理科15時10分から16時までです。受付は8時から8時30分、諸連絡は8時40分からと、学校の資料に書かれています。学力検査は2月16日の1日で、5教科を受けます。配点表では、選抜ごとに、得点を点数に直す方法が違います。
特色型②では、国語・数学・英語が各150点、社会・理科が各100点です。県の表の(100)や(150)は、教科ごとの配点を示しています。たとえば、各教科で80点とった人は、5教科の素点の合計は400点ですが、特色型②では、国語・数学・英語が1.5倍になるため、(80×3)×1.5+80×2=520点になる、という読み方です。この計算は、配点の表から、この記事で計算したものです。
群馬県では、学力検査の得点は、受検者本人の請求で提供されます。学校の資料では、令和9年3月4日(木)から3月30日(火)までのうち、提供日として決められた日に、午前9時から午後4時(正午から午後1時を除く)に、本校事務室で受検票を示して請求する形です。代理人による請求は認められていません。
調査書の点数:総合型65点、特色型①1,750点、特色型②810点
調査書は、中学校長等が作成し、WEB出願システムで高校に提出します。県の要項では、第3学年の評定は12月末までの状況をもとに5段階で記入するとされています。前橋南高校の配点表では、調査書の点数は、総合型で65点、特色型①で1,750点、特色型②で810点です。ただし、「評定を何点に直すか」という具体的な計算式は、県の要項からは確認できていません。また、特色型①の1,750点のうち、評定の部分と、特別活動や部活動等の記録の部分が、それぞれ何点かという内訳も、確認できていません。そのため、この記事では、評定から調査書点を計算する表は載せていません。中学校の先生や、高校の説明会で、確認してください。
総合型:学力検査500点・面接等60点・調査書65点の読み方
総合型は、前橋南高校の第1次選抜です。募集定員200人のうち、75%(計算上の目安は150人)を選ぶ選抜です。学校の記載では「総合型選抜では、学力検査の結果を重視して選抜を行い、合格者を決める」とされています。配点は、学力検査500点、面接等60点、調査書65点で、合計は625点です。
| 検査項目 | 配点 | 合計625点に占める割合 | 県の表示 |
|---|---|---|---|
| 学力検査(5教科) | 500点 | 80.0% | 80% |
| 面接等(集団面接) | 60点 | 約9.6% | 10% |
| 調査書 | 65点 | 約10.4% | 10% |
割合は、各項目の配点を合計の625点で割った計算で、県の表示とほぼ同じ値になります。学力検査が5分の4を占め、面接等と調査書は、それぞれ10分の1ほどです。調査書の65点は、学力検査500点の13%にあたります。群馬県の学校の中でも、総合型の調査書の割合が小さい学校です。総合型では、学力検査の得点が、合否に大きく効きます。
1点の重さを比べる
総合型で、調査書の「得点率」が10ポイント違うと、合計点では何点違うでしょうか。調査書は65点満点なので、10ポイントは6.5点です。学力検査の5教科合計に直すと、6.5点は1教科あたり1.3点にあたります。1教科あたり1点ほどの差は、問題を1問落とすかどうかで、動く範囲です。
| 得点率が10ポイント違うとき | 学力検査で同じ点数にあたる差 | |
|---|---|---|
| 総合型(調査書65点) | 65点×10%=6.5点 | 5教科合計で6.5点(1教科あたり1.3点) |
| 特色型①(調査書1,750点) | 1,750点×10%=175点 | 5教科合計で175点(1教科あたり35点)。学力検査500点の35%にあたる |
| 特色型②(調査書810点) | 810点×10%=81点 | 5教科合計で81点(特色型②の学力検査650点の約12.5%にあたる) |
表のとおり、同じ「得点率10ポイント」でも、選抜によって、動く点数が大きく変わります。総合型では6.5点ですが、特色型①では175点にもなります。これは、特色型①の調査書の配点が、総合型の約27倍だからです。総合型で見れば小さな差が、特色型①では、学力検査の大きな差と並ぶことになります。

総合型の計算例(調査書点の得点率を仮定した例)
次の例は、学力検査の得点と、調査書点の得点率を仮に決めて、総合型の合計点(625点満点)を計算したものです。面接等は、評価の方法を県の資料で確認できていないため、ここでは60点満点の半分(30点)で固定しました。実在の生徒の数字ではありません。
| 例 | 学力検査(500点満点) | 調査書(得点率→65点満点) | 面接等(仮に30点) | 合計(625点満点) |
|---|---|---|---|---|
| 例1:学力検査を重視 | 400点(各教科80点) | 得点率70%→45.5点 | 30点 | 475.5点 |
| 例2:バランス型 | 375点(各教科75点) | 得点率85%→55.25点 | 30点 | 460.25点 |
| 例3:調査書が高め | 350点(各教科70点) | 得点率95%→61.75点 | 30点 | 441.75点 |
例1と例3を比べると、学力検査が50点(各教科で10点)違い、調査書は16.25点違います。総合型では、学力検査の差が、調査書の差よりずっと大きく、合計点は例1が上回ります。ただし、実際の合否は、受検者全体の中での順位などで決まるため、この合計点が「合格点」を意味するわけではありません。
また、総合型の面接等(集団面接)は、60点と、調査書65点とほぼ同じ大きさの配点です。県の表では、面接等は総合型の10%にあたります。当日の態度や受け答えも見られる検査なので、中学校での面接練習の機会を使って、自分の考えを短く話す練習をしておくと安心です。面接等の評価の観点や基準は、県の資料では確認できていません。

特色型①と特色型②:調査書の比重が大きい2つの選抜
特色型は、前橋南高校の募集定員200人のうち、25%(計算上の目安は50人)を選ぶ選抜です。ただし、前橋南高校では、特色型が2つに分かれています。特色型①が10%(目安20人)、特色型②が15%(目安30人)です。選抜の順序は、総合型が先で、その合格者を除いた受検者が、特色型①の対象になります。特色型①の合格者を除いた受検者が、特色型②の対象です。
特色型①:学力検査500点・面接等250点・調査書1,750点
特色型①は、学校の記載では、「第1次選抜合格者以外を対象に、調査書の特別活動や部活動等の記録を重視して選抜を行い、合格者を決める」とされています。配点は、学力検査500点、面接等250点、調査書1,750点で、合計は2,500点です。
| 検査項目 | 配点 | 合計2,500点に占める割合 | 県の表示 |
|---|---|---|---|
| 学力検査(5教科) | 500点 | 20.0% | 20% |
| 面接等(集団面接) | 250点 | 10.0% | 10% |
| 調査書 | 1,750点 | 70.0% | 70% |
特色型①では、調査書が70%を占めます。学力検査の500点より、調査書の1,750点のほうが、3.5倍も大きい配点です。面接等も250点あり、総合型の60点とは、大きさが違います。県の資料から確認できるのは、配点と、「特別活動や部活動等の記録を重視する」という学校の記載までです。調査書の点数のうち、評定にあたる部分と、記録にあたる部分の割合は、確認できていません。
特色型①の面接等(集団面接)は、250点と大きいため、インタビューシートに書く内容も大切になります。インタビューシートの3つ目の質問として、学校の資料には「中学校時代の部活動や地域クラブチーム、ボランティア活動など勉強以外で主体的に頑張った実績」と書かれています。1月の出願までに、書く内容を準備しておけます。
特色型②:学力検査650点・面接等160点・調査書810点
特色型②は、学校の記載では、「第1・第2次選抜合格者以外を対象に、調査書の評定等及び学力検査の結果を重視して選抜を行い、合格者を決める」とされています。配点は、学力検査650点、面接等160点、調査書810点で、合計は1,620点です。特色型②の学力検査は、国語・数学・英語が各150点、社会・理科が各100点と、教科によって配点が違います。
| 検査項目 | 配点 | 合計1,620点に占める割合 | 県の表示 |
|---|---|---|---|
| 学力検査(5教科。国数英は各150点、社理は各100点) | 650点 | 約40.1% | 40% |
| 面接等(集団面接) | 160点 | 約9.9% | 10% |
| 調査書 | 810点 | 50.0% | 50% |
特色型②では、調査書が50%、学力検査が40%です。総合型とは、評価の中心が変わります。総合型では学力検査が80%でしたが、特色型②では40%になります。その代わり、国語・数学・英語の3教科は、1点の重さが1.5倍になります。県の資料では、これらの3教科を重視する理由は書かれていません。この記事でも、理由の推測はしません。
特色型①の計算例(得点率を仮定した例)
特色型①でも、学力検査の得点と、調査書の得点率を仮に決めて、合計点(2,500点満点)を計算してみます。面接等は、250点満点の半分(125点)で固定しました。実在の生徒の数字ではありません。
| 例 | 学力検査(500点満点) | 調査書(得点率→1,750点満点) | 面接等(仮に125点) | 合計(2,500点満点) |
|---|---|---|---|---|
| 例A:学力検査を重視 | 400点(各教科80点) | 得点率70%→1,225点 | 125点 | 1,750点 |
| 例B:バランス型 | 375点(各教科75点) | 得点率85%→1,487.5点 | 125点 | 1,987.5点 |
| 例C:調査書が高め | 350点(各教科70点) | 得点率95%→1,662.5点 | 125点 | 2,137.5点 |
特色型①では、例Cのように学力検査が50点(各教科10点)低くても、調査書の得点率が高いと、合計点が大きく上回ります。例Aと例Cでは、学力検査は50点違いますが、調査書は437.5点違います。総合型の例とは、順位が逆転しています。同じ人でも、総合型で見るか、特色型①で見るかで、評価のされ方が大きく変わるということです。
特色型②の計算例(傾斜配点をふくむ例)
特色型②では、学力検査の素点(各教科100点満点)から、教科ごとの配点に直す計算が入ります。国語・数学・英語は1.5倍、社会・理科は1倍です。面接等は、160点満点の半分(80点)で固定しました。実在の生徒の数字ではありません。
| 例 | 5教科の素点 | 学力検査(650点満点) | 調査書(得点率→810点満点) | 面接等(仮に80点) | 合計(1,620点満点) |
|---|---|---|---|---|---|
| 例A:各教科80点 | 国80・数80・英80・社80・理80(計400点) | (240×1.5)+160=520点 | 得点率70%→567点 | 80点 | 1,167点 |
| 例B:各教科75点 | 国75・数75・英75・社75・理75(計375点) | (225×1.5)+150=487.5点 | 得点率85%→688.5点 | 80点 | 1,256点 |
| 例C:各教科70点 | 国70・数70・英70・社70・理70(計350点) | (210×1.5)+140=455点 | 得点率95%→769.5点 | 80点 | 1,304.5点 |
国語・数学・英語を1教科あたり5点上げると、素点では15点ですが、特色型②では22.5点になります。社会・理科を1教科あたり5点上げると、10点です。特色型②を見すえるなら、国語・数学・英語の得点を、安定させる意味が大きいといえます。ただし、実際の合否は、受検者全体の中での順位などで決まるため、この合計点が「合格点」を意味するわけではありません。
調査書の評定が低めのとき、高めのときの考え方
- 評定が高めの人は、特色型①・特色型②で調査書の割合が大きくなるため、総合型で届かなかった場合でも、後の選抜での判定が続きます。
- 評定が低めの人は、総合型の学力検査の割合(80%)が大きいため、5教科の得点を安定させることが大切です。
- 特色型②では、国語・数学・英語の配点が大きいため、この3教科の得点を、早めに仕上げておく意味があります。
- どの場合も、中3の12月末までの状況が調査書の評定に反映されます。冬の定期テストや提出物を、最後まで丁寧に取り組むことが、調査書の点数につながります。
前橋南高校の過去3年の志願者数と倍率、前橋市内の学校との比べ方
群馬県教育委員会は、毎年、入試のたびに「志願状況」を発表しています。志願状況は、出願の締切後、第1回の志願先変更後、第2回の志願先変更後の3回、公表されます。ここでは、第2回の志願先変更後(最終)の数字を使います。前橋南高校の令和6年度から令和8年度までの志願者数を、並べてみます。募集定員は、3年とも200人です。
| 年度 | 募集定員 | 第2回志願先変更後の志願者数 | 倍率 |
|---|---|---|---|
| 令和6年度 | 200人 | 219人 | 1.10倍 |
| 令和7年度 | 200人 | 208人 | 1.04倍 |
| 令和8年度 | 200人 | 209人 | 1.05倍 |

3年間の最終の倍率は、1.10倍、1.04倍、1.05倍と動きました。令和6年度は219人で、令和7年度に11人減り、令和8年度に1人増えています。ただし、倍率は「志願者数÷募集定員」の比であり、合格のしやすさを直接示すものではありません。群馬県では、志願先変更の期間が2回あり、志願者数は出願から変更後にかけて動きます。令和9年度の志願状況は、2月の出願のあとに県が発表します。
前橋市内の県立普通科との比べ方(第2回志願先変更後)
同じ県の資料から、前橋市内の県立普通科(総合学科の前橋東高校をふくむ)の第2回志願先変更後の倍率を並べました。倍率は、志願者数÷募集定員の比です。
| 学校 | 令和6年度 | 令和7年度 | 令和8年度 |
|---|---|---|---|
| 前橋高校(男子校・普通科) | 1.20倍 | 1.12倍 | 1.12倍 |
| 前橋南高校(普通科) | 1.10倍 | 1.04倍 | 1.05倍 |
| 前橋西高校(普通科) | 1.08倍 | 0.96倍 | 0.86倍 |
| 前橋女子高校(女子校・普通科) | 1.09倍 | 1.20倍 | 1.05倍 |
| 前橋東高校(総合学科) | 1.00倍 | 1.14倍 | 1.09倍 |
令和8年度は、前橋高校が1.12倍、前橋東高校が1.09倍、前橋南高校と前橋女子高校が1.05倍、前橋西高校が0.86倍でした。前橋西高校のように、3年続けて倍率が下がり、令和7年度から1倍を下回った学校もあれば、前橋女子高校のように、1.09倍、1.20倍、1.05倍と、年によって大きく動いた学校もあります。ただし、1倍を下回ることと、全員が合格できることは同じではありません。前の年の倍率だけで、志望校を決めないようにしましょう。
同じ県の「内申と当日点」の記事として、前橋東高校、高崎女子高校、太田女子高校があります。県全体の併願の考え方は、群馬県の内申と併願の考え方で整理しています。
令和9年度の日程と、出願前の確認リスト
群馬県の令和9年度の全日制課程の選抜の主な日程は、次のとおりです。県の実施要項と、前橋南高校の資料に書かれた日程です。
| 内容 | 日程 |
|---|---|
| 出願期間(志願情報の登録) | 令和9年1月4日(月)〜1月29日(金) |
| 受検料の納付/インタビューシートの登録 | 1月18日(月)〜1月29日(金)(受検料は2,200円) |
| 第1回の志願先変更 | 2月2日(火)、2月3日(水) |
| 第2回の志願先変更 | 2月5日(金)〜2月8日(月) |
| 志願の辞退の手続 | 2月2日(火)午前9時〜2月15日(月)午後4時 |
| 受検票の交付 | 2月10日(水)午後4時(WEB出願システム) |
| 面接の時刻の掲載 | 2月12日(金)午前10時に、本校Webページ |
| 学力検査 | 2月16日(火)(5教科。時間割は前の説明のとおり) |
| 面接等(集団面接) | 2月17日(水)午前9時20分〜12時30分の間(開始・終了時刻は志願者によって異なる) |
| 追検査 | 2月24日(水) |
| 選抜結果の発表 | 3月3日(水)午前10時〜午後4時(WEB出願システム上の「合否照会ページ」) |
| 入学予定者説明会 | 3月23日(月)(保護者の方とともに参加) |
前橋南高校の受検には、学力検査の2月16日と、面接の2月17日の、2日間の日程があります。特に、17日は面接の待ち時間があるため、学校の資料では「学習や読書等の用意をしてくることをお勧めします」と書かれています。2日目の過ごし方も、前日までに決めておくと安心です。また、携帯電話・スマートフォンの持ち込みは禁止で、腕時計は、計算・辞書・通信機能がついているものや、機能の有無が判別しにくいものは持ち込めません。下敷きも、検査室には持ち込めないと書かれています。
志願者数の動きは、2月の志願先の変更の期間に、毎回、県が発表します。出願が終わった時点の倍率だけで決めてしまわず、第1回・第2回の変更の前後で、数字がどう動くかも確認すると、落ち着いて判断できます。ただし、変更できる回数は2回までで、変更のたびに手続が必要です。中学校の先生と、変更の連絡の取り方を、事前に決めておきましょう。
冬までの学習計画の考え方
前橋南高校の総合型は学力検査が80%で、特色型①は調査書が70%、特色型②は調査書が50%を占めます。どの選抜でも、学力検査の5教科の得点が土台になりますが、調査書の評定と、勉強以外の活動の記録も、選抜によっては大きな材料です。中3の12月から2月までの動き方を、表にまとめました。
| 時期 | やること | ポイント |
|---|---|---|
| 12月 | 2学期の定期テストの見直し。5教科の失点の原因を整理する。中3の評定の見込みを、中学校の先生と確認する | 調査書の評定は、12月末までの状況をもとに記入される。冬の定期テストと提出物を、最後まで丁寧に |
| 1月上旬〜下旬 | 過去問で5教科の時間配分を確認する。国語・数学・英語は、得点を安定させる。インタビューシートに書く内容(勉強以外で主体的に頑張った実績)を整理する | 出願は1月29日まで。受検料とインタビューシートの登録は1月18日から。早めに準備する |
| 2月上旬 | 志願者数の発表を見て、志望校を最終確認する。私立との併願も確認する | 志願先の変更は2回まで(2月2〜3日、5〜8日)。迷いを残さない |
| 2月10日〜15日 | 受検票の確認。面接の時刻は、2月12日午前10時に本校Webページで確認する。集団面接の練習 | 受検票は2月10日午後4時から。持ち物の確認も |
| 2月16日・17日 | 学力検査(16日)、面接(17日) | 17日は待ち時間がある。学習や読書の用意を |
出願前の確認リスト
- 前橋南高校の「各高等学校の選抜方法等」で、総合型・特色型①・特色型②の割合、配点、面接等の方法を、自分の目で確認した。
- 中3の評定の見込みを、中学校の先生に聞いた(調査書の点数への換算方法も、あわせて確認した)。
- 5教科の得点を、総合型(学力検査500点)と、特色型②(国語・数学・英語が各150点)で、それぞれ計算してみた。
- インタビューシートに書く「勉強以外で主体的に頑張った実績」を、自分の言葉で整理した。
- 私立高校の併願(出願日程・併願の条件)を、各校の募集要項で確認した。
- 出願(1月4日〜29日)と、受検料の納付(1月18日〜29日)のスケジュールを、保護者の方と共有した。
私立高校との組み合わせは、群馬県の私立高校入試2027と、各校の募集要項で確認してください。また、私立の併願で使う内申の考え方は、私立高校の併願で使う内申は中3のいつの成績?で整理しています。
よくいただくご質問
まとめ
- 前橋南高校は、募集定員200人のうち、総合型が75%(計算上の目安150人)、特色型①が10%(同20人)、特色型②が15%(同30人)。選抜の順序は、総合型、特色型①、特色型②の順。
- 総合型は、学力検査500点+面接等60点+調査書65点=625点。学力検査が80%、調査書が10%。
- 特色型①は、学力検査500点+面接等250点+調査書1,750点=2,500点。調査書が70%。
- 特色型②は、学力検査650点(国語・数学・英語は各150点)+面接等160点+調査書810点=1,620点。学力検査が40%、調査書が50%。
- 志願者数は、令和6〜8年度の最終で、219人(1.10倍)、208人(1.04倍)、209人(1.05倍)。
- 調査書の評定を点数に直す計算式と、合格に必要な点数は、県の資料では確認できていない。中学校の先生と高校の説明会で確認する。
出典(公式資料)
- 群馬県「令和9年度群馬県公立高等学校入学者選抜実施要項」ページ
- 令和9年度群馬県公立高等学校入学者選抜実施要項(PDF)
- 群馬県「令和9年度 各高等学校の選抜方法等について」ページ
- 各高等学校の選抜方法等(令和9年度・PDF。前橋南高校のページを使用)
- 令和8年度群馬県公立高等学校入学者選抜における志願状況等の情報について
- 令和8年度の第2回志願先変更後の志願状況(PDF)
- 令和7年度群馬県公立高等学校入学者選抜における志願状況等の情報について
- 令和7年度の第2回志願先変更後の志願状況(PDF)
- 令和6年度群馬県公立高等学校入学者選抜における志願状況等の情報について
- 令和6年度の第2回志願先変更後の志願状況(PDF)
- 令和9年度県立学校入学者選抜日程について
この記事の数字は、群馬県教育委員会が公表した資料から、エスペランサアカデミーが整理・計算したものです。計算例は、公式の配点から計算した仮の例で、実在の生徒の数字ではありません。調査書の換算式や合格に必要な点数は県の資料で確認できていないため、目安を示していません。令和8年度までの選抜方法との比較は確認できていません。最新の情報は、群馬県教育委員会と中学校の案内でご確認ください。

