最終更新:2026年11月/日程と選抜の方法は、滋賀県教育委員会の「令和9年度滋賀県立高等学校入学者選抜要項」とパンフレット、別表1の原文にもとづきます(記事末の出典)。学校ごとの細かい配点や出願要件は「高等学校別入学者選抜概要」で決まります。私立高校の日程や基準は各校の募集要項で確認してください。
令和9年度の滋賀県立高校(全日制)は、一次募集の出願が1月28日(木)9時〜2月9日(火)12時、出願変更が2月10日(水)9時〜2月17日(水)12時、学力検査が3月3日(水)、学校独自検査などが3月4日(木)、入学許可予定者の発表が3月11日(木)9時です。一次募集では、受検する全員が5教科の学力検査を受けます。
選抜は2種類です。「一般型選抜」は学力検査と個人調査報告書(滋賀県の調査書にあたる書類)などで選び、「学校独自型選抜」は学力検査・学校独自検査・個人調査報告書などで選びます。独自型には自己推薦と中学校長推薦があり、どちらを実施するかは学校・学科ごとに違います。独自型で許可が得られなかった人は、一般型で専願の人といっしょにもう一度判定されます。
出願は1人1校1学科が原則です。出願後に変えられるのは1人1回までで、中学校の許可が必要です。学力検査と個人調査報告書の比率は、学校ごとに「800:200」「700:300」「500:500」などと決まっています。私立との日程調整の決まりは、要項には書かれていません。3月11日の発表日と、私立の入学手続の期限を、同じカレンダーに書き込んでから志望校を決めてください。
- 滋賀県の入試の全体像と令和9年度の日程
- 内申と併願を決める「4つの分かれ道」
- 一般型選抜:学力検査と個人調査報告書の比率は学校ごとに違う
- 学校独自型選抜:自己推薦・中学校長推薦と、専願・併願
- 出願変更は1人1回:2月10日〜17日の動き方
- 倍率の見方(令和8年度の一次募集の結果)
- 追検査と二次募集、私立高校との組み方
- 中1から入試までの準備カレンダーと保護者のチェックリスト
滋賀県の入試の全体像と令和9年度の日程
滋賀県の県立高校入試は、令和8年度の入試から「一般型選抜」と「学校独自型選抜」の形になりました。令和7年度までは、推薦・特色などの選抜と一般選抜が別々に行われていた旧制度です。令和9年度の全日制は、まず「一次募集」を行い、定員に届かなかった学科だけが「二次募集」を行います。出願はすべてWeb出願システムで行い、中学校が志願者の基本情報をまとめて登録するところから始まります。
| 区分 | 事項 | 期日(令和8〜9年) |
|---|---|---|
| 出願準備 | 志願者基本情報の一括登録(中学校) | 令和8年11月17日(火)〜12月15日(火) |
| 出願準備 | 志願者基本情報の確認・入力(志願者) | 令和8年12月16日(水)〜令和9年1月26日(火) |
| 一次募集 | 出願(出願情報の登録) | 令和9年1月28日(木)9:00〜2月9日(火)12:00 |
| 一次募集 | 出願変更 | 2月10日(水)9:00〜2月17日(水)12:00 |
| 一次募集 | 入学考査手数料の納付 | 2月17日(水)13:00〜2月22日(月)12:00 |
| 一次募集 | 受検票の印刷 | 2月25日(木)9:00〜3月2日(火) |
| 一次募集 | 学力検査(5教科) | 3月3日(水)9:00から |
| 一次募集 | 学校独自検査・一般型の実技検査など | 3月4日(木)9:00から |
| 追検査 | 学力検査/学校独自検査等 | 3月7日(日)/3月8日(月)(申請は3月5日(金)原則15時まで) |
| 一次募集 | 入学許可予定者の発表(Web) | 3月11日(木)9:00 |
| 二次募集 | 出願(出願変更はできない) | 3月12日(金)9:00〜3月15日(月)12:00 |
| 二次募集 | 検査(面接・作文・実技検査)/発表 | 3月17日(水)14:00から/3月19日(金) |
学力検査の1日目は、国語9:25〜10:15、数学10:35〜11:25、社会11:45〜12:35、理科13:20〜14:10、英語14:30〜15:20です。英語には「聞き取りテスト」が含まれます。2日目の学校独自検査(作文、小論文、面接、プレゼンテーション、実技検査などのうち1つ以上)の時間割は、学校ごとに決まります。
内申と併願を決める「4つの分かれ道」
滋賀県の入試で、個人調査報告書(内申)と併願の考え方を決める分かれ道は、次の4つに整理できます。
| 分かれ道 | 選択肢 | 要項から分かること |
|---|---|---|
| (1) 専願か、併願か | 一般型だけ(専願)/同じ学校の独自型と一般型の両方(併願) | 併願は、独自型で志願する学校・学科と、一般型の第一希望が同一のもの。独自型の受検が一般型の判定に影響することはない(パンフレット) |
| (2) 独自型を受けるか | 自己推薦/中学校長推薦/受けない | 自己推薦は志願者自身が推薦する形で活動実績報告書を作る。中学校長推薦は校長が推薦する形で推薦書を作る。両方を実施する学科では、どちらか一方にだけ出願できる |
| (3) どの学校・学科に出すか | 第一希望の1校1学科/一般型では第2・第3志望 | 出願は1人1校1学科が原則。一般型だけ、同じ学校の同じ課程に2つ以上の学科があり一般型の募集枠があれば、第2・第3志望にできる |
| (4) 出願後に変えるか | 出願変更(1人1回)/変えない | 出願変更は2月10日〜17日12時。中学校の許可が必要。二次募集は出願後の変更ができない |
この4つのうち、(1)の「専願・併願」が、滋賀県の特徴です。独自型を受けた人は、許可が得られなくても、一般型で再び判定されます。同じ学校の独自型と一般型の両方に出願すると、受検料は2つ分になります。そのかわり、独自型で許可が得られなくても、一般型の判定の機会が残ります。
一般型選抜:学力検査と個人調査報告書の比率は学校ごとに違う
一般型選抜は、学力検査の結果と個人調査報告書等を資料にして判定します。要項には、「高等学校長が配点の比重を定める」と書かれています。学力検査は国語・数学・社会・理科・英語の5教科で、配点は各教科100点が標準です。学校は、自校の特色に応じて教科の配点に比重をかけることができます。
別表1(高等学校別入学者選抜一覧表)には、学校ごとの配点が載っています。一般型について、学力検査の点数と個人調査報告書の点数を、主な学校で並べました。
| 学校(学科) | 一般型の学力検査 | 個人調査報告書 | 合計 | 学力検査:個人調査報告書 |
|---|---|---|---|---|
| 膳所(普通科) | 800点 | 200点 | 1,000点 | 4:1 |
| 守山(普通科) | 800点 | 200点 | 1,000点 | 4:1 |
| 東大津(普通科) | 700点 | 300点 | 1,000点 | 7:3 |
| 大津(普通科) | 700点 | 300点 | 1,000点 | 7:3 |
| 石山(普通科) | 700点 | 300点 | 1,000点 | 7:3 |
| 玉川(普通科) | 700点 | 300点 | 1,000点 | 7:3 |
| 彦根東(普通科) | 700点 | 300点 | 1,000点 | 7:3 |
| 堅田(普通科) | 500点 | 500点 | 1,000点 | 1:1 |
| 北大津(普通科) | 500点 | 500点 | 1,000点 | 1:1 |
| 栗東(普通科) | 500点 | 500点 | 1,000点 | 1:1 |

同じ滋賀県の公立高校でも、個人調査報告書が1,000点中200点の学校もあれば、500点の学校もあります。「内申が大事」「当日点が大事」のどちらも、学校によって当てはまる度合いが違います。志望校の比率は、学校ごとの表で確認してください。
比率が違うと、学力検査の1点の重さが変わる
別表1の備考に教科の傾斜が書かれていない学校は、5教科の配点の重みが同じものとして計算できます(当サイトの前提です。備考に傾斜が書かれている学校は、この計算どおりにはなりません。たとえば、膳所高校の理数学科は、数学と理科が傾斜1.2です)。5教科各100点を、学力検査の配点に直すと、素点1点の重さは次のようになります。
| 一般型の比率 | 学力検査の配点 | 素点100点満点の1教科 | 素点1点あたり |
|---|---|---|---|
| 4:1(800:200) | 800点 | 160点 | 1.6点 |
| 7:3(700:300) | 700点 | 140点 | 1.4点 |
| 1:1(500:500) | 500点 | 100点 | 1.0点 |
4:1の学校では、学力検査で1教科10点上がると、合計が16点動きます。1:1の学校では、同じ10点が10点です。学力検査の得点を上げる効果は、4:1の学校のほうが大きくなります。いっぽう、個人調査報告書の点数のつけ方(評定を何点に直すか、どの学年を使うか、学年ごとの割合)は、今回確認した県の資料には載っておらず、確認できていません。この記事では、個人調査報告書は「得点率」を仮に決めて比べます。
・Aさん:学力検査80%、個人調査報告書70% → 4:1で640+140=780点、7:3で560+210=770点、1:1で400+350=750点
・Bさん:学力検査60%、個人調査報告書90% → 4:1で480+180=660点、7:3で420+270=690点、1:1で300+450=750点
学力検査が高いAさんは、4:1の学校のほうが合計が高くなります。個人調査報告書が高いBさんは、1:1の学校のほうが高くなります。合計点がそのまま合格の目安を意味するわけではありません。
滋賀県の高校入試を控える中3の保護者の方へ
一般型の比率と、独自型を受けるかどうか。評定と5教科の学力検査をどう整えるか、今の成績をもとに一緒に整理します。保護者の方だけのご相談もできます。
学校独自型選抜:自己推薦・中学校長推薦と、専願・併願
学校独自型選抜は、学力をみる検査だけでは測れない資質・能力を多面的に評価する選抜です。実施するかどうか、自己推薦と中学校長推薦のどちらを実施するかは、学校・学科ごとに決まります。独自型では、学力検査の結果、学校独自検査の結果、個人調査報告書等を資料にします。
| 自己推薦 | 中学校長推薦 | |
|---|---|---|
| 推薦する人 | 志願者自身 | 中学校の校長 |
| 条件 | 高等学校が示す「出願要件」を満たすこと | 高等学校が示す「推薦要件」に適し、校長の推薦を受けること |
| 作成する書類 | 活動実績報告書 | 推薦書 |
| 両方を実施する学科 | どちらか一方にだけ出願できる | どちらか一方にだけ出願できる |
独自型の配点は、学校によってまったく違う
独自型の配点は、学校ごとに別表1に載っています。たとえば、彦根東高校(普通科)は、募集320人のうち5%(16人)が自己推薦で、学力検査300点、個人調査報告書・活動実績報告書500点、面接(個人)200点です。守山高校(普通科)は、中学校長推薦が10%(20人)です。石山高校は自己推薦が10%(32人)、栗東高校は独自型が50%で、一般型と独自型の割合が学校によって大きく違います。出願の要件も、評定合計の基準、英検などの資格、活動の実績など、学校ごとに違います。
参考として、このサイトで個別に整理した4校(普通科)の独自型の内容を、令和9年度の別表1と「高等学校別入学者選抜概要」から並べます。独自型の枠の大きさ、配点、出願の要件が、同じ県の中でも大きく違うことが分かります。
| 学校(普通科) | 独自型の枠(令和9年度) | 独自型の配点(学力検査+個人調査報告書等+検査) | 出願・推薦の要件の例 |
|---|---|---|---|
| 守山 | 中学校長推薦 10%(20人) | 500点+400点+面接(集団)100点 | 3年生の9教科の評定合計40以上など |
| 石山 | 自己推薦 10%(32人) | 500点+400点+小論文100点 | 評定合計38以上に加え、生徒会長・副会長、英検準2級以上、スポーツ・文化芸術の実績のいずれか |
| 栗東 | 50%(60人) | 250点+650点+面接100点 | a〜cのいずれかの要件(詳しくは栗東高校の記事) |
| 彦根東 | 自己推薦 5%(16人) | 300点+500点+面接(個人)200点 | GSコースへの意志と、3年生の9教科の評定合計36以上の両方 |
守山・石山・彦根東は、独自型の枠が全体の5〜10%と小さい学校です。独自型の許可を受けられる人数が少ないため、独自型を受けても、多くの人は一般型で再び判定されることになります。栗東は独自型の枠が50%と大きく、令和8年度は独自型の受検者が募集人数に届きませんでした。同じ「独自型」でも、学校によって位置づけがまったく違います。
一般型の募集人数は、「募集定員から独自型の入学許可予定者を除いた人数」です。独自型の許可が募集人数に届かなければ、その分、一般型の募集人数が増えます。令和8年度の栗東高校(普通科)は、独自型の募集80人に対して許可が51人でした。一般型の募集人数は、募集定員160人から独自型の許可51人を引いた109人です。
専願と併願、どちらがよいかを考えるときの確認点
- 個人調査報告書(評定)が、独自型の出願要件(評定合計の基準など)を満たしているか。
- 自己推薦なら、活動実績報告書に書ける実績があるか。中学校長推薦なら、中学校から推薦を受けられる見込みがあるか。
- 学校独自検査(作文・小論文・面接・プレゼンテーション・実技など)の準備に、時間を割けるか。
- 学力検査の準備が止まらないか(独自型でも学力検査は全員が受ける)。
- 受検料が2つ分(4,400円)になることを、家族で共有しているか。
出願変更は1人1回:2月10日〜17日の動き方
滋賀県では、出願したあとに、1人1回に限って、出願先の学校、課程、学科(同じ学校内の学科を含む)を変更できます。変更する場合は、2月10日(水)9時から2月17日(水)12時までの間に、出願変更の申請をします。手続は、中学校へ出願変更を依頼し、中学校の許可を受けたうえで、Web出願システムで新しい出願情報を入力する流れです。
出願変更ができるのは、出願の期間のあとです。出願の期間中に、自分の志望校の志願状況を見て変える、という動きではなく、出願が終わったあとの期間に、中学校の先生と相談して決める流れになります。令和8年度の公表資料では、一般型の出願者数が、2月5日の時点と2月13日の確定で変わっています。出願変更などで人数が動いたと考えられます(当サイトの推測)。
倍率の見方(令和8年度の一次募集の結果)
滋賀県教育委員会は、一次募集の出願者数、受検者数、入学許可予定者数を学校ごとに公表しています。令和8年度の4校(普通科)の一般型の数字を、表にしました。令和9年度の公表日や数字は、県の発表で確認してください。
| 学校(普通科) | 出願者数(2/5) | 確定出願者数(2/13) | 学力検査の受検者数 | 確定募集人数 | 入学許可予定者数 |
|---|---|---|---|---|---|
| 守山 | 254人 | 226人 | 215人 | 180人 | 180人 |
| 石山 | 473人 | 406人 | 390人 | 288人 | 288人 |
| 栗東 | 176人 | 120人 | 116人 | 109人 | 64人 |
| 彦根東 | 441人 | 394人 | 382人 | 304人 | 304人 |
一般型の出願者数は、学校独自型を併願している人を含めた人数と、県の資料に書かれています。そのため、確定出願者数を確定募集人数で割った数字は、独自型を併願している人を含んだ倍率の目安です(当サイトの計算)。守山は226÷180で約1.26倍、石山は406÷288で約1.41倍、栗東は120÷109で約1.10倍、彦根東は394÷304で約1.30倍です。

栗東高校は、令和8年度の一次募集で入学許可予定者が115人(独自型51人・一般型64人)にとどまり、募集人数の合計160人に届きませんでした。令和8年度は二次募集で45人を募集し、3人が許可になっています。令和9年度の栗東高校の募集定員は120人です。一次募集の倍率が1倍近くでも、学校によって「二次募集まで進む」ことがある、という実例です。
独自型の受検者数は、募集人数の何倍だったか
独自型は、学校によって募集人数が大きく違います。令和8年度の独自型の受検者数を募集人数で割った数字(当サイトの計算)を並べました。守山は83÷20で約4.15倍、石山は76÷32で約2.38倍、彦根東は51÷16で約3.19倍、栗東は51÷80で約0.64倍です。独自型の受検者は、許可が得られなかった場合も、一般型で再び判定されます。

追検査と二次募集、私立高校との組み方
追検査(3月7日・8日)
インフルエンザなどの感染症や交通事故など、やむを得ない事情で、3月3日・4日の検査を受けられなかった人が、追検査を受けられます。申請は3月5日(金)原則15時までに、中学校長を経て、出願先の高校へ出します。診断書や事故証明書など、受検できなかった理由が分かるものを添えます。追検査の学力検査は3月7日(日)に滋賀県庁で、学校独自検査は3月8日(月)に出願先の高校で行います。パンフレットには、追検査は「誰でも、どんな状況でも」認められるものではなく、県教育委員会が個別の事情をもとに受検の可否を判断する、と書かれています。追検査では、出願した学校・学科を変えることはできません。
二次募集(3月12日〜19日)
一次募集で入学許可予定者が募集定員に満たなかった学科は、二次募集を行います。二次募集に出願できるのは、一次募集を受検して不合格になった人です。出願は3月12日(金)9時から3月15日(月)12時まで、検査は3月17日(水)14時から、発表は3月19日(金)です。検査は面接と作文(学校によっては実技検査)で、判定では一次募集の学力検査の結果が参考資料になります。出願後の変更はできません。
私立高校との組み方
滋賀県の要項には、私立高校との日程調整の決まりは書かれていません。私立高校の入試日程、合格の通知時期、入学手続の期限は、各校の募集要項で決まります。公立の一次募集の発表は3月11日(木)9時、二次募集の発表は3月19日(金)です。私立の入学手続の期限が、これらの日より前か後かを、先に確認してください。私立の日程と基準は、当サイトの既存の記事(立命館守山高校の入試2027など)で整理しています。
| 組み方の例 | 考え方 | 確認する項目 |
|---|---|---|
| 一般型だけ(専願)で出し、私立を併願 | 学力検査と個人調査報告書の合計で準備できる。出願変更も使える | 私立の入学手続の期限が、3月11日の発表より後か |
| 同じ学校に、独自型と一般型の両方に出す(併願) | 独自型で許可が得られなくても、一般型で再び判定される | 受検料が4,400円になる。独自検査の準備と学力検査の準備を両立できるか |
| 一次募集の結果を見て、二次募集も視野に入れる | 一次募集で不合格でも、定員に満たない学科は二次募集がある | 二次募集は出願後の変更ができない。募集する学科は定員未充足の学科だけ |
中1から入試までの準備カレンダーと保護者のチェックリスト
| 時期 | 準備の例 | 理由 |
|---|---|---|
| 中1・中2 | 定期テストの勉強法を固める。提出物と授業中の取り組みを安定させる | 個人調査報告書は、教科の学習の記録などをもとに作られる。積み重ねが土台になる |
| 中3の1学期・夏休み | 全教科の評定を安定させる。5教科の中1・中2の範囲の穴を埋める。志望校の候補を3校ほどに絞る | 学校によって、学力検査と個人調査報告書の比率が違う(4:1〜1:1) |
| 中3の2学期(10月〜12月) | 志望校の一般型の比率と、独自型の有無・要件を「高等学校別入学者選抜概要」で確認。専願か併願かを中学校の先生と相談 | 独自型の出願要件(評定合計など)や、活動実績の準備に時間がかかる |
| 12月〜1月上旬 | 中学校が志願者基本情報を登録(11月17日〜12月15日)。自分で確認・入力(12月16日〜1月26日) | Web出願の最初の手続は、中学校の一括登録から |
| 1月下旬〜2月上旬 | 出願(1月28日〜2月9日12時)。独自型を併願する場合は、書類のアップロードを確認 | 出願は期日の12時が締切 |
| 2月中旬 | 出願変更を検討(2月10日〜17日12時、1人1回)。手数料を納付(2月17日13時〜22日12時) | 手数料を納付しないと受検票を印刷できない(パンフレット) |
| 3月上旬 | 3月3日の時間割に合わせて、5教科を通しで解く。独自型は3月4日の検査の練習 | 英語には聞き取りテストが含まれる |
| 3月中旬 | 3月11日9時の発表と、私立の入学手続の期限を確認。二次募集は3月12日〜15日 | 発表はWeb出願システムで行う |
三者面談で、先生に確認したい5つの質問
- 志望校の一般型の比率(学力検査:個人調査報告書)から見て、今の評定と学力検査のどちらを優先して伸ばすのがよいか。
- 志望校の独自型の出願要件(評定合計の基準など)を、今の評定は満たしているか。満たす見込みはあるか。
- 中学校長推薦を実施している学校なら、中学校としての推薦の基準や、校内の締切はいつか。
- 出願変更(1人1回)を考える場合、中学校への依頼の締切と、許可の手続はどうなるか。
- 私立の併願校は、どの日程で、入学手続の期限はいつか。
三者面談は、12月ごろに行われる中学校が多い時期です。上の5つを事前にメモにして持っていくと、先生との話が具体的になります。分からないことが出てきたときは、「どの資料の、どこに書かれているか」を先生に尋ねると、県の公式の資料にたどり着きやすくなります。
よくある誤解を3つ
- 「独自型を受けると、一般型に回れない」→ 回れます。独自型で許可が得られなかった人は、一般型で再び判定されます(独自型だけで定員のすべてを募集する学科を除く)。
- 「出願したら、もう志望校は変えられない」→ 1人1回、2月10日〜17日12時に出願変更ができます。ただし、中学校の許可が必要で、中学校長推薦で出願した人には変更できないパターンがあります。
- 「一次募集で不合格だったら、公立は終わり」→ 定員に満たない学科は、二次募集があります。ただし、募集するのは定員未充足の学科だけで、二次募集は出願後の変更ができません。
評定を上げる中3の動き方
評定は、学習指導要領にそって、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点から評価されます。テストの点だけでなく、提出物や授業中の取り組みも、評価の材料になります。個人調査報告書の比率が高い学校(1:1など)を目指す人は、中3の1学期から、提出物の期限と未提出がないかを確認する、授業ノートを1教科ずつ見直して分からない箇所を先生に質問する、テスト範囲の問題集を2周する、の3つを軸に動くと、評定に結びつきやすくなります。
学力検査の比率が高い学校(4:1など)は、5教科の得点が合計に大きく響きます。評定が少し足りない場合は、学力検査の得点で補える可能性があります。いっぽう、学力検査が足りない場合は、評定が高くても、合計が伸びません。どちらか一方に偏らず、評定と5教科の学力検査の両方の準備を進めてください。
保護者のためのチェックリスト
- 志望校の一般型の比率(学力検査:個人調査報告書)を、別表1で確認した。
- 志望校が学校独自型(自己推薦・中学校長推薦)を実施しているか、出願要件は何かを、「高等学校別入学者選抜概要」で確認した。
- 専願か併願かを決め、併願なら受検料が4,400円になることを家族で共有した。
- 1月28日〜2月9日12時の出願と、2月10日〜17日12時の出願変更(1人1回)を、カレンダーに書き込んだ。
- 中学校長推薦で出願する場合は、出願変更に制限があることを確認した。
- 私立の日程と入学手続の期限を、3月11日の公立の発表日と同じカレンダーに書き込んだ。
よくある質問(7問)
まとめ:「一般型の比率」と「独自型を受けるか」と「出願変更の1回」を意識する
滋賀県の令和9年度の公立高校入試は、出願が1月28日〜2月9日、出願変更が2月10日〜17日、学力検査が3月3日、学校独自検査が3月4日、一次募集の発表が3月11日です。受検する全員が5教科の学力検査を受け、一般型と学校独自型に分かれます。独自型で許可が得られなくても、一般型で再び判定されます。
学力検査と個人調査報告書の比率は、学校ごとに4:1から1:1まで違います。まずは、志望校の比率と、独自型の有無・要件を、別表1と「高等学校別入学者選抜概要」で確認し、私立の日程と同じカレンダーに書き込むところから始めてください。分からないところは、中学校の先生に相談してください。

