青洲高校の内申と当日点|配点の比率と合格までの考え方【令和9年度】

青洲高校の内申と当日点学校別 合格対策

最終更新:2026年11月 ※令和9年度の細かい決まりは、募集要項と各校の案内で決まります。出願前に、山梨県教育委員会のページと中学校の案内で、最新の情報をご確認ください。

青洲高校(山梨県立青洲高等学校)は、山梨県の県立・全日制の高校で、普通科、工業科(機械工学科・土木工学科)、商業科(ビジネス探究科・ビジネス情報科)があります。県の資料では、所在地は西八代郡市川三郷町と書かれています。山梨県教育委員会の「令和9年度公立高等学校入学者募集定員」では、普通科が129人、工業科が60人、商業科が70人で、合わせて259人です。この記事では、山梨県が公表している令和9年度の「入学者選抜実施要項」「前期募集選抜方法等一覧」「募集定員」と、令和6〜8年度の志願状況をもとに、青洲高校の入試で内申(調査書)と当日点(学力検査)がどのように使われるかを整理します。山梨県の入試は、1月の前期募集と3月の後期募集の2回です。後期募集の一般選抜は、調査書の記録と学力検査の成績が同等に扱われます。前期募集は、学校ごとの「選抜資料比重」で、調査書・面接・所見・特色適性検査・特技などを組み合わせます。青洲高校は、3つの学科で前期募集の選抜資料比重が共通なのが特徴です。まず全体を表で確認しましょう。

結論:青洲高校の後期募集は「調査書と学力検査が同等」。前期募集は、3つの学科とも、調査書がAで50%、Bで30%です

後期:調査書=学力検査(同等) 一般選抜の合否判定では、調査書の記録と学力検査の成績が同等に扱われます(実施要項 第11 選抜方法)。学力検査は国語・社会・数学・理科・英語の5教科で、各100点の500点満点です。

調査書の評定は、中1から中3までの必修9教科が対象です。学力検査と同じ5教科の評定を2倍、音楽・美術・保健体育・技術・家庭の4教科の評定を3倍にして合計します。実技4教科の評定1点は、5教科の評定1点より重く数えられます。

前期募集は、普通科が38人、工業科が24人、商業科が28人で、合計90人です。選抜資料比重は、Aが調査書50・面接20・所見5・特色適性検査25、Bが調査書30・面接20・所見5・特色適性検査15・特技30で、3学科とも同じです。合格に必要な点数は公表されていないため、この記事では点数の目安は示しません。

この記事でわかること
  • 青洲高校の選抜方法一覧(令和9年度の公式の数字)
  • 山梨県の後期募集(一般選抜)のしくみ(先に押さえたい点)
  • 調査書の評定合計の計算:5教科は2倍、実技4教科は3倍
  • 当日点(学力検査)の考え方:5教科の時間割と、工業科・商業科の扱い
  • 前期募集:A・Bの選抜資料比重と、3学科の出願の条件
  • 青洲高校の過去3年の志願状況と、近くの県立校との比べ方
  • 前期と後期の考え方の整理、令和9年度の日程と出願前の確認リスト

青洲高校の選抜方法一覧(令和9年度の公式の数字)

山梨県教育委員会は、県立高校ごとの前期募集の内容を「前期募集選抜方法等一覧」で、募集定員を「入学者募集定員」で、共通の決まりを「実施要項」で公表しています。青洲高校(全日制課程)に関わる令和9年度の内容を、そのまま表にしました。表の数字は、すべて県の資料で確認できたものです。

項目普通科工業科(一括募集)商業科(一括募集)
令和9年度の募集定員129人(前年度比8人減)60人(機械工学科・土木工学科)70人(ビジネス探究科・ビジネス情報科)
前期募集の募集率(県の一覧)30%以内40%以内40%以内
前期募集の募集人員(県の募集定員の資料)38人24人28人
前期の選抜区分普通科A・普通科B工業科A・工業科B商業科A・商業科B
前期の面接個別・10〜15分程度(集団面接なし)同左同左
前期の特色適性検査50分(Aの比重に含まれる。Bの比重にも15%あり)同左同左
前期の調査書の対象第1学年から第3学年同左同左
後期募集の検査学力検査5教科(各100点)同左同左
後期募集の調査書と学力検査の扱い同等に扱う(実施要項)同左同左

前期募集の募集人員38人・24人・28人の合計は90人で、令和9年度の募集定員259人の約35%です(当サイトの計算です)。後期募集の人数は、実施要項では「募集定員から前期募集の入学内定者の数を減じた数をもとに、教育委員会が別に定める」とされています。前期募集人員をそのまま引くと、普通科が91人、工業科が36人、商業科が42人になりますが、実際の人数は前期の内定者数で変わります(当サイトの計算です)。

青洲高校は、普通科・工業科・商業科の3つの学科がある学校です。募集定員の資料の注には、「青洲高校は、工業科二学科、商業科二学科をそれぞれ一括して募集する」と書かれています。つまり、工業科・商業科を志願する人は、機械工学科・土木工学科、ビジネス探究科・ビジネス情報科といった小学科ではなく、「工業」「商業」として志願します(実施要項の志願学科の書き方にも、「青洲高等学校工業科二学科の志願者は「工業」と記入」「青洲高等学校商業科二学科の志願者は「商業」と記入」と書かれています)。後期募集では、この3つの学科の間で、第2希望まで志望順位を付けることができます(実施要項に、「青洲高等学校の各学科」と書かれています)。

県の資料で確認できる範囲では、青洲高校は、令和9年度の前期募集選抜方法等一覧と募集定員に載っており、県外からの出願に関する「全国募集の実施要項」の対象校にも名前が挙がっています(実施要項 別記1)。全国募集の細かい条件は、別に定められる要項で確認する形です。この記事では、山梨県内の中学校を卒業見込みの人を主な読者として、前期募集、後期募集、志願状況、日程の順で、中3の冬に整理しておきたい点を説明します。

山梨県の後期募集(一般選抜)のしくみ:先に押さえたい点

山梨県の後期募集には、「一般選抜」と「特別選抜」があります。一般選抜は学力検査と調査書で選び、特別選抜は学力検査と面接で選びます(実施要項 第2 選抜の種類)。多くの中学生が受けるのは、一般選抜です。実施要項から確認できる点を、順に挙げます。

  1. 調査書と学力検査は同等。実施要項に、「一般選抜の合否判定に当たっては、調査書の記録と学力検査の成績を同等に扱う」と書かれています。学校ごとの比率(たとえば4:6など)を示した表は、令和9年度の資料では確認できていません。
  2. 調査書の評定は、中1〜中3の必修9教科。「全学年必修9教科の成績の評定合計」を求めると書かれており、3学年分が計算に入ります。
  3. 5教科と4教科で重みが違う。学力検査を実施する5教科の評定は2倍、実施しない4教科(音楽・美術・保健体育・技術・家庭)の評定は3倍にして足します。
  4. 特別活動などの記録も点数になる。「特別活動の記録」「校外活動の記録」「その他特記事項」は、各高校の校長が定めた基準で、1〜30の段階で評定します。青洲高校の基準は、県の資料では公表されていません。
  5. 学力検査は5教科各100点。英語にはリスニングが含まれます。専門教育学科の選抜では、検査教科の配点を変えて行うことがあると書かれていますが、青洲高校の工業科・商業科の傾斜配点は、傾斜配点の表(別表1)に載っていません。
  6. 出願は1人1校。後期募集の出願は1人1校で、前期募集で入学内定となった人は後期に出願できません。一般選抜と特別選抜の併願もできません。
  7. 志願変更は1回。出願の受付が終わったあと、1回に限り、志願先の高校や学科などを変更できます。令和9年度の志願変更の期間は、2月19日(金)、2月22日(月)、2月24日(水)です。

7番目の志願変更は、倍率を見て志望校を考え直す人が使う仕組みです。ただし、変更できるのは1回だけで、期間も3日に限られます。県は、出願期間の終わりの時点の志願者数と、志願変更が終わった最終の志願者数を、別々に公表しています。数字の読み方は、あとの「志願状況」の章で説明します。

青洲高校の「前期か後期か」「どの学科を第1希望にするか」を、中3の冬に整理したい方へ

学校の三者面談の前に、評定と5教科の見通しを一緒に整理できます。保護者の方だけのご相談もできます。

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調査書の評定合計の計算:5教科は2倍、実技4教科は3倍

後期募集の調査書の評定は、次の方法で計算すると、実施要項に書かれています。まず、各学年の「学力検査を実施する教科(国語・社会・数学・理科・英語)」の評定を足して、2を掛けます。次に、「学力検査を実施しない教科(音楽・美術・保健体育・技術・家庭)」の評定を足して、3を掛けます。この2つを足して、3学年分を合計したものが、「全学年必修9教科の成績の評定合計」です。評定は5段階ですから、1学年の満点は、5教科が25点×2=50点、実技4教科が20点×3=60点で、合わせて110点です。3学年では330点です(満点の数字は、要項の計算方法から当サイトが計算しました)。

教科のグループ対象の教科評定の掛け算1学年の満点3学年の満点
学力検査を実施する教科国語・社会・数学・理科・英語×225×2=50点150点
学力検査を実施しない教科音楽・美術・保健体育・技術・家庭×320×3=60点180点
合計必修9教科-110点330点
後期募集の評定合計と学力検査の満点
図 後期募集の調査書の評定合計(330点満点)と、学力検査(500点満点)の内訳。

評定の満点330点のうち、実技4教科の部分が180点で、5教科の部分(150点)より大きくなっています。評定1点あたりで見ると、5教科の評定が1つ上がると評定合計は2点、実技4教科の評定が1つ上がると3点上がります。同じ「評定が1つ上がる」でも、実技教科のほうが重く数えられます。工業科・商業科を考える人も、普通科を考える人も、この計算は共通です。実技4教科の評定は、授業への取り組み、提出物、実技テストなどが積み重なって決まります。定期テストの点数だけでなく、普段の取り組みを整えることが、評定を通じて効いてきます。

評定合計の計算例(仮の数字です)
例1:5教科は毎学年「3」、実技4教科は毎学年「4」の場合
1学年あたり、5教科は3×5=15で、×2=30点。実技4教科は4×4=16で、×3=48点。合わせて78点です。3学年で78×3=234点(330点満点)になります。
例2:例1から、中3で5教科のうち2教科が「3」から「4」になった場合
評定が合計2上がるので、×2で4点増え、238点です。
例3:例1から、中3で実技教科のうち2教科が「4」から「5」になった場合
評定が合計2上がるので、×3で6点増え、240点です。
※例は、要項の計算方法に仮の数字を入れたものです。実在の生徒の数字ではありません。調査書全体の点数(特別活動等の1〜30を含む)への換算方法は、県の資料では確認できていません。

「同等」とは、どういうことか:当サイトの仮の見方

実施要項は、調査書の記録と学力検査の成績を「同等に扱う」としています。学力検査は500点満点、調査書の評定合計は330点満点なので、そのままでは足せません。どのようにそろえるか(換算の式)は、要項本文には書かれておらず、「具体的な方法は、別途教育長が指示する」とあります。考え方の練習として、次の仮定を置きます。これは当サイトの仮定で、県が示した式ではありません。

ここから先は「仮の計算」です
調査書の評定合計(330点満点)を、学力検査と同じ500点満点にそろえたと仮定します。このとき、評定合計1点は約1.5点(500÷330)に当たります。特別活動等の1〜30は含めていません。実際の合否判定に使われる式ではないので、数字は考え方の練習として読んでください。
できごと評定合計の動き仮に500点満点にそろえたときの動き
5教科のうち1教科の評定が、1学年で1上がる+2点約+3.0点
実技4教科のうち1教科の評定が、1学年で1上がる+3点約+4.5点
中3で、実技4教科すべての評定が1ずつ上がる+12点約+18.2点
学力検査で、1教科が10点上がる-+10点
学力検査で、5教科合計が30点上がる-+30点

仮の計算では、中3で実技4教科の評定がすべて1ずつ上がると、学力検査の約18点分に当たります。評定を上げることと、学力検査で点を取ることは、どちらかを選ぶものではありません。仮の計算で伝えたいのは、「実技教科の評定は、積み重なると、学力検査の十数点分にもなりうる」ということです。中3の2学期末の評定が決まる前に、あと1つ上げられる教科がないかを、中学校の先生に確認する意味があります。

中1・中2の評定は、すでに決まっています。3学年分が計算に入る以上、残りの伸びしろは中3の部分で、全体の3分の1にあたる110点分です。そのうち、実技4教科が60点を占めます。工業科・商業科を志望する人は、技術・家庭などの実技教科の評定が、普通科と同じ重さ(3倍)で数えられる点も、頭に入れておきましょう。2学期末の評定を知ったうえで、3学期や学年末までの提出物・実技の取り組みを整えることが、現実的な準備になります。

当日点(学力検査)の考え方:5教科の時間割と、工業科・商業科の扱い

後期募集の学力検査は、国語・社会・数学・理科・英語の5教科で、各100点、合計500点満点です。英語にはリスニングによる検査が含まれます(実施要項)。問題は教育委員会が作成し、検査会場は各志願先の高校です。検査期日は令和9年3月3日(水)です。

教科時間配点
集合午前8時40分-
国語9時20分〜10時15分100点
社会10時35分〜11時25分100点
数学11時45分〜12時35分100点
理科13時35分〜14時25分100点
英語(リスニングを含む)14時45分〜15時35分100点

午前に3教科、午後に2教科を、1日で受けます。国語が55分、そのほかの4教科は50分です。昼食をはさんで午後の理科・英語に入るので、昼食のとり方や、午後の前の見直しの時間の使い方を、前もって決めておくと落ち着いて臨めます。時間割は県の要項に書かれた時刻です。当日の集合の案内などは、受検票と中学校の案内で確認してください。

工業科・商業科は、県の区分では「職業に関する学科」にあたります。実施要項には、「専門教育学科の選抜及び普通科のコース指定については、検査教科の配点を変えて行うことがある」と書かれ、その傾斜配点教科と傾斜割合は、別表1にまとめられています。別表1に載っているのは、理数科・文理科・英語理数科・探究科といった専門教育学科と、普通科のコースを置く一部の学校です。青洲高校の工業科・商業科や普通科は、この表に載っていません。したがって、県の資料で確認できる範囲では、青洲高校の学力検査は、5教科とも各100点で行われると読めます。ただし、学校の募集案内に別の記載がないかは、出願前に確認してください。

当日点の目標を決めるときに、県は合格に必要な点数や合格者の平均点を公表していません。この記事でも、点数の目安は示していません。数字で目標を立てたい場合は、中学校の進路指導の先生が持っている情報や、模試の見方を、先生に確認してください。工業科・商業科を志望する場合も、学力検査は5教科すべてを受けるため、5教科のバランスが必要です。

学科を選ぶときの、志願書と第2希望のしくみ

実施要項には、青洲高校の各学科の間で、第2希望まで志望順位を付けられると書かれています。たとえば、普通科を第1希望にして、商業科を第2希望にする、といった組み合わせです。志願書の「志願学科」の欄には、工業科の志願者は「工業」、商業科の志願者は「商業」と書きます。第2希望がない人は、志望順位2の欄に「なし」と書き、空欄にしてはいけない、とも書かれています。

第2希望の使い方には、次の点を確認する必要があります。第1希望の学科で、後期募集の人数に対して合格者が決まったあと、第1希望で合格にならなかった人が第2希望の学科の選抜に回る、という仕組みの細かい扱いは、実施要項の本文で確認してください。この記事では、仕組みの細部を推測して書くことはしません。出願の前に、中学校の先生と、第1希望と第2希望の組み合わせを相談しましょう。

前期募集:A・Bの選抜資料比重と、3学科の出願の条件

青洲高校の前期募集は、令和9年1月に行われます。出願は、1月14日(木)の県内一括受付(山梨県総合教育センター)、1月15日(金)午前10時〜午後4時、1月18日(月)午前10時〜正午です。検査は、令和9年1月28日(木)および1月29日(金)に行われます。選抜結果の内定通知は、2月5日(金)午前11時から午後4時までの間に、中学校長に交付されます。前期募集で入学内定となった人は、後期募集に出願できません(後期募集の実施要項)。後期の募集人員は、募集定員から前期の入学内定者数を引いた人数をもとに決まります。

前期募集に出願できるのは、令和9年3月に中学校を卒業見込みの人で、その高校を志望する動機や理由が明白・適切で、学校が定める「出願の条件」に合うと自分で考える人です(実施要項 前期募集 第3)。出願は1人1校1学科です。次の表は、県の「前期募集選抜方法等一覧」にある青洲高校の欄にある、各学科の出願の条件(県の表の文言)です。

区分出願の条件(県の表)
普通科A学業成績が優良、進路実現に意欲
普通科B学習に適応できる学力、体育・文化的活動、生徒会活動に実績、活動を継続(活動実績報告書等による書類審査)
工業科A工業系の知識や技能習得に高い関心、進路実現に意欲
工業科B学習に適応できる学力、体育・文化的活動、生徒会活動に実績、活動を継続(活動実績報告書等による書類審査)
商業科Aビジネス活動系の知識や技術習得に高い関心、進路実現に意欲
商業科B学習に適応できる学力、体育・文化的活動、生徒会活動に実績、活動を継続(活動実績報告書等による書類審査)

Aは、学業成績や、その学科の分野への関心と進路実現への意欲が条件の中心です。Bは、体育・文化的活動・生徒会活動での実績と、それを続ける意欲が条件の中心で、書類審査に活動実績報告書が使われます。Aの普通科が「学業成績が優良」、工業科・商業科が「その分野への高い関心」という文言になっている点が、学科による違いです。条件の細かい基準(評定の目安、実績の範囲など)は、県の表には書かれていません。募集要項や学校の案内で確認してください。

区分調査書面接所見特色適性検査特技合計
A(普通科・工業科・商業科)5020525-100
B(普通科・工業科・商業科)302051530100
青洲高校の前期募集の選抜資料比重
図 青洲高校の前期募集 選抜資料比重(A・B。普通科・工業科・商業科は共通)。

表の数字は「選抜資料比重」で、合計が100になるように決められています。Aは、調査書が50%、特色適性検査が25%、面接が20%、所見が5%です。Bは、調査書が30%、特技が30%、面接が20%、特色適性検査が15%、所見が5%です。Aは調査書が半分を占め、Bは調査書と特技が同じ30%です。この比重は、普通科・工業科・商業科の3学科で同じです(県の表で、3学科とも同じ数字が書かれています)。特技は、活動実績報告書等による書類審査で評価されます。

前期募集の調査書は、対象が第1学年から第3学年と書かれています。「評定の傾斜倍率」の欄は、青洲高校では記載がなく、学年ごとの倍率や、5教科・実技4教科の倍率は、県の表では確認できていません。後期募集では、5教科の評定が2倍、実技4教科の評定が3倍でした。前期の調査書の点数への入り方は、募集要項で確認してください。確認できていない点を、この記事で推測して書くことはしません。

面接は、個別で10〜15分程度です。集団面接の欄は、県の表で「-」です。面接の割合は、AもBも20%です。特色適性検査は、時間が50分と書かれています。特色適性検査の問題の形式や内容は、県の一覧表には書かれていません。出題の形式や内容は、募集要項や学校の案内で確認してください。

前期募集に出願するかどうかを考えるときは、まず、AとBのどちらの条件に当てはまるかを、募集案内で確認します。Aは学業成績や分野への関心が、Bは活動の実績が、条件の中心です。AとBの両方に当てはまる場合に、どちらで出願するかは、出願の条件と比重の違い(Aは調査書50%・特色適性検査25%、Bは調査書30%・特技30%・特色適性検査15%)を見比べて、中学校の先生と相談します。出願の条件の細かい基準は、この記事では確認できていないため、「募集要項で確認」としています。面接の割合は20%で、特色適性検査は比重に入っているため、特色適性検査の準備も必要です。

前期募集の募集人員は、普通科38人、工業科24人、商業科28人です。募集率は、普通科が30%以内、工業科・商業科が40%以内で、「以内」と書かれています。実際に前期で内定する人数は、出願者や選抜の結果で変わります。令和6年度は、前期の内定者が、普通科40人、工業科24人、商業科28人、合計92人でした(県の最終志願者数の資料から、定員から後期募集人員を引いて計算した数字です)。令和7年度以降の内定者数は、県の資料では確認できていません。

青洲高校の過去3年の志願状況と、近くの県立校との比べ方

山梨県教育委員会は、後期募集の「最終志願者数」を、学科ごとに公表しています。志願変更の期間が終わった時点の人数と、倍率が載っています。次の表は、青洲高校の令和6〜8年度の数字です。倍率は県の資料に載っている数字です。「後期募集人員」は、その年の募集定員から前期募集の内定者数を引いた人数です。

年度・学科後期募集人員最終志願者数倍率(県の資料)前年の倍率
令和6年度 普通科100人110人1.10倍1.17倍
令和7年度 普通科96人96人1.00倍1.10倍
令和8年度 普通科96人106人1.10倍1.00倍
令和6年度 工業科36人42人1.17倍0.97倍
令和7年度 工業科40人32人0.80倍1.17倍
令和8年度 工業科43人41人0.95倍0.80倍
令和6年度 商業科42人48人1.14倍1.10倍
令和7年度 商業科50人55人1.10倍1.14倍
令和8年度 商業科42人52人1.24倍1.10倍
令和6年度 学校全体178人200人1.12倍1.11倍
令和7年度 学校全体186人183人0.98倍1.12倍
令和8年度 学校全体181人199人1.10倍0.98倍
青洲高校の後期募集の倍率のうごき
図 青洲高校の後期募集の倍率(令和6〜8年度、普通科・工業科・商業科)。

普通科の倍率は、令和6年度が1.10倍、令和7年度が1.00倍、令和8年度が1.10倍で、1倍前後で動いています。工業科は、1.17倍、0.80倍、0.95倍と、年度によって1倍を上回ったり下回ったりしています。商業科は、1.14倍、1.10倍、1.24倍で、3年とも1倍を上回りました。学校全体では、1.12倍、0.98倍、1.10倍です。令和9年度の倍率は、まだ出ていません。普通科の募集定員は、令和6年度の140人から、令和9年度の129人に減っています。

数字を読むときの注意があります。倍率が1倍を下回る年度があっても、それは「志願者が募集人員より少なかった」という意味で、「誰でも合格できる」という意味ではありません。合否は、調査書と学力検査の成績で決まります。また、後期募集人員は、前期募集で内定する人数によって変わります。令和7年度の普通科は、志願者が96人で、募集人員の96人と同じ数でしたが、令和6年度と令和8年度は志願者が募集人員を上回っています。商業科の令和8年度は、募集人員が42人に対して志願者が52人で、1.24倍でした。倍率の増減は、志願者の数だけでなく、募集人員の変化でも動きます。

近くの県立高校との比べ方(普通科の後期募集倍率)

県は、令和8年度の最終志願者数の資料に、前年の倍率も載せています。近くの地域の普通科の数字を並べると、次のようになります。令和7年度と令和8年度の2年分だけですが、動きの違いが見えます。巨摩高校の入試の概要は、巨摩高校に合格したいで、甲府昭和高校は甲府昭和高校に合格したいで整理しています。

学校・学科令和7年度の倍率令和8年度の倍率
青洲 普通科1.00倍1.10倍
巨摩 普通科1.06倍1.08倍
白根 普通科0.99倍1.09倍
笛吹 普通科0.77倍0.78倍
甲府昭和 普通科1.22倍0.96倍

比べるときの注意として、後期募集の倍率は、前期募集の内定者数を引いた募集人員で割った数字です。学校ごとに前期募集の人数の比率が違うため、倍率の大小だけで、学力の難しさを判断することはできません。白根高校の入試は、白根高校の内申と当日点で整理しています。同じ県の入試ですが、前期募集の比重が学校ごとに違います。青洲高校の前期募集は、AとBの比重が3学科で共通ですが、白根高校や北杜高校とは数字が異なります。北杜高校は北杜高校の内申と当日点をご覧ください。

県全体の数字も確認しておきましょう。令和8年度の全日制後期募集は、募集人員の合計が3,356人、最終志願者数が3,037人で、倍率は0.90倍でした(県の資料)。令和9年度の全日制の募集定員は4,770人で、前年度の4,860人より90人少なくなっています。青洲高校の普通科(8人減)も、この減少に含まれます。県全体の数字だけで、青洲高校の倍率を予想することはできません。

前期と後期をどう考えるか:整理の表と三者面談で聞きたいこと

青洲高校を目指す人が、冬に整理しておきたいのは、「前期募集に出願できるか、出願する意味があるか」と「後期募集で、今の成績がどう扱われるか」の2つです。どちらも、中学校の三者面談で確認できます。次の表は、2つの選抜の違いを、県の資料に書かれていることだけで並べたものです。

比べる点前期募集後期募集(一般選抜)
出願の時期令和9年1月14日(木)〜1月18日(月)令和9年2月16日(火)〜2月18日(木)
検査面接(個別・10〜15分程度)、特色適性検査(50分)。Bは特技の書類審査。学力検査(5教科)はない学力検査5教科(令和9年3月3日)
調査書の使われ方選抜資料比重の50%(A)または30%(B)。評定の倍率は要確認学力検査と同等。評定は3学年分、5教科×2・実技4教科×3
評定以外の記録所見(5%)。Bは特技(30%)特別活動の記録・校外活動の記録・特記事項を1〜30で評定
結果の知らせ内定通知は2月5日(金)に中学校長へ合格発表は3月11日(木)午前11時
併願前期で内定した人は後期に出願できない一般選抜と特別選抜の併願はできない。青洲の各学科は第2希望まで付けられる

三者面談では、次のような質問が役に立ちます。質問は、ご家庭で書き出して持っていくと、面談の時間を使いやすくなります。

  1. 2学期末の時点で、5教科の評定と、音楽・美術・保健体育・技術・家庭の評定は、それぞれいくつになる見込みですか。
  2. 学校の調査書では、特別活動の記録・校外活動の記録・特記事項に、何が書かれる予定ですか。
  3. 前期募集(A・B)に出願する場合、中学校から高校へ提出する書類(活動実績報告書など)には、どんなものがありますか。
  4. 第1希望の学科と、第2希望の学科の組み合わせで、気をつけることは何ですか。
  5. 工業科・商業科を志望する場合、見学や体験の機会は、中学校や高校から案内されますか。

これらの質問の答えは、中学校ごと、年度ごとに変わる部分があります。県の要項に書かれていることと、中学校の案内が食い違って見えるときは、先に中学校の先生に確認してください。日付は、手元の紙やカレンダーに、中学校の締め切りと高校の期日を分けて書いておくと、取り違えを防げます。

令和9年度の日程と、中3の冬の学習計画・出願前の確認リスト

区分内容日程(県の要項)
前期募集出願受付令和9年1月14日(木)一括受付、1月15日(金)、1月18日(月)正午まで
前期募集検査1月28日(木)・1月29日(金)
前期募集内定通知(中学校長へ交付)2月5日(金)午前11時〜午後4時
後期募集出願受付2月16日(火)一括受付、2月17日(水)、2月18日(木)正午まで
後期募集志願変更2月19日(金)、2月22日(月)、2月24日(水)
後期募集学力検査3月3日(水)
後期募集追検査3月9日(火)
後期募集合格発表3月11日(木)午前11時
後期募集合格発表の方法各高校のホームページに受検番号を掲載し、郵送でも通知

冬までの学習計画の考え方

青洲高校の後期募集は、調査書と学力検査が同等に扱われます。冬の過ごし方を考えるときは、次の3つの順番で整理すると、やることが見えやすくなります。

  1. 中3の2学期末の評定の見通しを知る。評定合計は3学年分ですが、動かせるのは中3の分です。5教科の評定は2倍、実技4教科の評定は3倍で数えられるため、あと1つ上げられる教科がないかを、中学校の先生に確認します。
  2. 5教科の「落とした点数」を数える。学力検査は5教科で500点満点です。直近の模試や定期テストで、教科ごとに落とした点数を書き出し、単元ごとに分類します。午前3教科・午後2教科を1日で受けるため、時間配分の練習も入れます。
  3. 前期募集に出願するかどうかを、1月の出願前に決める。前期は、Aで調査書が50%、特色適性検査が25%、面接が20%です。Bは、調査書が30%、特技が30%です。出願の条件は募集案内で確認し、面接や書類で示せる経験があるかを整理します。

学力検査の対策では、山梨県の過去の問題で、問題の分量や答え方の形式を確認しておくと役に立ちます。県の過去問題は、山梨県教育委員会が公表しています。英語にはリスニングが含まれるため、音声を使う練習の時間もあらかじめ取っておきましょう。

出願前の確認リスト

  • 青洲高校の募集案内(学校のWebページ)で、前期募集の出願の条件、面接と特色適性検査の内容を、自分の目で確認した。
  • 中3の評定の見込みを、中学校の先生に聞いた(5教科と実技4教科を分けて確認した)。
  • 評定合計を、5教科×2・実技4教科×3の計算式に入れて、自分の数字を出してみた。
  • 前期募集(AまたはB)に出願するかどうかを、家庭で決め、中学校にも伝えた。
  • 第1希望の学科と、第2希望の学科の組み合わせを、中学校の先生と確認した。
  • 工業科・商業科は「工業」「商業」として志願する(小学科は選ばない)ことを確認した。
  • 私立高校との組み合わせと、併願の期日を、各校の募集要項で確認した。

私立高校との組み合わせは、山梨県の私立高校入試2027と、各校の募集要項で確認してください。また、私立の併願で使う内申の考え方は、私立高校の併願で使う内申は中3のいつの成績?で整理しています。山梨県全体の入試の流れは、山梨県公立高校入試2027の日程と仕組みにまとめています。

青洲高校を目指す中3の保護者の方へ

評定の見通しと5教科の得点を、前期と後期の両方の考え方に当てはめて、一緒に整理します。保護者の方だけのご相談もできます。

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よくいただくご質問

Q. 青洲高校は、内申と当日点のどちらが大事ですか?
後期募集の一般選抜では、県の要項に「調査書の記録と学力検査の成績を同等に扱う」と書かれています。どちらか片方だけで決まる仕組みではないため、評定と学力検査の両方を準備することになります。調査書点と学力検査点を同じ大きさにそろえる換算式は、要項本文では確認できていません。
Q. 調査書の評定は、中1・中2も入りますか?
後期募集では、実施要項に「全学年必修9教科の成績の評定合計」と書かれており、3学年分が対象です。前期募集でも、青洲高校の欄に、対象は第1学年から第3学年と書かれています。どちらも、中1・中2の評定が使われる点は同じです。
Q. 実技教科の評定は、どのくらい大事ですか?
後期募集では、音楽・美術・保健体育・技術・家庭の評定を3倍、国語・社会・数学・理科・英語の評定を2倍にして足します。評定1点あたりの重さは、実技4教科のほうが大きい計算です。実技教科の評定も、軽く見ないようにしましょう。
Q. 合格に必要な点数(合格最低点)は公表されていますか?
県の資料では確認できていません。この記事でも、点数の目安は示していません。合格は、調査書と学力検査の成績などを総合して決まるため、自分の合計だけで合否を判断することはできません。
Q. 工業科・商業科は、学力検査の配点が普通科と違いますか?
実施要項には、専門教育学科の選抜では検査教科の配点を変えて行うことがあると書かれ、別表1に学校別の傾斜配点がまとめられています。別表1には、青洲高校の欄が載っていません。したがって、県の資料で確認できる範囲では、5教科とも各100点で行われると読めます。学校の募集案内に別の記載がないかは、出願前に確認してください。
Q. 工業科・商業科は、小学科を選んで志願しますか?
青洲高校は、工業科二学科、商業科二学科を、それぞれ一括して募集します。志願書には、工業科の志願者は「工業」、商業科の志願者は「商業」と書きます。小学科の決まり方は、県の資料では確認できていません。学校の案内で確認してください。
Q. 前期募集で内定すると、後期募集は受けられませんか?
後期募集の実施要項に、「入学内定者は、出願することはできない」と書かれています。前期募集で入学内定となった人は、後期募集に出願できません。前期に出願するときは、内定したらその高校に進学する前提で考える必要があります。
Q. 普通科と工業科・商業科の両方を考えるときは、どうすればよいですか?
後期募集では、青洲高校の各学科の間で、第2希望まで志望順位を付けられます。付け方の細かい注意は、実施要項と中学校の先生に確認してください。
Q. 私立高校との併願は、どう考えればよいですか?
私立高校の入試日程と、手続きの期限は、学校ごとに違います。各校の募集要項で、公立高校の後期募集の日程(3月3日の学力検査、3月11日の合格発表)との関係を確認してください。当サイトの併願の記事も参考にしてください。

まとめ

  • 青洲高校の後期募集の一般選抜は、調査書と学力検査が同等。学力検査は5教科各100点の500点満点。
  • 調査書の評定は、中1〜中3の9教科が対象。5教科の評定は2倍、音楽・美術・保健体育・技術・家庭の評定は3倍で、3学年の満点は330点(当サイトの計算)。
  • 前期募集は、普通科38人・工業科24人・商業科28人。選抜資料比重は、3学科とも、Aが調査書50・面接20・所見5・特色適性検査25、Bが調査書30・面接20・所見5・特色適性検査15・特技30。
  • 工業科・商業科は一括募集で、「工業」「商業」として志願。傾斜配点の表(別表1)には青洲高校の欄がない。
  • 倍率は、普通科が令和6年度1.10倍、令和7年度1.00倍、令和8年度1.10倍。工業科は1.17倍、0.80倍、0.95倍、商業科は1.14倍、1.10倍、1.24倍。令和9年度の倍率はまだ出ていない。
  • 日程は、前期が1月14日〜18日出願・1月28日と29日検査、後期が2月16日〜18日出願・3月3日学力検査・3月11日合格発表。

出典(公式資料)

この記事の数字は、山梨県教育委員会が公表した資料から、エスペランサアカデミーが整理・計算したものです。計算例と「仮の計算」は、公式の計算方法に仮の数字を入れたもので、実在の生徒の数字ではありません。合格に必要な点数、調査書の換算式、特別活動等の評定基準、特色適性検査の内容、前期の出願条件の細かい基準、前期の調査書の評定の倍率、令和7年度以降の前期内定者数、令和9年度の倍率などは、県の資料では確認できていません。出願の前に、学校の募集案内で確認してください。

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